1位は自転車活用推進法が施行…自活研が選んだ「2017年自転車10大ニュース」

NPO自転車活用推進研究会が選んだ「2017年自転車10大ニュース」が発表され、第1位に「5月1日に自転車活用推進法が施行、推進本部が発足」というニュースが選ばれた。2017年に起きた自転車にまつわる大きなニュース約30本の中から投票でトップ10を選んで発表された。

2017年自転車10大ニュース
第1位 5月1日に自転車活用推進法が施行、推進本部が発足(288P)
第2位 自治体条例による自転車保険の義務化の動き広がる(179P)
第3位 警視庁、自転車ナビマーク整備進む 3年で1000km達成へ(150P)
第4位 JR東日本千葉支社がサイクルトレインB.B.BASEを公開(128P)
第5位 タンデム自転車公道走行の全面解禁広がる 全国16府県に(121P)
第6位 総選挙 自転車議連・谷垣禎一前会長が立候補を断念(90P)
第7位 中国シェアサイクル最大手モバイクが日本でサービス開始(89P)
第8位 東京五輪ロードレースコース案 一転、富士山方面へ(78P)
第9位 セブン‐イレブンがシェアサイクル協働先をソフトバンクに(60P)
第10位 第七代自転車名人としてタレント石井正則さんを表彰(55P)

3層のレイヤリングとアクセサリーで真冬も快適にサイクリング

かつては冬なんて自転車に乗りたくなかったけど、自転車専門アパレルメーカーのウインターウエアは10年前と比べると機能性はもちろん、デザイン面も格段に進化した。もともとこの時期は晴天率が高いので、専用設計のウインターウエアをしっかりそろえれば無理なく楽しむことができる。

国内随一の専門メーカー「パールイズミ」は初級者を対象として、ウインターウエアの効率的な着用術を教えながら多摩川を走ろうという無料イベントを定期開催している。冬用の自転車ウエアは3枚で暖を取れるように設計されている。身体の内側から汗や体温を管理するアンダーウエア、温かい空気をため込むミッドウエア、そして冷気をシャットアウトするアウターウエアの3枚だ。外気温が10度を下回るとサイクリングをする状況は厳しくなるが、この3層があればなんの問題もないという。

自転車は走行中常に風を受け、アウトドアの中で同じ態勢を続けるという特殊なスポーツ。そのため風の抵抗でバタついたりしないような専用設計のウエアが必要だ。外気温は低いのに激しい運動で汗をかいてしまうこともある。汗が乾かないと体温を奪われてしまうので、性能のいい専用ウエアを選ぶことが重要だという。

上半身は3層が理想だが、下半身は機能性のあるタイツが1枚あればいい。ガンガン乗る人は厚手のタイツだと熱くなってしまう。着込みすぎると動きにくいので上半身とは異なり2枚重ねは不要だ。風が当たる前面に防風素材を使ったロングタイツなど最新モデルは機能性に優れている。

さらに、冬を乗り切るためのポイントはアクセサリー類。薄手のウエアしか持ってなかったら小物で乗り切れる。つまり指先、つま先、首筋など冷気に敏感な部分をしっかりとガードすればいいのだ。冬用のフルフィンガーグローブは寒さに応じて何種類も用意されている。シューズカバーは足首から下全体を覆うタイプやつま先だけガードするタイプがある。首筋に巻くフリース素材のネックウォーマー。寒さを感じる耳をガードするイヤーウォーマーも便利。

2018年1月からは月に2度の間隔で開催を予定し、春にはロングライドも企画していきたいという。イベントはパールイズミのfacebookファンページで告知される。
http://www.facebook.com/pearlizumijp/

日本最大級のサイクリングリゾートがJR土浦駅に…2018年3月に第1弾

日本最大級の体験型サイクリングリゾート「PLAYatré」がJR土浦駅に誕生する。全長180kmのサイクリングコース「つくば霞ヶ浦りんりんロード」のスタート地点として、シャワーやコインロッカー、レンタサイクル、サイクルショップ、カフェなどサイクリングを楽しむための施設がそろう。

2018年3月下旬に第1弾として「りんりんスクエア土浦」などがオープン。2019年秋以降のグランドオープンに向けて、サイクリングホテルやレストラン、茨城の人気ショップを集めたフードマーケットなども続々開業予定。

茨城県とアトレが官民一体となって取り組む地方創生の新しい試みから生まれた、日本最大級のサイクリング拠点だ。サイクリスト(上級者・ビギナー・観光客)向けのサービスをワンストップで提供し、多種多様なサイクリングライフを提案する。館内にはサイクリングコンシェルジュが常駐し、コース案内はもちろん、土浦の観光スポットや街の楽しみ方に関するインフォメーション機能も充実。

タリーズコーヒーとイタリアの自転車メーカーBianchiとのコラボレーションによる全国初のサイクルカフェも誕生。エステやコンビニ、ドラッグストア、お客様用駐輪場など地元の人たちも便利に使えるショップが続々と仲間入りする予定。

日本最大級の体験型サイクリングリゾート「PLAYatré」
http://www.perch-tsuchiura.com/playatre/

新チーム名はブリヂストンサイクリング…静岡県三島市に活動拠点

ブリヂストンサイクルが2020年の東京オリンピック・パラリンピックでのメダル獲得を目指して、2018年の自転車競技チームの新体制と機材サポート選手の方針を発表した。自転車競技チームの名称を「TEAM BRIDGESTONE Cycling」と改称した。2017年まではチームブリヂストンアンカーだった。

自転車競技アスリート、トライアスリート、パラリンピックを目指すアスリートの幅広いサポート、若手有望選手の発掘育成を行っている同社。東京オリンピックが開催された1964年にブリヂストンサイクル自転車競技部を設立し、選手の育成・強化を実施してきた。その活動は54年目となる。

2020東京の開催まで3年を切る中、オリンピック・パラリンピックにおいてメダル獲得を目指す有力選手を中心に選手陣営を再編した。

また、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの活動拠点を静岡県三島市に新設。トラック競技が実施される伊豆ベロドロームに近く、今後は関連競技団体などと連携し、国内外で活動するU23ロードチーム・トラック選手の育成・機材サポート、トライアスリートやパラアスリートに対する機材サポートや技術支援を実施する。

同社は、選手たちとともに地域イベントに参加し、地域を盛り上げる活動を積極的に実施。伊豆ベロドローム周辺地域に自転車を楽しむ文化を「レガシー」として根付かせる取り組みを行っていく。

ジェイミスのRENEGADEシリーズにバイクパックを装備して実走

1937年創業で、米国ニュージャージーに本社を構えるG・Jannou Cycleを母体に持つブランド、ジェイミスがアドベンチャーライドを楽しむRENEGADEシリーズをリリース。エントリーモデルRENEGADE EXILE は44サイズが追加したことで親子や夫婦、カップルや仲間と楽しめるようになった。9万8000円(税別)。

1979年にジェイミスブランドは立ち上がり、米国内において最も古い創業者が持つ総合スポーツバイクブランドとなった。サイズ展開が豊富なRENEGADEシリーズが定評だが、小さなサイズではバイクパッキングが可能か?という疑問もあることで、今回は44cmと54cmでバイクパッキング仕様にしてみた。

新型クラリスはシフトワイヤーが内蔵になり、フロントバッグが簡単に付けられるようになった

ブラックバーン製品を使用し、44サイズ(Ano Inferno)&54サイズ(Ano Black)をバイクパッキング仕様に。44サイズは、OUTPOST SEATPACKを取り付けた状態で、シート高さ600mm、地上〜シート面850mm。44、48サイズは新モデルより650Bになったことで、リヤタイヤとバッグのクリアランスも取れ、150㎝前後のユーザーからバイクパッキングを楽しめることが実証された。

フレームバッグはOUTPOST FRAME BAG。44サイズはSmall、54サイズはMediumがすっぽりと収まる。新モデルにはフォークにボトルケージダボが追加。フレームバッグを取り付けてもボトルケージ、輪行バッグやテントを収納できるOUTPOST CARGO CAGEも装着可能なので拡張性はさらに広がっている

ジェイミスジャパン
http://www.jamis-japan.com/

最新版ロードバイクのメンテ徹底ガイドが八重洲出版から発売

「最新版ロードバイクのメンテ徹底ガイド」が自転車月刊誌「サイクルスポーツ」でおなじみの八重洲出版から発売された。A4ワイド・316ページ、1600円(税別)。

完売となった「ロードバイクのメンテ&修理」(2006年発売)、「最新版 ロードバイクのメンテ&修理」(2010 年発売)、「ロードバイクの整備と修理」(2012年発売)、「最新版 ロードバイクの修理と整備」(2015年発売)に続き、最新の自転車と部品に対応した最新版が登場した。

ロードバイクのメンテナンスと修理法を、手順を追って分かりやすくガイドするムック。シマノ、カンパニョーロ、スラム、FSAのコンポやロードディスクブレーキなどの最新製品に対応している。工具の使い方、乗車前点検、クリーニング、ルブリケーション、部品用品の取り付け・調整・修理法を本編オールカラーページで写真と図表を多用して解説している。

CONTENTS
▶第1章 ロードバイクの基礎知識
▶第2章 メンテナンスの基礎知識
▶第3章 コンポーネントパーツーー基幹部品のメカ作業
▶第4章 コンポーネントパーツ以外のメカ作業
▶第5章 タイヤ&ホイールのメカ作業

ロードバイクのメンテ徹底ガイド 最新版 シマノ/カンパニョーロ/スラム/FSAのロード用コンポーネント 電動変速/油圧ディスクブレーキ/パワー測定クランクに対応 オールカラー/藤下雅裕【1000円以上送料無料】

価格:1,728円
(2017/12/22 11:07時点)
感想(0件)