帽子をかぶるように自然なスタイルヘルメット「ELPIS」登場

スタイルを選ばず、あらゆるライドシーンにマッチするニュートラルなヘルメット「ELPIS(エルピス)」がオージーケーカブトから新たに発売された。1万2100円。

エルピス(マットサンドベージュ)

「ELPIS」は、シンプルで洗練されたデザインと快適な装着感を兼ね備え、幅広い自転車スタイルにフィットするヘルメット。落ち着いたトーンのカラー展開により、さまざまなウエアにも合わせやすく、コーディネートの幅を広げる。ロードバイクでのサイクリングはもちろん、クロスバイクやミニベロでの街中の移動、さらにはグラベルライドまで、さまざまなシーンに溶け込み、個性を引き立てる。

エルピスのアジャスター

標準の内装パッドに加え、ツバと内装パッドが一体化した専用バイザーを同梱。シンプルなルックスとカジュアルなアレンジの両方を楽しめる仕様。さらに、ヘルメット本体のカラーに合わせて、ベージュまたはブラックのあごひもを採用。細部にまでこだわり、統一感を高めながら、さりげないアクセントを加えている。

エルピス(マットブラック)

カジュアルに、シンプルに、自分らしく。日常の街乗りから週末のアクティブなライドまで、あらゆるシーンで快適かつスタイリッシュに楽しめる。

●オージーケーカブトの詳細ページ

UCIワールドチーム18チーム中12チームが使用するエリートボトル発売

UCIワールドチームの18チーム中12チーム、同ウィメンズ15チーム中7チームが採用するエリートの超軽量ウォーターボトル「FLY TEX」。チームに供給されるボトルと同じワールドチームのデザインをまとった「FLY TEAM 2025」が発売された。550mlが1450円、750mlが1610円。

Screenshot

FLY TEAMは、世界最軽量クラスのウォーターボトル。550mlでわずか51gという軽さを実現し、プロのレーシングチームも愛用している。

軽量化の秘密は底面を厚く、中央部を薄くした独自の構造。これにより耐久性を保ちつつ、プラスチック使用量を削減。また、人間工学に基づいた設計で握りやすく、軽い力で豊富なドリンクを補給できる。BPAフリー素材で安全面にも配慮。軽量性、機能性、デザイン性を兼ね備えた、まさにプロ仕様のスポーツボトル。

FLY TEAM 2025 550ml
容量:550ml
カラー:ALPECIN DECEUNINCK、ARKEA B&B HOTELS、BAHRAIN VICTORIOUS、 COFIDIS、DECATHLON AG2R、GROUPAMA-FDJ、INEOS STYLE、INEOS WHITE、INTERMARCHE WANTY、CANYON SRAM、EF PRO、JAYCO ALULA、PICNIC POSTNL、UAE EMIRATES (全14色)

FLY TEAM 2025 750ml
容量:750ml
カラー:ALPECIN DECEUNINCK、INEOS STYLE、UAE EMIRATES

●カワシマサイクルサプライのホームページ

2025ミラノ〜サンレモにポガチャル、フィリプセン、ファンデルプール

イタリアに春を告げるレースとして知られるミラノ〜サンレモが3月22日に開催され、前年の覇者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)らをはじめ、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)らが参戦する。

2025ミラノ〜サンレモに出場するポガチャル ©LaPresse

最も注目されるポガチャルは、クラシックレース完全制覇をするためのまだ勝っていない2つのモニュメントの1つであるこのミラノ〜サンレモを勝ち取りたいと繰り返し表明している。過去3年間、ポガチャルは着実に進歩を示し、2022年には5位、2023年には4位、2024年には初めて表彰台に上がり、フィリプセンとマイケル・マシューズの後ろに位置した。

2024ミラノ〜サンレモを制したフィリプセン(中央) ©LaPresse

フィリプセンは、2023年の勝者ファンデルプールを擁するアルペシン・ドゥクーニンクでナンバーカード1番を着用してスタートする。ガンナとリドル・トレックのジョナタン・ミラン(イタリア)は、ティレーノ〜アドリアティコで際立ったパフォーマンスを見せた選手。リドル・トレックのスプリンターであるマッズ・ピーダスン(デンマーク)とリーダーシップを分担する。

注目すべき好調なライダーにはトーマス・ピドコック、ステファン・キュング、マグナス・コルトニールセン、マキシム・ファンギルス、オラフ・コーイなど。

2025ミラノ〜サンレモのコースプロフィール

これからの温泉トレンドはちょいズラし、進化型と体験型に

「BIGLOBE第16回みんなで選ぶ温泉大賞」が3月17日に行われ、東西の温泉番付が発表されたが、観光客が殺到する名湯から「ちょいズラし」、空き家再生などで「進化するニュー温泉地」、プラスアルファの魅力がある「体験型温泉宿」など、これからの温泉を楽しむヒントが温泉専門家から明かされた。

橋本マナミと藤原紀香

ビッグローブが主催する同賞は16回目の開催。コロナ禍はWEB発表で、報道陣を集めての記者発表は2019年以来6年ぶり。賞は日本を東西に分けて相撲番付風にしたもので、東の横綱は16年連続で群馬県の草津温泉。西の横綱は9年連続で大分県の別府温泉郷だった。

温泉宿ではこんな感じの浴衣を選ぶという橋本マナミ

「温泉ファンのみなさまに感謝したい。効能がいい湯治場として古くから病を治すことには定評があったが、観光地ではないので一時は低迷。湯畑などを作って盛り上げることに努力した。新幹線駅から遠いなどなかなか訪れることができないが、泊まらないといけないというメリットを活かして、ライトアップなどで楽しんでいただけるようにした」と草津温泉。

「市政100周年を迎えた昨年は賑わいを見せることができた。次の100年を見据えて新湯治ウェルネスなどを展開していきたい」と別府温泉。

着物姿の藤原紀香。対談する橋本マナミの浴衣と格を合わせて配慮した

旅館・ホテル部門は、2024年に続き、東は鬼怒川温泉あさや(栃木県)が、西は神戸みなと温泉 蓮(兵庫県)が横綱となった。

「7年連続で賞をいただき感激。創業137年目、温泉はあさやの自家源泉。192室全てに温泉を引いていて、肩こり・腰痛・膝の痛みに効能がある。予防医学として心の悩みも半分は解決してしまうと言われている」と鬼怒川温泉郷あさや。

「都会の中にある温泉宿。神戸空港からもタクシーで15分。大きな宿ではないが、手軽な日帰り温泉としてもみなさまの健康増進に寄与していきたい」と神戸みなと温泉 蓮。

同賞は、今まで訪れた中で一番よかった温泉地、温泉宿、その宿の満足度に関しての投票を実施したもの。今回の有効投票総数は1万860票。「被災で再開できていない温泉宿もあるので、そういったところも応援していきたい」とビッグローブ取締役執行役員の石井隆宏常務。

2025年温泉トレンドは? 温泉旅行スペシャリストが偏愛する温泉宿リスト

BIGLOBE旅行と温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリストの石井宏子、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗が共同で検討した「ちょいズラし穴場温泉」「進化するニュー温泉地」「体験型温泉宿」の3つのテーマに注目。

ちょいズラし穴場温泉

「いよいよ海外観光客4000万人の時代へ。混んでいるところに行くと疲れてしまうので、外国人観光客にまだ見つかっていないところがいい。たとえばおすすめは山形県にある肘折温泉。湯治場と朝市がポイントで、豪華さはないが昭和に戻ったようなローカルさがある。山形県の銀山温泉は予約が取れないが、ここなら取れる。来日中のメジャーリーガーもこんな温泉に行って楽しんでほしい」(鳥海)

水上温泉のひとつ、法師温泉の長寿館

「上越新幹線上毛高原駅や関越道水上インターからもほど近い水上温泉は18棟あって、リノベーションした旅館などがあり、料金が格安。肘折温泉は温まるいい温泉」(石井)

ビッグローブで同賞を担当したリアライズ事業本部西尾真由美によれば、「ちょいズラし」とは穴場温泉と説明。」有名温泉からちょっとだけ離れたところにある温泉がトレンドになる。混雑していなくてゆっくりできる。王道の温泉地にも劣らない泉質。地域の味も同じものが堪能できる」とメリットを語った。

進化するニュー温泉地

町を一つの宿としてとらえ、地域全体で楽しめるようにした温泉地に注目。空き家の再生で古民家をバーにしたり、夜も楽しめる、あるいは日中もおしゃれで楽しめるカフェなどが設定されているなどが魅力だという。ワーケーションできる宿もある。最近は必ずしも宿で夕食を取らない「泊食分離」が進んでいて、街に出て食べることもトレンドになるという。道後温泉、城崎温泉などがおすすめだ。

体験型温泉宿

ウェエルビーイング特別な体験ができる温泉宿に注目したい。神戸みなと温泉 蓮では健康増進プログラムがある。雪国文化を体験、土間クッキングができるRyugon(新潟県・六日町温泉)。お茶をスタイリッシュに入れてくれる和多屋別荘(佐賀県・嬉野温泉)。ブックホテルになっている松本十帖(長野県・浅間温泉)などがおすすめ。

ジョーゲンソンがパリ〜ニース2連覇…負傷リタイアのヴィンゲゴーの不運を晴らす

第83回パリ〜ニースは最終日となる3月16日、ニースを発着とする119.9kmで第8ステージが行われ、チームヴィスマ・リースアバイクのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)が総合優勝した。ジョーゲンソンは第3ステージのチームタイムトライアルの結果で首位に。第4ステージでチームメートのヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)に首位を譲ったが、第5ステージでヴィンゲゴーが負傷して再び首位に。チームの組織力を活かして最後までその座を守った。

左からポイント賞ピーダスン、総合優勝ジョーゲンソン、新人賞リポヴィッツ、山岳賞ガシニャール ©A.S.O. Billy Ceusters

総合2位は1分15秒遅れでフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)。リポヴィッツは新人賞も獲得。最終ステージの優勝者はイネオス・グレナディアーズのマグナス・シェフィールド(米国)。

左から新人賞リポヴィッツ、ポイント賞ピーダスン、総合優勝ジョーゲンソン、山岳賞ガシニャール ©A.S.O. Billy Ceusters

ジュニアのチームメート、シェフィールドと戦えてよかった

「「私はとりわけ安堵している。かなりストレスが軽減された。今週のことを3カ月間考えていた。ここにやってきて全力を尽くしてそれがうまくいってよかった。コントロールできてよかった。本当にチームを祝福しなければならない」とジョーゲンソン。

「今週は信じられないほど素晴らしいサポートを受けた。今日はヨナス・ヴィンゲゴーがいないことで孤立してしまうことは分かっていたが、それ以外のステージは非常に強いチームだった。初日から全員がパワーを出した」

「本当に、本当に気持ちいい。このチームに所属できてとてもうれしい。パリ〜ニースで2年連続優勝したと言えるのは信じられない! マグナス・シェフィールドと戦えて本当によかった。私たちは同じジュニアチーム、ホットチューブサイクリングに所属していた。私は本当に彼を捕まえようと努力したけど、彼が勝つのを見てうれしく思った。彼はそれに値する。超クールだね。パリ〜ニースは米国のレースになりつつある!」

「昨日、ラ・ロジュ・デガルドで選手生活で初めて本当に寒さに苦しんだ。たぶん痩せすぎているのかもしれない。決して楽な1週間ではなかった。それぞれのステップにはそれなりの課題が伴った。毎日を1日のレースとして捉え、完走できてうれしい。 2024年よりも私が強くなっているかどうかは見ている人に判断してもらう」

パリ〜ニース第8ステージはマグナス・シェフィールドが優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters
ジョーゲンソンが単独2位でゴールしてパリ〜ニース2連覇 ©A.S.O. Billy Ceusters
ジョーゲンソンがパリ〜ニース2連覇 ©A.S.O. Billy Ceusters

第83回パリ〜ニース日程
3月9日 第1ステージ ル・ペレ・アンイヴリーヌ〜ル・ペレ・アンイヴリーヌ 156.1km
3月10日 第2ステージ モンテソン〜ベルガルド 183.9km
3月11日 第3ステージ シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニクール〜ヌヴェール 28.4km)チームタイムトライアル)
3月12日 第4ステージ ヴィシ〜ラ・ロジュ・デ・ガルド 163.4km
3月13日 第5ステージ サンジュスト・アンシュヴァレ〜ラ・コートサンタンドレ 203.3km
3月14日 第6ステージ サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン 209.8km
3月15日 第7ステージ ニース〜オロン 109.5km
3月16日 第8ステージ ニース〜ニース 119.9km
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22歳のアユソがティレーノ〜アドリアティコ総合優勝…次の目標はジロ・デ・イタリア

イタリア半島の西側に広がるティレニア海と東側のアドリア海を結ぶ7日間のステージレース、第60回ティレーノ〜アドリアティコは大会最終日となる3月16日、ポルト・ポテンザ・ピチェーナ〜サンベネデット・デル・トロント間の147kmで第ステージが行われ、UAEチームエミレーツ・XRGのフアン・アユソ(スペイン)が初の総合優勝を手中にした。

トライデント(三叉のやり)を獲得したアユソ ©Massimo Paolone/LaPresse

アユソは2024年の総合2位。初日から第6ステージまで首位を走ったイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナ(イタリア)を第7ステージの独走勝利で逆転。紺碧のリーダージャージ、マリア・アッズーラを獲得し、最終日も守り切った。22歳のアユソは新人賞でも1位。

総合2位は35秒遅れでガンナ、総合3位は36秒遅れでバーレーン・ヴィクトリアスのアントニオ・ティベーリ(イタリア)。第7ステージの優勝はリドル・トレックのジョナタン・ミラン(イタリア)。今大会2勝目で、ポイント賞を獲得した。

2025ティレーノ~アドリアティコ第7ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse

ジロ・デ・イタリアに向けてこれまでにない状況を体験できた

「このティレーノ〜アドリアティコは、精神的にも大きく成長できたと思う。なぜなら、これまで寒さや雨の経験があまりなかったので、このような日が何日かあるはずのジロ・デ・イタリアに向けてこれが必要だったからだ」とアユソ。

「辛い瞬間もあったが、他のライダーも苦しんでいるのを見ると、それは学びの道だと感じた。それを乗り越えて、昨日のステージに集中し続けなければならないことはわかっていた。チーム、特にジロ・デ・イタリアでも一緒に走ってくれるイサーク・デルトロには大きな助けがあったし、彼に恩返しをするためにまた彼と一緒にレースをしたいと思っている。今年はプレッシャーがかかってきて、それが気に入っている」

2025ティレーノ~アドリアティコ第7ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse

2位は勝利ではないけど、最高のパフォーマンスだった…総合2位ガンナ

「2位は勝利ではないけど、私のキャリアの中で最高のパフォーマンスの1つとなった。私たちはチームとして素晴らしい仕事をした。仲間たちは表彰台に立つチャンスを与えてくれた。彼らはそれを信じてくれた。今日はスプリントの前にいくつかのアタックを試みたが、私の後ろに選手がいた。ミラノ〜サンレモでもうまくやりたいと思っている」とガンナ。

ミランがティレーノ~アドリアティコ第7ステージ優勝 ©LaPresse
総合優勝のアユソ、左が2位ガンナ、右が3位ティベーリ ©Fabio Ferrari/LaPresse

ティレーノ〜アドリアティコ日程
3月10日 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月11日 第2ステージ カマイオーレ〜フォッローニカ 192km
3月12日 第3ステージ フォッローニカ〜コルフィオリート(フォリーニョ) 239km★★
3月13日 第4ステージ ノルチャ〜トラサッコ 190km★★★
3月14日 第5ステージ アスコリピチェノ〜ペルゴーラ 205km★
3月15日 第6ステージ カルトチェート〜フロンティニャーノ(ウッシータ) 163km★★★
3月16日 第7ステージ ポルト・ポテンザ・ピチェーナ〜サンベネデット・デル・トロント 147km
★は難易度
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