温暖な気候のマルセイユでアイスクロス・ダウンヒル世界選手権開催へ

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権、「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス」。氷上のレースという特性上、これまで寒冷地で開催してきたが、最新の冷却システムとコース設置技術の向上により、冬でも温暖な気候のマルセイユで2月17日(土)、日本時間2月18日(日)早朝に開催される。

2017年にマルセイユで初開催されたクラッシュドアイス ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

フランス南部、地中海に面したマルセイユで2017年に初めてクラッシュドアイスが行われたが、今回は2回目となる。2017-2018シーズンのシリーズ戦としては第3戦。

マルセイユの街中に特設コースが設営されていく ©JC Pieri/Red Bull Content Pool

コース路面に設置された最新冷却システムの上に水を流し、徐々に凍らせながら厚さ10cmの氷のコースを作っていく ©JC Pieri/Red Bull Content Pool

大会は2月18日(日)午前4:45よりRed Bull TVで生中継。中継終了後もビデオ・オン・デマンドで視聴できる。
●Red Bull TV

2017年にマルセイユで初開催されたクラッシュドアイス ©Joerg Mitter/Red Bull Content Pool

●関連ニュース

山本純子12位、福岡沙織26位…レッドブル・クラッシュドアイス第2戦

●最新ニュースへ

卓球Tリーグが2018年秋開幕…世界ナンバーワンのリーグを目指す

卓球の新リーグ「Tリーグ」を運営する一般社団法人Tリーグが、2018年10月に始まる「Tリーグ」の参加チームを発表して、その目標などを2月7日に都内で明らかにした。

Tリーグへの参戦が期待される丹羽孝希と早田ひな

Tリーグは2018年秋にスタートするTリーグ2018〜2019シーズンの開幕へ向けた加入チームの応募を2017年11月30日に終了。この応募には男女合わせ20件以上の問い合わせがあり、男女ともに予定チーム数を超える申し込みがあった。選考において事業性や地方自治体との連携体制などを考慮し、新規参入チーム(男女各4チーム)を決定した。

Tリーグの参加チームを発表する松下浩二専務理事

男子リーグは水谷隼や張本智和がいる木下グループ(東京都)、チーム岡山(岡山県)、チームさいたま(埼玉県)、琉球アスティーダ(沖縄県)。女子リーグは木下グループ(神奈川県)、トップ名古屋(名古屋市)、早田ひなが所属する日本生命(大阪府)、日本ペイントホールディングス(大阪市)。

Tリーグ構想は日本に存在する複数の卓球チームが参加する卓球リーグだ。世界レベルのプロ選手を擁するトップチームから、趣味でプレーする地域のチームまでがTリーグの各カテゴリーに分かれて存在することになる。これは1部から16部までのピラミッド型になっているドイツの卓球リーグを参考にしているという。ドイツではこの中で1・2部が「ブンデスリーガ」と呼ばれ、全国規模で多くのプロ選手、海外選手がプレーしている。

Tリーグの藤重貞慶理事長

「このTリーグ構想は今後、議論を深めながら、数年の時間をかけて順次実現に向けて進めていきたい」と藤重貞慶理事長。

新リーグの理念として3つを掲げる。
「世界ナンバーワンの卓球リーグを実現する」
世界最高水準のプレーが展開するリーグで日本選手の強化育成を加速化。地域密着型の下部カテゴリーから実力を高めてレベルアップを目指すことで選手育成を促進させる。

「卓球のスポーツビジネス価値を高める」
卓球ファン層拡大や卓球関連ビジネスを拡大させ、選手が不安なく競技活動に打ち込める環境作りを創世する。
「卓球を通じて人生を豊にする」
卓球を身近なスポーツとしてさまざまな世代の人に普及させることで、地域の活性化と健康寿命の延伸に貢献する。

発表記者会見には、リオ五輪男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希、全日本卓球選手権で女子シングルスベスト8、女子ダブルスでは「みまひな」ペアとして伊藤美誠とともに優勝を果たした早田ひなが登場。

ドイツのブンデスリーガに参戦した経験がある丹羽は、「ドイツは移動が大変だった。日本でTリーグが開幕したら移動が楽で、国内にいながらトップ選手とやれるのがメリット」と意気込む。

東京五輪の注目選手、早田ひな

「Tリーグをたくさんの人に観戦してもらって卓球の楽しさを知ってほしいと思います」と早田。
世界のトップ選手が参戦する可能性も高く、早田は実現すれば中国の元世界ランキング1位、丁寧(りんりん)と再戦したいという。2016年のジャパンオープンではベスト8で対戦して敗北したが、地元日本の大声援が力になったといい、さらに観衆が後押ししてくれればもっといい試合ができると手応えを感じている。
「Tリーグに参戦してもっともっと強くなって、東京五輪では団体と個人で金メダルを取れるように頑張りたいです」

TTポーズを取る丹羽孝希と早田ひな

●関連ニュース

卓球の石川佳純が最新IoTを導入…練習方法や戦い方にテクノロジーを駆使 撮影:山口和幸
卓球の石川佳純が練習方法や戦い方に最新IoTを導入

●最新ニュースへ

サイクリストのためのヨガ、セルフケア&リラックス編開催

パールイズミは2月17日に横浜市中区のBLUE BRICK STUDIOでサイクリストのためのヨガ(セルフケア&リラックス編)を開催することになり、その参加者を募集している。「サイクルライフにほんの少しヨガを取り入れてみませんか?」というもの。

ヨガインストラクターのYayoiさん

サイクルウエアブランドのパールイズミが手がけるライドイベント”PI RIDE”。今回はヨガを通じて、サイクリングで疲れやすい部分のセルフケア方法や、日々アクティブに過ごしている人にこそ大切な心身ともにスイッチオフにするリラックス方法などを学ぶセッション。講師はヨガインストラクターのYayoiさん。マタニティ時代にヨガと出会い、現在3人の子育てをしながら、日々ヨガを実践する。呼吸を整え、背骨を伸ばしてみる、身体を整え、また呼吸に意識を向けてみる。ありのままの内側の声に耳を傾けながら、身体と心をつなげてみよう。

対象はサイクリストでヨガに興味のある人。参加費は1000円(当日現地支払い)。持ち物はタオル、水。動きやすい服装。ヨガマットはレンタル可能だが、数に限りがある。参加人数は最大8人。

●申込み方法
以下のメールアドレス宛てに必要な情報を記載し、メールで申し込む。
pi_ride@pearlizumi.co.jp
名前、メールアドレス、住所、電話番号、職業、生年月日、性別、自転車走行の経験歴
応募後、受付・抽選。当選にパールイズミから連絡がくる

パールイズミのホームページ

●関連ニュース

3層のレイヤリングとアクセサリーで真冬も快適にサイクリング

●最新ニュースへ

ネイマールがパリで超豪華な26歳の誕生パーティー…同胞スター選手や彼女も出席

ブラジルのサッカー選手ネイマールが26歳の誕生日を独特のスタイルで祝福した。誕生日は2月5日だが、所属するPSG(パリサンジェルマン)の地元であるパリで行われた豪華パーティーは前日の4日に行われ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスターシティに所属するガブリエル・ジェズス、1998年のFIFAワールドカップでMVPに輝いた元サッカー選手のロナウドが出席した。

ネイマールとガールフレンドの女優ブルーナ・マルケジーニ ©Benjamin Cremel / Red Bull Content Pool

パリサンジェルマンに移籍しても大活躍しているフォワードは、現在のチームメイト、ガールフレンドのブラジル人女優ブルーナ・マルケジーニ、フォーミュラ1チャンピオンのルイス・ハミルトンを含む200人のゲスト、マンチェスターシティのストライカー、元ワールドカップの英雄が参加した。

26歳の誕生日パーティーに出席したネイマール ©Benjamin Cremel / Red Bull Content Pool

●関連ニュース

【アスリートオブザイヤー】2017年の最優秀選手はフェデラーとS・ウィリアムス

●最新ニュースへ

山本純子12位、福岡沙織26位…レッドブル・クラッシュドアイス第2戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップは2018シーズンの第2戦を2月3日にフィンランドのユバスキラで開催。日本の山本純子(35=北海道)は12位、福岡沙織(25=神奈川)は26位だった。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦ユバスキュラ大会 ©Andreas Schaad/Red Bull Content Pool

男子レースの決勝は大会史上初めてとなる、カナダの「クロクソール兄弟」とオーストリアの「ダラーゴ兄弟」による兄弟対決となった。初戦で優勝して波に乗るマルコ・ダラーゴとその弟ルカに対するのは、2012年にワールドチャンピオンになった兄カイル・クロクソールと2015年ワールドチャンピオンの弟スコットという新旧兄弟対決が実現。

レースは序盤から荒れた展開になった。位置取り争いを制しようと最初に第1コーナーに飛び込んだスコットがその勢いのままサイドの壁に激突して4位に転落。その後先頭を取ったマルコの真後ろにいるカイルが追いかける展開になった。中盤にさしかかった時、カイルがコーナーで勝負をかけ、インをついた際にマルコがバランスを崩す。その隙にカイルが先頭に立つと、その後落ち着いたレース運びで今シーズン初優勝を飾ったかのように見えた。

しかしレース後のビデオ判定により、カイルはマルコへのコンタクトを理由に失格となり1位の座をはく奪される。またマルコも第1コーナーでのスコットへのコンタクトにより4位転落。その結果大方の予想に反し2位にいたルカが逆転優勝するという波乱に満ちた結果となる。

レッドブル・クラッシュドアイス第1戦セントポール大会を走る山本純子(左) ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

女子部門では北海道出身の山本が準決勝まで進出したが12位。「自然の地形を利用したコースだったので途中穴があるなど、とても攻略が難しいコースでした。次戦に向けて頑張ります」とコメント。福岡も健闘したが26位。

■ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ
アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスキークロスやスノーボードクロスの要素を取り入れた競技”アイスクロス・ダウンヒル”の世界大会。2001年に初開催され、2010年より世界選手権として開催。アイスホッケーのプロテクターを付けた選手が、最高時速80kmに達する中、街中に設置された全長約600mの高低差がある氷の特設コースを一斉に滑り降りるレース。

福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

レースは1ヒート4選手ごとに行われ、選手たちがコース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら、猛スピードでコースを駆け抜ける様子は圧巻。2017〜18シーズンは4戦、アイスクロス・ダウンヒルの世界選手権のポイントが獲得できる下位カテゴリーのライダーズカップが5戦行われる。
■日程と会場
ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ
1月20日(土)セントポール(米国)・・・終了
2月3日(土)ユバスキラ(フィンランド)・・・終了
2月17日(土)マルセイユ(フランス)
3月10日(土)エドモントン(カナダ)
ライダーズカップ
2017年12月16日(土)バグラインクライナリ(オーストリア)・・・終了
1月27日(土)サンクトペテルスブルク(ロシア)・・・終了
2月10日(土)サーリセルカ(フィンランド)
2月24日(土)ミネソタ(米国)
3月3日(土)ラサール(カナダ)

●最新ニュースへ

室屋義秀がレッドブル・エアレース開幕戦のアブダビ大会で2位

レッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップが2018年の開幕戦をUAEのアブダビで迎え、2月3日の決勝で2017年の総合優勝者である日本の室屋義秀(Team FALKEN)が2位になった。室屋は前日の予選で3位と好位置につけていた。優勝は予選2位だった米国のマイケル・グリアン。2009年のブダペスト大会以来となる通算2勝目。3位はチェコのマルティン・ソンカ。

レッドブル・エアレース開幕戦のアブダビ大会で優勝したグリアンを中央に、左が2位室屋義秀、右が3位ソンカ ©Red Bull Content Pool

レース後の会見で室屋は、「実は自身初の2位です。自分のトロフィーコレクションに新しく加えることができてうれしい」と、新シーズンをいい形でスタートした喜びをコメントした。

新シーズンの開幕をアブダビの地で迎えるのは今回で11回目だが、室屋はこれまでアブダビで表彰台に立ったことがなく、逆に不調に終わることが多い会場だった。2009年にレッドブル・エアレース初参戦した際の最初の公式戦がアブダビ大会で、大会後に「最初はおっかなびっくりだったが、最後はコースが見えるようになった」コメントした通り、まずはレースに慣れることが先決と15人中、13位で終了。ちなみにそのときの14位はマイケル・グリアンだった。

続く2010年はフライト直前に風が吹く方向が変わり、接触が想定されると注意したものの操縦が甘くなり、エアゲートに接触。タイムを失って10位に。3年間の中断を経て再開した2014年大会では、パイロンヒット、オーバーGなどのペナルティはなかったが、その年から導入された1対1の対戦方式により Top12(現在のラウンドオブ14)で、2008年のワールドチャンピオンで、中断前の2009年、2010年にポール・ボノムと総合優勝争いを繰り広げたハンネス・アルヒに敗れて9位に終わった。

2015年ごろになると、新型機のEdge 540 V3が次々と投入される中、スピードで劣るV2でありながら、風を読む力や繊細な操縦テクニックでコンディションが荒れたレースで上位に食い込むようになった。またレースアナリストのベンジャミン・フリーラブもチームに加わり、風が変わりやすい開幕戦を当時の室屋にとって好成績の6位でゴール。年々アブダビ大会での順位を上げた。

新型機のV3も投入したことでさらに上の順位が期待された2016年のアブダビ大会では、V3でスピードを得たことが裏目に出てしまい、この年はオーバーGで失格となり8位に沈んでいた。

室屋義秀 ©Naim Chidiac/Red Bull Content Pool

いよいよ開幕した2018シーズン。総合成績ではグリアンが15点を獲得して、初めての首位に。2年連続の総合優勝を目指す室屋は12点で、パイロット14人のうち2位につけた。次戦は4月21〜22日にフランスのカンヌで開催される。シリーズは全8戦で、第5戦と第8戦がアジアで開催されることが予定されているが、日本の千葉大会が継続開催されるかは未定。

レッドブル・エアレース開幕戦のアブダビ大会 ©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

●関連ニュース

室屋義秀は予選3位…レッドブル・エアレース開幕戦のアブダビ大会

●最新ニュースへ