神山雄一郎が競輪選手養成所の所長に…瀧澤正光はアドバイザーに

2024年12月に競輪選手を引退した神山雄一郎が、2025年4月1日付けで日本競輪選手養成所の所長に就任する。現所長である瀧澤正光は同日付けでアドバイザーに就任する。公益財団法人JKAが1月14日に発表した。

神山雄一郎 公益財団法人JKA提供

「2024年12月に選手を引退しましたが、長年お世話になった競輪界に今後も携わることができ、たいへんありがたいと感じるとともに、身が引き締まる思い」と神山新所長。

「36 年間の現役生活で受けました恩を、今度は後進の育成という形でわずかながらでもお返しできれば」と抱負を語った。

2010 年より15 年間所長を務めた瀧澤は、「在任中は、ファン・関係者、数多くの方々のおかげで、競輪選手を育てていくという大切な仕事に心血を注いで邁進することができた。今後は、養成所のアドバイザーとして神山所長がつくりあげていく新しい養成所の力になれるように」と語った。

ジロ・デ・イタリアウィメンは2つの頂上フィニッシュで難易度増

2025年7月6日から13日まで開催される8日間の女子ステージレース、ジロ・デ・イタリアウィメンのコースが1月13日にイタリアのローマで男子と同時に発表された。

2025ジロ・デ・イタリアウィメンのコース

北イタリアのベルガモで個人タイムトライアルとして開幕しイモラの自動車サーキットでフィニッシュする。その間には、2つの頂上フィニッシュがあり、獲得標高は1万4000m。第3ステージ序盤のトナーレ峠が最高峰のチーマ・ストラーダになる。

女性の権利とジェンダー平等を促進するために設立されたウナネッスーナチェントミラ財団がチャリティーパートナーとなる。

2025ジロ・デ・イタリアウィメンの高低表

「2024年の映像を見ると今でも鳥肌が立つけど、2025年にこのトロフィーを再び持ち帰ることが私のシーズンの目標の一つになる」と2024年に総合優勝したイタリアのエリーザ・ロンゴボルギーニ。

「私はこのルートが本当に気に入っています。私の特性に合っています。イモラのサーキットを走る最終ステージは、2020年の世界選手権で銅メダルを獲得したことを思い出させます。アスリートとして大きく成長したので、今回はさらにいい結果を祝いたいと思っています」

ピンクスズキ・スウィフトハイブリッドとロンゴボルギーニ ©LaPresse

2025ジロ・デ・イタリアウィメン日程

7月6日(日) 第1ステージ ベルガモ 13.6km(個人タイムトライアル)
7月7日(月) 第2ステージ クルゾーネ〜アプリカ 99km★★
7月8日(火) 第3ステージ ベッツァドーリオ〜トレント 124km★★
7月9日(水) 第4ステージ カステッロテジーノ〜ピアネッツェ 156km★★
7月10日(木) 第5ステージ ミラーノ〜モンセリーチェ 108km
7月11日(金) 第6ステージ ベッラーリア・イジェアマリーナ〜テッレロベレッチェ 144km★
7月12日(土) 第7ステージ フェルミニャーノ〜モンテネローネ 157km★★★
7月13日(日) 第8ステージ フォルリ〜イモラ 138km★
★は難易度

2025ジロ・デ・イタリアのコース発表…最高地点に8kmの未舗装路

2025年5月9日から6月1日まで開催されるジロ・デ・イタリアのコースが、1月13日にイタリアのローマで発表された。15回目の海外開幕となるアルバニアで最初の3つのステージが行われ、7回目となる首都ローマにフィニッシュする。総距離3413km、獲得標高は5万2500m。

2025ジロ・デ・イタリアのコース

レースは例年よりも1日長い24日間。大会4日目がアルバニアから船でイタリアにわたる移動日となる。2つの個人タイムトライアルがあり合計42.3km。6つのスプリンターステージ、8つの中山ステージ、5つの高山ステージが設定された。

シエナにゴールする第9ステージはストラーデ・ビアンケで使用される未舗装路30km。第20ステージは最高峰のチーマコッピとして標高2178mのコッレ・デッレ・フィネストレを通過するが、ここにも8kmの未舗装路があって、約38kmの砂利道が勝利の行方を左右する。

2025ジロ・デ・イタリアの日程

モンターニャ・パンターニ特別賞は第17ステージのモルティローロ峠。タッパ・バルタリ特別賞はグッビオ〜シエナ間の第9ステージとなり、ゴールのカンポ広場で華々しいフィニッシュを飾る。

2025ジロ・デ・イタリア日程

5月9日(金) 第1ステージ ドゥラス〜ティラーナ(アルバニア) 164km★★
5月10日(土) 第2ステージ ティラーナ(アルバニア) 13.7km(個人タイムトライアル)★★
5月11日(日) 第3ステージ バローナ〜バローナ(アルバニア) 160km★★
5月12日(月) 移動日
5月13日(火) 第4ステージ アルベロベッロ〜レッチェ 187km
5月14日(水) 第5ステージ チェリーメッサアピーカ〜マテーラ 144km★
5月15日(木) 第6ステージ ポテンザ〜ナポリ 226km★
5月16日(金) 第7ステージ カステルディサングロ〜タリアコッツォ 168km★★★
5月17日(土) 第8ステージ ジュリアノーバ〜カステルライモンド 197km★★
5月18日(日) 第9ステージ グッビオ〜シエナ 181km★★
5月19日(月) 休養日
5月20日(火) 第10ステージ ルッカ〜ピサ 28.6m(個人タイムトライアル)★★
5月21日(水) 第11ステージ ビアレッジョ〜カステルノーボ・ネモンティ 185km★★
5月22日(木) 第12ステージ モデナ〜ビアダーナ 172km★
5月23日(金) 第13ステージ ロビーゴ〜ビチェンツァ 180km★
5月24日(土) 第14ステージ トレビソ〜ノバゴリツァ(スロベニア) 186km★
5月25日(日) 第15ステージ フィウメベネト〜アシアゴ 214km★★★
5月26日(月) 休養日
5月27日(火) 第16ステージ ピアッツォーラ・シュルブレンタ〜サンバレンティーノ 199km★★★
5月28日(水) 第17ステージ サンミケーレ・アッラディージェ〜ボルミオ 154km★★
5月29日(木) 第18ステージ モルベーニョ〜チェザーノモデルノ 144km★
5月30日(金) 第19ステージ ビエッラ〜シャンポリュック 166km★★★
5月31日(土) 第20ステージ ベレス〜セストリエーレ 203km★★★
6月1日(日) 第21ステージ ローマ〜ローマ 141km
★は難易度

2025ジロ・デ・イタリアの高低表

第7ステージから本格的な動きがある…新人王ティベーリ

「私はこのジロ・デ・イタリアがとても気に入っている」と、2024ジロ・デ・イタリアで新人賞を獲得したアントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーンビクトリアス)が発表後にコメントしている。

「前半から難しいです。第7ステージですでに最初の上りが始まり、この時点でなにかアクションが出てくると思います。グッビオ〜シエナ間のステージは砂利道の部分があり、壮観です。僕はチームと一緒に一生懸命練習しているので、いいパフォーマンスをしたいと思っている」

2024ジロ・デ・イタリア新人賞のアントニオ・ティベーリ ©Massimo Paolone/Lapresse

2025ジロ・デ・イタリアのコース発表を日本でライブチェックしよう

2025ジロ・デ・イタリアとジロ・デ・イタリアウーマンのコース全容が1月13日午後6時からローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂で発表される。その模様は公式サイトなどで無料配信される。日本時間は14日の午前2時。

2025ジロ・デ・イタリアの開幕地はアルバニア。首都ティラーナなどで3ステージ ©Spada/LaPresse

2025ジロ・デ・イタリアのコース発表はここで視聴できる

ジロ・デ・イタリア公式サイト

ジロ・デ・イタリアウーマン公式サイト

ジロ・デ・イタリアfacebook

ジロ・デ・イタリアウーマンfacebook

ジロ・デ・イタリアX

ジロ・デ・イタリアYouTube

ジロ・デ・イタリアDaily Motion

コッリエーレ・デラセーラ

ラガゼッタ・デッロ・スポルト

2025ジロ・デ・イタリアはアドリア海をはさんだアルバニア開幕

2025年の第108回ジロ・デ・イタリアはバルカン半島のアルバニアで開幕し、3ステージが行われることが2024年12月に発表されている。レースは5月9日の金曜日にアドリア海に面したドゥラスでスタート。大会4日目の12日にイタリア半島のプーリア州にフェリーで移動する。

アルバニアのエディ・ラマ首相(左)とジロ・デ・イタリア主催者RCSのパオロ・ベッリーノCEO ©Spada/LaPresse

茨城県のサイクリストにやさしい宿で1人5000円引きキャンペーン

茨城県が認定する「サイクリストにやさしい宿」を対象とした宿泊割引キャンペーンが行われる。1人5000円の割引で、条件は宿泊当日に自転車で来館し、SNS投稿すること。

湖北ホテル(土浦市)

同キャンペーンは1月13日午前10時より予約受け付けを開始し、先着100人限定で実施。割引対象となる宿泊期間は1月17日から3月23日(3月24日チェックアウト)まで。

茨城県では71の宿泊施設が「サイクリストにやさしい宿」に該当。今回の宿泊割引キャンペーンでは、そのうち13の宿泊施設で割引が適用される。

ゲストハウス古民家江口屋(かすみがうら市)

茨城県の「サイクリストにやさしい宿」認定条件

1.安全な自転車の保管場所がある。
2.チェックイン前・後のフロントなどで手荷物の預かりが可能。
3.洗濯が可能。(近隣のコインランドリーの案内でも可)
4.自転車宅配の受取・配送が可能。(配送業者の案内でも可)
5.スポーツバイク対応の空気入れや工具の貸し出しなど。
久慈サンピア日立(日立市)
袋田温泉 思い出浪漫館(久慈郡大子町)
亀の井ホテル 筑波山(つくば市)
ホテルクリスタルパレス(ひたちなか市)
ホテル テラス ザ スクエア日立(日立市)

●宿泊割引キャンペーンの詳細ページ

さいたま佐渡サンブレイブがユーラシアiRCタイヤに名称変更

さいたま佐渡サンブレイブがユーラシアiRCタイヤにチーム名を変更した。これまで欧州のベルギーを拠点に若手選手の育成を手がけてきた橋川健が監督に就任。2025シーズンは継続5選手に新規加入の阿曽光佑、遠藤尭寿、渡辺悠太、風間大和、福田真平を加えた10人で活動していく。

ユーラシア iRCタイヤ

新チームは2024年に引き続き「Jプロツアー」をメインとした国内レースへの参戦と、若い選手に挑戦する機会を提供するため、サイクルロードレースの本場ヨーロッパでのレースにも参戦予定。さらに、世界で活躍できる選手の発掘・育成のため、ベルギーでのU23遠征やアカデミー活動にも取り組む。

「2010年、チームユーラシアは海外でプロ契約できる選手の育成と発掘を目標に立ち上げられました。 2024シーズンは活動を休止していましたが、2025シーズンより国内JプロツアーおよびU23欧州遠征、U17、U19サイクリングアカデミーの実施を行います」と橋川。

橋川健

「スタッフや選手とともに海外でプロ契約できる選手の育成と発掘を目指し、ファン、スポンサー各社の期待に応えられるよう邁進します」

埼玉県さいたま市を拠点に活動する「さいたまディレーブ」と新潟県佐渡市を拠点に活動する「佐渡ゴールデンアイビス」は、現行通りの名称で運営を継続。引き続き自転車安全教室や補助輪外し教室、ジュニアロードバイクスクール、サイクリングツアーなどの地域に密着した活動を行い、自転車による各地域の活性化と自転車の普及のために取り組んでいく。

吉岡直哉
持留叶汰郎
藤田涼平
鈴木道也
重田倫一郎
阿曽光佑
遠藤尭寿
渡辺悠太
風間大和
福田真平