今はなき祖父や友人に感謝…ジロ・デ・イタリア金星のチーマ

ジロ・デ・イタリア第18ステージが5月30日に222kmで開催され、序盤から3名で逃げたNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネのダミアーノ・チーマ(イタリア)が迫り来る大集団を僅差でかわし、区間優勝。チームにとって悲願のジロ初勝利を挙げた。

ジロ・デ・イタリア初勝利を祝して乾杯 ©NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ

5月30日に開催されたジロ・デ・イタリア第18ステージは、オーストリア国境にも近いイタリア北部の山岳部バルダオーラからベネツィア近郊の サンタマリアディサーラ までの222kmのステージで、残り2つの山岳ステージと最終日の個人タイムトライアルを残して、今大会最後のスプリントステージとして位置づけられていた。

NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネは、初日に西村大輝、第13ステージにジョバンニ・ロナルディ、第16ステージにニコラ・バジョーリがリタイアし、第17ステージより5選手で出走している。また3週目に入り、初山翔らすべての選手に疲労が色濃く残るなか、第18ステージは最後の見せ場を作るステージになりうるため、チームで力を振り絞り、逃げにチーマを送り込むこと、また集団ゴールスプリントとなれば、フアンホセ・ロバトをエースにする作戦でスタートした。

スタート後、下り基調となった約50km地点でミルコ・マエストリ(イタリア、バルディアーニCSF)、ニコ・デンツ(ドイツ、AG2Rラモンディアル)とともに、チーマが逃げに乗り先行を開始。チーマは今大会、第2、第4、第8、第11ステージに続けて、5回目のエスケープに成功。先頭3名は127km地点で4分54秒、残り50km地点で3分のタイム差をマークした。

その後、集団ゴールスプリントの展開を狙うスプリンターチームが集団を猛烈に牽引するが、3名は逃げ切り優勝のわずかなチャンスに賭けて、協調しながらハイスピードで先頭交代を繰り返し、残り10km地点で1分8秒のアドバンテージを保った。

ゴールを目指すチーマ、ニコ・デンツ、ミルコ・マエストリ ©Fabio Ferrari – LaPresse

残り2kmで22秒、残り1kmで15秒。スプリンターたちにとっても最後の区間優勝のチャンスとなるステージだ。格上のワールドチームが猛追を図り、フィニッシュラインが近づくほどに、当然のようにタイム差は減っていくが、逃げている3選手も選手人生に何度あるかわからない絶好の逃げ切り優勝のチャンスを手中にあきらめるわけにはいかない。手に汗を握る逃げと集団の攻防となり、最後は後ろを振り返らずにスプリントにすべての力を託したチーマが集団からのごくわずかなリードを守りきり、172kmのエスケープ、今大会累計1000kmに及ぶエスケープの末に、キャリア最大となるジロでの区間優勝をつかみ取った。

チーマは成し遂げた大金星といえる勝利に、絶叫のなかチームメートやスタッフ、駆けつけたチームスポンサーと涙で抱き合った。そして表彰台に立ち、震える手でシャンパンファイト。若きイタリア人選手のあまりにも美しい勝利に、多くのファンから温かい祝福が寄せられ、プロコンチネンタル体制5年目を迎えたNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネとしても待ちに待った最高の瞬間となった。

チーマはこの日の結果を受けて、フーガ賞(逃げの累計距離)、中間スプリント賞(中間スプリントポイントの累計)でトップに浮上。また総合敢闘賞でも2位につける。第19、第20ステージと最後の厳しい山岳ステージが続くが、チーム一丸となり乗り越え、最終ゴール地点であるベローナを目指す。

ダミアーノ・チーマが間一髪で逃げ切った ©Fabio Ferrari – LaPresse
ジロ・デ・イタリア初勝利を挙げt、チームメートから祝福を受ける ©NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ
ダミアーノ・チーマのコメント
逃げに乗って、チームとして目立つ走りをすることも自分に与えられた役割の一つだった。今日のステージではポイント賞争いもあり、逃げ切ることは簡単なことではないとわかっていたが、それでも逃げている最中から区間優勝のチャンスがあることをわかっていた。ラスト1kmを切ってからは最後の勝負が決まる残り350mのことを考え、集中して、冷静に走った。逃げていた3選手で同じ目的のもと、最後の最後まで協調できたのも大きな勝因。この勝利を本当にうれしく思っている。自分を信じてくれたチーム、監督、そして多くの犠牲を払ってくれた家族や親しい人たち、そして今はなき祖父や友人に感謝している。
ダミアーノ・チーマ
ダミアーノ・チーマ略歴
1993年、イタリア・ブレシア生まれ。
2018年にNIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニにて、弟のイメリオとともにプロデビュー。
プロ通算4勝(2018年ツアー・オブ・シンタイ/中国 第1ステージ区間優勝、個人総合優勝 2018年ツアー・オブ・チャイナ1 第6ステージ区間優勝 2019年ジロ・デ・イタリア 第18ステージ区間優勝)
初山翔

初山翔のコメント
チーマの勝利は「すごかった」の一言。ただただ信じられなかった。この勝利で、自分もチームもモチベーションが高まっている。山岳ステージがあと二つ。脚の状態は全くよくなく、どこまで走れるかわからないなかで毎日走っている。ここまで来れたからには一日一日、頑張って走り、ゴールをめざしたい。

水谷壮宏監督

水谷壮宏監督のコメント
最後まで諦めないで勝利をめざすことがどれだけ大事かということを改めて実感したステージだった。通常、展開を考えて走るわけだが、最初の1週目は逃げても最後は必ず捕まるという展開で、スプリンターチームが支配していた。しかし、3週目になり、みんな疲れてきた。スプリンターチームも脚が揃っているとはいえ疲れている。総合を狙う選手はまだ脚があるが、ワールドチームであっても他のメンバーは自分たち同様に疲れていた。そのなかでチャンスが生まれた。また昨日はポイント賞争いのため、集団牽引にグルパマFDJが積極的でなかったこともチームにとって有利に働いた。
3人の逃げ。前半はタイムを見ながら一定ペースで走り、最後は捕まるような走りではあったけど、後半、残り50kmを過ぎて逃げ切りの可能性が出てくると、スイッチが入り選手たちの形相がまったく違ってきた。ボトル1本を取りに戻る手間、タイムロスを惜しんでみんな全力でローテーションしていた。そのなかでチーマはうまく力配分をして、最後までつなげた。本当に素晴らしい走りだったと思う。
このチームは、ゼネラルマネジャーのペロージや大門さんたちが苦労して作り上げたもの。今回の勝利は彼らのハードワークの成果であり、チームみんなで喜んでいる姿が見えてよかった。残りの山岳ステージは2つ。一番つらいのはチーマであり、第19ステージの最初の坂で遅れても仕方ない。昨日は今日の脚のことはまったく考えない走りだった。特に第20ステージになるが、初山も、カノラも、ロバトもみんなきついと思うが、ここまできたからには耐えてほしいと思う。

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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NIPPOのチーマが間一髪で逃げ切りV【ジロ・デ・イタリア第18S】

第102回ジロ・デ・イタリアは5月30日、バルダオーラ〜サンタマリアディサーラ間の222kmで第18ステージが行われ、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネのダミアーノ・チーマ(イタリア)が追撃集団から間一髪で逃げ切り、初出場の大会で初優勝を果たした。

ダミアーノ・チーマが間一髪で逃げ切った ©Fabio Ferrari – LaPresse

同チームはイタリア登録ながら日本の道路舗装会社がメインスポンサーで、今大会で指揮を執る水谷壮宏監督をはじめ、日本人スタッフや初山翔ら日本選手が多く所属している。チーマは序盤から飛び出した第1集団の1人。その後、AG2Rラモンディアルのニコ・デンツ(ドイツ) 、 バルディアーニCSFのミルコ・マエストリ(イタリア)の3選手となりゴールを目指した。

他の2選手はゴール直前で追走集団に捕まったが、最後まで無駄なスパートをしなかったチーマだけが生き残って先着した。

「このジロ・デ・イタリアでは逃げ続けて相当の体力を消耗していたが、優勝できるなんてクレージーで、とても信じられない。人生の夢だったんだ」と大喜びのチーマ。

ジロ・デ・イタリア第18ステージ ©Fabio Ferrari – LaPresse

首位リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)ら総合優勝争いの上位選手は同タイムでゴール。カラパスがマリアローザを守り、大会はいよいよ2つの山岳区間と個人タイムトライアルを残すのみになった。

総合2位、バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)とは1分54秒差、同3位で最終日の個人タイムトライアルに強いプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)とは2分16秒差。

「マリアローザを獲得する前にボクはピンク色のフレームをオーダーしていて、それが前日の誕生日に到着した。残りは3日間だけど、自信はある。最善の方法でいい結果を手中にしたい。母国が熱狂している。みんなのために最後まで走り続けたい」とカラパス。

ゴールを目指すチーマ、ニコ・デンツ、ミルコ・マエストリ ©Fabio Ferrari – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第18ステージ ©Fabio Ferrari – LaPresse
チーマがジロ・デ・イタリア第18ステージで初優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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トレックで1番人気のクロスバイク、新型FX発売

トレックジャパンは、トレック1番人気のクロスバイク、新型FXシリーズを発売する。FXシリーズはトレックの幅広いラインアップで断トツ人気を誇るクロスバイクの定番モデル。

新しいFXシリーズは昨今の急激なディスク化に対応し、FX 1を含めすべてディスクブレーキのみとなる。ブレーキシステムは、FX 1は機械式、FX 2/3は油圧式で、すべてのモデルがモダンなフラットマウントを採用する。

フレームは内蔵ワイヤリングになり、スマートなルックスに進化した。またフロントフォークは安全性を高めるクローズエンドに変更され、520 Discで高い評価を得たスルースキューを導入、フロントホイールの装着が容易になり、ホイールを取り付けるたびに正しい位置で安全に固定することができる。

FX 2 DiscとFX 3 Discには、同じ性能を発揮する女性用モデルも用意され、Women’s Specific Designが、最初から女性によりよいフィットと感覚をもたらす。

新しいFXは全て、DuoTrap S と互換し、ラックやフェンダー用マウントを搭載。FX 2以上のモデルは、Blendr ステムを搭載、ライトやサイクリングコンピュータなどのアクセサリーを、すっきりと一体化できる。

また、FX 3の一部にはマジョーラカラーやグラデーションロゴなどのリッチなペイントを施し、ユーザーを一目で惹きつける。

FX 3 Disc
標準小売価格:82,000円(税込88,560円)
サイズ:S, M, L, XL
カラー4色:Dnister Black, Rage Red, Purple Flip, Crystal White

FX 3 Disc

FX 3 Women’s Disc
標準小売価格:82,000円(税込88,560円)
サイズ:XS, S, M
カラー2色:Voodoo Trek Black, Magenta

FX 3 Women’s Disc

FX 2 Disc
標準小売価格:66,000円(税込71,280円)
サイズ:S, M, L, XL
カラー4色:Matte Dnister Black, Alpine Blue, Radioactive Red, Gravel

FX 2 Disc

FX 2 Women’s Disc
標準小売価格:66,000円(税込71,280円)
サイズ:XS, S, M
カラー2色:Matte Quicksilver, Teal

FX 2 Women’s Disc

FX 1 Disc
標準小売価格:55,000円(税込59,400円)
サイズ:S, M, L, XL
カラー2色:Soid Charcoal, Volt

FX 1 Disc
キャリアなども搭載できる

沢田桂太郎がプロローグを制する…ツール・ド・熊野開幕

第21回ツール・ド・熊野が5月30日、和歌山県新宮市で開幕。初日はプロローグの個人タイムトライアルが行われ、ブリヂストンサイクリングの沢田桂太郎が49秒30のコースレコードで優勝した。首位のリーダージャージを獲得した。大会は4日間で、6月2日まで。

沢田桂太郎がプロローグ優勝 ©︎Tour de Kumano 2019

三重県南部と和歌山県東部にまたがる熊野地域を舞台とするステージレース「ツール・ド・熊野」の4日間がスタート。初日は新宮市内を流れる市田川に沿って設定された700mのコースで個人タイムトライアルによるプロローグが行われた。

朝から青空が広がった新宮市。最高気温は24度近くまで上昇する暑さの中でのレースとなった。

17チーム・101選手が30秒間隔でスタート。25番目にスタートした黒枝士揮(ブリヂストンサイクリング)が50秒64の好タイムを出して暫定トップに立つ。その後50秒を切る選手が現れないまま、スタート順は中盤へ。59番目にスタートした沢田が、コースレコードとなる49秒30を出してトップタイムを塗り替え、一時ブリヂストンサイクリングが2位までを独占する。

出走終盤に入り、2015年のツール・ド・北海道覇者であるリカルド・スタキオッティ(ジョッティ・ヴィクトリア)が 50秒52で暫定2位となり、沢田と黒枝の間に割って入る。最後の10人のスタート順に入り、2018年のプロローグを制覇した阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)は50秒66と、自身の前回タイムを上回るもトップタイムを更新できず。阿部の2人後にスタートしたブレイク・クイック(セントジョージコンチネンタルサイクリング)が49秒62と、トップの沢田に0秒3差に迫るタイムを出す。しかしその後もトップタイムを更新する選手は出ず、沢田のステージ優勝が決まった。

リーダージャージを着用した沢田桂太郎 ©︎Tour de Kumano 2019
©︎Tour de Kumano 2019

ブリヂストンサイクルが園児向け自転車教室サポート

ブリヂストンサイクルは、子どもたちに自転車に親しむきっかけを与え、さらにはオリンピック選手やパラリンピック選手を目指すという夢へつなげる活動の一環として、伊豆市主催のランニングバイク出前教室をサポート。2019年は全7回を予定。5月には5つのこども園で145名の子供たちが参加した。

ランニングバイクに挑戦する園児

教室は、東京2020大会のビジョンのもと、スポーツだけでなく、文化芸術や地域での世代を超えた活動、被災地への支援など、参加者自らが体験・行動し、未来につなぐ「東京2020参画プログラム」の一環として、伊豆市が主催となり伊豆市内の保育園とこども園の5歳児に正しいランニングバイクの乗り方を教えるもの。

ブリヂストンサイクルは自転車競技チーム「TEAM BRIDGESTONE Cycling」のアスリートやオリンピアンなどを講師として派遣し、活動をサポートしている。

参加した園児の声
「すごく楽しかった。もっとたくさん乗りたい」「金メダルをもらえてうれしかった」

参加した先生の声
「子どもたち全員でランニングバイクにふれる大変いい機会になった。園にもランニングバイクはあるが、全員が楽しんでいるわけではないので、これを機会に多くのこどもたちが楽しんでくれると思う」

ブリヂストンサイクルは今後もオリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、地域貢献活動や自転車の交通安全啓発について活動していきたいという。

伊豆市主催の園児向け自転車教室

伊豆市内保育園及びこども園の園児を対象としたランニングバイク出前教室
・開催日:2019年5月8日(水)~2019年5月29月(水)
・主催:伊豆市
・協力:一般財団法人日本サイクルスポーツセンター、ブリヂストンサイクル株式会社
・場所:認定こども園あゆのさと、土肥こども園、あまぎ認定こども園、なかいず認定こども園、修善寺東こども園
・アスリート:TEAM BRIDGESTONE Cycling 石橋学、 徳田優、鈴木光広(ソウル1988オリンピックロードレース出場)、飯島誠(シドニー2000、アテネ2004、北京2008オリンピックポイントレース出場)

ピーターズがプロ初勝利、総合でカラパスがリード【ジロ・デ・イタリア第17S】

第102回ジロ・デ・イタリアは5月29日、コンメッザデューラ〜アンテルセルバ間の181kmで第17ステージが行われ、AG2Rラモンディアルのナンス・ピーターズ(フランス)が中盤に形成された18人の第1集団から残り16kmで単独アタックし、ゴールまで逃げ切ってプロ初勝利を決めた。

トップ3のカラパス、ニーバリ、ログリッチェがお互いの走りをうかがう ©Fabio Ferrari – LaPresse

ピーターズが国際大会で優勝したのはジュニアカテゴリーのものしかなく、グランツールでいきなりステージ優勝したのは異例。フランス勢のステージ優勝は66回目。1910年の第2回大会、第2ステージでイタリア以外の外国選手としてジャンバプティスト・ドルティニャックが最初。AG2Rラモンディアルチームとしては大会通算3度目の勝利。

「アマチュア最上級のカテゴリー1でも勝ったことがないボクがこの大会で勝利? 素晴らしいよ。スプリントも上りも強くない。だから逃げるしかない。1回だけアタックしようと決めていた。そのタイミングが正解だったんだね」とピーターズ。

ジロ・デ・イタリア第17ステージ優勝 ©Marco Alpozzi – LaPresse
ピーターズがジロ・デ・イタリア第17ステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

総合優勝争いでは首位リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)が、総合2位ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、同3位プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)に7秒差をつけてゴール。26回目の誕生日にマリアローザを守った。誕生日の表彰台でマリアローザを着用したのは大会史上6人目。

「ミゲルアンヘル・ロペスがアタックしたのを見逃さず、これに着いていった。わずか7秒の差だけど、最終日のベローナで行われる個人タイムトライアルで重要になってくる」とカラパス。
「チームとしてミケル・ランダとともに最終日の表彰台に立ちたいと思っている」

ジロ・デ・イタリア第17ステージ優勝 ©Fabio Ferrari – LaPresse
ライバルに7秒差をつけてゴールするカラパス ©Fabio Ferrari – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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