台湾・武嶺ヒルクライムツアー…7月13日出発の4日間で18万9800円

東アジアの舗装路最高地点(標高3275m)として有名な台湾・武嶺(ウーリン)を目指す「台湾・武嶺ヒルクライムツアー」が発売され、参加者募集を開始した。今回のツアーは落石事故のあった太魯閣側からではなく、西ルートの埔里(プリ)側から登るヒルクライムツアー。景勝地の日月潭サイクリングもある4日間で18万9800円。カード払いOK。

かもめツアーのホームページ

OVERLANDER企画、旅行代理店かもめが取り扱う主催ツアー。Projecrt-Kの栗田秀隆がツアーメカニック&サポートライダーとして同行する。

台湾・武嶺ヒルクライムツアー

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サイクリングコースWEBサービス「ツールド」がオープン…観光庁とも連携

全国のサイクリストが本当に走りたいコース情報のみを厳選したサイクリングコースWEBサービス「ツールド」が3月26日にサービスを開始した。現在は40コースを収録しているが、順次追加されていく。全国版/機能拡張版は2018年10月ごろにサービス開始予定。

サイクリングコースWEB サービス「ツールド」のトップページ

ルーツ・スポーツ・ジャパンが全国の地方自治体などと共同で「全国サイクルツーリズム連携推進協議会」を設立し、サイクルツーリズム事業「ツール・ド・ニッポン」を開催。2017年には16地域で18イベントを開催し、サイクリスト約1万5000人が参加している。この「全国サイクルツーリズム連携推進協議会」の取り組みは、観光庁の平成29年度「テーマ別観光による地方誘客事業」の一つにも採択されていて、今回のWEBサービスはその事業の一環になる。

「全国サイクルツーリズム連携推進協議会」加盟各地では、すでにイベント事業での誘客実績はあったが、イベント開催時期以外の日常的なサイクリストの誘客に課題を抱えていた。今回のサービスでは、全国各地の魅力的なサイクリングコース情報を一元的に網羅してサイクリストへ提供することで日常的な来訪機会を創出し、加盟各地の地域活性化につなげることがねらい。

掲載するコース情報は加盟各地の自治体から提供されたものではなく、プロのサイクリングガイドが実走した上で、「サイクリストが本当に走りたい」と認定した魅力的なコースのみを厳選している。自治体主導で設計されたサイクリングコースは、時として行政的制約のもとサイクリスト目線不在のものになってしまっているケースもあって、今回のサービスではそのミスマッチを解消した。

今回は全国版に先立ち、静岡県東部のサイクリングコース情報を中心に発表した。掲載されるコースは、ルーツ・スポーツ・ジャパンと業務提携を結び協議会にも加盟しているスルガ銀行から提供されたもので、スルガ銀行サイクルステーションで開催されるプレミアムライドイベントの中で特にサイクリストから支持の高い21コース。アテネオリンピック代表で、リンケージサイクリングのサイクリングプランナー田代恭崇氏が監修。

サイクリングコースWEBサービス「ツールド」のホームページ

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ロード乗りはどうしてスネ毛を剃るの?

自転車に乗っている人、とりわけツール・ド・フランスを頂点とするロードバイク乗りは脚の毛をきれいに剃っている人が圧倒的に多い。その理由はなんだろう?

© Fabio Ferrari – LaPresse

まずはマッサージがしやすいからという理由。日本のマッサージはパウダーを使って筋肉をもみほぐすことが主流だったが、ロードレースの本場ヨーロッパではかつてからオイルが使われる。施術者としては毛がないほうが皮膚に手のひらが密着して刺激を与えやすい。また毛深いとマッサージ用オイルが多量に必要となってくる。

マッサージを受けた際に毛穴から雑菌が入って毛嚢(のう)炎などの細菌感染症になるのを予防するためという意見もある。スポーツマッサージは身体の末梢から心臓に向かってさするのが原則。毛並みとは逆向きにさすることになるので、毛穴に雑菌が入りやすくなるので、毛を剃って穴をなくしてしまえば感染症になりにくいという説だ。

落車などによる擦過傷を処置するときは、スネ毛がないほうが洗いやすいし、消毒しやすいという理由もある。特に深い傷で縫う必要があるときは、手術時に患部周辺の毛を剃るのと同じ理由で、毛があると邪魔になる。ちょっと前に自転車好きの女医に見解を聞いてみたが、「感染症の恐れがあるのでいいことばかりではない」とも。

余談だが落車によって擦過傷を負ったときは、大量の水で患部の泥や砂利を洗い落とし、サランラップのような保湿力のあるもので患部を覆う湿潤療法がおすすめだという。消毒をすると皮膚を再生する細胞まで殺してしまうとも。出血をともなう治療のときは医療用のゴム手袋、ない場合はコンビニのレジ袋で手を覆って処置をしなさいと指導された。

空気抵抗の低減になるというウソのような理由もあるが、風洞実験室でテストしてその効果を数値で実証した大手自転車メーカーもあるという。

© Daniele Badolato / Lapresse

そして大勢の意見はやはり、見た目にきれいだから。日本のスポーツ選手はあまり体毛を剃る習慣がないが、ヨーロッパでは水泳選手のみならず体操などの競技も全身あるいは一部の体毛をきれいに処理して競技に登場する。自転車選手も毛を剃ることで脂肪がそぎ落とされた長くて細い脚をことさら美しく見せることができる。

彼らはファンを魅了するプロスポーツマンだからだ。

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ツール・ド・ランカウイでキナンのトマ・ルバが個人総合8位

マレーシアで3月18日に開幕したツール・ド・ランカウイは、25日の第8ステージをもって閉幕。この大会に初出場を果たしたキナンサイクリングは、トマ・ルバの総合8位がチーム最上位。また、ルバのほかサルバドール・グアルディオラ、中西健児の3人が完走。総距離1341.2kmに及ぶ戦いに幕を閉じた。

ツール・ド・ランカウイの最終ステージ ©︎ KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

2018年で23回目を迎え、ステージ数やレースオーガナイズなど大会の規模から「アジア最高峰のステージレース」とも称されるこの大会。16日にランカウイ島でチームプレゼンテーションが行われ、18日からは全8ステージにわたる戦いが続いてきた。

キナンは、第1ステージで椿大志、第7ステージでマルコス・ガルシアがそれぞれリタイアし、残る4選手で最終日を迎えた。前日の第7ステージでは山本元喜と中西の動きに始まり、グアルディオラが大人数の逃げに合流。さらに中盤にルバがメイン集団を飛び出し、グアルディオラが入るグループへ。一時はルバがバーチャル総合リーダーとなる場面もあり、キナン勢の動きがレースをよりサバイバルにした。

第7ステージまでを終えてルバが個人総合9位につけているが、チームは引き続き攻撃的な走りに努めることを確認。順位を守るのではなく、1つでも上げられるよう残る3選手がサポートする。

今大会の最後を飾るのは首都クアラルンプールにフィニッシュする141.1km。途中、スプリントポイントと4級山岳がそれぞれ3カ所ずつ控える。クアラルンプール市内に入ってからは、一度フィニッシュラインエリアを通過したのち、市街地を5周回してフィナーレ。ステージ、総合とも行方はフィニッシュするまで分からない、あらゆる展開が考えられるルートが設けられた。

レースはスタートしてすぐに4人が逃げグループを形成。キナン勢は山本らが前を狙ったが、逃げに入ることはなくメイン集団でレースを進める。逃げる4人は最大で約3分のリードを築くが、メイン集団が射程圏内に収めながら進む。しかし、集団から飛び出した数人が逃げグループに合流。この中に個人総合上位の選手が入ったこともあり、キナン勢は中西を集団前方へと送り込んで追走態勢を整える。

その構図は変わらないまま、クライマックスとなるクアラルンプールの市街地へ。人数を減らしながらも粘る逃げに対し、強力スプリンターを擁するチームが率いるメイン集団。徐々にタイム差を縮めていったメイン集団が最終周回で逃げていた選手たちをキャッチ。キナン勢はグアルディオラがルバをケアしながら最終局面へと向かった。

スプリントでのステージ優勝争いの後ろで、ルバとグアルディオラもしっかりとフィニッシュ。ルバは個人総合での上位を確定させた。個人総合上位陣の一部に集団から遅れてフィニッシュした選手が出た関係から、ルバはスタート時から1つ順位を上げて個人総合8位。UCIポイントは50点をゲット。また、グアルディオラも個人総合23位とし、同様に5点を獲得。今大会で合計55点を得た。この2人に続き、中西も完走。クアラルンプール市街地の周回コース途中までアシストの役割を果たしてフィニッシュしている。

今大会は平坦ステージが多くを占めた中、総合成績に視野を定めて臨んだキナン。初出場ではありながらも、世界の名だたる強豪とならんで戦えるだけの存在感をこの8日間で示したといえる。選手間の連携も上々で、適材適所の役割配分ができていたこともこの先のレースにつながるはずだ。チームが重視する、UCIポイント獲得を常に狙いながら、引き続き全体の底上げを図っていくこととなる。

チームのUCI国際レース次戦は、4月1~6日のツアー・オブ・タイランド(タイ)。主戦場であるアジアでのレースでキナンの活動はさらに加速度を増すことになる。

ツール・ド・ランカウイ第7ステージ結果(141.1km)
1 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF) 3時間10分25秒
2 マヌエル・ベレッティ(イタリア、アンドローニジョカットリ・シデルメク) +0秒
3 ルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア)
4 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナプロチーム)
5 マルコ・クンプ(スロベニア、CCCスプランディ・ポルコヴィチェ)
6 ヨルダンアルレイ・パッラ(コロンビア、マンザナポストボンチーム)
15 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
34 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
60 中西健児(KINAN Cycling Team) +8分14秒
DNF 山本元喜(KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) 32時間6分45秒
2 ルカシュ・オウシャン(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコヴィチェ) +27秒
3 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +32秒
4 アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(エリトリア、ディメンションデータ) +54秒
5 ジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア) +57秒
6 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナプロチーム) +1分2秒
8 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1分8秒
23 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分30秒
88 中西健児(KINAN Cycling Team) +1時間12分48秒

ベストアジアンライダー
1 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナプロチーム) 32時間7分47秒
36 中西健児(KINAN Cycling Team) +1時間11分46秒

スプリント賞
1 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF) 61pts
20 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 11pts

山岳賞
1 アルバロラウル・ドゥアルテ(コロンビア、フォルカアムスキンズレーシング) 43pts
11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 10pts

チーム総合
1 ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア 96時間23分38秒
9 KINAN Cycling Team +23分23秒

トマ・ルバ

トマ・ルバのコメント
結果についてはまずまずといったところ。予想のできない戦いだったなかで、コンディションを日ごとに上げていきながらフィニッシュができたことについては満足している。キャメロンハイランドの頂上フィニッシュ(第5ステージ)の5位も悪くはなかった。ただ、表彰台には立ちたかったし、一度はバーチャルリーダーとなった第7ステージでリーダージャージを逃したことも悔しかった。それでもなにより、どんな結果が待っているか分からないハイレベルの戦いを走り切れたことはよかったと思う。
UCIワールドチームなどのビッグチームがそろっていた中で、チームはよく戦ったと思うし、中西健児にとっては素晴らしい経験になっただろう。とはいえ、この大会も(チームが並行出場した)ツール・ド・とちぎもレースには変わりない。コンチネンタルチームが勝つことだってもちろんあるし、レースバリューですべてが決まるわけではない。
いまから次のレースが楽しみ。チームスピリットをしっかりと持って、みんなで喜び合える結果を残したい。

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ジロ・デ・イタリア美化計画…2017年はゴミ8万4000トン回収・リサイクル9割

「ジロ・デ・イタリア ライドグリーン」プロジェクトが2018年の第101回大会も継続的に行われる。巨大なスポーツイベントから排出されるゴミを回収し、リサイクルするという取り組みだ。2017年大会では8万4877トンのゴミを回収して、その89%をリサイクルした実績がある。

© LaPresse – Fabio Ferrari

ジロ・デ・イタリアはスポーツイベントであるだけでなく、大会が持つバリューを世界中に発信するコミュニケーションの重要な手段でもある。主催者のRCSスポルトは過去2年の「ライドグリーン」プロジェクトを継続し、社会の基盤づくりに貢献していきたいと表明した。

世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスをはじめとしたレースの沿道では大会関係者や観客が排出するゴミの処理が大問題となる。もともと日本人のように「ゴミはゴミ箱に捨てたり、家に持ち帰る」という意識が希薄で、テレビ中継では映し出されないがレースが終わった沿道は投げ捨てられたゴミが散乱している。

地球環境に優しいクリーンな乗り物を使ったスポーツで、この状況は改善すべき問題であると、近年になってようやく議論され、大会主催者も対策を講じ始めた。選手が補給食の包み紙を捨てていいところを指定したり、リーダージャージのスソにゴミを入れる小さなポケットをつけたりしている。

ジロ・デ・イタリア主催者も2年前から環境保護を目的として「ライドグリーン」を提唱。イメージアップを図ってプロジェクトを推進するようになった。

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キナン勢は後半勝負に賭けるも終盤の上りで遅れ…ツール・ド・とちぎ第2ステージ

ツール・ド・とちぎ第2ステージが3月25日、栃木県南部の小山市から観光地として有名な日光市まで距離105kmのロードレースとして行われ、キナンサイクリングの5選手が参加した。コース前半は平坦区間が続き、後半は3級山岳を含むアップダウンがある。

ツール・ド・とちぎ第2ステージを走るキナン勢 ©︎ KINAN Cycling Team / Satoru KATO

初日のタイムトライアルの差を挽回すべく、リアルスタート直後から各チームがアタック合戦を繰り広げる。しかしどれも決定的な動きにならないまま、ハイスピードでレースは進行する。後半に入り、コースにアップダウンが出始めてくると、シマノレーシングの湊諒、マトリックスパワータグの安原大貴、日本大の小嶋健太の3人の逃げが容認される。ここから集団はリーダージャージのマイケル・ポッターを擁するオーストライランサイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコーストがコントロールを開始し、逃げ集団との差を1分に維持する。

86km地点の3級山岳への登り、逃げる3人との差は一気に詰まり、下りで全てを吸収。この動きで個人総合上位2人を含む9人が先行して逃げ切り、最後はスプリントを制したポッター選手が第1ステージに続き優勝した。キナンチームは、後半勝負にかけてメイン集団の中でレースを進めるも、3級山岳で先行した先頭集団に誰も送り込めず、41秒遅れの第2集団でゴールした中島康晴の21位が最高位に終わった。

最終日は栃木県北部の那須町をスタートし、中部の真岡市にゴールする147kmのロードレース。険しい山岳はないものの、アップダウンが繰り返されるコースで、途中2カ所の3級山岳が含まれるコースだ。チームとしての最終日にかける士気は高く、緊張感を保って第3ステージに挑むこととなる。

ツール・ド・とちぎ第2ステージ結果(105km)
1 マイケル・ポッター(オーストラリア、オーストラリアンサイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコースト) 2時間21分27秒
2 レイモンド・クレダー(チームUKYO) +0秒
3 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) 
21 中島康晴(KINAN Cycling Team) +41秒
46 新城雄大(KINAN Cycling Team) +2分14秒
48 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
55 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +2分54秒
81 椿大志(KINAN Cycling Team) +4分47秒

個人総合順位
1 マイケル・ポッター(オーストラリア、オーストラリアンサイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコースト) 2時間30分10秒
2 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +22秒
3 レイモンド・クレダー(チームUKYO) +24秒
22 中島康晴(KINAN Cycling Team) +1分38秒
49 新城雄大(KINAN Cycling Team) +3分21秒
50 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分29秒
71 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +4分39秒
77 椿大志(KINAN Cycling Team) +5分55秒

椿大志

椿大志
序盤1時間半くらいのアタック合戦は雄大と連携しながら、読みづらい展開をうまく立ち回れたと思う。肝心のKOMで雨乞をサポートできる位置で登らなければと粘ったが、厳しかった。最低でも集団復帰できるところでクリアしなければならなかった。ただ、入口まではみんなでまとまれたのはよかった。明日の最終日はトップコンディションとはいかないまでも、今の最善を尽くしてチームに貢献したい。

塚本一樹

塚本一樹
平坦の区間では、中盤から集団内を移動する感覚をつかめた気がするので、明日のステージではチームの勝利のために積極的に動きたい。今日も学ぶことが多く、良い経験になった。とても楽しむことができたステージだったが、チームのために動けなかったことが悔しい。いろいろあるが、明日もがんばっていきたい。

雨乞竜己

雨乞竜己
KOMでの下からのペースアップには耐えることができたが、その後の細い下り区間で雄大と一緒に中切れにあって、その後は挽回できずにゴールを迎えてしまって悔しい。もうあと5番手前を走っていれば、中切れで遅れずに済んだだけに状況判断ミスが悔やまれるが、上りきった時にあのポジションにならないためにも、あらためてもう1ランク上のベースアップを目指さなければならない。明日は今日のようなミスをなくして集団に残って必ずスプリントしたい。

中島康晴

中島康晴
最初からアタック合戦がガンガン激しく始まり、それを椿と雄大が要所要所で反応してくれて、しっかりチェックしてくれたのでチームとしてとてもありがたかった。チームオーダーで決めていた上り前の位置取りも成功して15番手で上り始めたが、宇都宮ブリッツェンのペースアップになす術がなかった。個人としてもチームとしても不完全燃焼のままで終わりたくないし、悪いイメージを払しょくするためにも、明日はチームみんなで雨乞のステージ優勝をねらう。

新城雄大

新城雄大
前日のミーティングでアタックが激しくなるのは予想していて、実際その通りになった。序盤のピリピリとした集団の動きの中、決まってしまいそうなメンバーが行った逃げにチェックすることに専念して、チームオーダーをこなすことができた。集団が落ち着いてからは雨乞さんの近くにいてサポートしながらKOMに向けて前で固まっていけたが、上りでポジションを下げてしまったことが悔やまれる。昨日、今日の悪い流れを断ち切って、チームとしても個人としても明日こそ見せ場を作りたい。

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