梶原悠未が着差でメダルを逃すが日本勢オムニアム過去最高の4位…トラック世界選手権

ポーランドのプルシュクフで行われている2019UCIトラック世界選手権は3月1日に大会3日目を迎え、梶原悠未(筑波大)が女子オムニアムに出場。3位と同得点の4位とメダルには届かなかったが、世界選手権における日本勢同種目過去最高順位。今後のさらなる成長に期待をもたせた。

梶原悠未がトラック世界選手権の女子オムニアムで日本勢同種目過去最高の4位に ©2019 JCF

梶原は1種目目のスクラッチ6位、2種目目のテンポレース1位で前半をトップで折り返す。続くエリミネイションで7位となり暫定3位で迎えた最終種目のポイントレースだったが、ここで逆転を許して4位となった。3位になったジェニファー・バレント(米国)とは得点で並び、最終種目の着順差による惜敗だった。

優勝はオランダのカーステン・ウィルド。

ログリッチェがUAEツアー第6ステージを制して総合Vに王手

中東にある7つのアラブ首長国を歴訪する7日間のステージレース、UAEツアーは3月1日に第6ステージが行われ、初日から首位に立つユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)が優勝。総合優勝に大きく前進した。

ログリッチェがデュムランを制してUAEツアー第6ステージ優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

「勝利はいつも心地いいね。ボクはスプリンターじゃないから、最後のゴール勝負で抜け出そうとするのはリスクがあると心配していたけど、体力を温存できていたので、ブレーキコントロールをしてスパートを開始した」とログリッチェ。
「シーズン最初のレースで総合優勝できたなら、照準を合わせているジロ・デ・イタリアへの最高のモチベーションとなる」

UAEツアー第6ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari
UAEツアー第6ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari
UAEツアー第6ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

パールイズミが2019春夏アイテム掲載のウェブサイト公開…カタログ無料請求も

日本のサイクリングウエアメーカー、パールイズミは2019年3月1日に2019Spring / Summerページを公開した。
●2019 Spiring / Summerのwebページ

製品ページでは、製品画像と着用画像を掲載。ブログ「PI PEOPLE」ではさまざまなジャンルのゲストを起用してインタビュー記事を掲載している。

19SSユーザーカタログは全国サイクルショップで配布を開始。同社ホームページカタログ請求ページからも本体・送料無料で申し込みできる。
●カタログ請求ページ(3月4日公開予定)

パールイズミは、「今後もコンテンツを充実させ、ウェブサイトを通じてサイクルウエアの最新情報をお届けします」という。

「旅こぎ〜自転車女子の列島ツーリング」東海道編の最終回が3月2日に放送

日本最大級のスポーツサイクル専門店Y’s Road(ワイズロード)を展開するワイ・インターナショナルは、スポーツサイクル監修した番組「旅こぎ~自転車女子の列島ツーリング」(CS放送・TBSチャンネル1)のシーズン1東海道編の6回目の放送が2019年3月2日(土)午前9:30~午前10:00に放送されることを発表した。

番組は東海道編の6回目、東海道五十三次の最終回

Y’s Roadはドラマや映画、旅番組やバラエティ番組の監修をこれまでにも数多く手がけているが、今回は初めてとなる女性3人旅。女優・鈴木聖奈秋元才加、フリーアナウンサー・平川彩佳の3人がロードバイクに乗って、東海道を旅する。

「いよいよ番組は東海道編の6回目、東海道五十三次の最終回となります」と、広報宣伝チーム部長でスポーツサイクル監修をつとめた松坂佳彦さん。

「今回は滋賀県の水口から、ゴールとなる京都府三条大橋を目指しました。“ビワイチ”でサイクリストに大人気の琵琶湖、近江八幡にも寄り道して、無事にゴールにたどり着くことができたのでしょうか、ご注目ください。最終回となりますが、3人の旅姿、初回から比べるとかなり上達した乗車スキルにご注目ください。この番組を通じて、女性と初心者にスポーツサイクルで“旅”にでるきっかけとなればうれしいです」

全国のワイズロード各店舗で、これまでの番組を店舗内モニターで放映を始めた。この番組をもう一度見たい、残念ながら見逃してしまったという人は各店舗で。

旅こぎ~自転車女子の列島ツーリング

「旅こぎ~自転車女子の列島ツーリング 東海道編」
出演:鈴木聖奈、秋元才加、平川彩佳 
第6回=2019年3月2日(土)朝9:30-10:00
以降、毎月第1土曜、CS放送・TBSチャンネル1にて放送予定(全6回)
TBSチャンネル

TBSチャンネル視聴方法

Y’s Road広報宣伝チームの松坂佳彦部長がスポーツサイクル監修をつとめた
旅こぎ~自転車女子の列島ツーリングの出演者が番組制作スタッフと記念撮影

「金が取れない悔しさもある」世界選手権ケイリン2位の新田祐大

2019UCIトラック世界選手権の男子ケイリンが2月28日にポーランドのプルシュクフで開催され、競輪選手の新田祐大が2位になった。

マタイス・ブフリ(右)がトラック世界選手権のケイリンで優勝。新田祐大(左)が2位に ©2019 JCF

自転車競技トラック種目の世界チャンピオンを決める大会が2月27日から3月3日にかけてポーランドのプルシュクフで行われていて、大会2日目の28日に行われた男子ケイリンで新田が銀メダルを獲得。同種目で日本勢がメダルを獲得するのは2018年2位の河端朋之に続き2年連続。河端は準々決勝で降格により敗退して16位、ワールドカップで優勝している脇本雄太は8位となった。

大会前の時点で世界ランキングが国別で1位、個人で河端が1位、脇本が2位につけ、メダル獲得が期待されていた同種目。同10位の新田は1回戦から着実に上位に入り決勝へ進出。決勝では、前日のチームスプリントで圧倒的なスピードを見せたオランダのブフリを最後追い詰めるもわずかに届かず銀メダルとなった。

金メダルには届かなかったが、2年連続の世界選手権同種目メダルは新田のみならず日本勢の底力を世界に示した。

マタイス・ブフリが2019トラック世界選手権のケイリンで優勝。左が2位新田祐大、右が3位シュテファン・ベティヒャー ©2019 JCF

新田祐大のコメント
「銀メダルの喜びと悔しさが半々。すごく苦しい練習で追い込んでいるのに金が取れない悔しさがあり、それは金メダルが取れた時に報われると思う。残り半周で(優勝した)ブフリが先頭に立った時に様子をうかがわずに踏み込むべきだった。昨年、河端さんがメダルを取った時に見ていた側で、チームメイトがメダルを取って力を証明してくれてうれしい反面、自分がその立場にあったら金メダルが取れただろうかと思い、そのために日々の練習を欠かすことなく集中して、そしてなにが大切なのか感じながら練習してきたことでここまでこられた」

ビビアーニがUAEツアー第5ステージで初優勝

中東にある7つのアラブ首長国を歴訪する7日間のステージレース、UAEツアーは2月28日に第5ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのエリア・ビビアーニ(イタリア)がゴールスプリント勝負を制して今大会初優勝。

UAEツアー第5ステージを制したエリア・ビビアーニ ©LaPresse – Fabio Ferrari

総合成績では初日から首位に立つユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)がその座を守った。総合2位は21秒遅れでモビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)。

UAEツアー第5ステージ。総合優勝を争うバルベルデのモビスター、ログリッチェのユンボ・ヴィスマが集団を掌握 ©LaPresse – Fabio Ferrari
UAEツアー第5ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari