Livロードバイク試乗会が東京、名古屋、福岡で開催

女性のためのサイクルブランドLiv(リブ)は、10月20日(土)から全国3カ所のLivフラッグシップストアで「Livロードバイク試乗会」を開催する。

Livロードバイク試乗会

用意される試乗車は、2019年で誕生したエアロ性能を高めた「ENVILIV(エンヴィリブ)」のほか、オールラウンド軽量モデル「LANGMA(ランマ)」シリーズと、なめらかな乗り心地とアップライトな姿勢が特徴の「AVAIL(アヴェイル)」シリーズのカーボンロードバイク3モデル。特徴の違う3モデルを何度でも試せる。

2018年のLivバイクには上品で目を引くカラーとグラフィックデザインを採用。さまざまな方向からの光に反射することで、驚くほど深く豊かな色調を表現する。写真では伝えられない美しさなので実物を見てみたい。

東京、名古屋、福岡の各会場では、女性スタッフが試乗車貸出対応する。初めてロードバイクに乗ってみたい人や、クロスバイクからロードバイクの乗り換えを検討中の方人など、相談に乗ってくれる。各会場となるLivフラッグシップストアのLivコーナーでは、試乗車以外のラインナップやアパレル、パーツ類をチェックできる。

Liv(リブ)は女性のためのサイクルブランド

Livロードバイク試乗会
<会場・開催日程>

【名古屋会場】
日時:2018年10月20日(土)、21日(日) 11:00~16:00
場所:ジャイアント/リブストア名古屋
住所:愛知県長久手市砂子101
アクセス:グリーンロード「砂子交差点」かど

【福岡会場】
日時:2018年11月10日(土)、11日(日) 11:00~17:00
場所:ジャイアント/リブストア福岡
住所:福岡県福岡市早良区百道浜1-3-70
アクセス:福岡市地下鉄空港線「西新」駅より徒歩11分

【東京会場】
日時:2018年12月8日(土)、9日(日) 10:30~16:00
場所: ジャイアント/リブストア二子玉川
住所:東京都世田谷区玉川1-10-7
アクセス:東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅より徒歩2分

料金:無料
予約:不要
持ち物:身分証明証

おおいたアーバンクラシックにキナンは主力5選手…真価が問われる国内UCIワンデーレースへ

おおいたアーバンクラシックが10月14日に大分県大分市で開催され、キナンサイクリングは主力となる5選手を出場させる。10月以降は、日本国内で開催されるUCI(国際自転車競技連合)公認のワンデーレースをメインにレースプログラムを進めていく。

おおいたアーバンクラシックに出場するキナンサイクリングの5選手

おおいた アーバンクラシックは2017年まで国内リーグ「Jプロツアー」のおおいたサイクルロードレースとして行われてきたものが国際レースへと昇格。UCI公認大会としては2018年が初開催となる。

大分スポーツ公園周辺を周回する1周10kmのコースはこれまでと同様ながら、今回から時計回りに巡ることになり、より上りの比重が高くなっている。下り基調の周回序盤を経て、中盤は長い上りが続いたのち、終盤では一度下ってからコントロールラインへ向けて約1km上っていくレイアウト。特に最終周回は激しい優勝争いが見ものに。15周回・150kmの全行程は平坦がなく、アップダウンに富んだ中でのサバイバルレースとなることが予想される。

国内外から20チームが出場する今大会。1チーム5選手で編成され、キナンは山本元喜、山本大喜、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大を招集。9月に出場したステージレース、インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(インドネシア、UCIアジアツアー2.2)で個人総合3位となったルバ、同5位の山本元を中心に、インドネシア遠征で好アシストを見せた新城、国内で調整を進めてきた中島、そしてUCIロード世界選手権帰りの山本大と、いずれも好調な主力選手たちをセレクト。上りでレースを動くとなればルバや山本元が、人数が絞られた中でのスピード勝負となれば中島や新城が勝負に出ることになる。また、山本大はオープン参加した2017年のおおいたサイクルロードレースで6位相当の走りをしていて、コースとの相性はいい。

同大会はサイクルイベント「OITAサイクルフェス!!!2018」内で開催される。前日13日には大分市中心部で「おおいた いこいの道クリテリウム」が行われ、おおいたアーバンクラシック出場チーム・選手が参戦。キナンも前述の5選手が挑む。

おおいた いこいの道クリテリウム
10月13日 30km(1km×30周) 午後0時5分スタート
会場:大分いこいの道周辺(大分県大分市)

おおいた アーバンクラシック(UCIアジアツアー1.2)
10月14日 150km(10km×15周) 午前9時スタート
会場:大分スポーツ公園周辺(大分県大分市)

ティボー・ピノが第99回ミラノ〜トリノ優勝…2位ロペス、3位バルベルデ

第99回ミラノ〜トリノが10月10日に同地で開催され、フランスのティボー・ピノ(グルパマFDJ)が残り1.2kmから独走して初優勝した。2位は2016年の優勝者であるコロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ)。3位は世界チャンピオンが着用する5色の虹色ジャージ、アルカンシエルを身にまとったアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)。

チームメートとロペスが交錯した瞬間、ピノが独走を決めた © LaPresse – Fabio Ferrari

ミラノ〜トリノは1872年に第1回大会が開催された伝統レースで、週末に開催される今季最後のメジャーレース、イルロンバルディアの前哨戦として最後の勝利を目指す有力選手が参加していた。

第99回ミラノ〜トリノ © LaPresse – Fabio Ferrari
ティボー・ピノが第99回ミラノ〜トリノで独走勝利 © LaPresse – Marco Alpozzi

レースは最後の上りでピノのチームメートであるダビド・ゴデュら3選手が先行。これに後続集団からピノ、ロペス、バルデルデが追いついた。アシスト役となったゴデュが先頭を引っ張り、役目を終えて力を抜いた瞬間にロペスがアタック。2人が接触して落車したのと同じタイミングでピノが独走を始めた。

ティボー・ピノが第99回ミラノ〜トリノで独走勝利 © LaPresse – Fabio Ferrari

「ついにイタリアのクラシックレースに勝利した。最後の落車がなくても、ロペスを置き去りにできたはずだ。彼は今日に限って世界チャンピオンのバルベルデより手ごわい存在だった。そして世界チャンピオンに勝利できた意義は大きい」とピノ。

「ゴデュには『できる限りのペースで最後の上りを引っ張ってくれ』と頼んだ。役目を終えたゴデュがボクに道を開けてくれたとき、ロペスは後ろを見ていたんだ。落車したので脚を止めたが、待っている状況ではなかった。ゴールを目指して全力で走った」

ティボー・ピノを中央に左が2位ロペス、右が3位バルベルデ © LaPresse – Fabio Ferrari

アレハンドロ・バルベルデがアルカンシエルをお披露目…ミラノ〜トリノ

世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が10月10日にイタリアで開催されたミラノ〜トリノで、世界チャンピオンが着用する5色の虹色ジャージ、アルカンシエルを着用して登場した。

アルカンシエルで登場したアレハンドロ・バルベルデ © LaPresse

ミラノ〜トリノは1872年に第1回大会が開催された伝統レースで、国際大会としては最古のレースだと主催者はアピール。2018年大会は10月10日開催で、世界チャンピオンのバルベルデをはじめ、ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ)、ジャンニ・モスコン(スカイ)、ティボー・ピノ(グルパマFDJ)、アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)、ダニエル・マーティンとファビオ・アルー(UAEエミレーツ)らが参戦する。

10月10日のミラノ〜トリノにアルカンシエルで登場した世界チャンピオン、アレハンドロ・バルベルデ © LaPresse
ミラノ〜トリノに登場したティボー・ピノ(左) © LaPresse
ミラノ〜トリノに出場するファビオ・アルー(左)とダニエル・マーティン © LaPresse – Fabio Ferrari
10月10日、ミラノ〜トリノがスタート © LaPresse

2019ジロ・デ・イタリアのコース全容発表は10月31日

2019年の第102回ジロ・デ・イタリアのコース全容が10月31日ミラノで発表される。コースプレゼンテーションの開始は16時45分(日本時間は翌日零時45分)から。同大会は5月11日にエミリアロマーニャ州都のボローニャで開幕することがすでに発表されている。

2018年の総合優勝者クリストファー・フルーム

一方、2019ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーションは10月25日。パリ国際会議場で11時30分から発表されるが、こちらは10月最終日曜の前なのでサマータイムとなり、日本時間は18時30分。

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終始攻撃的な走りを見せた山本元喜が敢闘賞…南魚沼ロード

2018年Jプロツアーのシリーズ最終戦となる南魚沼ロードレースは2年ぶり開催され、キナンサイクリングの山本元喜が敢闘賞を獲得した。2018年はJプロツアーで最高位の大会となる「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」として実施。チーム対抗の団体成績が争われる大会でもある。

南魚沼ロードレースで山本元喜が敢闘賞を獲得 ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

コースは、新潟県南魚沼市の三国川ダム周辺に設定された1周12km。ダム湖に沿って走るコースはコーナーが連続し、残り2kmからフィニッシュ地点までは高低差100m以上を登り続けるハードさだ。10周122kmのレースは、キナンサイクリングの山本のペースアップで始まった。登り区間で先頭に立った山本は集団を長く引き伸ばしながら進んでいく。頂上の直前、マトリックスパワータグからスポット参戦するフランシスコ・マンセボがアタック。この動きをきっかけに7人が先行する。しかしメイン集団も追走し、1周目が終わるまでに吸収する。

2周目、再びマンセボ選手を含む11人ほどが先行。その中から7人の逃げ集団が形成され、メイン集団との差が広がりはじめる。メンバーは、山本、マンセボ、ホセビセンテ・トリビオ(以上マトリックスパワータグ )、雨澤毅明、岡篤志(以上宇都宮ブリッツェン)、湊諒(シマノ)、米谷隆志(レオモベルマーレ)。メイン集団はシマノがコントロール。5周目に米谷が逃げ集団から遅れるも、差は最大で2分以上まで開いた。

レース終盤の8周目、メイン集団のコントロールが宇都宮ブリッツェンに代わると、逃げ集団との差は1分前後まで縮まる。逃げ集団では、山本が登り区間でペースアップを図る。すると雨澤と岡が遅れ、逃げ集団は4人に。山本はトリビオ、マンセボ、湊を引き連れて9周目に入っていく。

その直後、マンセボがアタック。トリビオが追従し、マトリックスパワータグの2人が先行。反応が遅れた山本と湊の2人はその後メイン集団が吸収。宇都宮ブリッツェンを先頭に先行する2人を追走するが、差は1分から縮まらないまま最終周回の10周目に入る。

その後メイン集団からは増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、入部正太朗、横山航太(シマノ)の3人が追走集団を形成するも、マトリックスパワータグの2人を捕えることはできず。最後はマンセボとトリビオがワンツーフィニッシュを決め、マトリックスパワータグが2年連続で経済産業大臣旗を獲得した。

キナンは8位で完走した山本が序盤からの積極的な動きを評価され、このレースから設定された敢闘賞を獲得。中西健児が22位、新城雄大が26位で完走した。(加藤智)

Jプロツアー第22戦 南魚沼ロードレース・経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 結果(122km)結果
1 フランシスコ・マンセボ・ペレス(スペイン、マトリックスパワータグ) 3時間14分20秒
2 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +0秒
3 横山航太(シマノレーシング) +1分3秒
4 入部正太朗(シマノレーシング) +1分7秒
5 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +1分13秒
6 木村圭佑(シマノレーシング) +1分40秒
8 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分47秒
22 中西健児(KINAN Cycling Team) +4分28秒
26 新城雄大(KINAN Cycling Team) +6分9秒
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)
DNF 中島康晴(KINAN Cycling Team)
DNF トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)

敢闘賞
山本元喜(KINAN Cycling Team)

団体成績
1 マトリックスパワータグ 720pts
5 KINAN Cycling Team 150pts