Thanks!KITTEL PARTY、参加者にはオリジナルTシャツも

10月27日に開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで大会アンバサダーを務める、元プロロードレーサーのマルセル・キッテル氏を招いて「Thanks!KITTEL PARTY」が10月27日(日)のレース終了後に開催される。

マルセル・キッテル ©Yuzuru SUNADA

キッテル氏は、世界トップクラスのスプリンターとして、ツー ル・ド・フランスをはじめとした数々のレースで活躍。さらに、さいたまクリテリウムにも過去5回出場し、レースを盛り上げるとともに、来日の度にファンサービスでも多くのファンの期待に応えてくれた。2019年で現役を引退したキッテル氏に直接感謝の気持ちを伝える機会としてイベントが実施される。

今回のイベントでは、キッテル氏との交流の時間を楽しんでもらうため、80名限定で募集される。また、参加者にはキッテル氏の写真がプリントされたオリジナルの「Thanks!KITTEL T シャツ」をプレゼント。パーティーに参加して、直接キッテル氏に感謝の気持ちを伝えよう!

Thanks!KITTEL PARTY

開催日時:2019年10月27日(日)17:30~18:30(受付時間17:15~17:30)
開催場所:さいたまスーパーアリーナ内 ※詳細は申込者へ別途連絡
受付場所:さいたまスーパーアリーナ内 ※詳細は申込者へ別途連絡
参加費:1万5000円(税込み)/1名
特典:「Thanks!KITTEL T シャツ」、キッテル氏サイン入りさいたまクリテリウムオフィシャルガイドブック、ワンドリンクサービス
参加者:マルセル・キッテル氏
実施内容:キッテル氏からの挨拶/キッテル氏との交流/キッテル氏へのメッセージフラッグ制作および贈呈/キッテル氏への質問コーナー/キッテル氏との集合写真撮影(予定)※実施内容は予告なく変更する場合も
募集人数:80名 ※先着順での受付
応募期間:2019年10月16日(水)12:00~10月18日(金)23:59 ※上記期間中でも募集人数に達し次第申込みを締め切り

Thanks! Kittel Tシャツ。サイズはLのみ

応募方法:以下の内容を入力し、メールで
【申 込 先 】saitama-criterium@saitamasc.jp
【件名】キッテルパーティー参加申込
【必要事項】代表者氏名、代表者住所、代表者電話番号、代表者携帯電話番号、申込人数

注意事項
・応募はメールに限ります。電話、FAXなどメール以外での応募は受け付けておりません。
・先着順での受付となります。
・受付完了後、お申込者様へメールにてご連絡いたします。あらかじめ「saitamacriterium@saitamasc.jp」からのメールを受信できるように設定をお願いいたします。
・複数応募はできません。
・申込1件につき、2名様までのお申込みとさせていただきます。
・参加費は当日受付時にお支払いいただきます。(お支払い方法は現金のみとなります。)
・受付時にご本人確認をさせていただきます。当日は身分証明書(免許証、パスポート、健 康保険証などお申込者(代表者)様が特定できるもの)をご持参ください。
・お申込者(代表者)様のご本人確認ができない場合、同伴者の方もご参加いただけませ ん。
・受付時間内に受付がなされない場合は、本イベントに参加することができません。
・特典はお支払い時にお渡しさせていただきます。
・参加権の転売及び他人への譲渡はできません。

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

ぜんぶ山だ! 2020ツール・ド・フランスのコース発表

2020年6月27日から7月19日まで開催される第107回ツール・ド・フランスのルートが、10月15日にフランスのパリ国際会議場で発表され、タイトルホルダーのエガン・ベルナル(コロンビア)や4度の総合優勝者クリストファー・フルーム(英国)を含む4000人の観客の前で発表された。

その特徴をひとことで表せばフランス全土の山岳ツアー。山岳スペシャリストに有利なコース設定となった。オルシエール・メルレットのゴール。ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユでのタイムトライアル。ピュイメリー。グランコロンビエール。メリベルなど。

有力選手らが壇上に並ぶ ©A.S.O. Thomas Colpaert
クリストファー・フルーム(左)とエガン・ベルナル ©A.S.O. Thomas Colpaert
ジュリアン・アラフィリップとティボー・ピノ。後列にはかつての総合優勝者ベルナール・テブネやベルナール・イノーが見守る ©A.S.O. Thomas Colpaert
最終日のパリを含めて3ステージしか平たんステージがない

ツール・ド・フランスがフランスにある5つの山岳地帯をすべて訪問するのは異例。山岳ステージは大会2日目から始まり、パリにがい旋する前日まで、20日間に渡って断続的に出現する設定は前例がない。

第10ステージは西海岸に隣接した2つの島もコースに。第15ステージはピラミッドの形をしたグランコロンビエール峠にゴールする勝負どころ。さらに最終日前日にはラ・プランシュ・デ・ベルフィーユに駆け上がる唯一の個人タイムトライアルが設定された。つまり最終日前日を終えないとマイヨジョーヌの最終着用者が決まらないということだ。

●2020ツール・ド・フランスのコース

6月27日 第1ステージ ニース〜ニース 156km
6月28日 第2ステージ ニース〜ニース 187km★★
6月29日 第3ステージ ニース〜システロン 198km★
6月30日 第4ステージ システロン〜オルシエール・メルレット 157km★★
7月1日 第5ステージ ガップ〜プリバ 183km★
7月2日 第6ステージ ルテイユ〜モンエグアル 191km★★★
7月3日 第7ステージ ミヨー〜ラボール 168km
7月4日 第8ステージ カゼール・シュル・ガロンヌ〜ルダンビエル 140km★★★
7月5日 第9ステージ ポー〜ラランス 154km★★★
7月6日 休日
7月7日 第10ステージ オレロン島〜レ島 170km
7月8日 第11ステージ シャトライヨン・プラージュ〜ポワティエ 167km
7月9日 第12ステージ ショビニー〜サランコレズ 218km★
7月10日 第13ステージ シャテルギヨン〜ピュイマリーカンタル 191km★★
7月11日 第14ステージ クレルモンフェラン〜リヨン 197km★
7月12日 第15ステージ リヨン〜グランコロンビエール 175km★★★
7月13日 休日
7月14日 第16ステージ ラツールデュパン〜ビラールドランス 164km★★
7月15日 第17ステージ グルノーブル〜メリベル・ラロズ峠 168km★★★
7月16日 第18ステージ メリベル〜ラロシュ・シュル・フォロン 168km★★★
7月17日 第19ステージ ブールアンブレス〜シャンパニョール 160km★
7月18日 第20ステージ リュール〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユ 36km(個人タイムトライアル)★★
7月19日 第21ステージ マントラジョリ〜パリ・シャンゼリゼ 122km
★は難易度

ピレネーの第8ステージ
ピレネー山脈が舞台となる第9ステージ
中央山塊で行われる第13ステージ
第16ステージ
第18ステージはアルプス
第20ステージは大会唯一の個人タイムトライアル
左から4人目がクリスティアン・プリュドム、その右がニースのクリスティアン・エストロージ市長、右端が元政府閣僚でオクシタニー地域圏議会のキャロル・デルガ議長 ©A.S.O. Thomas Colpaert

ツール・ド・フランス記録集(1903ー2019)

🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスの公式サイト

2020ツール・ド・フランス コースは10月15日18時30分発表

2020年6月27日に開幕する第107回ツール・ド・フランスのコース全容が10月15日(火)にWebで世界同時配信される。発表会場はパリ国際会議場で、現地時間11時30分から。日本時間は同日18時30分から。インターネットのライブストリーミングで視聴できる。

2020ツール・ド・フランスはニース開幕 ©ASO / Timothe RENAUD

●ツール・ド・フランス公式サイト
●ツール・ド・フランス公式facebookページ

ツール・ド・フランスの最初の2日間のステージは3月18日にすでに発表されている。第1ステージと翌28日の第2ステージともにスタートとゴールはニース。初日は小さな周回コースを回り、2日目は大きな周回コースで内陸地の山岳も含まれる。

地中海に面したニース ©Atout France/Jean François Tripelon−Jarry

23日間の日程で開催されるツール・ド・フランスは近年は7月の第1土曜日に開幕してきた。しかし2020年は東京オリンピックが7月24日(金)に開幕。25日(土)には男子ロードが最初の決勝種目として行われる。例年のように7月第1週にツール・ド・フランスが開幕すると、有力選手のほとんどは東京五輪に出られない事態となった。

主催者ASOは開幕日を開催期間を1週間前倒しして6月27日(土)開幕とした。ツール・ド・フランスが東京オリンピックに譲歩したことになる。

●2020年のグランツールと東京五輪の開催日程
5月9日〜31日 ジロ・デ・イタリア(ハンガリー・ブダペスト開幕)
6月27日〜7月19日 ツール・ド・フランス(ニース開幕)
7月24日〜8月9日 東京五輪
8月14日〜9月6日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(オランダ・ユトレヒト開幕)

キナンの雨乞竜己が2019年シーズンを最後に引退

KINAN Cycling Teamの雨乞竜己(27)が2019年シーズンを最後に選手としてのキャリアに終止符を打つことになった。

キナンの雨乞竜己

雨乞は2017年にKINAN Cycling Teamに加入。同年3月の宇都宮クリテリウムで2位とセンセーショナルなチームデビューを飾って以降、持ち前のスピードと勝負勘でエーススプリンターとして確たる地位を築いた。また、同年10月のジャパンカップクリテリウムでは、並みいる世界の強豪との激闘の末に4位入賞。日本のみならず、世界にもその走りをアピールした。

平地系レースでのスプリントにとどまらず、山岳系のレースではアシストとしても機能。2017年のツール・ド・北海道やツール・ド・おきなわ、2018年のシャールジャ・ツアーなどでは、チームの上位進出に大きく貢献し、オールラウンドに実力を発揮してきた。

2018-2019シーズンからは、シクロクロスにも本格参戦。愛知・岐阜両県をメインに転戦する東海シクロクロスシリーズでは、ホストライダーの1人としてレースを盛り上げてきた。

2019年シーズンは終盤に差しかかっているが、10月20日開催のジャパンカップサイクルロードレースが雨乞にとって最後のUCI公認の国際ロードレース出場予定。その後、年内は各種イベント出席など、これまで通りチーム活動に従事するとともに、シクロクロスにも数戦出場する予定となっている。

雨乞竜己

雨乞竜己の引退のあいさつ
KINAN cycling teamに所属し、早3年の月日が流れました。
この度、本年度をもちましてプロとしてのキャリアを終えることとなりました。
自転車に出会い、約10年。駆け足で進んできました。
どれもかけがえのない日々でしたが、特にヨーロッパでの3年、KINANでの3年、この6年間は非日常な日常で、仲間とともに多くの喜怒哀楽を味わいました。
スプリントに掛けた走りで、昨年は多くのアジアツアーに参戦させていただき、一流スプリンターらとの戦いの中で初めて満足いく形でスプリントに挑むことができました。自分の中でさまざまな精神的な葛藤があったので、何かを成し遂げた訳ではないのにフッと張り詰めていたものが解かれ妙な感覚を覚えました。同時に恐怖心も芽生え、そこが分岐点だったのかもしれません。
思ったことをカタチにできると信じることで、イマの自分が創り上げられました。信じ突き進んでいくことで、偶然か必然か、自分の元へヒトまでをも導いてくれることを競技生活を通して、私は学びました。
なので、引退しても自分のライフワークから自転車がなくなることはありません!
これからもLOVE CYCLEです。最後に、今まで関わってくださった多くの方々、チームメイト、スタッフ、ファンのみなさまに感謝申し上げます。

●キナンサイクリングのホームページ

イルロンバルディアのレース翌日に一般参加イベント開催

シーズン最終戦「イルロンバルディア」のレース翌日となる10月13日、同じコースに一般参加の2500人が挑戦する「グランフォンド・イルロンバルディア」が開催された。半数はイタリアからの参加者だが、ベナン、中国、キプロス、エストニア、フランス領ポリネシア、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、日本、ルクセンブルク、モナコからの挑戦者もいた。

距離111.2kmの難関に2500人が挑んだ ©LaPresse – Marco Alpozzi

イベント主催者はイルロンバルディアやジロ・デ・イタリアを運営するRCSスポルト。競技距離はプロ選手らが走ったコースのおよそ半分の111.2km。それでもマドンナデルギザロ教会をピークとする峠があり、走りごたえは十分。

サイクリストを祀るマドンナデルギザロ教会を通過 ©LaPresse – Marco Alpozzi
カントゥを出陣 LaPresse – Fabio Ferrari
グランフォンドの欧州チャンピオン、イタリアのダビデ・ブッシュイートが優勝 ©LaPresse

グランフォンドとは出場選手数が多いサイクリング大会で、1着フィニッシュを狙う実力派から、前年の自己記録更新や完走を目指す一般サイクリストまでが参加する。2020年3月にはイタリアのトスカーナ地方で「グランフォンド・ストラーデビアンケ」の開催が予定されている。

ゴール後はパスタパーティー ©LaPresse – Fabio Ferrari

●グランフォンド・イルロンバルディアのfacebook

東京五輪まで10カ月…ジャンジャンがBMX欧州覇者

2020東京五輪に採用された新種目、BMXフリースタイルパークは10月13日にスイスのカデナツォで第1回欧州選手権を開催し、男子はフランスのアントニー・ジャンジャンが、女子は英国のシャーロット・ワーシントンが初代欧州チャンピオンになった。

フランスのアントニー・ジャンジャン ©Roberto Bettini Bettini/BettiniPhoto©2019

五輪予選を兼ねた同大会には欧州から13カ国48選手が参戦。採点形式で順位が決定した。

男子はジャンジャンが93点、マリン・ランテス(クロアチア)が91.20点、デクラン・ブルックス(英国)が91点。

英国のシャーロット・ワーシントン ©Roberto Bettini Bettini/BettiniPhoto©2019

女子はワーシントンが91.60点、ローラ・レスマン(ドイツ)が84.60点、エリザベータ・ポサドスキンフ(ロシア)が82.80点。

UEC BMXフリースタイル欧州選手権 ©Roberto Bettini Bettini/BettiniPhoto©2019
UEC BMXフリースタイル欧州選手権

「BMXフリースタイル競技は新たなトレンドで、その人気と注目度は爆発的に高まっているので、欧州チャンピオンシップを開催することにつながった」と欧州自転車競技連合のロッコ・カッタネオ会長。

「競技者のテクニック、観衆の増加、ライブストリーミングの精度を高めることにより、今後さらに人気となっていくだろう。欧州連合としてもこれからの主催カレンダーにBMXフリースタイルを追加することはとても重要だと考えている」

フランスのアントニー・ジャンジャンがBMXフリースタイルの欧州チャンピオンに ©Roberto Bettini Bettini/BettiniPhoto©2019
英国のシャーロット・ワーシントンがBMXフリースタイルの欧州チャンピオンに ©Roberto Bettini Bettini/BettiniPhoto©2019

●欧州自転車競技連合のホームページ