ダミアノ・クネゴの主要大会ラストレースはツール・ド・スイスに

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが、6月9日から17日までスイス全土を巡るUCIワールドツアーのツール・ド・スイスの出場権を獲得した。2018年に引退するダミアノ・クネゴ(イタリア)にとって現役最後のワールドツアーになる。

クネゴのワールドツアー最終レースはツール・ド・スイスになった

6月中旬にスイスで開催されるツール・ド・スイスのワイルドカード(主催者招待出場権)をNIPPO・ヴィーニファンティーニ・が初めて獲得。世界最高峰であるツール・ド・フランスの前哨戦と位置づけられるビッグレースに挑む。

2018年のツール・ド・スイスは6月9日から17日までの9日間、全9ステージで開催される。途中、個人タイムトライアルやツール・ド・フランスさながらの厳しい山岳ステージも組み込まれる。初開催は1933年というから、80年以上の歴史を有する伝統あるレースだ。

2018ツール・ド・スイスのコース

チームキャプテンであるクネゴにとってはなじみの深いレースで、2007年から2009年までは毎年総合成績トップ10でフィニッシュしていて、2011年は総合2位の成績を残している。今季前半での現役引退を表明しているクネゴにとって、この大会が現役最後のUCIワールドツアーレースとなる。引退レースについては未定。

またNIPPO・ヴィーニファンティーニは4月15日にオランダで開催されるUCIワールドツアーレース「アムステルゴールドレース」のワイルドカードも獲得している。

ダミアノ・クネゴ

ダミアノ・クネゴのコメント
ツール・ド・スイスはいつも自分にとってなにか特別なレースだった。ジロ・デ・イタリアの直後に開催されるため、いつもとてもいいコンディションをもって参戦できたし、2011年はツール・ド・フランスへ向けた調整レースとして挑み、総合2位という素晴らしい成績を残すことができ、ツール・ド・フランスでも総合6位に入った。今年のツール・ド・スイスは自分のキャリアにおいて最後のワールドツアーレースになるので、高いモチベーションをもって挑むことになるだろう。チームも登坂力を強化して、区間優勝を目標に一丸となって戦いたい。

マーク・カベンディッシュ、ツール・ド・フランス最多勝と東京五輪の金が集大成

毎週金曜日にカラー5段特集「自転車で行こう」を掲載するスポーツ新聞「東京中日スポーツ」は。2月16日付けの紙面でマーク・カベンディッシュをクローズアップしている。ツール・ド・フランス最多勝利記録まであと4勝。集大成は2020東京オリンピックの金メダル。今季すでに1勝で、ケガに泣いた昨年の白星に並んだ。復活にかける「マン島超特急」を紹介。

2017ツール・ド・フランスで落車骨折。その翌日のスタート地に姿を見せたマーク・カベンディッシュ

ドバイツアー第3ステージを制したマーク・カベンディッシュ

2017ツール・ド・フランスさいたまで日本のファンと交流するマーク・カベンディッシュ ©Yuzuru SUNADA

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NIPPO・ヴィーニファンティーニの西村大輝がツール・デュ・オバールマタンに参戦

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが南フランスで開催される2日間のステージレース「ツール・デュ・オバールマタン」に初参戦。唯一の日本人選手として出場する西村大輝は体調に不安があるなかでプロ2戦目に挑む。

ツール・デュ・オバールマタンに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニ

2018年で50回目の開催となるこの大会は、169.7kmと188.8kmのステージで構成される2日間のステージレースだが、どちらのステージも起伏があって、2日間とも頂上フィニッシュとなるのが特徴。3つのワールドチーム(AG2Rラモンディアル、アスタナ、FDJ)をはじめ、全18チームが出場。前週のツール・ドラプロバンスで圧倒的な強さをみせたAG2Rラモンディアル、FDJ、コフィディス、デルコマルセイユなどフランスのトップチームがレースの主導権を握ると予想される。

NIPPO・ヴィーニファンティーニはマルコ・カノラとダミアノ・クネゴをキャプテンに、ベテランと若手がバランスよく編成される。前週末の「トロフェオ・ライグエリア」でカノラとサンタロミータは体調不良に苦しんだが、現在は回復し、レースへの準備を順調に進めている。

注目選手はトロフェオ・ライグエリアで10選手ほどに絞られた先頭集団に残り、2位以下のスプリントで区間4位に入ったプロ2年目のニコラ・バジョーリ。僅差のスプリントでプロ初の表彰台を逃したが、プロ1年目から2年目にかけて大きなステップアップを遂げ、その活躍が期待されている。

●西村大輝のコメント
ツール・デュ・オバールマタンを迎える。今回も非常に厳しいレースと聞いているので、心して走ろうと思う。数日前から持病の喘息の状態が悪化していて、不安もあるが、とにかくベストを尽くしてチームに貢献したい。

西村大輝

●マリオ・マンゾーニ監督のコメント
脚のそろったメンバーでの参戦ということもあり、いいレースになると期待している。特に先週のライグエリアで活躍した若いバジョーリにとっては、コンディションもよく勢いもあるので、重要なレースになるだろう。チーム全員で協力してよい結果を残したい。

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KOOFUブランドから、かぶり心地が向上したBCグロッスベ・2発売

KOOFU(コーフー)のスタンダードモデル「BCグロッスベ」にアップグレードを施し、かぶり心地が向上した「BCグロッスベ・2)」 が新発売される。レースに参戦するスポーツサイクリストから、おしゃれを楽しむライトユーザー、普段街乗りでヘルメットを着用していなかった人にも気軽にかぶれるデザインのニュースタイルヘルメット。KOOFUは「風を愉しむ」テーマに国内ヘルメットメーカーのオージーケーカブトがプロデュースするブランド。

コーフー BCグロッスベ・2 マットホワイトヘアライン
コーフー BCグロッスベ・2 マットホワイトヘアラインのバックスタイル

かぶり心地をよくするために、あごひもの厚みと取り付け角度を変更。あごひものねじれを抑制し、快適性を向上させた。またあごひもの耳の下の部分にあるアジャストロックを、プレミアムモデルの「BCオーロ」と同型の「アジャストロック02」に変更している。「BCグロッスベ」と同じ仕様は、ファブリックタイプの「BCバイザー」を標準装備。また大型のサポートパーツで後頭部を包むようにホールドし、上下3段階調節が可能な「TRIFIT-2アジャスター」、「A.I.ネット」を継続採用している。

カラーはマットブラック、マットホワイトヘアライン、マットブラックカモ、マットネイビー、マットブルーレーサー、マットホワイトレーサーの全6色。サイズはS/M、L/XL。日本自転車競技連盟公認ヘルメット。価格は1万3500円(税別)。

コーフー BCグロッスベ・2 マットブラックカモ

コーフー BCグロッスベ・2 マットブルーレーサー
コーフー BCグロッスベ・2 マットブラック
コーフー BCグロッスベ・2 マットネイビー
コーフー BCグロッスベ・2 マットホワイトレーサー

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運転免許を自主返納した人が電動アシスト自転車を購入したら1万円バック

国内最大手の自転車完成車メーカー、ブリヂストンサイクルは運転免許証の自主返納後に自転車・電動アシスト自転車を活用し、より健康でアクティブな生活を過ごしたいと考えている人に向けた「電動あんしんデビュー応援キャンペーン」を2月20日から4月30日まで実施する。

ブリヂストンサイクルのアシスタユニ20

対象商品となっている電動アシスト自転車を全国の販売店で購入した人を対象に「安心サポート」として「郵送応募で1万円キャッシュバック(運転経歴証明書を持っている人が対象)」「賠償責任補償付き傷害保険の無料付帯(運転免許証自主返納前の人も対象)」を特典対応する。

キャンペーンの詳細パンフレット(PDF形式)

同社の電動アシスト自転車は、初めて電動アシスト自転車に乗る人でも、またぎやすく安定感があるタイプや軽くてコンパクトなタイプを豊富にラインナップ。今回のキャンペーンでは「アシスタユニシリーズ」、「アシスタワゴン」、「フロンティアシリーズ」が該当車種(モデル年度問わず)となる。

「アシスタユニシリーズ」は3月、「アシスタワゴン」は4月に新色を追加。また「アシスタワゴン」の2018年モデルはドライブユニットを改良し、800g軽量化している。

ブリヂストンサイクルのアシスタユニプレミア20

近年、運転免許証の自主返納件数は年々増加し、2016年には約34万人が申請したという。自主返納者のうち94.9%が65歳以上という統計(警察庁統計データ)もある。昨今の健康志向への高まりから、自転車は移動手段として使用されるだけではなく、ライフスタイルをより豊かにするためのツールへと変容してきている。同社は「今後もみなさまがより豊かなライフスタイルを過ごせるように、お客様目線で商品開発を進めていきます」とコメント。

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ネイサン・ハースがツアーオブオマーン第2Sを制して首位に

カチューシャ・アルペシンのネイサン・ハース(オーストラリア)が2月14日にオマーンで開催されたツアーオブオマーン第2ステージで優勝した。13日に開幕したこの6日間のステージレースで、区間優勝のボーナスタイムを獲得したハースが総合成績で首位に立った。

ツアーオブオマーン第2ステージを制したネイサン・ハース ©Getty Images

レースは序盤から先行していた4選手が最後の上り坂で捕らえられると、16選手が集団のままゴール勝負へ。ハースがBMCのフレフ・バンアベルマート(ベルギー)らを抑えて優勝した。

「昨年のこのステージで5位になっていたため、チームメートがボクを最後まで導いていってくれた。途中はなにも考えないようにして、ひたすらサドルの上に座って最後を待っていた」とハース。
「このコースは上り坂をクリアしてから下りになる。ボクのような選手が勝てたのは、そんな状況をよく把握していたことが勝因だったと思う」

大会は2月18日まで。

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