6日間の超級ステージレースに内間康平、吉田隼人、西村大輝が出走

2018年で4回目の開催を迎えた6日間のステージレース「ツアー・オブ・クロアチア」が、4月17日(火)から22日(日)まで開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニから内間康平、吉田隼人、西村大輝の日本人3選手が出走する。美しい自然に恵まれたクロアチア全土を巡るヨーロッパツアー超級のステージレースだ。

ツアー・オブ・クロアチアに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのメンバー

さまざまなタイプのステージで構成されるのが特徴で、6日間の走行距離は1075km。同時期に開催される山岳ステージレース「ツアー・オブ・アルプス」とともに、ジロ・デ・イタリアの前哨戦とされる非常にレベルの高い大会で、UCIプロチームは3チーム参戦する。

2017年から主要なステージは変わらず、第1ステージはハンガリー国境をゆく丘陵ステージ、第2ステージは内陸から地中海沿いまで下る下り基調のステージ、第3ステージは超級山岳にフィニッシュするクイーンステージ(最難関)、第4ステージは丘陵、第5ステージは1級山岳を登り反対側から登り返してフィニッシュする山岳、第6ステージは首都ザグレブの旧市街を使った平坦ステージとなっている。

総合優勝を狙ううえで重要になるのは第3ステージで、2017年は積雪の影響により、登坂区間の中腹にフィニッシュラインが引かれたが、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニはスプリンターやオールラウンダー中心の布陣で挑むため、区間優勝に照準を絞っての参戦となる。

スプリントの展開ではエドアルド・グロスと吉田隼人をエーススプリンターとして、経験豊富なシモーネ・ポンツィとファンホセ・ロバトが彼らを牽引。逃げの展開では、内間康平と西村大輝に大きな期待がかかっている。

内間康平

内間康平のコメント
滞在しているブレシアにて、行ったトレーニングの成果を存分に発揮したい。 特に第2ステージ、第6ステージでは必ず逃げに乗ってチームに貢献し、チームや世界にアピールする走りをしていくことを目標としている。

吉田隼人

吉田隼人のコメント
ツール・ド・台湾から順調にトレーニングを積むことができ、余裕を持ってヨーロッパへの移動をすませ、イタリアにて順調にトレーニングを積むことができました。 チーム内での自分の役割をしっかり果たすべく走ります。 引き続き応援よろしくお願いします。

西村大輝

西村大輝のコメント
今回のレースは6ステージあり、初日から長距離のステージでハードなレースになると思うが、自分自身もしっかりとコンディションを作ってきているので、チームの助けができるような良い走りがしたい。

バレリオ・テバルディ監督

バレリオ・テバルディ監督のコメント
チームのクライマーたちはみな、ツアー・オブ・アルプスに参戦しているので、本大会はスプリンター中心の布陣で挑むことになる。スプリントでエースを務めるのはグロスと吉田。ロバト、ポンツィ、ダミアーノ・チーマが彼らを牽引していく役割だが、それに加え、彼ら3名は丘陵ステージなどではエースとしてチャンスを狙って欲しい。内間と西村はチームの全体的なサポートが仕事となるが、逃げにトライするなど、チーム全体でベストを尽くしてハイレベルな大会での区間優勝を狙いたい。


Tour of Croatia 2018
開催期間/2018年4月17日(火曜日)〜22日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.HC
開催国/クロアチア

4月17日 第1ステージ Osijek › Koprivnica(227k)
4月18日 第2ステージ Karlovac › Zadar(234.5k)
4月19日 第3ステージ Trogir › PP Biokovo (Sv. Jure)(134k)
4月20日 第4ステージ Starigrad › Crikvenica(171k)
4月21日 第5ステージ Rabac › Poklon(156.5k)
4月22日 第6ステージ Samobor › Zagreb(151.5k)

ツアー・オブ・クロアチアの公式サイト
ツアー・オブ・クロアチアのフェイスブック
ツアー・オブ・クロアチアのツイッター
ハッシュタグ #TourOfCroatia

●関連ニュース

NIPPOの日本人クライマー中根英登と伊藤雅和がツアー・オブ・アルプス参戦

●最新ニュースへ

河端朋之ケイリン銀メダル獲得の世界選手権…NHK BS1で再々放送

競輪選手の河端朋之が男子ケイリンで銀メダルを獲得したトラック世界選手権の模様をNHK BS1が再々放送する。「前半」が4月17日(火)午前9時~9時50分、「後半」が同10時~10時49分。3月30日(金)放送、4月11日(水)と12日(木)に再放送されたもの。

トラック世界選手権の男子ケイリン。左から2位河端朋之、優勝ファビアンエルナンド・プエルタス、3位レビ ©Takenori WAKO/JCF

トラック世界選手権の男子ケイリンで2位になった河端朋之(左) ©Takenori WAKO/JCF

河端のケイリン銀メダル獲得をメインに、年に一度の戦いをハイライトでお届けする。時事ニュースなどで変更される可能性もある。

●関連ニュース

河端朋之がトラック世界選手権ケイリンで2位…日本勢25年ぶりの表彰台

●最新ニュースへ

課題と収穫が明確となった5日間…キナンのツール・デュ・ロワールエシェール

フランスで開催されていたステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールは、4月15日に行われた第5ステージをもって閉幕。最終日のキナンサイクリングは中西健児の51位がチーム最上位。総合では新城雄大の78位が最高となった。日本人選手のみで臨んだステージレースは、課題と収穫が明確となった5日間だった。

ツール・デュ・ロワールエシェール第5ステージ ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

この大会に4年連続出場を果たしたチームは第1ステージから果敢にトライを繰り返したが、めまぐるしく変化する天候や激しい位置取り合戦に悪戦苦闘。チャンスが目の前にありながら、あと一歩生かしきれない状況が続いた。だが、第4ステージではこれまでの走りが高く評価された新城がフェアプレー賞を獲得。レースに臨むたびに収穫や明るい材料も増えてきた。

5人で出走したキナンだったが、第2ステージで椿大志を、第4ステージで塚本一樹をそれぞれリタイアで失い、最終日は新城、中西、雨乞竜己の3人で出走する。大会の最後を飾るのは、恒例ともいえるブロワの市街地サーキット。7.5kmを13周回する97.5kmで争われる。ハイスピードダウンヒルに始まり、道幅の狭いポイントや上り区間が待ち受ける、変化に富んだ周回コース。終始ポジション争いが激しくなることから、終盤は常に好位置につけておくことが勝負に加わる絶対条件。キナン勢はエーススプリンターの雨乞を軸にステージ優勝を狙って臨んだ。

序盤に4選手の逃げが決まると、プロトン(集団)はリーダーチームを中心に落ち着いて展開。キナン勢3選手は集団の半ばにつけ、レース全体のペースアップに備える。周回を経るごとに新城と中西がポジションを上げていき、重要な局面で雨乞を前方へと送り出す構えを整えていく。レース後半には、3選手が隊列を組んで前方をうかがおうという姿勢も見られた。

だが、集団が粘る逃げグループを追うべくペースを一気に上げると消耗戦の様相へと変化。残り2周回に入ったところで雨乞が集団から遅れ、狙っていたスプリントでの勝負はかなわなかった。その後は3選手ともに完走を目指しての走り。それぞれメイン集団からは下がり、安全なポジションでフィニッシュラインを通過した。

これにより、個人総合では新城の78位がチーム最高位。ヨーロッパ各地の若手選手が多く集まった大会での戦いは、2017年までと比較しチーム全体の完走率こそ上がったものの、逃げでのアピールや目に見えるリザルトなどは実現できず。しかし、日本人選手だけで戦術を組み立て実行することや、レースへの心構えなどフランスでの戦いから大きな刺激を受けた。

日本人選手の強化を目的に実施した春のフランス遠征は、レースのリザルトにはとどまらない多くの収穫を得て終わりを迎える。選手・チームが本場のレースでの自らの位置を知るとともに、この経験や感触を主戦場であるアジアや日本のレースでいかにして反映させていくかがこの先のテーマとなる。個々のレベルアップによって、チーム全体の底上げがなされていることを、近く控えるレースで証明する。

ツール・デュ・ロワールエシェール第5ステージ結果(97.5km)
1 マシュー・ギブソン(イギリス、JLTコンドール) 2時間12分38秒
2 パトリック・クラウセン(デンマーク、リワルセラミックスピードサイクリングチーム) +0秒
3 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング)
4 ヤコブウィレム・アリエセン(オランダ、メテック・TKHコンチネンタルサイクリングチーム)
5 トロンハーコン・トロンセン(ノルウェー、チーム コープ)
6 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC)
51 中西健児(KINAN Cycling Team) +13秒
90 新城雄大(KINAN Cycling Team) +1分5秒
109 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分10秒

個人総合時間
1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) 19時間44分49秒
2 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チーム コロクイック) +7秒
3 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサー サイクリングチーム) +20秒
4 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) +1分54秒
5 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チーム コロクイック) +1分58秒
6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) +2分0秒
78 新城雄大(KINAN Cycling Team) +16分45秒
85 中西健児(KINAN Cycling Team) +17分44秒
113 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +30分33秒

ポイント賞
1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) 30pts

山岳賞
1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts

ヤングライダー賞
1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チーム コロクイック) 19時間46分47秒

チーム総合
1 チーム ヴィルトゥサイクリング 59時間19分29秒
24 KINAN Cycling Team +1時間0分0秒

中西健児

中西健児のコメント
(途中リタイアに終わった)昨年よりははるかによく走れるようになっていたので、この1年の成長は感じられた。リザルトにこそ結びつかなかったが、日々チームオーダーをみんなで考えてそれを実行に移した点で、日本人選手だけでも連携して走ればチャンスは膨らむことが分かった。今後のレースで必ずつなげていきたい。

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
明らかにパワー不足。レースの大事な局面でその差がはっきり出てしまった。個人的には、ヨーロッパでスピード域を高めてアジアや日本のレースに生かしていきたいと考えていた。あとは主戦場(アジアや日本)で結果を残すこと、それに尽きる。

新城雄大

新城雄大のコメント
久々のヨーロッパでのレースは、逃げに乗ることが目標の1つだった。毎日挑戦したが一度も逃げられず、その点では悔しい。それでも、ハイレベルのレースで自分にもできることが見つけられたし、その精度を上げて結果に結び付けていきたい。この大会だからこそできることは確実に存在していたし、チームとしてもっとチャレンジしてもよかった5日間だったとは思う。ただ、連携面では密にコミュニケーションを図ってレースにつなげることができたので、この先のレースではどんなメンバー編成になってもあらゆるアプローチができると思う。

●関連ニュース

新城雄大がフェアプレー賞を獲得…ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージ

●最新ニュースへ

ミケル・バルグレンがアムステルゴールドレースで優勝

第53回アムステルゴールドレースが4月15日にオランダで開催され、アスタナのミケル・バルグレン(デンマーク)がゴール勝負でミッチェルトン・スコットのロマン・クロイツィゲル(チェコ)とバーレーン・メリダのエンリコ・ガスパロット(イタリア)を制して初優勝した。

アムステルゴールドレースを制したミケル・バルグレン © Vereecken/BettiniPhoto

2018年から終盤に特別周回コースが設定されて、アタックがしやすいように変更された伝統の大会。マーストリヒトをスタートすると9選手が260kmにも及ぶ逃げを遂行し、最大で16分差をメイン集団につけた。これに対して後続集団はアスタナのローレンス・デブリーズらが先頭に立って追撃。その差を1人にして最終局面へ。

アスタナチームは勝負どころのカウベルクの坂でヤコブ・フルサングとバングレンがアタック。フルサングが何度も加速し、バングレンが背後について残り2kmに。ここでバングレンがアタックするとクロイツィゲルとガスパロットが反応。ゴール勝負はスプリントになったが、フルサングの背後で脚を温存していたバングレンがトップフィニッシュした。

「スタート直後から激しい戦いを余儀なくされたが、デブリーズが逃げた集団を捕まえてくれた。他のチームメートもボクがトラブルに陥らないようにアシストに徹してくれた」とバングレン。
「終盤はフルサングが積極的な走りを展開して、他の選手を疲れさせてしまい、それがアタックを決めることができた要因となった。こんな形で優勝することができてとてもうれしい」

「いいレースだった。ここ1カ月ほどレースから遠ざかっていたので、ちょっと興奮していた。でもとてもいい走りができたので満足している」
とフルサング。
「最後はいいポジションで走れた。バングレンが優勝できたことはボク自身も同じようにうれしい。優勝の一部分をになうことができたからね。彼は数年前に2位になっていたから夢をかなえることができただろう」

●関連ニュース

ミケル・バルグレンがクラシック緒戦のオムロープヘットニュースブラットで優勝

●最新ニュースへ

新城雄大がフェアプレー賞を獲得…ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージ

キナンサイクリングが出場しているフランスのステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールは、4月14日に第4ステージが行われた。スタートからフィニッシュまで終始アップダウンの連続となった1日は、リザルトこそ新城雄大の76位がチーム最上位だったが、大会開幕以降続けてきた積極的な走りが実り、新城がフェアプレー賞を獲得。表彰台に登壇して祝福を受けた。

ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージで序盤から奮闘した新城雄大がフェアプレー賞を獲得 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

大会は後半戦へ。ここまでの3ステージでは、激しいペースの変化やめまぐるしく変わる気象コンディションなどに苦しめられる選手が続出。キナンは第3ステージで新城や中西健児が集団内の好位置をキープしながら、バイクトラブルや他選手の落車に起因する足止めで後退。狙って臨んだステージで悔しい結果に終わった。

ここから残る2ステージは雪辱戦。特にこの日行われる第4ステージは、スタート直後から山岳カテゴリーに含まれない急坂をこなすなど、アップダウンの繰り返し。前半には最大勾配18%の山岳ポイントを2回通過するほか、後半にも2カ所の山岳ポイントが控えている。今大会のクイーンステージ(最難関区間)と目され、総合争いからは遅れをとっているキナン勢は、サバイバルが予想される中でどれだけレースを動かせるがポイントになる。

選手、そしてチームとしてアピールを期して迎えた1日は、これまで同様にスタートからアタックの応酬。新城や中西もこの中に加わるが、簡単にはプロトン(メイン集団)の容認が得られず、完全に抜け出すまでには至らない。新城が数秒のリードを奪いかけながらも集団のチェックにあった直後に8人の逃げが決まる。キナン勢はあと一歩のところでレースを先行することができず、メイン集団に待機することとなった。

やがて勾配18%の区間へと突入。このところの雨で路面はウェットで、さらにはコケが生い茂り滑りやすいコンディション。1回目の上りでメイン集団は前方に位置していた選手がバランスを崩したことをきっかけに大渋滞。ほとんどの選手がバイクを降り、走って上ることを強いられた。これにより一度は後方へと下がったキナン勢だったが、2回目の上りを終えてから新城、中西、雨乞竜己はメイン集団へと復帰。勝負どころに向けて、立て直しを図った。

しばらくは逃げとの差をコントロールしていたメイン集団だったが、丘陵地帯をめぐるコース設定も関係してか、後半に入っても思うようにタイム差が縮まらない。終盤2カ所の山岳ポイントでさらにペースを上げて、逃げる選手たちの吸収を目指す。スピードアップする集団にあって、前が見える位置を走ってきた新城ら3選手だったが、この日最後の山岳ポイントでメイン集団が分断し、後方に取り残される。周回コースに入るまでに前方へ戻りたいところだったが、そのままグルペット状態になった後続グループでフィニッシュを目指す形になった。

4選手の逃げ切りが決まってから約12分で新城と中西が、さらに約7分後に雨乞がそれぞれフィニッシュラインを通過。この3選手が最終ステージへと駒を進めることとなった。なお、塚本一樹はレース序盤の急坂で遅れを喫し、中盤までにリタイア。チームはこれで2選手を失った。

存在感を示すべく集中して臨んだステージでのビッグリザルトこそ生まれなかったが、レース後に新城がオーガナイザー(主催者)選定のフェアプレー賞に選出されたことが発表された。大会開幕から逃げ狙いのアタックなどの果敢な走りを繰り返してきたことが、ヨーロッパでも一定の評価を得た。各賞ジャージの選手たちと同様に表彰台に登壇し、フィニッシュエリアに集まった多くのファンから万雷の拍手を受けた。

ハイレベルのレースが繰り広げられた大会は、15日に行われる第5ステージでクライマックスを迎える。最後を飾るのはロワールエシェール県の県庁所在地・ブロワの市街地サーキット。7.5kmを13周回する97.5kmで争われる。距離が短いこともあり、スピード感あふれるレースとなることは必至。キナンはエーススプリンターの雨乞を軸に最後のチャンスに挑む。雨乞にとっても、スプリントを狙った第1、第2ステージで悔いの残る結果に終わっており、3度目の正直とばかりに自慢の爆発力を見せたいところだ。

ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージ結果(183km)
1 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) 4時間26分27秒
2 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) +0秒
3 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、リワルセラミックスピードサイクリング) +1秒
4 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム)
5 トロンハーコン・トロンセン(ノルウェー、チームコープ) +1分33秒
6 アリステア・スレイター(イギリス、JLTコンドール) +1分35秒
76 新城雄大(KINAN Cycling Team) +12分4秒
90 中西健児(KINAN Cycling Team)
118 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +19分9秒
DNF 塚本一樹(KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) 17時間32分18秒
2 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) +1秒
3 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム) +13秒
4 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) +1分47秒
5 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) +1分51秒
6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) +1分55秒
80 新城雄大(KINAN Cycling Team) +15分33秒
95 中西健児(KINAN Cycling Team) +17分24秒
118 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +27分16秒

ポイント賞
1 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) 21pts

山岳賞
1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts

ヤングライダー賞
1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) 17時間34分9秒

チーム総合
1 チームヴィルトゥサイクリング 52時間41分25秒
24 KINAN Cycling Team +55分42秒

フェアプレー賞
新城雄大(KINAN Cycling Team)

塚本一樹
のコメント
ステージを追うごとに技術面、走りのレベルともに上がっている実感がある。日本のレースとは違う経験ができて、今後のキャリアにも必ず生かせると思う。それができれば、もっとチームに貢献ができるだろうし、これからのレースでより精度を高めていきたい。序盤の急坂で対応ができず、それが結果的にリタイアにつながっていることも理解している。日本のレースでは走ることのないようなコースで、バイクを降りて走るなんて経験も初めて。他国の選手との力量がはっきりと分かった瞬間だった。

中西健児
のコメント
第3ステージはバイクトラブルがあり勝負ができずに終わったが、このステージでは個々の力量が試されるレースで、それに挑むことができた。(好リザルトとはならず)自分に足りないものが何かを思い知る、このレースに出場してこそ得られる収穫の1日だった。シビアな位置取りの中で、前の見えるポジションから急坂に入るなど、日本人メンバーでも展開を組み立てることができている。こうした動きは、UCIアジアツアーや日本国内のレースでも、重要な場面で局面を大きく動かすスキルとして生かせると思う。

新城雄大

新城雄大のコメント
(開幕以降)ここまでチームとしてアピールができていなかったので、フェアプレー賞という形で存在を示すことができてよかった。残り1ステージは、より高いレベルで戦ったことで得られる賞を獲得して再び表彰台に上がりたい。

●関連ニュース

キナン勢は難コースに苦戦…ツール・デュ・ロワールエシェール第3ステージ

●最新ニュースへ

ジロ・デ・イタリアのイタリア国内18区間にeバイクカテゴリー新設

eバイクと呼ばれる電動自転車を使ったジロ・デ・イタリアの「ジロE」が開催される。2018年の第101回ジロ・デ・イタリアは5月4日にイスラエルのエルサレムで開幕するが、8日の第4ステージからイタリアでの区間が始まり、この日から27日の最終日までの全18ステージにわたって「ジロE」が行われる。ジロ・デ・イタリアで使用されるルートとほぼ同じで、出場5チーム、1チームは2人編成というジロEのレースは、本物のジロ・デ・イタリアの数時間前を走行する。

ピナレロのEバイクで走るモスコンとEカーで追走するフィジケラ

4月14日に最終日の舞台となるローマで、F1レーサーのジャンカルロ・フィジケラとスカイのジャンニ・モスコンが登場して「ジロE」の詳細が発表された。ピナレロのeバイク「ニトロ」に乗ったモスコンと、電動レーシングカーを操縦するフィジケラがパレード走行した。

スカイのジャンニ・モスコンが乗ったのがピナレロのEバイク、ニトロ

新しく始まる「ジロE」はジロ・デ・イタリアの公式パートナーを務めるエネルとピナレロ、そしてタグホイヤーが協賛する。

F1のジャンカルロ・フィジケラ(左)とスカイのジャンニ・モスコン

●関連ニュース

第101回ジロ・デ・イタリアまであと101日…各ステージがピンクに染まる

●最新ニュースへ