自然災害でコース変更のオマーンでカピオが第4ステージ優勝

ツール・ド・フランスを運営するA.S.O.の主催大会、ツアー・オブ・オマーンは2月13日、中東のオマーンで第4ステージが行われ、アルケアB&Bホテルズのアモリー・カピオ(ベルギー)がゴール勝負を制して優勝。この日は自然災害の影響でコースが短縮されたが、第5ステージもコースを変えて行われる。

アモリー・カピオがツアー・オブ・オマーン第4ステージ優勝 ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux

日本から参加するJCL TEAM UKYOはスプリンターのペゼンティがゴールスプリント勝負に加わって7位。

ツアー・オブ・オマーン第4ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
ツアー・オブ・オマーン第4ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
ツアー・オブ・オマーン第4ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux
ツアー・オブ・オマーン第4ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet

ツアー・オブ・オマーン第3ステージは崩落による距離短縮

ツール・ド・フランスを運営するA.S.O.の主催大会、ツアー・オブ・オマーンは2月12日、中東のオマーンで第3ステージが行われたが、前日の大雨の影響でコースの一部が崩落し、急きょ約90kmのルートを短縮した76kmのコースレイアウトで行われた。第4ステージも悪天候によりコース短縮が発表されている。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージでマニエ(左)が優勝、ランパーティ(中央)が首位になった ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux

第3ステージはゴール勝負となり、スーダル・クイックステップのポール・マニエ(フランス)が優勝。区間2位に入ったチームメートのルーク・ランパーティ(米国)がボーナスタイムを獲得して首位に立った。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux

JCL TEAM UKYOはスプリンターのペゼンティがゴールスプリント勝負に加わったが、16位。

JCL TEAM UKYOのボアロ監督は「リザルトにはつながらなかったが、僕たちがトップチーム相手にチャレンジする姿勢は最も重要なこと。今日もそのシーンが見られたことに価値を感じている。残り2ステージ、厳しいステージになると思うが僕らなら乗り越えられる」とコメント。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux
ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux
ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet

増田成幸がツアー・オブ・オマーン第2ステージで140kmエスケープ

ツール・ド・フランスを運営するA.S.O.の主催大会、ツアー・オブ・オマーンは2月11日、中東のオマーンで第2ステージが行われ、JCL TEAM UKYOの増田成幸が他の2選手とアタック。残り8kmで吸収されたが、約140kmにわたってレースを支配して存在感を見せつけた。

増田成幸がツアー・オブ・オマーン第2ステージでアタック ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet

レースは残り500mで抜け出したUAEエミレーツのフィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド)が優勝。総合成績でもフィッシャーブラックが首位に躍り出た。

ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet

「昨晩の作戦通りエスケープにトライした。きつく長い1日だったが、練習してきたコンディションがいい方向にあることも感じられた」と増田。

JCL TEAM UKYOの帯同シェフ
山本大喜 ©JCL TEAM UKYO
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
JCL TEAM UKYOも走る ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
UAEエミレーツのフィン・フィッシャーブラックがツアー・オブ・オマーン第2ステージ優勝 ©A.S.O. Oman Cycling Association/Pauline-Ballet
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association/Thomas-Maheux

世界チャンピオンのコペッキーがUAEツアーウイメン総合優勝

中東のUAEで開催された4日間のステージレース、女子UAEツアーは最終日となる2月11日に第4ステージが行われ、世界チャンピオンのロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)が総合優勝した。コペッキーは唯一の上り坂がある第3ステージを制して首位に立つと、そのまま逃げ切った。

世界チャンピオンのコペッキーがUAEツアー総合優勝 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

SDワークスはオランダのロレーナ・ウィーブスが第1、第2ステージでスプリント勝利。強力な布陣でレースを常にコントロールした。第4ステージの優勝はFDJスエズのアンバー・クラーク(オランダ)。

アブダビを走るUAEツアー第4ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

大会は2回目の開催で、UCI女子ワールドツアーとしては中東で開催される唯一のレース。

UAEツアー第4ステージ ©SprintCyclingAgency

私は怖がらない。スカイダイビングもいい学習だった

「UAE女子ツアーに出場して、勝てたらいいなと思っていたが、まだシーズン序盤なので対戦チームの布陣がどうなっているかわからなかった。私自身は、正しい方向に進んだという結果が出せた」とコペッキー。

世界チャンピオンのコペッキーがUAEツアー総合優勝 ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2024

「ここでのレースは、ヨーロッパとは全く違う。風向きがよければ、とても面白いレースになる。レース前には初めてスカイダイビングをしたが、それも楽しかった。この飛行機から飛び降りたとき、なにが起こるかわからなかったが、とても素晴らしい学習体験だった。どうしてもやりたかった。私は簡単には怖がらない。スプリントやダウンヒルでは自分をコントロールできるが、スカイダイビングでは一緒にジャンプする相手を信じればいい」

UAEツアー第4ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

ツアー・オブ・オマーン第1ステージはユアンV…JCL TEAM UKYOも参戦

ツール・ド・フランスを運営するA.S.O.の主催大会、ツアー・オブ・オマーンが2月10日、中東のオマーンで開幕。第1ステージはスプリンターのカレブ・ユアン(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)がゴール勝負を制して優勝。総合成績でも首位になった。

ユアンがツアー・オブ・オマーン第1ステージ優勝 ©A.S.O. Oman Cycling Association Thomas Maheux

JCL TEAM UKYOは増田成幸、山本大喜、石橋学、ネイサン・アール、ジョバンニ・カルボーニ、マッテオ・マルチェッリ、トーマス・ベゼンティが出場。スプリンターのマルチェッリがゴール勝負に加わったが、8位でゴール。ペゼンティ、カルボーニ、山本も同タイムでゴールし初日を終えた。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association Pauline Ballet

「ゴール前に風で右に寄るのをうまくさばいて最前列で戦いたかったが、悔しいけど前を奪えなかった。僕のために動いてくれたチームメイトに感謝している」とマルチェッリ。

JCL TEAM UKYO
ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association Thomas Maheux
ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Oman Cycling Association Thomas Maheux
JCL TEAM UKYO

●ツアー・オブ・オマーンのホームページ

世界チャンピオンのコペッキーがUAEツアーウイメンで首位に

中東のUAEで開催されている4日間のステージレース、女子UAEツアーは2月10日に第3ステージが行われ、現世界チャンピオンのロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)が上り坂に設定されたゴール前で抜け出して優勝。総合成績でも首位に立った。

世界チャンピオンのロッテ・コペッキーが2024UAEツアー第3ステージ優勝 ©SprintCyclingAgency

大会はオランダのロレーナ・ウィーブス(SDワークス)が2ステージで連勝。この日は唯一の山岳ステージで、総合エースのチームメートであるコペッキーが実力を発揮した。

2024UAEツアー第3ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

世界チャンピオンのジャージでステージに上る瞬間がうれしい

「勝利を祝うためにステージに上るのはうれしい。レース中はリーダージャージを着用する必要があるので、ゴール後の表彰式で世界チャンピオンのアルカンシエルを着て登壇することができるのが素晴らしい」とコペッキー。

「ヨーロッパ以外での勝利は初めてだけど、何が起ころうとも勝利は勝利だし、とても気分がいい。チームとして昨年はとてもいいシーズンを過ごした。今年もロレーナ・ウィーブスの2勝と自分の1勝でスタート。2024年シーズンの始まりとして、これ以上ないほどいいスタートを切った」

世界チャンピオンのロッテ・コペッキーが2024UAEツアー第3ステージ優勝 ©Ivan Benedettoi/SprintCyclingAgency©2024

「ライバル選手がアタックした時、ちょっとしたミスを犯した。すぐに反応することもできたのに、そうしなかった。ライバルが風で跳ね返るのかと思ったら、本当に強かった。まだ勝利を狙えると信じなければならなかったし、最終的にはそうだった。チームワークのおかげだ。時にはお互いに自分を犠牲にしなければならないこともある。この2日間、私はロレーナ・ウィーブスをアシストしていたし、今日は山岳区間だから彼女自身のアイデアで私を引っ張ってくれた。彼女は素晴らしい仕事をしたが、他のチームメイトの仕事も忘れてはならない」