「レースに集中して首位を守りたい」エアレース終了で室屋義秀コメント

レッドブルは、Red Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)を2019年シーズン限りで終了することを決定。2017年ワールドチャンピオンで、現在シーズンランキング首位の室屋義秀がそれを受けてコメントを発表した。

室屋義秀 © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

今後開催を予定しているレースは以下の3戦となる。
6月15日(土)、16(日) カザン(ロシア)
7月13日(土)、14(日) バラトン湖(ハンガリー)
9月7日(土)、8日(日) 千葉

2003年の初開催以来、レッドブル・エアレースはこれまで90以上のレースを開催し、世界最高の飛行技術を持つパイロットたちが低空の空中コースを高速で旋回しながら競い合う世界最高峰のスポーツ・エンタテイメントを世の中に提供してきました。しかし、残念ながらレッドブル・エアレースは、レッドブルが世界各地で開催している他のイベントと同じレベルで世間の興味関心を得ることができなかったという。

「記憶に残る素晴らしいレースの数々を作り上げてくれたパイロットたちとチームメンバー、大会パートナー、ホストシティと地域住⺠、そしてファンにこの場を借りて感謝を申し上げたい」と同社。

今回の発表を受けて、千葉大会を主催するレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会もコメントした。
「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップのなかでも千葉大会は最大規模の動員数を誇り、多くのモータースポーツファンの興味関心を惹きつける一大イベントです。千葉大会にはさらなる可能性があったため今回の発表は非常に残念です。レッドブル・エアレース最後のレースが有終の美を飾れるようにレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は邁進して参ります。皆さま是非千葉大会にお越し下さい」

2018年のレッドブル・エアレース千葉大会 ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

現在シーズン首位の室屋は 「今シーズンは全4戦に変更となったので、チャンピオンシップの年間戦略を修正しながら、現在のリーディングポジションを維持できるよう全力を尽くしていきます」という。
「9月までの短期決戦となりましたので、他のことは考えず100%レースに集中していきます。スポーツ選手とは、設定されたルールや与えられた条件の中において、その能力の限界に挑戦する存在だと考えます。その挑戦の過程により、新たな未来が創造されていくと考えています」

梅雨は通気性に富んだカリマーの用途別レインウェアで快適に

英国発祥のアウトドアブランド『karrimor(カリマー)』から、防水透湿性を完備したレインウェアシリーズ“karrimor Rainwear Collection”が到着した。アウトドアアクティビティやこれからのシーズンに盛り上がるフェス、タウンユースまでさまざまなシーンに対応する充実のラインナップ。

今シーズンのレインウェアシリーズは『通気性』をキーワードに、雨による濡れから身体をプロテクトするだけでなく、着用時に発生するウェア内部の不快なムレを逃す多孔質素材を使用した。梅雨を快適に過ごせる豊富なラインナップになっている。

シーン別に対応できる最適な機能をプラスしたカリマーのレインウェアシリーズ“karrimor Rainwear Collection”は、全国のカリマー取扱店・カリマーのwebサイトで発売。

オールシーズン対応の本格仕様ハードシェル

summit pro jkt / サミット プロ ジャケット

サミット プロ ジャケット(Black) ¥67,000+tax
Ice

オールシーズン対応の高機能ハードシェルジャケット。2タイプの防水透湿素材〈eVent〉をメインファブリックに採用、肩と袖上部には摩耗性に優れるTaslanタイプ、身頃には40DクラスのRipstopを使用することで、防水・透湿性を確保しながらも、耐久性や動きやすさを追求した。さらに〈POLARTEC®Neoshell〉を脇下に配置することでストレッチ性と通気性を向上。

ボディーに施されたジッパーは、リュックサックのハーネスに干渉しない配置となっている。フードはヘルメットの装着に対応。2ポイントで調整でき、フィット感に優れ、広い視野を確保。ロールアップでの収納も可能。

ソフトシェルとハードシェルの機能を併せ持つ

boma NS jkt / ボマ NS ジャケット

ボマ NS ジャケット(Black) ¥46,300+tax

ソフトシェルの優れた通気性、換気性、ストレッチ性と、ハードシェルとしての防水機能、耐摩耗性を組み合わせた〈POLARTECNeoShell〉を採用したレインジャケット。ベンチレーションとしても活躍するフロントポケットを装備し、リュックを背負っていても開閉を妨げないジップの配置など、実用的な機能をふんだんに盛り込んだフラッグシップモデル。

カリマーの軽量ライン[aerial ーエアリアルー]シリーズより

ビューフォート 3L ジャケット & ビューフォート 3L パンツ

ビューフォート 3L ジャケット & ビューフォート 3L パンツ(Beige) jkt ¥23,000+tax pants ¥16,000+tax

ライトウェイトと機能を両立された防水性・透湿性に優れるレインジャケット。撥水性と耐久性を向上させ、長時間の雨への対応を実現した。メインファブリックにはカリマー独自の防水透湿素材〈weathertite〉を採用。多孔質のメンブレンを使用しているため、通気性も良好。リュックサックを背負ったままでも腕上げの良いラグランスリーブ採用。ポケットはリュックに干渉しない位置に配置し、袖口にタブを設けて充実した機能面を実現しています。快適な着心地で高いパフォーマンスを発揮。

動きやすさにこだわった高機能レインジャケット

phantom jkt / ファントム ジャケット

ファントム ジャケット(Beige) ¥22,000+tax

機能性に優れた高機能レインジャケット。動きやすさにこだわったラグランスリーブを採用。生地は防水透湿素材〈weathertite2.5L〉を使用。さらに、発汗時のベタつきを大きく軽減するDrytauch加工を施すことで、一般的な2.5層生地と比較しても優れた快適性を実現している。

トレッキングからアルパインまで網羅する3L ストレッチ素材

summit jkt stretch / サミット ジャケット ストレッチ

サミット ジャケット ストレッチ(Beige) ¥28,000+tax

フェスやタウンユースにもオススメのラインナップ

poncho ¥14,000+tax
pioneer coat ¥32,000+tax

アクセサリーにも『通気性』完備で快適に

レッドブル・エアレースは今季限り…千葉大会がラストレース

レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは2019年を最後に継続しないことをレッドブルが決定し、5月29日に公式サイトで発表した。2019年がラストイヤーとなり、6月15〜16日に開催されるカザン(ロシア)、7月13〜14日に開催されるバラトン湖(ハンガリー)、9月7〜8日に開催される千葉大会を残すのみとなった。

レッドブル・エアレース千葉大会 © Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

レッドブルエアレースは2003年に始まり、これまで90以上のレースを世界各国で開催してきた。世界で最も卓越したパイロットが究極の操縦技術を駆使して、高速飛行するレースは空のF1とも呼ばれていた。

「レッドブル・エアレースは最高品質のスポーツエンターテイメントを提供してきたが、世界中で開催されているレッドブルイベントと同じような関心は得られなかった」と今季限りでの打ち切り理由を説明。

2019シーズンはこれまで全8戦で開催されるとされ、千葉大会は第5戦として準備されていた。第6戦は開催日未定でアジア圏で、第7戦は10月19〜20日にインディアナポリス(米国)で、第8戦は11月8〜9日でサウジアラビアでの開催が予定されていたが、発表の内容からキャンセルとなるようだ。

「レッドブルはパイロットとそのチーム、パートナー、ホスト都市だけでなく、エアレースの楽しい記憶を作るために精力を注いでいたレッドブルのスタッフに感謝の意を示したい」と主催者。

●室屋義秀のコメント

苦しさも難しさも楽しむことができてしまう…反中祐介のRed Bull 400参戦記

どうも、反中です。
2018年に引き続き2019年も参加してきました、Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)。“世界で最も過酷な400m走”の異名を持つこの大会に再び参加することになろうとは。

予選ヒートで1位通過の反中祐介 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

さて、Red Bull 400のコースプロフィールは2018年の記事をご参照ください。
相変わらず数字だけではこの大会の過酷さが全く伝わらないのがとても悔しいです。
ちなみに獲得標高だけで考えると、さっぽろテレビ塔(147m)を地上からてっぺんまで登るイメージが近いですね。

2019年で3回目の開催となった同大会ですが、ついに大会参加者数1000人を突破。
会場である大倉山ジャンプ競技場に1000人以上がいる光景はまさに圧巻。非日常的でお祭りのような華やかな雰囲気はランニング大会としては異色なものです。
この空気感は中毒性がありますね。

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

前回大会から変更された点がいくつかあったのでご確認を

◾︎参加賞Tee:青色→水色(第1回目は灰色)
◾︎予選:(男子)全5ヒート→全6ヒート
(女子)前回と同じく全2ヒート

◾︎決勝進出条件:(男子)各ヒートトップ通過者+各ヒートトップ通過者を除くタイム上位者55名の計60名が決勝進出→各ヒートトップ通過者+各ヒートトップ通過者を除くタイム上位者74名の計80名が決勝進出
(女子)各ヒートトップ通過者+各ヒートトップ通過者を除くタイム上位者38名の計40名が決勝進出→各ヒートトップ通過者+各ヒートトップ通過者を除くタイム上位者58名の計60名が決勝進出

参加者数が増えたことで決勝進出者が増。ヒートは年齢の高い順に出走するのは変わりなし。後半のヒートほど予選終了してから決勝までのインターバルが短くなるので若さでのアドバンテージがなくなる仕組みになっている。

©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

まずは予選、第5ヒートに出走

直前の第4ヒートでは階段王ことワタナベリョウジ選手が3’48”32のコースレコードでフィニッシュ。そのせいなのか、第5ヒートはスタート直前からピリついた空気感。案の定、みんなスタートからかなりのハイペース。スタート〜100mあたりまではブレーキングトラック逆走の緩やかなくだり。足場が長めの人工芝は沈み込みやすくスピードを出すほどに足先のコントロールが難しくなる。10人近くの選手に先行されているが動じずにマイペースで走る。徐々にスピードを上げていき登りへ突入。

100m過ぎたあたりでは7、8番手。ランディングバーンを一気に登っていく。このセクションは人工芝の上に格子状の網(通称:ラーメンネット)が張り巡らされている。人工芝の上は滑るため、ラーメンネットにシューズのグリップをひっかけていく。踏ん張りが効いてパワーロスを抑えることができる。ランニングシューズよりはトレイルランニングシューズの方がグリップをひっかけやすくベター。

K点(赤ライン)では四つん這いの選手が現れ始める。このあたりから二足走行 or 四つん這いと選手のスタイルが分かれ始める。自分はなるべく早いタイミングで四つん這いにシフト。後半パート・決勝に向けて脚を温存する。このあたりから疾走感というものは皆無だ。淡々と登るのみ。

大倉山ジャンプ台を駆け上がる参加者たち ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

P点(青ライン)が200mあたり。ここで先頭にでる。その後、最大斜度37度に到達。急斜面すぎてほとんどクライミング状態。いかに上半身を使って登れるかがポイントだ。このポイントではほとんどの選手が四つん這いになっている。二足で登るにはかなりの体幹と脚力(特に腿周り)が必要になる。

ランディングバーン後半は徐々に斜度が緩やかになっていき、視野が広がってくる。
ここでリズムを落とさないのがポイント。接地が長いと負担がかかりやすくなり失速に繋がるため、短い接地を心がける。
ランディングバーンとカンテ(踏み切り台)のギャップを埋めるために設置された木段をクリアするとレッドブルのゲートが。ここからラスト100m。

レッドブルゲートをくぐり、はるか遠くに見えるフィニッシュゲートを目指しアプローチ(助走路)を登る。アプローチのサーフェスは木とゴムの2パターン。両方の感触を確かめながら走る。ゴムのほうがシューズのグリップが効いて滑りにくい。ゴムの上を、途中歩きや走りを繰り返してどの動きが自分に合っているかを確認しながら進む。

ちょうど半分です ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

■第5ヒート:1着 4’09″93。総合5着で決勝へ

平均心拍数:160bpm(131-182)

決勝に向けていろんな動きを試して、いいイメージのあるまま予選を通過。想定通りである。余力もかなりある。あとは決勝までにいかにリカバリーするか。リカバリーは会場に戻ってからでは遅い。ゴール直後すぐに補食を摂取するのがベスト。摂取のタイミングは早ければ早いほどいい。ランニングショーツのポケットにしまっていた【サカナのちから】【MEDALIST AMINO DIRECT 5500】を2袋ずつ摂取。筋疲労の激しいときにはアミノ酸とクエン酸は必須。会場に戻りすぐエネルギーに変わる糖質系エネルギーとじっくりと長く効果の出る脂質系エネルギーをそれぞれ摂取。少量で高カロリーな脂質系エネルギーを少し多めに摂るのがポイント。今回のような負担の大きい種目でもハイパフォーマンスを持続させることができる。私は脂質系エネルギーでは【Trail Butter】、糖質系エネルギーには【TRAIL HUT ENERGY JELLY】【MEDALIST ENERGY GEL】をそれぞれ摂取するようにした。どれも美味しいのでストレスなく摂取可能。

ケータリングではカツ丼やバナナなどが用意されているが、後半のヒートは決勝までのインターバルが短いためパンチのあるご飯はリスクが大きい。補給食を各自用意しておくことをオススメする。

最終ヒートでは上田瑠偉選手が3’31”80とコースレコードを更新してフィニッシュ。大会を2連覇している高坂凌太選手は3’58”80の3番手でフィニッシュ。
決勝は大荒れの予感しかしないんですけど。

©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

そして、決勝へ

2018年と比べて気温が高く日差しも強い。2018年の決勝のボーダータイムが約5’40”だったのに比べて2019年は約5’20”。2018年からかなりレベルが上がってきたのが見てとれる。無難な展開で無難な結果を出すくらいなら、自分の全てをぶつけて果敢に攻めることを決意してスタート位置についた。

張り詰めた空気の中一斉にスタート。スタート直後から先頭に飛び出して登りに突入。登りに入ってからも勢いをキープしていたが、若干のオーバーストライドで脚が一気に棒になる。ペースを上げるには高い心拍数を維持する必要がある。しかし、脚が棒になっていては心拍数を上げることができない。上がらない心拍数に苛立ちながらももがき続ける。K点あたりからどんどんと抜かれていく。最大傾斜到達時には7番手。1~3ははるか先だが4~7までの差はほとんどない。

レッドブルゲートをくぐり、ラスト100mに差しかかる。

観戦者との距離が近いアプローチでは声援をどこよりも間近に受けることができる。しかし、動かない身体を動かし続けてここまできた時には全身の疲労はピークに達している。腿周りはパンパンでいろんな雑念が頭をよぎる。短いようで濃密な100mだ。ゴールは見えているのに全く近づいてこない。身体が追い込まれてくると気持ちもすり減り始める。疾走感というものは一切ない。もがくように這いつくばるようにただただ進む。前の選手は手を伸ばせば追いつけそうなところにいるのだがその一歩が遠い。気持ちだけは途切らさず身体を動かし続けるが順位は変動せず。フィニッシュ直後マットに担ぎ込まれる。脚を酷使しすぎた結果、心拍数は上がりきらずただただ身体が動かなかった。

■決勝:7位 4’00″66

平均心拍数:138bpm(111-167)

惨敗だ。2018年から約1秒タイムは更新したもの順位ははるかに後退。前半のオーバーストライドが大きく影響したレースとなったが今の自分ができる全てを出し切ることはできた。自分の未熟さを痛感することとなったが不思議と悔いはない。苦しくも有意義な時間であったのは間違いない。

たかが400m、されど400mなのである。

上田瑠偉が圧倒的な強さを見せて優勝 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull 400の攻略ポイントをまとめると

◾︎シューズはトレランシューズがベスト。アウトソールのグリップパターンがこのコースとの相性抜群で確実にグリップしてガシガシ登れる。アウトソールのグリップがゴツくて、ミッドソールの前足部の厚みと後足部の厚みの差が少ないものが理想。私が今回着用した【Salomon S-LAB SENSE 7 SG】もこのタイプの一つ。レーシングモデルで、走行性抜群。今回のようなコースでのパフォーマンスはもちろん、トレイルランニングレースでも幅広く活躍する。私以外にも女子2位の選手も着用している。

◾︎テーピングをすることでパフォーマンスアップ&疲労軽減に効果がある。私が使用しているテーピングは【GONTEX】。膝から腿にかけて貼ることで腿周りの筋肉を補助してくれる。テーピングの糊面がストライプ状になっており、汗で蒸れたりかぶれたりしない。

◾︎ほとんど四つん這いの体勢なのでグローブは着用すべし。ロープを強く握ったときに手のひらがかなり擦れる恐れあり。ランニング用ストレッチグローブよりは【SALOMON FAST WING GLOVE U】のような手のひらが補強されているタイプがオススメ。

元プロ野球選手の森本稀哲さんもゴール ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

◾︎レース前の補給食は大事。脂質系と糖質系をバランスよく摂取しよう。少量で高カロリー、美味しいものが摂取時のストレスがない。アミノ酸系・クエン酸系もリカバリーの促進にはとても効果的。

◾︎斜度がきつくなったときは無理せずできるだけ早く四つん這いになった方がいい。下肢の負担を減らし効率的に登ることができる。体幹・脚力に自身があるならば二足で登るのも有効。パワーは出るが、その分かなりの負担がかかる。二足で登るためにはそれなりの特訓が必要だ。

◾︎この大会は「気力」「全身持久力」「集中力」この三位一体がとても重要。ひとつでもダメになると全てがバランスを崩してしまう。この400mという限られた距離の中でこの3つの力をいかに高い次元でコントロールするか。これがこの競技の難しさであり病み付きになってしまうポイントなのかもしれない。

©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

この記事をまとめている今でも、すでに2020年の大会のことを考えている

この大会特有の不思議な魅力はなんでしょうね。例えるならばやんちゃなバイキングに近い感覚でしょうか?
腹八分目を超えてもまだ食べ続けるから、もう2度と食べなくてもいいかもってなりますよね。でも、時間が経ってお腹が空いてくると次はいつ食べに行こうかなってバイキングを意識する自分がいる。

まさにその感覚に近いものがこの大会にはあるような気がします。走っている時は脚ガクガク心臓バクバクで苦しいのですが、時間が経って疲労感が抜けてくると次はどれくらいの記録が狙えるかなってRed Bull 400を意識している自分がいるのです。

その時の経験が苦しければ苦しいほど時間が経ってしまえば記憶の中では美化されてしまうんでしょうね、きっと。

苦しさも難しさも楽しむことができてしまう。Red Bull 400はヤバい。

反中祐介(たんなかゆうすけ)
トレイルランナー。ランニングチームのランニングコーチとしてビギナーランナーからシリアスランナーまで幅広いレベルのランナーの指導を経てトレイルランニングを始める。大学在学時には健康運動実践指導者を取得。ランニング以外にも、自然を楽しみつくすべく様々なアクティビティを提案・発信している。北海道のSAPPORO EXPERIENCE BASEサロモンストアにアドバイザリースタッフとして勤務している。
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【2019年大会速報】
誰でも生まれたての子鹿になれる! レッドブル400は上田瑠偉圧勝
【2018年のレポート】
世界で最も過酷な400m走に挑んだ! 反中祐介のRed Bull 400参戦記

©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

男子エイトはNTT東日本が4連覇、女子シングルスカルは大石綾美が3連覇【ボート】

ボート競技の第97回全日本選手権5月23日から26日まで埼玉県の戸田ボートコースで開催され、最終日となる26日に16種目の決勝が行われた。男子エイトはNTT東日本が4連覇を達成。女子シングルスカルでは大石綾美が3連覇を達成した。

男子エイトのNTT東日本(高野勇太、大塚圭宏、古田直輝、林靖晴、西知希、赤木貴昭、宮浦真之、梶谷嶺、佐々野大輝) 提供:日本ボート協会

決勝進出クルーの結果。氏名の前のアルファベットと数字はシート順。氏名のあとの学校名は出身校。

【女子舵手なしペア】
1着 立命館大学 7分40秒82 S 高野晃帆 日田三隈高校 B 鈴木伶奈 酒田光陵高校
2着 一橋大学 7分51秒06 S 横井七香 浦和第一女子高校 B 西尾友伽 日比谷高校
3着 関西電力 7分52秒41 S 村松栄理 若狭高校 B 白井里咲 美方高校
4着 中央大学 7分56秒38 S 遠藤穗 中央大学杉並高校 B 林田瑞季 大村高校

女子舵手なしペアの立命館大(高野晃帆、鈴木伶奈) 提供:日本ボート協会

【女子シングルスカル】
1着 大石綾美(アイリスオーヤマ) 7分48秒39 S 早稲田大学
2着 西原佳(プリントパック)7分55秒76 S 東北大学
3着 仲澤春香(若狭高校) 8分03秒29 S 若狭高校
4着 領木暦(明治安田生命)8分10秒71 S 関西大学

女子シングルスカルの大石綾美(アイリスオーヤマ) 提供:日本ボート協会

【女子軽量級舵手なしペア】
1着 立命館大学 7分49秒43 S 伊関法子 宇和島東高校 B 木戸ひかり 桜宮高校
2着 富山国際大学 7分55秒73 S 佐伯美空 妻高校 B 日高 彩乃由利工業高校
3着 仙台大学 7分57秒82 S 柴田寿音 横浜商業高校 B 佐々木遥香 横浜商業高校
4着 日本体育大学 8分06秒30 S 小松原杏 館林女子高校 B 家根田朋美 横浜商業高校
5着 一橋大学 8分46秒00 S 崎山英理子 お茶の水女子大学附属高校 B 長谷部彩 公文国際学園高校

女子軽量級舵手なしペアの立命館大(伊関法子、木戸 ひかり) 提供:日本ボート協会

【女子ダブルスカル】
1着 トヨタ自動車 7分13秒37 S 榊原春奈 早稲田大学 B 米川志保 早稲田大学
2着 関西電力 7分13秒43 S 冨田千愛 明治大学大学院 B 河原孝多 若狭東高校
3着 日体ボート倶楽部 7分17秒15 S 高橋かほ 日本体育大学 B 坂井理夏 日本体育大学
4着 早稲田大学 7分43秒56 S 中尾咲月 津高校 B 宇都宮沙紀 今治西高校

女子ダブルスカルのトヨタ自動車=写真奥(榊原春奈、米川志保) 提供:日本ボート協会

【女子軽量級ダブルスカル】
1着 鹿屋体育大学 7分27秒95 S 四方美咲 朱雀高校 B 谷口智佳子 宇和島東高校
2着 トヨタ自動車 7分29秒47 S 川本藍 日本体育大学 B 福本温子 唐津商業高校
3着 戸田中央総合病院RC 7分34秒53 S 澤地栞莉 学習院大学 B 土佐真歩 明治大学
4着 関西電力 7分49秒35 S 荻野紗和 美方高校 B 新田明美 美方高校

女子軽量級ダブルスカルの鹿屋体育大(四方美咲 、谷口智佳子) 提供:日本ボート協会

【男子舵手なしペア決勝】
1着 チョープロ 6分58秒35 S 小野紘輝 仙台大学 B 中島希世紀 仙台大学
2着 中部電力 7分03秒02 S 山本尚典 慶應義塾大学 B 吉原至 早稲田大学
3着 慶応義塾大学 7分05秒42 S 鈴木魁 慶應義塾高校 B 村上廉太郎 慶應義塾志木高校
4着 トヨタ紡織 7分11秒50 S 木村良太郎 日本大学 B 島田大輔 龍谷大学

男子舵手なしペアのチョープロ(小野紘輝、中島希世紀) 提供:日本ボート協会

【男子シングルスカル】
1着 中野紘志(中野紘志RC)7分15秒91 S 一橋大学
2着 武田匡弘(関西電力)7分24秒39 S 美方高校
3着 遠山秀雄(日本体育大学)7分29秒88 S 伏見工業高校
4着 阿部光治(早稲田大学)7分32秒44 S 猿投農林高校

男子シングルスカルの中野紘志(中野紘志RC) 提供:日本ボート協会

【男子軽量級舵手なしペア】
1着 明治大学 7分21秒27 S 道端勇樹 小松明峰高校 B 武藤駿太 越ヶ谷高校
2着 日本大学 7分21秒55 S 吉田拓人 加茂高校 B 春名祐希 桜宮高校
3着 法政大学 7分28秒17 S 片山颯汰 恵那高校 B 中野和樹 熊本学園大学付属高校
4着 立命館大学 7分33秒31 S 牛山啓 岡谷南高校 B 宮本雄喜 敦賀工業高校

男子軽量級舵手なしペアの明治大(道端勇樹、武藤駿太) 提供:日本ボート協会

【女子舵手なしクドオルプル】
1着 明治安田生命 6分56秒80 S 土愛 早稲田大学 3 木野田 沙帆子 早稲田大学 2 瀧本日向子 明治大学 B 上田佳奈子 慶應義塾大学
2着 デンソー 7分01秒64 S 庄祐美子 日本体育大学 3 山領 夏実 熊本大学 2 上総香子 神戸大学 B 大西花歩 龍谷大学
3着 仙台大学 7分12秒79 S 平松柊華 相生産業高校 3 玉田夢子 むつ工業高校 2 大出若菜 館林女子高校 B 内海美香 横浜商業高校
4着 中央大学 7分22秒53 S 米澤知華 浦和第一女子高校 3 渡邊花穂 吉田高校 2 長縄由依 浜松北高校 B 溝口女華 南稜高校

女子舵手なしクドオルプルの明治安田生命(土屋愛、木野田沙帆子、瀧本日向子、上田佳奈子) 提供:日本ボート協会

【男子軽量級ダブルスカル】
1着 日本大学 7分13秒33 S 川村脩斗 網走桂陽高校 B 木村太一 小見川高校
2着 同志社大学 7分15秒92 S 清水諒 宇部高校 B 山本幸之介 三田学園高校
3着 東京経済大学 7分17秒59 S 西田蒼真 東郷高校 B 林龍汰 若狭高校
4着 日本体育大学 7分25秒61 S 近藤正規 宇和島東高校 B 佐藤慧 佐沼高校

男子軽量級ダブルスカルの日本大(川村脩斗、木村太一) 提供:日本ボート協会

【男子ダブルスカル】
1着 NTT東日本 6分47秒46 S 荒川龍太 一橋大学 B 櫻間達也 同志社大学
2着 アイリスオーヤマ 6分50秒10 S 西村光生 仙台大学 B 大元英照 仙台大学
3着 今治造船 7分13秒53 S 越智寛太 筑波大学 B 岡部政憲 立命館大学
4着 品川リフラクトリーズ 7分48秒25 S 増成秀規 龍谷大学 B 伏見省吾 岡山大学

男子ダブルスカルのNTT東日本(荒川龍太、櫻間達也) 提供:日本ボート協会

【男子舵手つきフォア】
1着 法政大学 6分54秒28 S 西岡俊太郎 越ヶ谷高校 3 ポンシャノ ルカス 小松明峰高校 2 石垣駿 本所高校 B 藤吉俊樹 熊本学園大学付属高校 C 秋葉雄貴 本所高校
2着 関西電力 6分55秒09 S 武田和樹 小浜水産高校 3 田中雅人 美方高校 2 高田直生 敦賀工業高校 B 兼康慎 敦賀工業高校 C 青池翔太 敦賀工業高校
3着 中部電力 6分56秒78 S 駒井宏昭 大阪府立大学 3 森﨑将史 北海道大学 2 植村篤希 若狭高校 B 奥村武 立命館大学 C 森映斗 日本体育大学
4着 大阪府立大学 6分57秒37 S 井口宏紀 近畿大学付属高校 3 奥村謙一 可児高校 2 森渉 南陽高校 B 山口夏輝 高槻高校 C 武田大生 清風高校

男子舵手つきフォアの法政大(西岡俊太郎、ポンシャノ ルカス、石垣駿、藤吉俊樹、秋葉雄貴) 提供:日本ボート協会

【男子舵手なしクオドルプル】
1着 日本製鉄 6分25秒42 S 奈良和紀 日本大学 3 野村大貴 日本大学 2 中村拓磨 日本体育大学 B 佐藤翔 日本大学
2着 戸田中央総合病院RC 6分32秒01 S 勝又晋一 立教大学 3 高野亮介 日本体育大学 2 小林雅人 日本大学 B 植竹寛弥 東北大学
3着 仙台大学 6分33秒31 S 齊藤渉 高石高校 3 石垣達也 石巻高校 2 大嘉田拓実 宇和島東高校 B 佐竹洸紀 阿賀黎明高校
4着 明治大学 6分42秒77 S 岡本康聖 宇和島東高校 3 寺井昇平 米子東高校 2 門馬健将 会津高校 B 石畑修一郎 米子工業高等専門学校

男子舵手なしクオドルプルの日本製鉄(奈良和紀、野村大貴、中村拓磨、佐藤翔) 提供:日本ボート協会

【男子舵手なしフォア】
1着 仙台大学 6分28秒17 S 杉浦旭 猿投農林高校 3 上中屋敷拓志 雫石高校 2 古賀健嗣 大村城南高校 B 阿部亮平 今治南高校
2着 NTT東日本 6分31秒12 S 中溝朝善 日本大学 3 内田達大 早稲田大学 2 松尾昂太 中央大学 B 三浦友之 仙台大学
3着 立教大学 6分31秒74 S 吉田潤 立教新座高校 3 石政雄也 日本橋高校 2 山口恭平 松江東高校 B 滝島俊一 川越東高校
4着 中部電力 6分32秒55 S 大下喬平 日本大学 3 岩本拓馬 若狭高校 2 宮竹勇輔 中央大学 B 林亜門 日本大学

男子舵手なしフォアの仙台大(杉浦旭、上中屋敷拓志、古賀健嗣、阿部亮平) 提供:日本ボート協会

【女子エイト】
1着 立教大学 6分58秒19 S 角谷真緒 小松明峰高校 7 櫻井菜々 南稜高校 6 日比野真奈 加茂高校 5 佐藤理奈穂 本荘高校 4 岩崎かえで 桜宮高校 3 三嶋怜奈 南稜高校 2 五十嵐のどか 本荘高校 B 土方杏華 本荘高校 C 小塚梨央 瑞陵高校
2着 明治大学 6分59秒33 S 西田結惟 加茂高校 7 田口晴那 浜松西高校 6 黒沼実生 横浜商業高校 5 村岡美晴 日田三隈高校 4 塩田遥香 熊本学園大学付属高校 3 中山優衣 岡谷南高校 2 林原萌香 米子西高校 B 岡田葵衣 館林女子高校 C 東夢 浦和第一女子高校
3着 陽進堂 7分01秒77 S 木佐貫あすか 富山国際大 7 滝澤明日花 富山国際大 6 山中美紅 妻高校 5 上京未来 立命館大学 4 鈴木亜由子 戸山高校 3 首藤多佳子 今治北高校 2 片平裕子 富山国際大 B 吉田結友 長崎明誠高校 C 田口美里 本荘高校
4着 日本体育大学 7分09秒57 S 天池奈桜 美濃加茂高校 7 濱中愛生 七尾高校 6 飯星衿香 熊本学園大学附属高校 5 水谷愛 浜松湖南高校 4 横山実祐 隅田川高校 3 小野寺晴美 佐沼高校 2 宮本公香 熊本学園大学附属高校 B 寺下日陽里 富山東高校 C 山上真弥 熊本学園大学付属高校

女子エイトの立教大(角谷真緒、櫻井菜々、日比野真奈、佐藤理奈穂、岩崎かえで、三嶋怜奈、五十嵐のどか、土方杏華、小塚梨央) 提供:日本ボート協会

【男子エイト】
1着 NTT東日本 5分47秒51 S 高野勇太 中央大学 7 大塚圭宏 日本大学 6 古直輝 明治大学 5 林靖晴 中央大学 4 西知希 大阪府立大学 3 赤木貴昭 東北大学 2 宮浦真之 中央大学 B 梶谷嶺 明治大学 C 佐々野大輝 東北大学
2着 トヨタ紡織 5分49秒79 S 阿部大貴 仙台大学 7 河津俊亮 中央大学 6 山尾圭太 山口大学 5 池田裕紀 日本大学 4 澤田研太 小浜水産高校 3 菊池渉太 明治大学 2 安井晴哉 龍谷大学 B 山口健太 日本大学 C 藤原貴裕 大阪工業大学
3着 東レ滋賀 5分50秒69 S 志賀巧 日本大学 7 福井康 洲本実業高校 6 齋藤慶太郎 東北大学大学院 5 福田将 立命館大学 4 石田尚也 日本大学 3 青松載剛 早稲田大学 2 杉嶋俊幸 日本大学 B 平井駿一 一橋大学 C 寺坂和満 宇和島水産高校
4着 中央大学 5分58秒18 S 石塚慎之助 田村高校 7 二本松慎也 富山工業高校 6 久保如竹 保谷高校 5 岡田直樹 清風高校 4 齋藤拓馬 酒田光陵高校 3 是谷有輝 酒田東高校 2 塩田義峰 熊本学園大学付属高校 B 徳永貴大 中央大学杉並高校 C 小島発樹 熊本学園大学付属高校

誰でも生まれたての子鹿になれる! レッドブル400は上田瑠偉圧勝

最高斜度37度の壁を駆け上がる! 世界17カ国で開催される「RED BULL(レッドブル)400」が2019年5月18日(土)に北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催された。個人フルディスタンス男子の優勝はスカイランニングのトップ選手、上田瑠偉

上田瑠偉が圧倒的な強さを見せて優勝 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

初出場だった上田の優勝タイムは3分23秒と圧倒的。女子もトレイルラン大会の実力者、立石ゆう子が優勝。元日本ハムのプロ野球選手、森本稀哲さんも大会大使として参戦。各選手とも、「ゴールしたら脚が生まれたての子鹿状態」とガクガクだが、上り詰めた達成感で笑顔があふれた。

個人フルディスタンス男女それぞれの勝者は7月にカナダのウィスラーで開催されるRED BULL 400世界選手権に招待される。

女子選手も一斉スタート ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
大倉山ジャンプ台を駆け上がる参加者たち ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
ちょうど半分です ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
世界で最も過酷な400mレースはもう笑うしかない ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
元プロ野球選手の森本稀哲さんも挑戦 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
トレイルランの第一人者、上田瑠偉(うえだるい)が参戦 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
ゴールはもうすぐだが、身体が全然言うことを聞いてくれない… ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
予選ヒートで1位通過の反中祐介 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

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