アスリートオブザイヤーに大谷翔平ノミネート…前年は大坂なおみ受賞

2021年に最も輝いた選手を選出するアスリートオブザイヤーに、プロ野球大リーグ選手の大谷翔平、テニスの大坂なおみ、柔道の阿部詩が日本選手としてノミネートされた。AIPS・国際スポーツプレス協会に所属する世界各国のスポーツ記者が投票するもので、2020年は116カ国から422人のスポーツジャーナリストが投票し、大坂なおみが日本選手として初受賞した。

2021年12月末に今季の最優秀選手が発表される。

同賞は男子、女子、チーム、大会の4部門があり、最優秀選手やチームを選出する。2020年は新型コロナウイルス感染拡大により主要大会が軒並み中止となり、大会部門は外された。

アスリートオブザイヤー・女子部門

ABE UTA – Judo, Japan       
ANDRADE REBECA – Artistic gymnastics, Brazil
BARTY ASHLEIGH – Tennis, Australia
FOX JESSICA – Canoeing, Australia          
GARNBRET JANJA – Sport climbing, Slovenia
HASSAN SIFAN – Athletics, Netherlands
JEPCHIRCHIR PERES – Athletics, Kenya
KENNY LAURA  – Cycling, UK
KERR SAM – Australia, Football
KIESENHOFER ANNA – Cycling, Austria
KIPYEGON FAITH – Athletics, Kenya
LEAL RAYSSA – Skateboarding, Brazil
LEE SUNISA – Artistic gymnastics, USA
LIENSBERGER KATHARINA – Alpine skiing, Austria
MACNEIL MARGARET – Swimming, Canada
MCKEON EMMA – Swimming, Australia  
MCLAUGHLIN SYDNEY – Athletics, USA   
MELNIKOVA ANGELINA – Artistic gymnastics, Russia
MIHAMBO MALAIKA – Athletics, Germany
MU ATHING – Athletics, USA
OSAKA NAOMI – Tennis, Japan     
PUTELLAS ALEXIA – Football, Spain
RADUCANU EMMA – Tennis, UK
ROJAS YULIMAR – Athletics, Venezuela
SAN AN – Archery, South Korea
SHIFFRIN MIKAELA – Alpine skiing, USA
THOMPSON–HERAH ELAINE – Athletics, Jamaica
TWIGG EMMA – Rowing, New Zealand
VLHOVA PETRA – Alpine skiing, Slovakia
VON BREDOW-WERNDL JESSICA – Equestrian, Germany
WERTH ISABELL – Equestrian, Germany

ロベルト・レバンドフスキ(左)と大坂なおみが2020アスリートオブザイヤーに

アスリートオブザイヤー・男子部門

ALAPHILIPPE JULIAN – Cycling, France
ANTETOKOUNMPO GIANNIS – Basketball, Greece
BARSHIM ESSA MUTAZ – Athletics, Qatar           
BENZEMA KARIM – Football, France
CHEN NATHAN – Figure skating, USA
CHEPTEGEI JOSHUA – Athletics, Uganda
DJOKOVIC NOVAK – Tennis, Serbia
DRESSEL CAELEB – Swimming, USA
DUPLANTIS MONDO ARMAND – Athletics, Sweden
DURANT KEVIN – Basketball, USA
FRIEDRICH FRANCESCO – Bobsleigh, Germany 
HAMILTON LEWIS – Formula 1, UK
INGEBRIGTSEN JAKOB – Athletics, Sweden
JACOBS MARCELL – Athletics, Italy
JORGINHO – Football, Italy 
KIPCHOGE ELIUD – Athletics, Kenya
KRIECHMAYR VINCENT – Alpine skiing, Austria
LEWANDOWSKI ROBERT – Football, Poland
MESSI LIONEL – Football, Argentina
OHTANI SHOHEI – Baseball, Japan          
POGAČAR TADEJ – Cycling, Slovenia
QUARTARARO FABIO – MotoGP, France  
ROGLIČ PRIMOŽ – Cycling, Slovenia
RONALDO CRISTIANO – Football, Portugal
ROSSI VALENTINO – MotoGP, Italy
SZILÁGYI ARON – Fencing, Hungary        
TAMBERI GIANMARCO – Athletics, Italy  
TENTOGLOU MILTEADES – Athletics, Greece     
VERSTAPPEN MAX – Formula 1, Netherlands    
WARHOLM KARSTEN – Athletics, Norway

大谷翔平 ©Major League Baseball

アスリートオブザイヤーは世界各国のスポーツ記者が選出するもので、国際的な視点で評価されるため、日本国内の報道の比重と差異がある。ノミネートされた選手は日本ではあまり報じられないスポーツの競技者が多い傾向にあり、日本選手の候補者リスト入りは例年1〜2選手とそれほど多くなかった。

プロ野球は日米での注目が高いものの、国際的にはサッカー、陸上競技、テニス、F1などの知名度にはかなわず、これまで上位にランキングすることはなかった。二刀流で新境地を開拓した大谷の評価が国際的にも問われることになり注目される。

アスリートオブザイヤー・チーム部門

ARGENTINA MEN’S FOOTBALL NATIONAL TEAM – Football, Argentina                    
AUSTRALIA MEN’S CRICKET TEAM – Cricket, Australia
ATLANTA BRAVES – Baseball, USA
BARCELONA WOMEN’S FOOTBALL CLUB – Football, Spain
BAYERN MUNICH MEN’S FOOTBALL CLUB – Football, Germany        
BRAZIL MEN’S OLYMPIC FOOTBALL TEAM – Football, Brazil
CHELSEA MEN’S FOOTBALL TEAM – Football, UK
CROATIA MEN’S COXLESS PAIR – Rowing, Croatia        
FRANCE MEN’S HANDBALL NATIONAL TEAM – Handball, France
FRANCE JUDO TEAM – Judo, France
FRANCE MEN’S VOLLEYBALL TEAM – Volleyball, France
GERMANY EQUESTRIAN DRESSAGE TEAM – Equestrian, Germany
GERMANY MEN’S BOBSLEIGH TEAM – Bobsleigh, Germany    
GERMANY MEN’S KAYAK FOUR TEAM – Canoeing, Germany 
GERMANY WOMEN’S TRACK CYCLING TEAM – Cycling, Germany
ITALY MEN’S NATIONAL FOOTBALL TEAM – Football, Italy
LIVERPOOL FOOTBALL CLUB – Football, UK                              
MILWAUKEE BUCKS           – Basketball, USA
NEW ZEALAND MEN’S ROWING EIGHT TEAM – Rowing, New Zealand
NEW ZEALAND WOMEN’S RUGBY 7s TEAM – Rugby, New Zealand
REAL MADRID FOOTBALL CLUB – Football, Spain
RUSSIAN NOC MEN’S GYMNASTIC TEAM – Gymnastics, Russia
SOUTH AFRICA RUGBY 15s TEAM – Rugby, South Africa
SOUTH KOREA WOMEN’S ARCHERY TEAM – Archery, South Korea
SWITZERLAND ALPINE SKI TEAM – Alpine skiing, Switzerland
TAMPA BAY BUCCANEERS – American football, USA
USA MEN’S BASKETBALL TEAM – Basketball, USA

アスリートオブザイヤー・大会部門

大会部門には2020東京五輪・パラリンピックがノミネートされている。

UEFA EURO 2020               
TOKYO 2020 OLYMPIC AND PARALYMPIC GAMES
TOUR DE FRANCE 2021
FIFA FUTSAL WORLD CUP LITHUANIA 2021                 
WORLD ARTISTIC GYMNASTICS CHAMPIONSHIPS 2021
WORLD SAMBO CHAMPIONSHIPS 2021
IHF MEN’S WORLD CHAMPIONSHIP 2021
AIBA WORLD BOXING CHAMPIONSHIPS 2021
FIS ALPINE WORLD SKI CHAMPIONSHIPS 2021
UCI ROAD WORLD CHAMPIONSHIPS 2021
WORLD JUDO CHAMPIONSHIPS SENIORS 2021
WORLD ATHLETICS U20 CHAMPIONSHIPS 2021
EUROPEAN ATHLETICS TEAM CHAMPIONSHIPS 2021

真冬のアスリートの苦悩する魂を追った短編映像公開

世界の頂点を目指して挑戦する数多くのアスリートたちをサポートしているレッドブルが、大塚健、鬼塚雅(スノーボード)、小林陵侑、高梨沙羅(スキージャンプ)の4選手が無限大の可能性を信じ邁進する姿を描いた映像作品『LIMITLESS』をRed Bull TVとYouTubeで順次公開。

鬼塚雅(スノーボード)©Jason Halayko / Red Bull Content Pool

12月9日(木)17:00より、怪我からの復活を果たす大塚健、新しいトリックに挑戦する鬼塚雅、それぞれのエピソードをRed Bull TVで公開する。YouTubeでは12月10日(金)17:00に公開。

2022年1月6日(木)には、108回の表彰台獲得という世界記録を更新してもなお成長し続ける高梨沙羅、苦難を乗り越え競技に対する姿勢を見直す小林陵侑、2つのエピソードを公開する。

作品名:LIMITLESS(リミットレス)

内容:世界の頂点を目指す日本人レッドブル・アスリートのドキュメンタリーシリーズ4エピソードをRed Bull TVとYouTubeで公開
12月9日(木)17:00公開 大塚健エピソード&鬼塚雅エピソード
2022年1月6日(木)17:00公開 小林陵侑エピソード& 高梨沙羅エピソード
URL:Red Bull TV(アプリ版)
Red Bull TV(ブラウザ版)
アプリ版は公開後にLIMITLESSと検索。ブラウザ版URLは12月9日 17:00に有効化
YouTube
YouTubeはRed Bull TV公開翌日の12月10日(金)と1月7日(金)にそれぞれ公開

大塚健

大塚健 ©Jason Halayko / Red Bull Content Pool

数々の最年少優勝を記録し、またたく間にスター選手の仲間入りを果たしたトップスノーボーダーの大塚健。アスリートとして順調な日々を送っていたが、ある日スノーボード作品の撮影中にジャンプに失敗し、選手生命を脅かしかねないほどの大怪我を負ってしまうことに。競技からの長期離脱を余儀なくされ心身ともに疲弊してしまうが、それでも決してあきらめることはなかった。困難を乗り越え、奇跡の復活を遂げた姿に密着。

鬼塚雅

鬼塚雅 ©Jason Halayko / Red Bull Content Pool

数々の世界大会で活躍し続けているトップスノーボーダーの鬼塚雅。スター選手たちも一目置く存在である彼女は、2018年の世界大会終了後、自身に次のような想いを抱く。「挑戦することを忘れていた。このままでは伸びしろがない」。これを機に、彼女はトレーニング方法を見直すとともに、高難易度トリック『CABダブルコーク1260』のメイクに挑戦。自分の目標に向け、ライバルたちと共に成長し続ける彼女の姿を追う。
協力:星野リゾートアルツ磐梯

小林陵侑

小林陵侑 ©Bor Dobrin / Red Bull Content Pool

史上3人目のグランドスラムを達成し、無限の可能性を秘める小林陵侑。日本スキージャンプ界のスターは鮮烈なデビューでキャリアをスタートさせたが、パンデミックの影響による国際大会の延期や中止で、彼のこれまでの成長の鍵である”競技”を奪われ、苦難に直面した。オーストリアにあるレッドブルの施設でトレーニングに取り組み、2022年のシーズンに向け、競技への新たな向き合い方を模索する彼の様子を描く。

高梨沙羅

高梨沙羅 ©Samo Vidic / Red Bull Content Pool

2018年、平昌で3位に終わったことがジャンプスタイルを大幅に見直し、アプローチを一から再構築することの要因となった。そして2021年に世界的なパンデミックの中にも関わらず、ヤンネ・アホネンが持つ108回の表彰台記録を更新。今なお無限の可能性を秘めながら、25歳の若さで生きる伝説となる彼女がこの競技に向き合う姿を描く。

背負い心地と使い心地が共存するミニマリズムなカリマーのデイパック

英国発祥のアウトドアブランド、karrimor(カリマー)が、背負い心地と使い心地が共存するミニマリズムなデザインに仕上げた新作リュックサック「M daypack」を12月8日に発売した。

アウトドアフィールドを背景とするブランドのアイデンティティをリモートワークやワー ケーションといった新たな時代の移動や働き方に対応できる機能にデザイン。無駄を省いたクラシカルな表情に仕上げることで、ライフスタイルの新たな定番となるオーセンティックなリュックサックを目指して開発した。

12月8日よりカリマーストア各店と公式オンラインストア、全国の取扱店で販売開始。

長く愛用できる、ユーザーにとってのマスターピースを目指したカリマーの新たなリュックサック

2気室に分かれた本体のメインコンパートメントには、15インチまで収納できるPCポケットやメッシュポケットを、サブコンパートメントにはタブレットPCが収納できるポケットを装備。また、フロントポケットにはオーガナイザーを搭載しているほか、ボトルを収納しやすいよう深めに設計した両サイドポケットや背負ったまま物を取り出せるサイドジッパーポケットなど、ディティールにも使い心地を追求した。

ファブリックには、工場から廃棄された製造廃棄物を回収・再生利用した高機能リサイクルナイロンCORDURA ECOを採用。さらに、耐摩耗性に優れたsilvaguard+コーティングを施すことで、耐久性を高め、タフな使用を可能にした。

Price:1万6500円(税込)
Size:25L
Color:British Greige / Grey / Black
Weight:730g
Material:420D CORDURA ECO HD OX (Nylon 100%)

●カリマーのホームページ

ジャンプ葛西がアデランスCCOに…髪に悩む人を笑顔にしたい

毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開するアデランスは、スキージャンプの葛西紀明(土屋ホーム)を12月1日より、アデランスCCO(チーフ・チャレンジ・ オフィサー)に起用した。

連続増毛の快適さを実感

葛西は12月2日より全国で放映開始する新テレビCM『フリーダム葛西紀明チャレンジ篇』をはじめ、同社の連続仕様のヘアシステム「フリーダム」 のキャラクターとしてコンテンツに出演する。

葛西はスキージャンプ選手としては異例ともいえる30年以上のキャリアと、40歳を超えても なお一線級の成績をマークすることから「レジェンド」と称され、国内外から尊敬を集める選手。

葛西紀明

葛西の「目標を達成するまでは諦めない」と挑戦し続ける姿勢に強く感銘を受けたアデランスが、葛西をCCOに任命。 アデランスCCOは同社が独自に定めたアンバサダー用のタイトル で、業務執行の役職名ではない。

アデランスCCOに任命された葛西紀明(右)とアデランスの津村佳宏社長

葛西自身も愛用している「フリーダム」のキャラクターとして、CM をはじめとしたコンテンツに登場。新CMではスキージャンパー葛西が、「フリーダム」を着け、オフタイムにゴルフやキャンプを楽しむかたわら、今なお現役ジャンパーを続けるためのトレーニングを欠かさないなど、さまざまなことにチャレンジする姿を描いている。

葛西はハンディキャップ9の腕前を持つゴルフシングルプレイヤー
シャワーや海辺の灯台で強く風が吹くシーンの撮影も

●アデランスのホームページ

東京2020パラリンピックマラソンコースを自転車で挑戦

東京都はバーチャルスポーツアプリROUVY(ルービー)のアプリ内に、東京2020パラリンピックマラソンコースを制作した。自身の動きをアバターに投影させて自転車やランニングでのコース走行を体感できる。

自転車専用のコースはパラリンピックマラソンコースを再現した42.195kmとショートコースの10kmがある。  

42.195kmコースでは東京体育館をスタート地点に、東京タワー、皇居、東京スカイツリーなど都内のランドマークを実写で見ながら、再び神宮外苑の日本オリンピックミュージアムを目指す。

金メダリストの道下美里をはじめ、世界のパラリンピアンが駆け抜けたコースを自転車で楽しむことができる。 

10kmコースはスカイツリー近くの浅草雷門をスタート地点に、東京タワーの麓の増上寺を目指す。日本を代表する2つのタワーを駆け抜けるもの。

また、ランコースは1.5km、3km、5kmのショートコースに加え、21kmのハーフマラソンも用意された。普段は入ることのできない国立競技場内のトラックを走ることができるコースも楽しむことができつ。

普段は入ることのできない国立競技場内のトラックを走ることができるランコース

TOKYO VR Racing 2021イベントも開催

東京2020パラリンピックマラソンコースがバイクとランで楽しめるイベント、TOKYO VR Racing 2021が12月12日(日)に東京体育館サブアリーナとオンライン開催される。

スペシャルゲストとして安田大サーカスの団長をはじめ、Youtuberのけんたさんなどが参加。ランにはタレントの森脇健児も参加が決定している。申し込みは12月8日(水)までと期限を延長した。

TOKYO VR Racing 2021の申し込みページ

追いつかれるまで逃げ続けるラン大会が2年ぶりにリアル開催

Wings for Life(ウィングスフォーライフ財団)は日本時間2022年5月8日(日)20時、脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究の資金助成を目的に全世界で一斉にスタートするランニングイベント「Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)」を開催する。

イベントは所定のコースを走るフラッグシップ・ランと、スマホのアプリを使っていつも自分が走っているコースを走るアプリランの2カテゴリーで実施。フラッグシップ・ランはドイツ、クロアチア、オーストリア、ポーランド、スイス、スロベニア、トルコ、日本(新潟県南魚沼市)で開催を予定し、参加者を11月17日(水)より募集開始する。

このイベントは人気が高く、2022年5月8日に一緒に走ることを考えている人は早目に申し込む必要がある。早期割引あり。フラッグシップ・ランが定員に達した場合はアプリランに参加できる。

Wings for Life World Runのスポーツディレクターで、英国元陸上競技世界チャンピオン、110mHメダリストのコリン・ジャクソン氏は開催に向けて「このイベントを象徴するフラッグシップ・ランは参加するだけで非常に楽しい気持ちになれます。来年フラッグシップ・ラン開催することができ、素晴らしいの一言です」と語っている。

2021年の南魚沼大会。約2.7kmの周回コースにはエイドステーション ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

ツール・ド・フランスで活躍するファンアールトも参加

「5月8日、ボクは走ることができない人のために走る」と、ベルギーの自転車ロード選手、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ビスマ)も参戦を表明している。

「両足で動き回るなんて、誰もが自分たちがどれほど幸運であるかを理解すべきだと思う。だから、車椅子の人を助けるのはとても大切だと思う。走ることでこれらの人々の現状を変えることができる。イベントでみんなと会いたい」(2022年3月10日加筆)

2022年にベルギーで行われたオムループヘットニュースブラッドで独走勝利するワウト・ファンアールト ©RedBull/kramon

フラッグシップ・ランは2019年、2020年は開催できなかったが、その間にもWings for Life World Runへの参加者は増えた。2021年はアプリを使って、195カ国から18万4236人がイベントに参加し、史上最大規模のランニングイベントとなった。

八色の森公園がグループ・アプリランの拠点に ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

Wings for Life World Runは通常のランニングイベントと異なる。世界中のランナーが一斉にスタートするだけでなく、ゴールがない。スタート30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走り出し、参加者たちを追いかける。(アプリではバーチャルのキャッチャーカーを表示) 。キャッチャーカーは最初ゆっくり走り、所定の時間ごとにスピードを上げていく。キャッチャーカーに追い抜かれた時点で参加者はレース終了。 そして世界で最後まで残った男女に世界チャンピオンの称号が贈られる。

2015年Wings for Life World Run女子部門で渡邊裕子さんが世界チャンピオンに ©Naoyuki Shibata for Wings for Life World Run

Wings for Life World Run は2014年に スタート しました 。日本では2015年と2016年に滋賀県高島市でフラッグシップ・ランを開催し、2015年に渡邊裕子さん(56.33 km)、2016年に吉田香織さん(65.71 km)の2名が女子世界チャンピオンに輝いています。昨年は184,236人が参加して410万ユーロ集まり、参加費の全額と同額がWings for Life財団に研究助成費として寄付されています。

Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)
日程:2022年5月8日(日)
スタート:20:00(UTC協定世界時午前11時)
開催場所:
フラッグシップ・ラン=新潟県南魚沼市
アプリラン=自身のランニングコース
定員:フラッグシップ・ラン3000人(アプリランは定員なし )
参加資格:大会当日満16歳以上。ハンドバイク不可・生活用車いす可
参加費:
フラッグシップ・ラン
早期割(2022年1月10日迄)3,500円
通常(2022年1月11日以降)4,500円
アプリラン2,700円※全て 税込み
エントリー:11月17日(水)20:00〜
申し込み先:公式サイト
主催:Wings for Life World Run 実行委員会
備考:参加費の全額と同額をWings for Life財団に寄付。天災、事件、事故などの理由で大会を中断・中止する場合も。その場合参加費の返金はない。