トレックが一時的ではなく買える価格にしようと人気モデルを値下げ

自転車が少し遠い存在になっている。物価は上がり、選択肢は減り、気軽に踏み出しづらくなっている。トレック・ジャパンがそれを打破しようと、一時的な値下げではなく買える価格にしよう、と人気モデルを値下げした。

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近年、世界的な経済環境の変化によりバイクの価格が上昇し、「はじめの一台」や「次の一台」に踏み出しづらいという声が多く寄せられるようになってきた。トレックは、自転車のある暮らしをもっと多くの人に届けたいという想いのもと、一部モデルの価格を新たに設定することを決定したという。

人気モデルを中心により手の届きやすい価格へと見直し、シリーズ内の価格バランスも調整することで、初めての人にも、買い替えを検討している人にも選びやすく、納得できるラインナップを目指した。

Domane AL4

新価格はただの値下げではなく「バイクのある人生を、すべての人へ」というトレックのビジョンをかたちにする取り組みの一環。「私たちはこれからも、品質と体験価値を大切にしながら、走る楽しさをより身近なものとして提供し続けていきます」と同社。

今回の価格改定を皮切りに、トレックではブランドキャンペーンも展開。トレックの想いをマニフェストとして発信し、SNSや店頭でのコミュニケーションを通じて、より多くの人にビジョンを届けていきたいという。

対象モデルおよび新価格

FX 1 Gen 4
旧価格 ¥79,900
新価格 ¥69,900

FX1

Marlin 4 Gen 3 (ラインアップ拡充)
旧価格 -
新価格 ¥84,900

Marlin 4

Domane AL 2 Gen 4
旧価格 ¥165,000 
新価格 ¥149,000 

Domane AL 4  Gen 4
旧価格 ¥255,000 
新価格 ¥219,000 

Domane AL 5 Gen 4
旧価格 ¥299,000 
新価格 ¥259,000

Émonda SL 5 
旧価格 ¥399,190
新価格 ¥339,000

Madone SL 5 Gen 8
旧価格 ¥449,000 
新価格 ¥399,000 

Madone SL5

Madone SL 6 Gen 8
旧価格 ¥720,000 
新価格 ¥650,000 

Madone SL 7 Gen 8
旧価格 ¥950,000 
新価格 ¥850,000 

【ブエルタ・ア・エスパーニャ第7S】前日に優勝争いから脱落したアユソ意地を見せる

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月29日、ピレネー山中の小国アンドラのアンドラ・ラ・ベリャからスペインのセルレル ウエスカ・ラ・マヒアまでの188kmで第7ステージが行われ、前日に8秒遅れの総合2位から10分13秒遅れの総合43位に陥落したフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ・XRG)が独走勝利した。

アユソが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ優勝 ©A.S.O.

前日に一躍首位に立ったバーレーン・ヴィクトリアスのトースタイン・トレーエン(ノルウェー)がその座を守り、優勝候補のヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)が2分33秒遅れの総合2位と再び順位を上げてきた。

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.
アユソが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージで意地を見せる ©A.S.O.
山岳賞のジェイ・ヴァイン。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.
ショーン・クイン。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.
トースタイン・トレーエンがマイヨ・ロホを着る。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.
アユソが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージで独走 ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)トースタイン・トレーエン(ノルウェー、バーレーン・ヴィクトリアス)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©A.S.O.

6年目のサイクルボールが全国16ステージでその土地ならではの体験を

サイクリングアプリ「トラベロ」を使って日本各地の1周コースをサイクリングする期間型イベント「サイクルボール Season ⅤI グランボール制覇を目指せ」の発表会が2025年8月22日、東京都渋谷区のTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURTで行われた。

サイクルボール Season ⅤI グランボール制覇を目指せの発表会に集まった開催地自治体の担当者

全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業) を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが運営事務局となり、地元自治体と連携して全国16ステージを設定。この日は企画内容と開催場所、期間限定で特別な報酬がもらえるキャンペーンなどの発表が行われた。

アプリを使った期間型無料イベント…1日集結型イベントも並行開催

6年目となる2025シーズンは4月に開幕し、8月28日に未公開のステージも開放されて全ステージが揃った。日本各地の定番である1周コースに、初参画となるステージも加わり、過去最多と同じ全16ステージとなった。

サイクルボール Season ⅤIは全国16ステージ

オリジナル開発のサイクリングアプリ「トラベロ」を無料ダウンロードして、その案内に従ってルートをたどっていけばいい。

「参加はとてもシンプル」と同法人の袴田晃一郎理事。イベント参加は無料で、期間中なら自分の都合で走る日を決めていい。各ステージの1周を完走することで、アプリ上で「サイクルボール」が贈呈される。「サイクルボール」を集めることで、自転車の女神がサイクリストの願いを叶えてくれるというイメージで、協賛各社が提供する賞品がもらえる。
「1周が大好きな人たちに参加してもらい、6シーズン目は参加者1万人が目標です」(袴田理事)

東京都渋谷区のTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT

サイクルボールⅤIは16ステージ…来季の参画も募集中

あききたいち(秋田県大館市)・オガイチ(秋田県男鹿市)・おしいち(宮城県牡鹿半島)・たいわいち(宮城県大和町)・かすいち(茨城県かすみがうら市)・つくいち(茨城県かすみがうら市)・房総いち(千葉県木更津市)・おおいち(東京都伊豆大島)・伊豆いち(静岡県伊豆半島)・かのいち(静岡県沼津市・伊豆の国市・伊豆市)・富士いち(静岡県御殿場市・小山町・裾野市)・多摩いち(東京都稲城市)・とやまいち(富山県富山湾岸)・アワイチ(兵庫県淡路島)・知多いち(愛知県知多半島)・ビワイチ(滋賀県大津市)

「コロナ禍で密な状況となる大会が制限された2020年に初開催。シーズン1は7ステージでの開催だった。その後はコロナ禍が収束していくが、無料で参加できるとともに地元自治体が提供する特産品などを取得できるチャンスがあるという魅力から、徐々にステージを拡大。参加者にその土地ならではの体験をしてもらうこと。それと同時にそのステージの地域の人にも喜んでもらいたいという思いがある」と一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンの中島祥元代表理事。

サイクルボール Season ⅤI グランボール制覇を目指せ

2025年はサイクルボール総選挙開催

サイクルボールに参画するステージの魅力を、各地域の担当者が30秒のショート動画で紹介するため、この発表会で1発勝負の収録があった。公式X公式Instagramでこの動画が紹介されるので、「いいね」の数で総選挙を行う。1位となったステージは自転車系YouTuberが実際に走りに行き、その魅力を綴った1本の動画を制作する。また「いいね」を押した人の中から抽選で15人に豪華特典が当たる。

サイクルボールを紹介すると、紹介者も友だちもWで得する

サイクルボール紹介キャンペーンも実施。紹介を受けた人が対象期間内にサイクルボール Season6のいずれか1ステージを走破するごとに【amazon ギフト券500円分】。紹介した人・紹介を受けた人それぞれにプレゼントされる。

毎月当たる!月替わりキャンペーン

いつ走っても、誰にでも当選チャンスがある毎月キャンペーンをシーズン終了まで実施。当選賞品は、毎月抽選で6人に【地域特産品】をプレゼント。応募条件は、1ステージ以上走破のみ。月替わりで開催ステージの地域にゆかりある賞品を用意。

●サイクルボールのホームページ

【ブエルタ・ア・エスパーニャ第6S】総合が大きく動きトレーエン首位、区間Vはヴァイン

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは大会6日目となる8月28日、スペインのウロットからアンドラのパルまでの170.3kmで第6ステージが行なわれ、UAEチームエミレーツ・XRGのジェイ・ヴァイン(オーストラリア)が優勝。2022年の2勝以来、3年ぶり大会通算3勝目。

ジェイ・ヴァインがブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ優勝 ©A.S.O.

バーレーン・ヴィクトリアスのトースタイン・トレーエン(ノルウェー)が54秒遅れの2位。総合成績は序盤に形成された第1集団が大きく先着し、首位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)らが4分19秒遅れたことにより、トレーエンが首位に立った。

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージで先行する第1集団 ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージで国境を越えてアンドラへ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージでヴィンゲゴーはマイヨロホを失う ©A.S.O.
ロレンツォ・フォルトゥナートが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージで先頭を引っ張る ©A.S.O.
ジェイ・ヴァインがブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージで独走 ©A.S.O.
トースタイン・トレーエンが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージで首位に ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)トースタイン・トレーエン(ノルウェー、バーレーン・ヴィクトリアス)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©A.S.O.

【ブエルタ・ア・エスパーニャ第5S】UAEがトップタイム…首位はヴィンゲゴー

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは大会5日目となる8月27日、スペインのフィゲレスで第5ステージとして距離24.1kmのチームタイムトライアルが行なわれ、UAEチームエミレーツ・XRGがトップタイムで優勝した。

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージでトップタイムを出したUAEチームエミレーツ ©A.S.O.

総合成績ではヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)がグルパマ・FDJのダヴィド・ゴデュ(フランス)を逆転して首位を奪還した。

マイヨロホのゴデュがチームタイムトライアルを走る。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©A.S.O.
UAEチームエミレーツが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージのチームタイムトライアルを制した ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジョエル・ニコラウ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)
□マイヨブランコ(新人賞)フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ・XRG)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©A.S.O.

通勤を変える次世代の電動アシスト自転車ってどこが新しいの?

快適な自転車ライフを提供するあさひが、2020年10月の販売開始から好評の通勤に特化したスポーツタイプの電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」をモデルチェンジ。2025年8月下旬から日本国内のサイクルベースあさひ、あさひブランド取り扱い販売店、あさひネット通販サイトで順次販売を開始した。

OFFICEPRESS-e(ブロンズ)

2020年10月の販売開始以来、ビジネススタイルに調和し、長距離移動やストップ&ゴーの多い街中でも電動アシストによる力強い走りで快適な乗り心地が楽しめると好評の「OFFICEPRESS-e」がモデルチェンジした。

USBポート付きスイッチパネル
荷物が落ちにくいバスケット

前モデルのフィードバックをもとにスペックの最適化を行ない、仕様変更と併せて、新色として落ち着きのあるブロンズカラーを追加。さらに、フレーム形状やフロントライトのアップデート、ドライブユニットの固定方法を変更し整備性を向上。安全性・操作性・メンテナンス性を細部まで改善し、快適性を追求した。また、直営店やユーザーの要望を反映し、フロントバスケットの網目を小さくするなど、使いやすさの向上にも注力した。

夜間の安全性に配慮
オリジナルのドライブユニット

「OFFICEPRESS-e」には同社オリジナルのドライブユニット「PLUS-D」を搭載。通勤シーンに合わせたアシストプログラム「通勤快速設計」により、スピーディーな走行中にもしっかりとアシストがかかるスポーツサイクルらしい伸びのある走行感を実現し、ビジネスパーソンの通勤時間を豊かな時間へ変えることができるという。

フルカバータイプのフェンダー
OFFICEPRESS-e
販売日 : 2025年8月下旬
販売価格: 148,500円(税込)
カラー : ホワイト、メタルグレー、ブロンズ
フレーム: アルミ製
サイズ(適応身長): 450mm(160cm~)
バッテリー容量 : 14Ah相当(36V×9.8Ah)
最長走行距離  : 約100km(一充電当たり/エコモード)
充電時間: 約5~6時間(充電器消費電力約100W)
変速  : 外装7段変速
タイヤ : 700×38C
重量  : 23.5kg
取り扱い: 日本国内のサイクルベースあさひ 及び あさひブランド取り扱い販売店、
      あさひネット通販サイト
OFFICEPRESS-e(メタルグレー)
OFFICEPRESS-e(ホワイト)