キナンのジャイ・クロフォードと中西健児が今季限りで退団

キナンのジャイ・クロフォードと中西健児が今季限りで退団する。

クロフォードは2015年のキナンチーム発足時のメンバーであり、チームで唯一創設以来4シーズンを送った選手だった。2017年シーズンまではチームキャプテンを務め、選手のまとめ役としても大きく貢献した。

中西は同志社大在学中の2016年にトレーニー(研修生)としてチームに加入。その後に出場したジェラジャ・マレーシアでの走りが評価され、2017年シーズンから正式契約を結んだ。以来2シーズンにわたり、国内外の主要レースでチームの好成績を呼び込む堅実な走りを見せてきた。

中西は12月16日(日)に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催される「ヴェロフェスタinモリコロパーク」で退団のあいさつをする。また、その間も各種イベントなど従来通りチーム活動に参加する。

ジャイ・クロフォード

ジャイ・クロフォードのコメント
4年間応援をしてくださった日本のファンのみなさまに心から感謝を伝えたいと思います。日本はサイクリングを行ううえでとても美しい国でした。そして、これまで見てきた国々とはひと味違った安心感があります。
2018年シーズンは自身のレース機会が少なかったことは残念でした。6月にツール・ド・コリアに出場しましたが、それが17年間の競技人生の最終レースとなります。これまでに多くの情熱と犠牲を払ってきたキャリアを終えるうえで、決して望んでいた形とはいえませんが、サイクリストとして歩んできた期間はとても誇りに思っています。私にとっての冒険によって結ばれた絆と友人に心から感謝しています。
職業としてのサイクリングは、人生そのものでした。それは純粋に、自らの可能性を追求するものでした。その過程で私は自らの価値を見出してきました。自らを律し続けた日々は、結果として喜びと次なる目的を与えてくれました。サイクリングはまさに、自らを奮い立たせる欲求を満たしてくれるものでした。そのプロセスが、経験と理解、そして寛容さを自らに与えてくれたと思っています。私は今、日本に感謝し、サイクリングへも感謝しています。そして、多くの人々のこれからの成功を願っています。

中西健児

中西健児のコメント
ときに楽しく、ときに苦しい選手生活を支えてくださったすべての方に万謝します。いささか短い期間でしたが、満点の星空のように素晴らしい時間でした。これからも引き続きキナンに温かい声援をよろしくお願いいたします。

E-BIKE&キッズバイク試乗会が10月28日に明治神宮外苑で開催

ルーツ・スポーツ・ジャパンは、10月28日(日)に開催する都内周遊サイクリングイベント「BIKE TOKYO 2018」の同時開催イベントとして「E-BIKE&キッズバイク試乗会」を実施する。話題のeバイク(スポーツタイプ電動アシスト自転車)など、 最新の電動アシスト自転車の試乗会。各メーカーが展開する最先端の技術を体験することができる。

サイクルスポットpresents E-BIKE & キッズバイク試乗会

会場は明治神宮外苑聖徳記念絵画館前広場で、試乗は神宮外苑の外周コース(1周1.2km)を走行できる。参加費は無料で、だれでも事前申し込み不要で参加できる。

◆実施概要
【日時】2018年10月28日(日)9:00~16:30
【会場】明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前広場(東京都新宿区)
【主催】一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
【協力】サイクルスポット
【参加費】無料
【対象年齢】小学生以上
Webサイト

◆試乗メーカー
LOUIS GARNEAU Benelli TSINOVA ミヤタサイクル ヤマハ発動機 ブリヂストンサイクル パナソニックサイクル BESV

大分・由布院でウィーラースクール…小学校で自転車安全教室

キナンサイクリングは、10月13~14日に大分市内でレース活動を行った後も県内に滞在し、小学生を対象としたウィーラースクール(自転車交通安全教室)に参加。4選手が講師を務め、自転車の安全な乗り方をレクチャーするとともに、サイクリングを通して参加した児童との交流を深めるひとときを過ごした。

大分・由布院でウィーラースクール ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

チームが参加したのは、15日に由布市立由布院小で行われたウィーラースクール。前々日の「おおいたいこいの道クリテリウム」、前日の「おおいたアーバンクラシック」の2レースを実施したサイクリングイベント「OITAサイクルフェス!!!2018」の関連事業として行われ、キナンからは山本元喜、山本大喜、中島康晴、新城雄大の4選手が参加。同様に両レースに出場したシマノ、愛三工業、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ、オーストラリアンサイクリングアカデミーからも選手が集い、同校6年生約60人と安全な自転車の乗り方について、考え、実践する機会となった。

進行役を務めたのはウィーラースクールジャパン主宰のブラッキー中島隆章氏。はじめにスライドを用いて自転車の歴史や種類、さらにはスポーツとしての自転車についてふれたのち、実際の事故例を用いながら交通ルールの重要性やヘルメットの必要性について説いていった。

自転車の安全について真剣に考える時間を設けつつも、ときにユーモアたっぷりに話題を提供するブラッキー氏に児童はあっという間に引き込まれ、笑いたっぷりの座学となった。

場所をグラウンドに移しての実技では、決められた幅の中をはみ出さないように走り、きっちりと止まる動きや、数mおきに置かれたコーンをバランスを保ちながらのスラローム、みんなで隊列を組んで走るなど、実践的なプログラム。選手たちはお手本を見せたり、児童への声かけでチャレンジをうながしたりと、自転車を通してコミュニケーションを深めていった。

最後は校舎をバックに記念撮影をして、約1時間30分のスクールは終了。思いがけずたくさんの選手たちの訪問を受けた児童たちは、終了後も記念の握手に感激しているなど、いつまでも大興奮の様子だった。

世界選手権ロードはNHK BS1で10月25日19時から放送

世界選手権ロードの放送日程がNHKから発表された。NHK BS1で10月25日19時から同50分までが前編、途中BSニュースをはさんで20時から同49分までが後編。

世界選手権エリート男子ロード © Dario Belingheri/BettiniPhoto

トラック世界選手権の再放送はNHK BS1で10月20日0時50分からBSニュースなしで02時29分まで。臨時ニュースなどで番組が編成される可能性もある。

トラック世界選手権は河端朋之のケイリン銀メダル獲得の感動をもう一度、そしてロード世界選手権は大会屈指の難関コースで行われた、まさに「生き残り」をかけた戦いの様子を伝える。

●世界選手権ロード関連ニュースまとめサイト

●世界選手権ロードの結果
9月23日(日) UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日) UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月) ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月) U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火) ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火) エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水) エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木) ジュニア女子ロードレース
9月27日(木) ジュニア男子ロードレース
9月28日(金) U23男子ロードレース
9月29日(土) エリート女子ロードレース
9月30日(日) エリート男子ロードレース

多くの要望によりARS-3 SHIELDが商品化…カラーはクリア調光。重量は28g

大好評の「ARS-3 SHIELD(エーアールエス・スリーシールド)」にクリア調光が追加発売された。AERO-R1エアロヘルメットに装着して使用する。価格は1万円(税別)。

ARS-3 SHIELD(エーアールエス・スリーシールド)

AERO-R1用オプションシールド「ARS-3 SHIELD」はもともと、軽量化とカラーシールドを望む選手の要望に応えた実使用性能優先。しかしARS-3を見た多くのユーザーの強い要望により商品化を実現。カラーはクリア調光。重量は28g。素材はポリカーボネイト。

■ ARS-3 SHIELD クリア調光の主なスペック
・選手供給用ARS-3を見た多くのユーザーの強い要望により商品化を実現。
・シールド重量28gの軽量設計。標準シールドより約50%軽量化。
・シールドの濃度は最も薄い状態で可視光線透過率88%、最も濃い状態で可視光線透過率28%。
・紫外線カット率は99%以上。
・シールドの交換なしで、幅広いコンディションを1枚のシールドでカバー。
・空気抵抗低減を考慮したエアロ形状を採用。

ジェイミスからアーバンアドベンチャーSEQUEL(セクエル)登場

ジェイミスからアーバンアドベンチャーのSEQUEL(セクエル)が登場した。取り扱いはジェイミス・ジャパン。価格は11万5000円(税別)。

ジェイミス・セクエル

街中のアドベンチャーをするならSEQUEL(セクエル)と走りたい。車道の段差、悪路、砂利道、サイクリングロード。あらゆる地形を650X47Cのタイヤは走り抜けてくれる。リラックスしたフラットバーは日常では気がつかない風景を見せてくれる。REYNOLDS 520スチールにスルーアクスルのフレームは適正な剛性を持つ。キャリアや泥除け、バイクパッキングに適したダボも標準装備されており、街を飛び出しロングツーリングやアドベンチャーライドにも対応する。日常からアドベンチャーまで懐の深いバイクだ。

短めのトップチューブに高めのハンドル位置、ワイドなハンドルバーを採用し快適なライドが可能。フレームデザインには、JAMISの代名詞であるSSDを採用。SSDは、フレームサイズごとにトップチューブ、ダウンチューブの径を変化させ、BBハイト、リアセンター、フォークオフセットに至るまで変化をさせており、設計者がねらった通りの乗り心地がどのサイズでも得られるというもの。平日は通勤や通学などの日常使いから、週末のアドベンチャーライドまで快適なライドを約束する。

快適なライドのために、バイクの拡張性は関心事だろう。SEQUELには、リヤラック、フロントラック、フェンダーなどの取り付け台座が適正な位置にあり、スマートな取り付けが可能だ。またフレームに3カ所、フロントフォークの両サイドと合わせて5カ所のボトルケージ台座を装備する。リヤキャリアにバッグを取り付ければリュックサックなしでの通勤も可能だ。フェンダーを取り付ければ雨天や雨上がりのライドを快適にする。ちょっと公園までの軽いライドから、ロングアドベンチャーまで懐の深いバイクに仕上がっている。

●ジェイミスSEQUEL(セクエル)の詳細サイト