2019ツール・ド・フランスの開幕地はベルギーのブリュッセル

2019年に開催される第106回ツール・ド・フランスはベルギーのブリュッセルで開幕することが発表された。大会最多の5勝を誇るベルギーの英雄エディ・メルクスの大会1勝目からちょうど50年の節目となる。また2019年は総合成績の首位選手が着用する黄色のリーダージャージ、マイヨジョーヌが制定された1919年から100年となる記念の大会だ。

初日となる7月6日はブリュッセルをスタートしてシャルルロワを訪れ、再びブリュッセルにゴールする距離192kmのレース。2日目はブリュッセルでチームタイムトライアル(距離28km)が行われる。全23日間で、3日目以降のコースは2018年10月に発表される。

2019ツール・ド・フランスの第1ステージ

2月開催のドバイツアーでキッテルとカベンディッシュが激突へ

2月6日から10日まで開催されるドバイツアーに16チームが出場する。1月15日に主催者が発表した。ワールドツアー9チーム、プロフェッショナルコンチネンタル5チーム、コンチネンタル1チーム、UAEナショナルチームが参戦する。1チームは7人編成で、中東の平たんコースで開催されることから、スプリンターに有利で、2017年はマルセル・キッテルが総合優勝した。

2017ドバイツアーを制したマルセル・キッテル

出場チームはアスタナ(カザフスタン)、バーレーン・メリダ(バーレーン)、BMC(米国)、クイックステップフロアズ(ベルギー)、ディメンションデータ・ケベカ(南アフリカ)、カチューシャ・アルペシン(スイス)、ロットNLユンボ(オランダ)、トレック・セガフレード(米国)、UAEエミレーツ(UAE)がワールドツアーチーム。コフィディス(フランス)、ラリーサイクリング(米国)、ノボノルディスク(米国)、ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア(イタリア)がプロフェッショナルコンチネンタルチーム。コンチネンタルチームのミッチェルトン・バイクエクスチェンジ(中国)とUAEナショナルチームがこれに加わる。

カチューシャ・アルペシンのマルセル・キッテル、ディメンションデータ・ケベカのマーク・カベンディッシュの参戦が予定され、優勝候補の最有力となる。トレック・セガフレードのジョン・デゲンコルプ、UAEエミレーツのアレクサンドル・クリストフも強豪スプリンターだ。

2017ドバイツアー

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ジロ・デ・イタリアが4賞ジャージのマドリーナ発表

ジロ・デ・イタリアは、ミラノファッションウイークの最終日となる1月15日に、2018年大会で使用する4賞ジャージのマドリーナ(スポンサー)を発表した。101回目となる大会は5月4日から27日まで。

2018ジロ・デ・イタリアのリーダージャージ

個人総合成績のマリアローザ(ピンク色)のスポンサーはエネル。スプリント賞のマリアチクラミーノ(シクラメン色)はセガフレード。山岳賞のマリアアッズーラ(空色)はメディオラヌム銀行。新人賞のマリアビアンカ(白色)はユーロスピン。

ミスイタリアのアリーチェ・ラケーレ・アルランク

個人総合成績のマリアローザ
スプリント賞のマリアチクラミーノ
山岳賞のマリアアッズーラ
新人賞のマリアビアンカ

リーダージャージはカステリ製。空気抵抗の低減と軽量化が特徴で、重量は124g。3Dロゴが斬新だ。発表会にはミスイタリアのも参加し、「国民的な大会の発表会に同席できてとてもうれしい」と語った。

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2018ジロ・デ・イタリア に フルーム が参戦表明

アニソン界のカリスマ作曲家、梶浦由記がスポーツ紙裏面でフルーム愛を語った

1月16日付けの東京中日スポーツ裏面でアニソン界のカリスマ作曲家、梶浦由記さんが自転車ロードレーサー、クリストファー・フルームへの思いを語った。

音楽コンポーザー、梶浦由記

作詞・作曲・音楽プロデューサーとしてアニメやゲームの劇中伴奏音楽からNHK看板番組のテーマ曲まで担当する梶浦さん。音楽界のカリスマ的存在は、プライベートで自転車ロードレースのフルーム(英国)の大ファン。裏面の全面記事では梶浦にツール・ド・フランスへの熱き思い、仕事の合間に気分転換として乗るサイクリングのことを聞いている。

「鉄の精神力と鉄の自制心。負けず嫌いで悔しいはずなのに、負けたときは言い訳もせずに勝者を称える。ジェントルマンのふりをしたオオカミ。わりと日本人好みで、そんなところがカッコいい!」と梶浦さん。

クリストファー・フルーム。2017ツール・ド・フランス

道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」にレンタサイクル「MERIDAエクスペリエンスセンター」

ミヤタサイクルと道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」は、日本最大級のレンタサイクル施設「MERIDAエクスペリエンスセンター」を道の駅内にオープンする。

「伊豆ゲートウェイ函南」は2017年5月1日にオープンしたばかりの、静岡県内で最も新しい道の駅(2018年1月11日現在)。敷地面積1万3231平方mの中に4つの店舗を設置。観光案内所やスタジオ、コンサートもできるコミュニティ広場なども併設し、伊豆地方の「玄関口(ゲートウェイ)」をテーマに、多種多様な展開を行っている。2017年12月末時点での来場者数は約87万人(目標来場者数70万人)で、年間の来場者数100万人を目前としている。

また同施設は「サイクリストの聖地」を目指すべく、サイクリストの情報発信と交流を目的としたカフェ「Spoke Cafe(スポーク・カフェ)」を設置し、サイクリスト利用促進に取り組んでいる。今回は同施設内に、世界第2位の生産台数を誇る自転車ブランド「MERIDA(メリダ)」と連携し、最新のメリダブランドを体験できるレンタサイクル「MERIDAエクスペリエンスセンター 道の駅伊豆ゲートウェイ函南」をオープンする。

MERIDAエクスペリエンスセンターは、同ブランドの最新モデルを体験できるレンタサイクル拠点で、国内で6施設目、保有台数は日本最大級。レンタル用のラインナップはカーボンフレーム「シクロクロス」や話題の「グラベルロードバイク」、そしてレース仕様の「ロードバイク」など合計8台。魅力ある自転車を多数取りそろえることで多くの来場者にメリダの自転車と伊豆の魅力を「体験(エクスペリエンス)」してもらいたいという。

NIPPO・ヴィーニファンティーニがイタリアの劇場でプレゼンテーション

NIPPO・ヴィーニファンティーニのチームプレゼンテーションがイタリア・アブルッツォ州のキエーティにあるマッルチーノ劇場で1月13日に開催された。アブルッツォ州はチームのメインスポンサーであるヴィーニファンティーニ(ファルネーゼヴィーニ社)や2018年からメインスポンサーに加わった精肉加工メーカーであるヨーロッパオヴィーニが本社を構えるチームにとって非常にゆかりの深い土地。当日は世界の舞台で活躍する地元のオリンピアン(体操、射撃など)や関係者、政治家、スポンサーなど多くのゲストで荘厳な劇場は埋め尽くされた。

NIPPO・ヴィーニファンティーニのチームプレゼンテーション

最初にスピーチを行ったのはNIPPOの岩田裕美社長。2017年シーズンに日本で大活躍したマルコ・カノラのエピソードなどを披露。イタリアと日本が強力にタッグを組み、グローバルに活動するチームへ大きなエールを送った。

NIPPO・ヴィーニファンティーニのダミアノ・クネゴ

ファルネーゼヴィーニのヴァレンティーノ・ショッティやデローザのクリスティアーノ・デローザらスポンサー代表のあいさつに引き続いて、2018シーズンに所属する全選手が壇上で監督から紹介された。何人かの日本人選手にもマイクが向けられ、それぞれにイタリア語であいさつや抱負を語った。2017年に公式戦6勝という成績を挙げて今季キャプテンを務めるカノラに続いて、最後にダミアーノ・クネゴが紹介された。2018年での引退を表明しているクネゴには、これまでの素晴らしいキャリアのハイライトとなるビデオをサプライズ上映する演出があり、驚きとともに目に涙を浮かべながらの登壇となった。

NIPPO・ヴィーニファンティーニのチームプレゼンテーションがイタリア・キエーティのマッルチーノ劇場で1月13日に開催された

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ
イタリア籍UCIプロコンチネンタルチーム。所属19選手(うち日本選手7)。日本との共同チームという世界でも珍しい運営スタイルをコンセプトに、世界各国のトップレースに出場する。多くの勝利をめざしながら若い選手の育成や日本とヨーロッパの自転車競技界との橋渡しも担い、また日本自転車競技連盟承認、東京オリンピックへ向けた橋本聖子日本自転車競技連盟会長が理事長を務める日本人選手強化プロジェクト「ジャパンプロサイクリング」と連携。日本自転車競技界の中核を担う有力選手が活躍する。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ