室屋義秀は予選3位…レッドブル・エアレース開幕戦のアブダビ大会

レッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップが11シーズン目となる2018年の開幕戦。UAEのアブダビで2月2日に熱戦が始まり、2017年の総合優勝者である日本の室屋義秀は予選3位と絶好の位置でスタートを切った。

室屋義秀が2018レッドブル・エアレース開幕戦のアブダビを飛ぶ ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool

予選トップは2016年の総合優勝者ドイツのマティアス・ドルドラー。2位は米国のマイケル・グリアン。

「ボクはいつも最速ラップを出すために最大限のスピードで飛びように心がけている。チームの戦略スタッフから冷静になるようにと言われたが、それは無理だった」とドルドラー。
「だからオーバーGによるペナルティだけを気にしてゴールを目指した。14人のパイロットは新シーズンを迎えてゼロポイントから一斉にスタートした。常に好調を維持して大きな目標に向かって進んでいきたい」

この結果、室屋は3日の本戦「ラウンドオブ14」で予選12位のピート・マクロード(カナダ)と対戦する。参加パイロットは14人。

アブダビで開催されたレッドブル・エアレース開幕戦 ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool

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福岡沙織がアイスクロス・ダウンヒルのクラッシュドアイスに初参戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権シリーズ、ATSXレッドブル・クラッシュドアイスワールドチャンピオンシップ。2月3日にフィンランドのユバスキュラで第2戦が行われ、日本からは山本純子(35=北海道)に加えて、福岡沙織(25=神奈川県)が初参加する。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦の練習をこなす福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

大会には2010年、2012~13年、2015~17年に出場している会社員の山本に加えて、今回より参戦する福岡。テレビで見たのをきっかけに本世界大会への参加に向けてハードトレーニングを重ね、1月27日にサンクトペテルスブルク(ロシア)で開催したライダーズカップから出場している。2人の日本女性が参戦する本大会は、レッドブル・クラッシュドアイスイベントのなかで今シーズン唯一自然の地形を利用したコース。初めて日中での開催となる。最高時速80kmのスピードで23カ国から集まった選手がコースを駆け抜ける中、日本人選手の頑張りも期待。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

大会の様子はレッドブルTVで2月3日20時より生中継で視聴できる。

●福岡沙織
高校時代、部活でバレーボールに励むかたわら、フィギュアスケートやアイスホッケーにも興味を持つ。数年前に山本純子が出場していたレッドブル・クラッシュドアイスをテレビで見たことをきっかけに参加を決意。すぐに山本と連絡を取り、競技についての説明やアドバイスを受けながら独自に練習を開始する。2018年1月27日にサンクトペテルスブルクで開催したライダーズカップから参加するが、レッドブル・クラッシュドアイス特有の壁である上り坂を越えられずリタイア。次戦となるユバスキュラ大会では完走を目指す。

福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

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レッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップ2018年シーズンがいよいよ始まる。開幕戦はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ。予選が2月2日(金)、決勝が3日(土)に行われる。日本の室屋義秀がディフェンディングチャンピオンとして迎える新シーズンは、新しいルールが適用され、また新たなパイロットが最上位のマスタークラスに参加する。

レッドブル・エアレース。©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

レースはさまざまなチャンネルで視聴できる。

■NHK BS-1
エアレース世界選手権2018 開幕戦inアブダビ
2月3日(土)23:00~25:00

あの感動を再び!2017年最終戦インディアナポリスを再放送!
2月1日(木)18:00~19:50

放送スケジュールの詳細はNHKホームページで

■J SPORTS
レッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップ2018シーズンプレビュー
2月2日(金)20:30~21:00 J SPORTS 3

レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2018第1戦アブダビ
2月21日(水)22:30~23:30 J SPORTS 3

■DAZN
ライブ&オンデマンドで好きなときに世界中のあらゆるスポーツを、テレビの大画面、スマートフォン、ゲーム機やパソコンなどのデバイスで好きなだけ楽しめるスポーツに特化した定額制動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」でレッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップ2018を独占ライブ中継。

レッドブル・エアレース アブダビ
2月2日(金)21:00~予定 予選
2月3日(土)19:00~予定 ラウンドオブ14
2月3日(土)21:00~予定 ラウンドオブ8 & ファイナル4

ライブ中継を逃しても大会後1週間は『見逃し配信』で観戦可能。月額1750円(税抜)、ドコモユーザーは月額980円(税抜)、英語実況のみ
DAZN(ダ・ゾーン)視聴方法
ドコモユーザーのDAZN(ダ・ゾーン)視聴方法

レッドブル・エアレース、開幕戦のアブダビに集結した2018シーズンのパイロットたち。©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

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室屋義秀 レッドブル・エアレースのシリーズ連覇に向けてアブダビに挑む

2017年にレッドブル・エアレースでシリーズ総合優勝を果たした日本の室屋義秀が、2018シーズンの連覇を目指して開幕戦となるUAE・ドバイ大会に挑む。大会は2月2〜3日。シリーズは全8戦で、開催地未定ながらアジアでも2戦が開催予定で、日本の上空を飛行する可能性もある。

2018シーズンで前年に続く総合優勝を目指す室屋義秀 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

44歳となった2017年は5月に米国サンディエゴで行われた第2戦、6月に千葉で行われた第3戦で連続優勝。千葉大会は2016年に続き母国戦2連覇を果たした。その後も第7戦ラウジッツ大会、第8戦インディアナポリス大会で連続優勝し、悲願のワールドチャンピオンタイトルを獲得。モータースポーツのトップカテゴリーでの年間総合優勝はアジア人初の快挙だった。

レース参戦の合間をぬって、国内では引き続きエアショーや子ども向けの航空教室を行うなど、「航空」に興味をもってもらうための活動にも尽力。 「VISION 2025」を掲げ、2018年には未来の航空立国・日本の航空宇宙産業を担う人材育成を目的としたプロジェクトを始動する。

フランスのベテランパイロット、ニコラス・イワノフ ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

2018年はGフォースに関するルールが変更された、これまでは、10G以上のGフォースを0.6秒以上記録したパイロットは自動的にDNF(途中棄権)になっていたが、2018シーズンからはDNFの代わりに2秒のペナルティが科されることになった。この変更により10Gを超えてもレースを続けられるが、12Gを超えた場合はこれまでと変わらずDNFになる。それでもこれまで以上にアグレッシブな飛行が見られるはずだ。

2018シーズンも総合成績の連覇に挑む室屋は、「勝利を重ねていきたいと思っているので、現状に満足することはできません。改良や変更を加えていく予定です。その努力をしなければ、他のパイロットに追い抜かれてしまうでしょう」と気持ちを引きしめて臨む。

レッドブル・エアレース開幕戦となるドバイのロケーションは圧巻だ ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

2018シーズンの目標は?
「2017シーズンは4勝しましたが、2戦でポイントを獲得できなかったので、2018シーズンは全戦でポイントを獲得して2連覇を達成することが目標です」

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レッドブル・エアレース2018が2月2〜3日のUAE・アブダビで開幕する。合計8戦となり、8月4〜5日の第5戦、11月(日程未定)の第8戦がアジアでの開催となる。開催地は未発表となるが、2017年までに引き続き日本の千葉市が招致活動を継続している。

©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

2017年は日本のベテランパイロット、室屋義秀が悲願のシーズン総合優勝を達成。2018年も連覇をねらって開幕地のアブダビに乗り込んでいる。

©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

シリーズは2月21〜22日にフランスのカンヌ、5月26〜27日にヨーロッパ(開催地未定)、6月23〜24日にハンガリーのブダペストを経て第5戦はアジアへ。さらに8月25〜26日にロシアのカザン、10月6〜7日に米国のインディアナポリスで行われる。最終戦は再びアジアだ。

©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

日本の大観衆が集まった千葉大会は現在のところカレンダーにリストアップされていないが、これまで同様の開催に向けて調整を続けているようだ。

©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

オールブラックス元主将のマコウがラグビーよりツラいレースに参戦

ニュージーランドのラグビー代表チーム「オールブラックス」でキャプテンを務め、ワールドMVPに3度選出されたリッチー・マコウが同国で開催されたアドベンチャーレース「レッドブル・ディアンス」に参加し、14時間35分の6位で完走した。「これまで経験した中で、おそらく最も過酷なもののひとつだった」とマコウ。

オールブラックスの伝説的選手、リッチー・マコウ(左)。Miles Holden/Red Bull Content Pool

2011年と2015年のラグビーワールドカップで強豪オールブラックスのキャプテンを務めたマコウ。ニュージーランドのワカナで行われた2日間のアドベンチャーレースに、この競技のベテラン選手ボブ・マクラクランとペアを組んでスタート。

ニュージーランドのワカナで開催されたレッドブル・デフィアンス。Graeme Murray/Red Bull Content Pool

71kmのMTB、38kmのトレイルラン、40kmのカヤック、60mのアブザイレン(垂直下降)、クレー射撃をこなして6位でゴールした。参加85チーム。

Miles Holden/Red Bull Content Pool

Miles Holden/Red Bull Content Pool

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