【ジロ・デ・イタリア】ミランが第4S優勝でポイント賞トップに

第107回ジロ・デ・イタリアは5月7日、アックイテルメ〜アンドラ間の190kmで第4ステージが行われ、リドル・トレックのジョナサン・ミラン(イタリア)がゴール勝負を制して、2023年の第2ステージ以来の大会通算2勝目を挙げた。

リドル・トレックのミランがゴール勝負を制した ©Massimo Paolone/Lapresse

2023年は第2ステージでポイント賞のマリアチクラミーノを獲得し、ミランは最終日までその座を守り続けた。2024年もここでポイント賞のトップに躍り出た。

春の伝統レース、ミラノ〜サンレモと同じカメラポジション ©Fabio Ferrari/LaPresse

総合成績ではタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が首位を守った。

地中海に面したアンドラにフィニッシュ ©Marco Alpozzi/Lapresse
ミランが2024大会初勝利 ©Marco Alpozzi/Lapresse
マリアローザを守ったポガチャルを妻が祝福 ©Marco Alpozzi/Lapresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアビアンカ(新人賞)キアン・アイデブルックス(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)

速乾性に優れた軽量素材を採用し、シンプルデザインで仕上げたウエア

パールイズミが運営するサイクリングコミュニティ「PICC」(パールイズミサイクリングコミュニティ)の2024年春夏オリジナルサイクルウェアの販売が開始された。

シンプル&クリーンなデザイン

速乾性に優れた軽量素材を採用した半袖ジャージをブルー、ライトグレー、アズキの3色展開で用意。軽快で柔らかな着心地でカラダにフィットする。STAY POSITIVE や PICC のロゴを各所に配置して、シンプルでクリーンな印象に仕上げた。

セットアップで着用できるビブパンツはダークグレーを採用し、より洗練された印象のコーディネートになる。同デザインで薄手素材の長袖ジャージ、ウィンドブレーカーベストも用意されている。

PICC サマージャージ2024

PICC サマージャージ2024(ブルー)

【カラー】ブルー/ライトグレー/アズキ
【価格】15,400円(税込)

PICC ロングスリーブジャージ2024

【カラー】ブルー/ライトグレー/アズキ
【価格】13,750円(税込)

PICC ウィンドブレーカーベスト2024

【カラー】ブルー/ライトグレー/アズキ
【価格】12,980円(税込)

PICC ウィンドブレーカーベスト2024(ライトグレー)
PICC ウィンドブレーカーベスト2024(アズキ)

PICC ビブパンツ2024

PICC ビブパンツ2024(ダークグレー)

【カラー】ダークグレー
【価格】15,950円(税込)

●PICC オリジナルウェア 2024春夏シーズン特設ページ

【ジロ・デ・イタリア】メルリールが3年ぶり区間2勝目、ポガチャル首位堅持

第107回ジロ・デ・イタリアは5月6日、ノバーラ〜フォッサーノ間の166kmで第3ステージが行われ、ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)がゴール勝負を制して、2021年の第2ステージ以来の区間優勝。

ティム・メルリールが2024ジロ・デ・イタリア第3ステージ優勝 ©Massimo Paolone/Lapresse

前日に総合成績で首位に立ったUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は他の有力選手らとゴールしてその座を守った。

2024ジロ・デ・イタリア第3ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

「私は他のスプリンターよりも優れているわけではない。自分のスプリントをやるだけだ。今日は右側のラインを選択したことが鍵だった。あとは最後の上りを生き延びられるかどうかが問題だった」とメルリール。

2024ジロ・デ・イタリア第3ステージ ©LaPresse
ティム・メルリールが2024ジロ・デ・イタリア第3ステージ優勝 ©LaPresse
ポガチャルが第3ステージでマリアローザを守る ©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
マリアアッズーラ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアビアンカ(新人賞)キアン・アイデブルックス(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)

ポガチャルがジロ・デ・イタリア第2Sで独走して早くも首位に

第107回ジロ・デ・イタリアは5月5日、サンフランチェスコ・アルカンポ〜サンチュアリオディオローパ間の161kmで第2ステージが行われ、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が独走で優勝。総合成績で首位に立った。

ジロ・デ・イタリア第2ステージで優勝したポガチャル ©Gian Mattia D’Alberto/Lapresse

ポガチャルはグランツール全てでステージ優勝した108人目の選手。ツール・ド・フランス11勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝、ジロ・デ・イタリア1勝。

またポガチャルは今季の勝利数で8勝となり、単独トップに。スロベニア勢の大会勝利数はこれで10勝目。

ジロ・デ・イタリア第2ステージ ©Lapresse
ジロ・デ・イタリア第2ステージ独走するポガチャル ©Lapresse
ジロ・デ・イタリア第2ステージでアタックするポガチャル ©Gian Mattia D’Alberto/LapresseLuca Bettini/SprintCyclingAgency©2024
ジロ・デ・イタリア第2ステージでマリアローザを獲得したポガチャル ©Gian Mattia D’Alberto/Lapresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)フィリッポ・フィオレッリ(イタリア、VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ)
マリアアッズーラ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアビアンカ(新人賞)キアン・アイデブルックス(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)

フォレリングが最終ステージ独走でラ・ブエルタフェメニーナ初優勝

スペインを舞台とした8日間のステージレース、ラ・ブエルタフェメニーナは最終日となる5月5日、ディストリト・テレフォニカ〜ヴァルデスキ/コミュニダード・デ・マドリード間の89.5kmで第8ステージが行われ、総合1位のデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)が独走勝利。初の総合優勝を獲得した。

独走のフォレリングが最後は自転車を掲げてフィニッシュ ©Unipublic SprintCyclingAgency

2023年大会で逆転負けで9秒差の総合2位に終わったフォレリングは、ピレネー山脈にゴールする第5ステージで独走勝利して一躍首位に。第6ステージでライバルとの差を開くと、最終日の第8ステージで再び独走勝利した。

総合優勝のマイヨロホを獲得しただけでなく、最終日に山岳賞ジャージも奪取。第8ステージでビスマ・リースアバイクのリージャンヌ・マルクス(オランダ)がリドル・トレックのエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)を逆転して総合2位。ロンゴボルギーニは3位。

ラ・ブエルタフェメニーナ最終日は首都マドリードへ ©Unipublic Alex Berasategi

最終ステージも有利になるようにアタックする必要があった

「チームは一日中いい仕事をしてくれた。このような厳しい山岳ステージでは少し緊張するけど、この最後の登りはそれほど厳しいとは思わなかった。向かい風があったが、それほど強くなく、追い風になってからは自分のペースで走ることができた。結局のところ、この区間で有利になるようにアタックしなければならないと思った。後半の登りでリードを広げることができて、このステージでも優勝できてよかった」とフォレリング。

フォレリング ©Unipublic Jennifer Lindini

次のターゲットは8月のツール・ド・フランスファム

「このような形でラ・ブエルタフェメニーナを終えることができて素晴らしい。チームとして、この一週間ここで力強い走りをした。ステージ2勝、総合優勝、そして表彰台もいくつか獲得したことで、チームとして自分たちを誇りに思うことができる」

ラ・ブエルタフェメニーナ第8ステージを走るフォレリング(中央) ©Unipublic Alex Berasategi

「春のクラシックで勝ちたかったのに勝てなかったのは残念だけど、自分の強さと調子のよさをようやく示すことができて、本当によかったと今は誇りに思っている。コースはたくさんの登りがあった。すべてのグランツールが女子ロードレースをステップアップさせていることをうれしく思う。この総合優勝がこの夏に向けていいスタートとなることを願っている。スペインで素晴らしいステージレースを走れて、数カ月以内にはツール・ド・フランスファムに出場したい」

ラ・ブエルタフェメニーナ第8ステージのゴールはマドリード州のスキーリゾート ©Unipublic Alex Berasategi
フォレリングを中央に、左が2位リージャンヌ・マルクス、右が3位ロンゴボルギーニ ©Unipublic SprintCyclingAgency

ナルバエスがポガチャルを制して初日優勝でマリアローザ…ジロ・デ・イタリア開幕

第107回ジロ・デ・イタリアは5月4日、ベナリアレアーレ〜トリノ間の140kmで第1ステージが行われ、イネオスグレナディアーズのジョナタン・ナルバエス(エクアドル)がボーラ・ハンスグローエのマキシミリアン・シャフマン(ドイツ)、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)とのゴール勝負を制して優勝した。

ジョナタン・ナルバエス(エクアドル)がジロ・デ・イタリア第1ステージ優勝 ©LaPresse

ナルバエスは2020年の第12ステージに続く大会通算2勝目。エクアドル勢としては通算6勝目。ナルバエスはそのまま首位に立ったことで、エクアドル勢として2人目のマリアローザを獲得。リチャル・カラパスが2019年と2022年に合計14日間マリアローザを着用している。

ジロ・デ・イタリア第1ステージ ©LaPresse

「ジロ・デ・イタリアでの2つの優勝を比べることは不可能。全然違うからだ。異なる大会期間中に、異なるステージで起こった。今日は最初のチャンスだったし、タデイ・ポガチャルのような強い選手に勝ててうれしい」とナルバエス。

ジロ・デ・イタリア第1ステージでUAEエミレーツがコントロール ©LaPresse

「ポガチャルが世界最強の男であることは分かっている。ポガチャルをマークしていたけど、ついていくのは大変だった。自分の戦いに持ち込む必要があった。

ゲント〜ベベルヘムでのクラッシュの後、チームは僕の面倒をよく見てくれて、エクアドルでの高地トレーニングのために帰国させてくれた。僕はキャリアの中で最高のコンディションで最高の年を過ごしているが、大きな上り坂でポガチャルと戦うことはできないから、明日のマリアローザをキープするのは難しいかもしれない。妻と息子のルーカスは僕が今日勝つチャンスがあることを知っていたから、マリアローザを目指していた。明日もそうするつもりだ」(ナルバエス)

ポガチャルがアタック ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)リリアン・カルメジャーヌ(フランス、アンテルマルシェ・ワンティ)
マリアビアンカ(新人賞)アレックス・ボーダン(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアル)

第1ステージを制してマリアローザを獲得したジョナタン・ナルバエス(エクアドル) ©Massimo Paolone/LaPresse