南青山のOVEで都心部を満喫できるサイクリングやイベント開催

さまざまな店内イベントや「散走」と呼ばれる気楽なサイクリングを開催して、生活の中に自転車がある楽しみを伝えている「ライフクリエーションスペースOVE(オーブ)」が2018年4月中旬から5月上旬のイベントを発表。その参加者を募集している。

2018年4月18日(水) 東京ベイ、クルーズ散走

クルーザースタイルの水上バスに自転車を積み込んで15分の船旅。東京湾を自転車の目線と船の目線から楽しむ。お台場に渡ったら埋立地ならではの広々とした景色の中を自転車でクルージング。オリンピック/パラリンピックの選手村予定地や、やっと始動しそうな雰囲気の豊洲市場など東京湾岸の風景の中を散走。海辺の春を満喫。

2018年4月21日(土) 「はじめのひとこぎ」自転車体験・・・のんびり大人の自転車遊び

「OVE散走に参加したいけれど、ついていけるか心配」「自転車は車道を走れっていうけど、こわくて走れない」「変速機のついた自転車って、どうやって乗るの?」「自転車を買ったけれども、何をしていいのかさっぱりわからない」など、自転車についてはじめの一歩を踏み出すことに不安をもつ人のために、OVE散走スタッフが「より分かりやすく」「より楽しく」自転車のある豊かな生活へといざなう「はじめのひとこぎ」。最初に街で自転車を乗るためのコツを簡単にレクチャーしてから、OVEを出発。広場で自転車の乗り方などを練習してから街を散走。OVEに戻ったら野菜たっぷりの身体に優しいOVEランチ。

2018年4月29日(土) カメラ散走

久々のカメラ散走。今回のテーマは、写真の「撮りかた・活かしかた」。最初に簡単なレクチャーを行ってから散走。帰着後は各自セレクトした写真を全員で鑑賞。参加の際には写真データをデジタルで記録できる機材(カメラ付き携帯電話/スマートフォン、デジタルカメラ)を持参。

2018年5月3日(木) GWは自転車天国!都心探訪散走

休日にOVE散走をしていると、平日は車がたくさん走っている道路の空き具合に驚くことが多いが、大型連休になると道路は輪をかけてガラガラになる。車のことを気にしなくていい分、萌黄色に輝く木々の若葉や、ラリと爽快な空気など、この時期にしか経験のできない都心の自然を楽しめる。道路を走ることになんとなく不安に感じている人も、この散走をきっかけに「基本は車道の左側を走る」という自転車の乗り方の雰囲気がつかめるはず。

2018年5月5日(土) 「サイクルドリームフェスタ」散走体験

5月5日といえば「こどもの日」だが、実は「自転車の日」でもある。その自転車の日、2018年も神宮外苑で「サイクルドリームフェスタ」が開催される。そのサイクルドリームフェスタ会場を起点として小一時間、青山とその周辺を巡る散走の体験会。受付開始時刻は10時、11時半、14時の3回。1時間程度「散走を体験」しながら、途中OVEでお茶の時間。短くてもたっぷり楽しめる。
参加費なし。OVE散走参加経験のない人のみ参加可。

●関連ニュース

サイクリング・フォー・チャリティ…世界一周4万kmを目指してキックオフ

●最新ニュースへ

キナンがツアー・オブ・タイランドでチーム優勝…ルバは総合3位

ツアー・オブ・タイランドは最終日となる4月6日、ローイエットからコーンケーンまでの110.7kmで第6ステージが行われ、キナンサイクリングの中島康晴が4位に入った。最終成績はトマ・ルバが個人総合3位、チーム総合で1位を確定させた。

ツアー・オブ・タイランドでキナンのルバが総合3位に ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

最終日は今大会最短距離の110.7km。前日第5ステージの229kmと比べると半分以下の距離だ。その距離の短さゆえ、レースは神経質な展開になった。リアルスタート後からのアタック合戦は逃げが容認されないまま進行。数選手が飛び出す場面はあっても、すぐに集団が吸収していく。途中2カ所設定された中間スプリントでは、ポイント賞争いとボーナスタイムによる総合順位争いが絡んだスプリントが展開される。ポイント賞2位の中島も2つめの中間スプリントに挑み、4位通過して1ポイントを加算する。

その後も集団はひとつのまま進行し、最後のスプリント勝負へ。ポイント賞リーダーのマルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート)が圧倒的なスプリントで優勝。中島もスプリントに挑戦したが、4位に終わった。これでツアー・オブ・タイランドの全日程が終了した。キナンの最終成績はルバが個人総合3位となり、表彰台の一角を確保。チーム総合でも1位となり出場4選手全員でポディウム登壇の栄誉にあずかった。

ツアー・オブ・タイランド第6ステージ結果(110.7km)
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 2時間23分15秒
2 秋田拓磨(シマノレーシングチーム) +0秒
3 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO)
4 中島康晴(KINAN Cycling Team)
5 リ・ジセン(中国、チンハイ チャンユードサイクリングチーム)
6 ドミニク・ペレス(フィリピン、セブンイレブン・クリック ロードバイクフィリピンズ)
67 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
71 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
76 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 24時間1分4秒
2 アルテム・オベチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) +16秒
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +18秒
4 ホルヘカミーロ・カスティブランコ(コロンビア、チーム イルミネート) +2分9秒
5 リュウ・ジャンペン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)
6 サラウット・シリオンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム) +2分14秒
21 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分20秒
27 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分30秒
73 中島康晴(KINAN Cycling Team) +16分49秒

ポイント賞
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 82pts
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) 61pts

山岳賞
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 28pts
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 20pts

チーム総合
1 KINAN Cycling Team 72時間8分24秒

マルコス・ガルシア

マルコス・ガルシアのコメント
4人で出場は厳しかったけれど、いいレースができたし、いい結果になったと思う。 次はツール・ド・熊野での勝利を目指したい。日本でお世話になっている人たちのためにも、熊野で勝ちたい。

サルバドール・グアルディオラ

サルバドール・グアルディオラのコメント
チーム総合で1位、トマの個人総合3位、中島が平坦ステージで連日上位に入れた。今回は上出来だったと思うし、チームとしてもいいバランスだったと思う。次のレースはツアー・オブ・ジャパンになると思う。一度家に帰ってレースに備えるよ。

トマ・ルバ

トマ・ルバのコメント
得意でない平坦ステージが多く、なおかつチームは4人での出場で総合3位はいい結果だと思う。山岳の第3ステージの後、チーム全員がお互いに助け合い、個人総合順位を守ってチーム総合では1位を獲れた。ベストな結果だと思う。次の目標となるツアー・オブ・ジャパンに備えて、まずは家に帰ってしっかり休息をとってトレーニングするよ。

中島康晴

中島康晴のコメント
今日は序盤からアタック合戦が続いて速いペースでレースが進んだ。一度集団が2つに割れた時があって、リーダーチームが前の集団に乗せていく動きをしていたので、マルコスと自分で対応した。集団がひとつにまとまった後はサルバとマルコスに任せて、最後のスプリントに向けてトマがいい位置にポジショニングしてくれた。でも結果は4位で、あと一歩届かないところばかりでチームには申し訳ないと思っている。でもトマの総合3位を守りながらチーム総合も獲れたので、最低限の結果は残せたかなと感じている。
これだけ集団スプリントになるツアー・オブ・タイランドは初めて。個人総合と区間優勝を同時に狙うのはなかなか難しいが、すべてはチーム全員が役割をまっとうした結果。個人総合3位、ポイント賞2位、山岳賞3位と、このメンバーで全ての賞のトップ3に入れたのは上出来だとは思うけれど、どれかひとつでも1位になりたかった。
今年はまだチームに優勝がないので、次のレースでは勝てるようにしたい。5月、6月と日本での重要なレースを控えているので、キープ・ゴーイングで進んでいく。

●関連ニュース
http://pressports.com/2018/04/06/ルバ総合3位、チーム首位をキープして最終日へ/

●最新ニュースへ

Full Stache…全く新しい29in+のフルサストレイルバイクが登場

トレックから前後130mmトラベルと29in+タイヤの能力をさらに高めるユニークな特徴を備えた、全く新しいトレイルバイク「Full Stache」が登場した。バックカントリーでの壮大な冒険で荒れたトレイルを好み、冒険心にあふれ、人と違うバイクを求めるライダーに訴えかける。

Full Stacheの斬新な外見は、インチの太いタイヤと130mmのリヤトラベルで楽しく機敏な走りを実現させるために造り上げられた巧みなデザインが特徴。新たなサスペンションレイアウトは、29in+タイヤ用のクリアランスとペダリング効率を最適化し、エレベーテッドチェーンステーがドライブトレイン側のクリアランスを広げた。この広いクリアランスがチェーンステーを430mmまで短くすることを可能にして、Full Stacheに驚くほど機敏な走りを与えている。

フレームはActive Braking Pivot、Mino Link調整式ジオメトリー、Control Freak内蔵ワイヤリング、Knock Blockフレームプロテクション付きのStraight Shotダウンチューブなど、実証済みのテクノロジーが満載。高剛性で地面に吸い付く走りを生む。

Full Stacheには、SRAM GX Eagleドライブトレイン、RockShox Pikeフォーク、トレック独自のRE:aktivダンパーを搭載したFox Floatショック、アグレッシブなトレッドと丈夫なサイドウォールが特徴的な新作のボントレガー XR4 29x3inタイヤなど確実なパーツを採用している。



●関連ニュース

トレックコンセプトストアのアースバイクスが4月14日、尼崎にオープン

●最新ニュースへ

ルバ総合3位、チーム首位をキープして最終日へ…ツアー・オブ・タイランド

ツアー・オブ・タイランドは4月5日、ナコーンラーチャシーマーからローイエットまでの229kmで第5ステージが行われた。前日同様の集団でのスプリント勝負となり、キナンサイクリングは中島康晴が6位に入った。

ツアー・オブ・タイランド第5ステージに挑む中島康晴らキナン勢 ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

5日目はナコーンラーチャシーマーから北東に進み、ローイエットまでの229km。スタート前の9.9kmのパレードランを含めると約240kmを走ることになる。もちろん今大会の最長ステージであり、第2の難所とも言える。距離は長いものの、カテゴリーがつく山岳はなく、道のうねりのようなアップダウンはあるがほぼ平坦と言ってもいい。

2日目の第2ステージ以降、晴れて暑い毎日。チームカーに大量の水と氷を用意してレースをスタートした。リアルスタート後のアタック合戦は40km地点過ぎまで続き、愛三工業の岡本隼を含む9人の逃げが容認される。メイン集団はリーダーチームのセントジョージコンチネンタルサイクリングとトレンガヌサイクリングがコントロールし、最大3分以上まで差が広がる。

64km地点、101km地点に設定された中間スプリントごとにスプリントをしながら逃げ集団は進行。186km地点の3つ目の中間スプリントあたりから集団との差が詰まり始める。キナンを含む各チームが追走に加担し、残り5kmで逃げは全て吸収され、前日に続き集団でのスプリント勝負へ。勝ったのはポイント賞リーダーのマルティン・ラス(エストニア、チームイルミネート)。前日に続きステージ2連勝を挙げた。

中島も前日に続きチームメイトの協力を得てスプリント勝負にチャレンジしたが、6位に終わった。ポイント賞争いでは2位を維持してはいるものの、この日2位に入ったレイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO)が5点差に迫っている。トマ・ルバ、サルバドール・グアルディオラ、マルコス・ガルシアも同一集団でゴール。ルバの個人総合3位と、チーム総合1位を維持して、翌日の最終日を迎える。

ツアー・オブ・タイランド第5ステージ結果(229km)
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 4時間57分52秒
2 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +0秒
3 パク・ソンベク(韓国、KSPO・ビアンキアジアプロサイクリング)
4 モハドザムリ・サレー(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)
5 アブドゥル・ガニ(インドネシア、KFCサイクリングチーム)
6 中島康晴(KINAN Cycling Team)
49 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
71 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
87 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 21時間37分49秒
2 アルテム・オベチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) +16秒
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +18秒
4 リュウ・ジャンペン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム) +2分9秒
5 サラウット・シリオンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム)
6 ホルヘカミーロ・カスティブランコ(コロンビア、チーム イルミネート) +2分10秒
21 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分20秒
28 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分30秒
76 中島康晴(KINAN Cycling Team) +16分49秒

ポイント賞
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 66pts
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) 48pts

山岳賞
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 28pts
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 20pts

チーム総合
1 KINAN Cycling Team 64時間58分39秒

トマ・ルバ

トマ・ルバのコメント
とても退屈だったね(笑)。距離は長いし平坦だったし。集団のポジションをキープして長いこと「待つ」日だった。途中メカトラがあって自転車を交換することになったけれど、チームメートの助けもあってポジションに戻れた。残り20kmからは中島のスプリントのために逃げを追走して、彼はまたトップ10に入ることができた。よかったよ。
明日は最後だけれど、今日と同じようになるだろうね。でも距離が短いから気を抜けない。個人総合3位からのジャンプアップは難しいだろうから、チーム総合1位とあわせて維持して表彰台は確保したい。

中島康晴

中島康晴のコメント
今日は距離が長いこともあって、リーダーチームも2分差の選手を逃げに乗せようという動きがあり、横風もあったので(チームとして)後手を踏まないように注意していた。そこで脚は使ったが、追走するチームは後ろに残せたので、いい展開にはできたと思う。フィニッシュ地点は3年前にも走っていて、緩いカーブが続くことは理解していた。でも残り300mでスプリントが一瞬止まった。加速力のあるラスにとってはそういう展開にしたかったようだが、(個人的には)その時にちょっと集団に埋もれてしまって思い切り行けなかったのが悔やまれる。明日は最後なので、今度こそみんなの働きに応えたい。

●関連ニュース

中島康晴が4位…ツアー・オブ・タイランド第4ステージ

●最新ニュースへ

トピークが高性能フロアポンプ、ジョーブロー スポーツⅢなどを発売

自転車用アクセサリーのトップブランド「トピーク」から、スポーツサイクルに必須の高性能フロアポンプ「ジョーブロー スポーツⅢ」が発売された。ベストセラーモデル「ジョーブロー スポーツⅡ」のダイヤルゲージを3インチに大型化することでより見やく、また切り替えなしで米式と仏式に対応するスマートヘッドをアップデートした。

ジョーブロー スポーツⅢ

「ジョーブロー プロ X」は高い位置にマウントされた大型エアゲージ、安定したポンピングを可能にするワイドスチールベース、切り替えなしで米式と仏式に対応するスマートヘッドを備えたハイスペック仕様のフロアポンプ。

ジョーブロー スポーツⅢ
4800円(税別)
・ 米式と仏式に対応するスマートヘッド DX4
・ エアーリリース ボタン付 (英式バルブのエアーリリースはできません)
・ 最大160psiまで測れる 3″大型ダイヤル ゲージ付
  (英式バルブの空気圧測定はできません)
・ 最大200psiまで充填可能
・ 1ストロークあたりの充填空気量 (目安) : 317.5cc
・ パッド付 大型ハンドル
・ ホース ロック付
・ スチール シリンダー
・ 大型アルミ合金製 ベース
・ 英式トンボ口金付属
・ ニードル付属
・ L117 x W253 x H678mm
・ 1.68kg

ジョーブロー プロ X

ジョーブロー プロ X
1万1300円(税別)
・ 米式と仏式に対応するスマートヘッド DX3
・ エアーリリース ボタン付 (英式バルブのエアーリリースはできません)
・ 高い位置にマウントされた 最大200psiまで測れる 3″大型ダイヤル ゲージ付
  (英式バルブの空気圧測定はできません)
・ 最大200psiまで充填可能
・ 1ストロークあたりの充填空気量 (目安) : 320.7cc
・ パッド付 大型ハンドル
・ ホース ロック付
・ ポリッシュ仕上げ アルミ合金 シリンダー
・ 大型アルミ合金製 ベース
・ 仏式高圧用アダプター付属
・ 英式トンボ口金付属
・ ニードル付属
・ L140 x W280 x H740mm
・ 2kg

●関連ニュース

リーズナブル価格ながら使いやすくて定評のギザプロダクツがサイト開設

●最新ニュースへ

キナンサイクリングがツール・デュ・ロワールエシェールに参戦へ

キナンサイクリングチームが発足以来4年連続となる春のフランス遠征に挑む。遠征メンバーは椿大志、塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、新城雄大。平均年齢23歳の5人で構成される。4月6日に日本を出国してフランス入り。北中部の都市ブロアを拠点にトレーニングを行なっていく。遠征の終盤では4月11〜15日に4年連続の出場となるツール・デュ・ロワールエシェールに臨む。

ツール・デュ・ロワールエシェールに出場するキナンチームメンバー ©︎KINAN Cycling Team

2017年以降、この遠征におけるメンバー選出は若手から中堅年代の日本人選手に限定し、サイクルロードレースの本場である欧州フランスでのトレーニング、さらにはその成果を試す場としてUCIヨーロッパツアーへの出場によって強化を図ることを目的としている。

同大会は過去に活躍した選手がトッププロチーム入りするなど、将来を有望視される選手たちの登竜門的な位置付けとも言われている。2017年の第2ステージを制したアレックス・フレーム(ニュージーランド)は2018シーズンからUCIワールドチームのトレック・セガフレードへ。同じく個人総合優勝を果たしたアレクサンダー・カンプ(デンマーク)は2017年の世界選手権アンダー23ロードレースで銅メダルと大きな飛躍を果たしている。

2018年は、開幕からの2ステージが平坦基調。大会中盤の第3、第4ステージがアップダウンに富み、総合成績を狙っての激しいレースとなることが予想される。最終の第5ステージはこの大会恒例ともいえるロワールエシェール県の県庁所在地であるブロアの市街地に設けられた周回コースでのクライマックスとなる。

平坦ステージではエーススプリンターの雨乞を軸に、大会中盤からは逃げや勝負どころのアタックでレースを動かすべく果敢にトライしていきたいという。今回のメンバーでは椿、雨乞、新城はヨーロッパでの競技活動経験があり、これまでに培ってきた走りを発揮する絶好の機会ともなる。2018年は完走者2名だったが、今回はこれまで以上に戦力を整えてレースへと臨む。

●関連ニュース

ツール・ド・ランカウイ開幕…キナンの椿大志は熱中症でリタイア

●最新ニュースへ