ルツェンコが流産で双子を失った妻に捧げる3勝目…オマーン

アスタナのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)が2月20日に開催されたツアー・オブ・オマーン第5ステージで優勝し、区間3勝目を飾るとともに翌日の最終日を控えたレースで2年連続の総合優勝に大きく前進した。

アレクセイ・ルツェンコがツアー・オブ・オマーンで区間3勝目 ©Justin Setterfield/Getty Images

この日はグリーンマウンテンと呼ばれる山岳にゴールする重要なステージ。深紅のリーダージャージを着用したルツェンコは独走でこのステージを制した。

「この勝利は、昨年12月に生まれてくるはずだった双子を流産のために失った妻に捧げたい。ボクたちはとても困難な日々を支え合って過ごしたからだ」とルツェンコ。

「その間、チームも最大限のサポートをしてくれた。それに報いることができてとてもうれしい」

大会は2月21日に最終日を迎える。

コルブレッリがオマーン第4S優勝…ルツェンコ首位堅持

ツアー・オブ・オマーンは2月19日に第4ステージが行われ、バーレーン・メリダのソニー・コルブレッリ(イタリア)がゴール勝負を制して優勝した。

ツアー・オブ・オマーン第4ステージ ©ASO/P.Ballet

総合成績ではアスタナのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)が首位を守った。大会は全6ステージで、2月21日に終幕する。

ツアー・オブ・オマーン第4ステージを制したコルブレッリ ©Muscat Municipality / A.S.O. / P.Ballet

ネオンカラーでミニバッグ…タウンユースもできるスポーツ車

自転車専門店のあさひは、あさひオリジナルストリートスポーツサイクルブランド「REUNION(レユニオン)」から2019年2月下旬に、アーバンデザインが人気の「LILU(リル)」、ストリートロードバイク「COLEL(コーレル)」を新モデルとして発売。全国のサイクルベースあさひ各店、あさひ公式オンラインショップで購入できる。

街に映えるシンプルさをデザイン
レユニオンリル(オレンジ)

通勤などの実用の他、都市部を中心にファッションやカルチャーとして自転車利用の多様化が進んでいる。レユニオンリル、レユニオンコーレルは、「街の今を感じ、今を生きる人たちへ」をコンセプトに開発された、高いファッション性と街中でも扱いやすい機動力を兼ね備えた自転車だ。

新型レユニオンリルとレユニオンコーレルでは、2011年から続くレユニオンブランドの特徴であるストリートデザインをベースに、昨今のトレンドであるネオンカラーやミニバッグを新たに取り入れた。ファッション性はもちろん、ミニバッグに鍵やライトなどの小物類を収納することができるようになるなど日常での使いやすさも向上した。

『REUNION  LILU(レユニオンリル)』とは

レユニオンリル(マットブラック)
レユニオンリル(ホワイト)

レユニオンリルは街に映えるシンプルさをデザインし、2011年から続くレユニオンブランドの始まりとなったモデル。

今回のモデルチェンジでは、レユニオンらしさであるシンプルなスチールフレームにネオンカラー採用で、さらにスタイリッシュに仕上げるとともに、新たにクッション性の高いグリップやサドル、28C幅のタイヤを採用して街中で走行しやすさをさらに高めた。3万9980円(税込み)

『REUNION  COLEL(レユニンコーレル)』とは

レユニンコーレル(グロスライム)
レユニンコーレル(ベージュ)
レユニンコーレル(カーキ)

タウンユースでの使いやすさと、軽快感・安定感を兼ね備えたストリートロードバイクモデル。

今回のモデルチェンジでは、シンプルな細身スチールフレームや実用性の高い14段変速などのCOLELらしさはそのままに、街中のちょっとした段差や坂道でもタフに走行できる700C径×32C幅のタイヤを採用し、より安定感を増して幅広い利用シーンに使えるモデルに生まれ変わった。4万9980円(税込み)

レユニオンブランドからBMXスタイル自転車が新登場

自転車専門店のあさひは、あさひオリジナルのストリートスポーツサイクルブランド「REUNION(レユニオン)」から2019年3月初旬に、BMX型バイク「REUNION INSTINCT 20(レユニオンインスティンクト20)」販売を開始。全国のサイクルベースあさひ各店(店頭展示は約150店舗)と、あさひ公式オンラインショップで購入できる。

レユニオンは「街の今を感じ、今を生きる人たちへ」をキャッチコピーに2011年から始まったストリートスポーツサイクルブランド

通勤など実用の他、都市部を中心にファッションやカルチャーとして自転車利用の多様化が進んでいる。レユニオンインスティンクトは、「街の今を感じ、今を生きる人たちへ」をコンセプトに開発され、街中での使いやすさを取り入れた新しいBMXシリーズ。

レユニオンインスティンクト20は本格的なBMXルックスにこだわる一方、サイドスタンドを標準装備するなど、昨今の自転車使用ニーズに合わせてタウンユースに適した自転車に仕上がっている。また、2018年11月に先行発売したレユニオンインスティンクト24では、ストップアンドゴーを機敏にこなせる24インチタイヤを採用し、街中での使いやすさとオールドテイストにこだわったデザインが好評を得ている。

レユニオン・インスティンクト20(ブルー)

『REUNION INSTINCT』(レユニオンインスティンクト)とは

レユニオンブランドから新たに発売する、本格的なルックスを備えたBMXモデルです。クランクには3ピースクランクを採用し、メンテナンスしやすい仕様で仕上げています。

REUNION INSTINCT 20
3ピースクランクやUブレーキ、ギヤの歯数はリヤ9T/フロント25Tを装備するなど、本格的なパーツと手ごろな価格を両立した20インチBMX型バイク。街中での使用を考慮してサイドスタンドを装備している。2万9980円(税込み)

レユニオン・インスティンクト20(オレンジ)
レユニオン・インスティンクト20(カーキ)

REUNION INSTINCT 24
細身スチールパイプのフレーム形状や、スキンサイドタイヤ採用などオールドテイストにこだわった24インチBMX型自転車。 機動性に優れ、付属のフレームバックには鍵などの小物が収納できタウンユースに適している。2万9980円(税込み)※クロムは3万2980円(税込み)

レユニオン・インスティンクト24(クロム)
レユニオン・インスティンクト24(シャインレッド)

【レユニオンとは】
「街の今を感じ、今を生きる人たちへ」をキャッチコピーに、2011年から始まったストリートスポーツサイクルのブランド。当初はピスト(固定ギヤ自転車)などが自転車のトレンドにあり、あさひからも街で乗れるアーバンスポーツサイクルとしてブランドがスタートした。その後、ロードバイク人気にあっては街のトレンドに溶け込みやすいシンプルさやデザイン性を取り入れたロードバイク型を発売するなど、その時代に合わせたトレンドを自転車に落とし込み、ブランドも変化し続けている。

【レユニオン インスティンクトの開発背景】
元々、BMXは1970年代のアメリカで子供たちの遊び道具として生まれ、ハリウッドの大ヒット映画の小物として登場するなど、日本ではアメリカのストリートカルチャーとしても浸透してきた。現在ファッションシーンでもオールドスクールスタイルが注目を集めていることから、時代に合わせたトレンドを自転車に落とし込む「レユニオン」ブランドからも、新たにBMXスタイル自転車を開発した。

ママチャリで1万7900人が国際サーキットを走った!

1万7900人がママチャリで国際サーキットを走る! 第12回ママチャリ日本グランプリ・チーム対抗7時間耐久が1月12日、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催された。冠協賛は全国自転車チェーン店の「あさひ」。一般用自転車を多く販売する同社は、「ママチャリは日本独自の文化」と胸を張る。

ママチャリ851台がスタートラインに集結。7時間耐久が始まった

「ママチャリ」とは、お母さんが買い物に行くときに使用するイメージを持つ一般用自転車の俗称だ。「チャリ」はさびて変色した「茶輪」に由来するという説がある。いずれにしても商品を軽視するようなニュアンスがあるので、自転車業界ではあまり使用しない言葉だが、それをあえて大会名に打ち出した。

「ママチャリは日本の文化的乗り物。だからこれを使って、みんなで楽しくレースしよう」というのがイベント主催者の主旨。遊び心ある試みだが、舞台は自動車レースで使用する本物の国際レーシングコースに設定した。すでに12回を数えるレースは新年恒例の自転車イベントとなった。

最大10名でチームを組み、1台のママチャリを交代でこぎながら7時間を走りぬく。本気モードのチームもいるが、着ぐるみあり、自転車への装飾ありとイベントを楽しむ人たちも多い。交替を待つ間はバーベキューをしたりして、7時間を目いっぱい楽しむ。

チームメートが見守るなか、ひたすらペダルをこぎ続ける

富士スピードウェイは高低差約40m、最大下り10.05%、最大上り8.88%の勾配があるテクニカルコース。コース初めの下り坂をさっそうと走ったあと、後半の上り坂ではほぼ全員が失速。ママチャリであること、マシンに施した装飾を深く後悔する人たちが続出した。

そもそもママチャリは街中で停車しやすいようにサドルが低め、リラックスして乗車できるようにハンドルが高め。そして荷物を入れられるカゴが装備されているものが多い。高速走行するには最も適していない車種で、これを使用しなければいけないのだから想像以上にキツいレースとなる。

効率のいい乗車姿勢に改造するのは厳格な大会規定で禁じられている。ハンドルの位置は地上から95cm以上、サドルは一番低い位置に。ギヤ、チェーン、ペダルなどは市販時の状態のままでレース機材への交換は不可。スポーツバイクのライディングフォームとはほど遠い乗車姿勢でレースするのだから筋トレのスクワットよりもキツい。

意外とトラブルが多く、専門スタッフが修理に追われる。日ごろから整備しておきたい
2019年に創業70周年を迎える「あさひ」が特製サクマ・ドロップスを用意

2019年の大会には851台、1万7900人が参加した。当日はあいにくの曇り空で、普段はサーキットを見下ろす雄大な富士山も姿を隠し、時おり雪やみぞれが降るという厳しい状況だったが、参加者の熱気はそれを吹き飛ばすようだった。

レース結果はコスプレチームでもある「キクミミモータースモキュ」が51周(約232.7km)を走破し、4年連続7回目の優勝を飾った。

ちなみに第13回大会は2020年1月11日に開催予定。参加費は1チーム2万円。参加資格は補助輪なしで自転車を安全に運転できる人、ルールやマナーを守ることができる人と規定されている。
●大会サイト

仲間とチームを組んで7時間を走りきるのが醍醐味
装飾部門も設定され、受賞チームにはスポーツバイクが提供された

ルツェンコがオマーンで連勝…アスタナチームは8日間で8勝

カザフスタンチャンピオンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)が2月18日に開催されたツアー・オブ・オマーン第3ステージで優勝。第2ステージに続く連勝で、総合成績でも首位に立った。アスタナチームは8日間で8勝を挙げる活躍を見せている。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージを制したルツェンコ ©Justin Setterfield/Getty Images

この日は激しいアップダウンに加えて横風が吹き荒れるという厳しいレースに。集団な何度も分断と合流を繰り返し、最後の上り坂に。残り500mでルツェンコがアタックし、2連勝。総合成績での首位に立ち、大会2連覇に向けて前進した。

バーレーン・メリダの新城幸也は区間102位。