災害時に役立つエマージェンシーバイクが発売開始

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは2019年8月下旬より、災害時の備えからアウトドアなど多目的なシーンで活躍する「エマージェンシーバイクシリーズ」の販売を全国のサイクルベースあさひ各店舗、あさひ公式オンラインショップ、あさひ楽天市場、あさひYahoo!店で開始した。

災害時はさまざまな物資を備える必要があり、そして物資を避難所などに運ぶ場面も多くある。災害時は交通集中により車での移動が困難となることが多くあり、自転車での移動は有効的。エマージェンシーバイクシリーズは「備える」「積載する」「移動する」の3つの要素を解決するために開発された。

パンクの原因となる釘やガラス片などが落ちているような悪路でも自転車もトレーラーも「パンクしないタイヤ」で安全に走行が可能。「パンクしないタイヤ」にはチューブを使用していないため乗車せずに長期保管しても空気が抜けてしまうこともない。

パンクしないタイヤ

また、災害時以外であってもキャンプやバーベキューなどアウトドア、資材や機材の運搬など、多目的な用途で活躍する自転車。

サイクルトレーラー使用例
収納ケース使用例
サイクルトレーラーと収納ケースを組み合わせることで最大250リットル(30kg)まで積載・運搬が可能

[走行性能]
パンクの原因となる釘やガラス片などが落ちているような悪路でも、自転車もトレーラーも「パンクしないタイヤ」を採用し安全に走行が可能。また、チューブを使用していないので乗車せずに長期保管をしていてもタイヤから空気が抜けてしまうこともない。

音鳴りしにくく安定した制動力を発揮するサーボブレーキを採用

[積載力]
普通の自転車では積載できない重たい荷物を安心して運ぶことができるサイクルトレーラー。災害時に運搬が必要な物資や大きな荷物なども「エマージェンシーバイク」「サイクルトレーラー」「収納ケース」を組み合わせることで簡単、安心、安全に最大で250リットル(30kg)まで積載・運搬が可能。

フロントキャリアは最大2kg、リヤキャリアは最大5kgまで荷物の積載が可能

[収納性]
エマージェンシーの自転車とトレーラーは、どちらもコンパクトに折りたたむことができ、まとめて収納ケース内に収めて保管が可能。収納ケースは軽量で耐久性の高いプラスチック製で長期間の保管でも問題ない。

エマージェンシーの自転車とトレーラーはどちらもコンパクトに折りたたむことができ、まとめて収納ケース内に収めて保管が可能
エマージェンシーバイクを折りたたんだ状態
カラーはカーキ(写真)とレッド
電池、電球切れの心配がない砲弾型ダイナモ式LEDライトを採用

エマージェンシーバイク
販売価格 :2万9980円(税込み)
カラー  :レッド、カーキ
タイヤ  :16型
適応身長 :140cm~180cm
重量   :13.7kg
変速   :なし
折りたたみ時サイズ:730×430×630mm(全長×横幅×高さ)
フレーム・フロントフォーク:スチール
発売日:2019年8月下旬より販売開始予定
購入方法:サイクルベースあさひ各店舗、あさひ公式オンラインショップ、あさひ楽天市場、あさひYahoo!店※一部の店舗では、取り寄せ対応となる店舗も

エマージェンシーバイク用トレーラーは1万9980円(税込み)
エマージェンシーバイク用収納ケースは9980円(税込み)

リッチーのスチールモデル、ロードロジックがカラー変更

トム・リッチーが40年前に初めて作ったスチールロードバイクがロードロジック。それ以来数えきれないほどの革新と改善をこのモデルに施してきた。前モデルからフォークを一新し、タイヤクリアランスに余裕が生まれたことで、タイヤの選択肢が増えている。

リッチー・ロードロジック(グレーイエロー)

トルプルバテッドチューブ、TIG 溶接、ドロップイン方式のヘッドチューブの採用により、全体的な軽量化が図られた。モダンクラシックを標榜するこのバイクは、リッチーがすべての情熱を注いだ傑作に仕上がっている。取り扱いはインターマックス

◆ロードロジック
税抜価格:17万円
Weight:1.77kg(55 サイズ、フレームのみ)
Size:49,51,53
Color:グレーイエロー
BB:JIS
Tube:トリプルバテッドロジックチューブセット
ヘッドセット:WCS ヘッドパーツ付属
フォーク:カーボン
エンド寸法:130mm

問い合わせ先
インターマックス

進化したスピナジーのステルスフルカーボンクリンチャー3.2

インターマックスはスピナジーの最新ホイール、ステルス フルカーボンクリンチャー3.2 を発表した。32mmハイトで加速性、操作性を向上させ、PBOスポークを採用していて振動吸収性が優れ、荒れた路面からのショックが大きく軽減される。ソフトなライドフィーリングも継続している。

ステルス フルカーボンクリンチャー 3.2

■仕様
ホイール重量 F/R set:1395 g
フロント希望小売価格:11万円(税抜)
リヤ希望小売価格:13万5000円(税抜)
リム幅:24mm
リム高さ:32mm
リム形状:フルカーボンクリンチャー

問い合わせ先
インターマックス

ステルス フルカーボンクリンチャー 3.2(フロント)
ステルス フルカーボンクリンチャー 3.2(リヤ)

山岳賞のマドラゾがメジャー初V…ブエルタ・ア・エスパーニャ

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月28日(水)、レリアナ〜ハバランブレ天文台間の170.7kmで第5ステージが行われ、山岳賞ジャージを着用するブルゴスBHのアンヘル・マドラゾ(スペイン)がチームメートを含む3選手の逃げを成功させ、残り700mから独走してメジャー初優勝を飾った。

アンヘル・マドラゾがブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ優勝 ©Photogómez Sport

大会2日目に山岳賞1位に立ったマドラゾは主催者推薦で出場を決めたプロコンチネンタルチームに所属する31歳の無名選手。ここまで積極的な走りを見せ、この日を含めて3度目のアタックを成功させている。集団から飛び出した累積距離は今大会これまで1位だ。

チームメートのイェツ・ボル(オランダ)、コフィディスのヘスス・エラダ(スペイン)とともに第1集団を形成したマドラゾだが、途中2度にわたって2人から遅れを取ることも。それを見てすかさずボルが抑え役となり、マドラゾが追いつくのを助けた。

コイツよりもボクのほうが速い! ©Photogómez Sport

ゴール手前でもマドラゾが遅れたが、残り700mで2選手に追いつくと、そのまま先行して独走で初優勝を飾った。

「チームは翌日の山岳ポイントのために体力を温存しろと命じたが、ノー、ノー。明日のために今日できることをしないなんて考えられないと返答した。区間優勝は自転車選手としての夢だった」とマドラゾ。
「残り50kmでエラダがアタックしたとき、ボクはついていけなかった。ボルが助けてくれたのさ。この山岳賞ジャージもパワーになった。グランツールでは平たんにしろ山岳にしろ、テレビ画面に登場するボクたちのようなチームも必要なんだ」

有力選手の闘いは、先行選手が総合成績で大きく遅れていたため、その逃げを容認。それでも終盤にその差を詰めていき、世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)のアタックをきっかけに本格化。首位のニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)がここで脱落した。

アスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)は集団内の数が減ったのを見て、バルベルデとプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)をふるい落とすためにアタック。2選手を12秒突き放して区間4位でゴールし、4日ぶりに首位を奪還した。

山岳賞ジャージのアンヘル・マドラゾ(スペイン) ©Photogómez Sport

「最後の山岳はかなりペースが速いなと思ったが、ボクは好調を感じていた。メイン集団の中でライバルたちがアシストを失うまで待っていた。バルベルデとログリッチェだけになったのでアタックしたんだ。うまく足が回ったのでゴールまで楽しむことができた」とロペス。
「数秒を稼ぐことができた。ここまで周到にレースを進められていると思う。もちろん先は長いし、明日は明日で過酷な闘いになるだろう。ブエルタ・ア・エスパーニャはとにかく厳しいからね」

4日ぶりにマイヨロハを奪還したミゲルアンヘル・ロペス ©Photogómez Sport

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨルナレス(山岳賞)アンヘル・マドラゾ(スペイン、ブルゴスBH)
□マイヨブランコ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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窪木一茂、橋本英也、梶原悠未が優勝…ジャパントラックカップ

2019ジャパントラックカップⅠ/Ⅱが8月23日(金)から25日(日)まで開催され、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの窪木一茂と橋本英也、機材サポート選手の梶原悠未が優勝した。

橋本英也(中央)がジャパントラックカップⅡ男子オムニアム優勝

ジャパントラックカップⅠオムニアム優勝の窪木は試合後のインタビューで「久しぶりに優勝することができ、やっぱり気持ちいいものだなと思いました。今日は気持ちを強くもつということを実行できたのかなと思います」とコメント。

窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
ジャパントラックカップⅠオムニアム優勝の窪木一茂(中央)

ジャパントラックカップⅡ男子オムニアム優勝の橋本は「世界チャンピオンや世界の強豪選手と日本で走れる機会はめったにないので、自分らしい走りで優勝できたらいいなと思っていたけど、本当にその通りになってよかったです」と語った。

ジャパントラックカップⅡ男子オムニアム優勝の橋本英也

同種目では今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が3位に。

ジャパントラックカップⅠ女子オムニアム優勝の梶原は「スタートリストを見た時にワールドカップでよく見るメンバーも多かったし、10月から始まるワールドカップシーズンの前哨戦だと思って、強い気持ちで戦いました。積極的なレースで勝つことができてとてもうれしい」という。

女子エリートオムニアムを走る梶原悠未(中央) ©2019 JCF
女子エリートオムニアム1位の梶原悠未(中央) ©2019 JCF

つくば霞ヶ浦りんりんサイクリングが11月17日開催へ

つくば霞ヶ浦りんりんロードをコースの一部として走るサイクリングイベント、「つくば霞ヶ浦りんりんサイクリング」が11月17日に開催され、その参加者を募集している。川口運動公園(茨城県土浦市)を発着とする走行距離は約60kmで、コース途中にはエイドステーション(休憩所)を設け、土浦市・つくば市の特産品や補給物を提供し、参加者をサポートする。

筑波山を望みながら平たん路を走る

レンタサイクルの用意(クロスバイク1500円、ロードタイプ2000円)や地元サポートライダー、サポートカー、メカニックカーの充実など初心者でも気軽に参加できるイベント。現在エントリー受付中で、1人7000円。申し込み期限は10月23日(水)。

同イベントは一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが主催する自転車イベントシリーズ「ツール・ド・ニッポン」のひとつとして実施する。

つくば霞ヶ浦りんりんサイクリング(ツール・ド・ニッポン2019 いばらき)
・開催日:2019年11月17日(日)
・申込期間:2019年8月9日(金)~10月23日(水)
・会場:川口運動公園(茨城県土浦市)
・コース:約60km
・定員:500名(予定)
・主催: 茨城県
・共催:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
・協力:つくば霞ヶ浦りんりんロード利活用推進協議会
Webサイト

鉄道の廃線跡を利用したりんりんロード

つくば霞ヶ浦りんりんサイクリングのオススメポイント

Point1:らくらく参加サービスが充実
イベントに出ようと思っても、どうやって自転車を会場まで持っていくかわからない。そんな方のためにレンタル自転車を会場で受け取る「レンタサイクルプラン」を用意。

Point2:安心のライドサポート
初めての方でも安心してサイクリングを楽しめるよう、地元サポートライダーやサポートカー、メカニックカーを配置して、ライド中の不安をサポート。また、希望者には「ビギナーマーク」を配布。

Point3:地域の味覚が味わえるエイドステーション
土浦市、つくば市のエイドステーションでは地域ならではの味覚を用意する予定。秋の風景を感じながらほどよい運動と美味しい食べ物が堪能できる。

霞ヶ浦湖畔