ゲラント・トーマスが愛用したフィジークのグレーニットカラーが追加発売へ

ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを獲得したスカイのゲラント・トーマス(英国)はfi’zi:k(フィジーク)の「R1B INFINITO KNIT」を愛用。トーマスが使用していたグレーニットカラーが新たなカラーラインナップとして登場する予定となった。

ラルプデュエズを制したゲラント・トーマス © Chris Graythen/Getty Images

新しく登場するカラーラインナップのニットグレーのシューズを着用したゲラント・トーマスはアルプスの厳しい山岳ステージで2連勝を飾った。そのうちの一つは数々の名勝負が繰り広げられツール・ド・フランスのアイコンと言っても過言ではない「Alpe d’Huez(ラルプデュエズ)」で総合1位の証であるマイヨジョーヌに身を包んでの歴史的な勝利だった。

fi’zi:kのKNIT(ニット)レーシングシューズは、その素材によって得られる通気性や快適性だけでなく、剛性感やしっかりとしたフィット感を兼ね備え、最高のパフォーマンスを発揮するリアルレーシングシューズ。その証拠にニット素材を採用したシューズは複数社から発表されているが、ツール・ド・フランス2018の実戦でライダーが着用しているのはfi’zi:kだけだった。発表当初は素材の伸びや従来の素材に対してパワーロスが多いのではという質問が多く寄せられたが、実際レースに出ているサポートライダーには積極的に「R1B INFINITO KNIT」が選ばれていて、そのパフォーマンスはトーマスの走りによって証明された。

フィジークのR1B INFINITO KNITを愛用するゲラント・トーマス

●カワシマサイクルサプライのホームページ

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シニア向け電動アシスト自転車、フロンティアラクットシリーズ新発売

シニア層向けの両輪駆動モデル搭載電動アシスト自転車「ラクットシリーズ」をブリヂストンサイクルが8月下旬より全国の販売店を通して発売する。ラクットシリーズは「身体の変化により自転車に乗る自信がなくなった」、「シニア向け商品はデザインに抵抗がある」といった声に応えて誕生した製品。身体の変化に対応する「3つのラクあし」設計と、乗りたくなるカラーデザインを兼ね備え、健康的な新しい生活を提供する。

フロンティア ラクット

フロンティアラクット
20インチ価格:11万7800円(税別)
24インチ価格:11万8800円(税別)
展開カラー:T.Xルビーレッド(ツヤ消し)、T.Xサファイヤブルー(ツヤ消し)、P.X ミスティミント、P.Xミスティラベンダー

フロンティアラクットワゴン
価格:19万5800円(税別)
展開カラー:T.Xルビーレッド(ツヤ消し)、T.Xサファイヤブルー(ツヤ消し)、P.Xミスティミント

フロンティア ラクットワゴン

3つのラクあし
①またぎやすさ ②乗り降りしやすさ ③こぎやすさ
「自転車をまたぐ際、あしがひっかかるのがおっくう、」「瞬時に両足をしっかり地面に着けて止まりたい」、「関節が痛い」といった声に応え、自転車に乗る際の3つのポイントをよりラクにした。
①またぎやすさ
マイナス約10cmの低床フレームを実現
同社従来品と比較し、マイナス約10cmのフレーム高を実現し、誰でもまたぎやすいフレームとなった
②乗り降りしやすさ
身長141cmの人でも両足がピタッとつく高さに
サドルの高さを身長141cmの人でも両足が地面にぴったりつけられる高さに設計。同社の電動アシスト自転車の中でもトップクラスの乗り降りしやすさを実現した
③こぎやすさ
こいでいる際のヒザ角度を浅く
同社従来品と比較し、こいでいる際のヒザ角度を浅く設計。脚への負担を軽減し、従来よりも脚を曲げずにこげるようになった

●ラクットシリーズの詳細ページ

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鈴木優華がJ:COMSeaside Studioでツール・ド・フランスさいたまをPR

2018さいたまクリテリウム実行委員会は大会開催100日前である7月27日(金)に、大会プレゼンティングスポンサーであるジュピターテレコム(J:COM)が期間限定で神奈川県藤沢市の湘南海岸にオープンした「J:COM Seaside Studio」で、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム開催100日前PRイベントを実施した。

non-no専属モデルの鈴木優華さいクリ広報部長も元気に大会をPR ©Saitama city

豪華オリジナルグッズが当たる抽選会や、オリジナル手ぬぐいプレゼントキャンペーン、発電自転車挑戦などのイベントを行い、多くの人が来場。2018さいクリ広報部長の鈴木優華も各種イベントやサンプリングに参加し、大会のPRを行った。

鈴木優華さいクリ広報部長がオリジナル名刺の配布も行った

大会当日の招待券やサコッシュ、タオルなどオリジナルグッズが当たる抽選会を開催
発電自転車で扇風機の稼動にチャレンジ。成功した人は広報部長サイン入りの名刺やJ:COMノベルティグッズがプレゼントされた

「本日の開催100日前PRイベントにはたくさんの方にお越しいただきました! 11月4日(日)にはさいたまクリテリウムが開催されますので、みなさんぜひさいたまにお越しください!」と鈴木優華。

海の家では水道直結式ウォーターサーバーが設置され、マイボトルを持参した人にオリジナルフェイスタオルをプレゼント

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ヤマハがブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルモトに

ヤマハがスペイン最大の自転車レース、ブエルタ・ア・エスパーニャの新しいオフィシャルモトになったことが発表された。導入されるのは欧州市場で発売されているトレーサー700。先導バイク、コミッセールモト、チームアシスタントに合計22台が提供される。

ヤマハ・トレーサー700は欧州のみで販売される

ヤマハはジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスに続いてグランツールと呼ばれる三大ステージレースのすべてでオフィシャルモトになった。契約は欧州法人のヤマハ。

ブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルモトになったヤマハ

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ツール・ド・フランスはパリまでたどり着けなければ最下位にだってなれない

ツール・ド・フランス取材者日記最終回。
その昔、列車は夜になると前後にランタンの明かりを点したという。最後尾につけるのは赤色のランタンで、いわゆるテールランプのことだ。フランス語では「ランタンルージュ」と呼ばれている。ツール・ド・フランスでランタンルージュといえば最後尾、つまり個人総合成績で最下位の選手のことだ。例年シャンゼリゼに凱旋する最終ステージのスタート前に、ちょっとした伝統行事が行われる。最下位選手が赤いランタンを持たされてカメラマンのポーズに応じたりするのだ。

シャンゼリゼに選手たちが到着した瞬間を見計らってフランス空軍が凱旋門からコンコルドにかけて飛行 © ASO

ツール・ド・フランスでは最下位だってある意味で勲章だ。遅れたのにはちゃんとした理由がある。エースのために全力で集団を引っ張って体力を使い果たしたとか、ホイールを提供して道ばたでたたずんでいたとか。つまりある意味できっちりと仕事をしなくちゃ遅れないのだ。

そして決定的なことには、シャンゼリゼにたどり着かなければ最下位には絶対になれないということ。つまり最下位はリタイアじゃなくて完走だ。選手にとってシャンゼリゼに到着することが、ひとつの大きな勲章であり、カメラマンにランタンルージュを持たされてポーズを取ったりしていても、その心の中はまばゆいばかりの自尊心がきらめいている。

1836年7月29日、ナポレオンの命によって建設されたエトワール凱旋門が完成した日、英国のゲラント・トーマスが凱旋 © ASO

1987年に東京中日スポーツ派遣記者として全ステージを追いかけるようになり、毎日欠かさず送稿したのが現地の取材者日記「マイヨノワール」だ。ツール・ド・フランスではないが、かつて最下位選手が着させられた黒いジャージをイメージして、先代の担当デスクがつけてくれた表題だ。

ツール・ド・フランス最終日はシャンゼリゼで選手たちのゴールを見届けたあと、ボクはたいていメトロで6駅離れたプレスセンターまで徒歩で戻って最後の原稿を打つ。あらかた書き上げたころには他の記者はほとんどいない。パリのゴールはいつも最下位。たまたま着ていた黒いジャケットがあたかもマイヨノワールみたいだ。(終わり)

マイヨジョーヌのトーマスを祝福するフルーム © ASO

第20ステージの記者日記

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ゲラント・トーマスがツール・ド・フランス初制覇…アシスト役がエースに

スカイのゲラント・トーマス(英国)が23日間の日程で開催された世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスで初めて総合優勝を達成した。7月7日に開幕した105回大会は、チームメートに4年連続5度目の優勝を目指すクリストファー・フルーム(英国)がいるため、トーマスはアシスト役だった。しかし序盤から常に上位でゴールする安定感を見せ、着実にトップ3に与えられるボーナスタイムを獲得。アルプスの第11ステージで優勝して首位に。終盤戦でフルームからエースの座を譲られた。

マイヨジョーヌを死守したゲラント・トーマス © ASO

総合2位はサンウェブのトム・デュムラン(オランダ)。総合3位はフルーム。パリ・シャンゼリゼにゴールした7月29日の最終ステージはUAEエミレーツのアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)が4年ぶり3度目のステージ優勝。

マイヨジョーヌを死守したトーマス(2番目)、その後ろがフルーム
ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを獲得したゲラント・トーマスを祝福するフルーム

ポイント賞のマイヨベールはボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)で、大会最多タイとなる6回目の受賞。山岳賞のマイヨブラン・アポワルージュはクイックステップフロアーズのジュリアン・アラフィリップ(フランス)。新人賞のマイヨブランはAG2Rラモンディアルのピエール・ラトゥール(フランス)。チーム優勝はモビスター。

世界チャンピオンのアルカンシエルで表彰式を待つペテル・サガン © ASO
山岳賞ジャージのアラフィリップ © ASO
新人賞のピエール・ラトゥール(フランス、AG2Rラモンディアル) © ASO

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