パールイズミが洗って使える布マスク…自転車店で販売

自転車ウエアメーカーのパールイズミが、洗って使える「布マスク」を4月に発売する。パールイズミのサイクルジャージと同じ生地を使用し、立体形状で、内側にティッシュなどを挟めるポケットを搭載した。ポリエステル素材なので速乾性も高く、毎日清潔に使用することができる。サイクルショップやスポーツ用品店などで販売される。

内側にティッシュなどを挟めるポケットを搭載

MSK-01 / 布マスク
【 カラー 】 ホワイト
【 価 格 】 980円(税別)
【サイズ】フリー(おとな用)

【商品特徴】
医療用途ではなく、感染を防ぐものではない。日本製。ポリエステル100%。初めて使用の際は必ず洗ってから。使用や洗濯を繰り返すことで劣化する消耗品。

●パールイズミのホームページ

自転車は必要な移動手段…自転車店の多くは通常営業継続

日本政府の緊急事態宣言が7都道府県に発令されたが、日本では公共交通機関に代わる移動手段として自転車の活用が続いていることで、利用者の感染リスクを最低限に抑えるような方法をとったうえで、自転車販売店の多くが通常営業を続けている。

以下は、自転車に関わる企業、団体、個人により構成されている自転車協会のホームページに掲載された記事。

現在、世界は先行きが不透明な新型コロナウイルス感染拡大に直面しており、家族、友人、お客様、私たちの周りの人全員が影響を受けています。

諸外国においては、厳格な「ロックダウン」という規制のもと自転車販売店の営業が許可されていない国もある中、日本では公共交通機関に代わる移動手段として自転車の活用が続いており、「緊急事態宣言」発令後もお客様の感染リスクを最低限に抑えるような方法をとったうえで、自転車販売店は一部店舗(休業しているショッピングモール内の店舗及び土日休業や時短営業の店舗)を除いて通常営業を続けております。

不要不急の外出は自粛するよう国や各自治体から要請が出ている状況においても、日常の買い物など外出が必要な場合もあろうかと思います。
その際、人との密を避けるための有効な移動手段として、自転車を新規にご購入される場合やお手持ちの自転車をメンテナンスして使用するなど、消費者のニーズに対応すべく、自転車販売店の営業は継続しております。

●自転車協会のホームページ

ジロ・デ・イタリアのレジェンドがバーチャルレース参戦

ジロ・デ・イタリアとイタリア自転車界のレジェンドが4月12日(日)、ガーミン社のサイクルコンピュータ「エッジ」と室内スマートトレーナーを使ったバーチャルレースを行う。さらに4月18日(土)からは全7ステージのレースを行い、これらの活動を通じて集まった寄付金をイタリア赤十字社に募金する。

2017ジロ・デ・イタリア © LaPresse – Fabio Ferrari

世界中のファンがチポッリーニらと一緒に走れる!

新型コロナウイルス感染拡大により延期を強いられたジロ・デ・イタリア主催者のプライドだ。4月12日には、本来なら5月17日(日)に開催されるはずだったジロ・デ・イタリア第9ステージ、ジョビナッツォ〜ビエステ間198kmの終盤部分、残り37.4kmでバーチャルレースを行なうというのだ。

さらに4月18日から、ジロ・デ・イタリア・バーチャルと銘打って全7ステージのレースが開催される。レースはジロ・デ・イタリア公式SNSで報じられ、ステージ終了後には「ライブポストステージ」を開催し、レジェンドたちと交流できる機会を設定した。

マリオ・チポッリーニ

●出場選手
マリオ・チポッリーニ、ジャンニ・ブーニョ、フランチェスコ・モゼール、ジュゼッペ・サロンニ、ステファノ・ガルゼッリ、イバン・バッソ、クラウディオ・キャプーチ

必要機材と環境をそろえれば、世界中のサイクリングファンがイベントに参加することができる。欧州中央時間17:00からはライブポストステージが企画され、SNSを介してレジェンドと対話できる機会まである。

4月18日に始まるジロ・デ・イタリア・バーチャルは、ファンがプロ選手と一緒に走れる7ステージをフィーチャー。

バーチャルレースの高低マップ

今回のイベントは2020年4月8日にミラノでRCSスポルトが発表した。このチャリティーイベントにより、新型コロナウイルスとの戦いのための資金を集める。ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト、ジロ・デ・イタリア最多区間勝利記録保持者マリオ・チポッリーニ、ジャンニ・ブーニョ(プロサイクリスト協会会長)が新型コロナウイルスと戦うためのチャリティー募金活動の組織を呼びかけた。わずか数日で、RCSスポルトとラ・ガゼッタ・デッロ・スポルトが協力に乗り出し、4月12日に行われるジロ・デ・イタリア・レジェンドと、4月18日に開幕するジロ・デ・イタリア・バーチャルを組織した。2つのイベントは、世界じゅうが新型コロナウイルス感染に集団的に立ち向かい続ける中で、ジロ・デ・イタリアの興奮を事実上体験する機会をファンに提供する。

4月12日はプロローグと位置づけられ、欧州中央時間11:00から18:00まで開催。日本時間はプラス7時間。バーチャルライドに参加するためにはガーミン社製のサイクルコンピュータ(Edge 520, Edge 530, Edge 820, Edge 830, Edge 1000, Edge 1030)、スマートトレーナーが必要。ガーミン社が提供する無料アプリをダウンロードする。

ガーミンエッジやスマートトレーナーがなくてもジロ・デ・イタリア公式SNSでバーチャルレース展開が分かり、その興奮が味わえたり、レジェンドに質問したりできる。

●ジロ・デ・イタリアの公式サイト
●ジロ・デ・イタリアのツイッター
ハッシュタグは #GIROLEGENDS

日本自転車競技連盟が5月末まで公認レース中止を決定

日本自転車競技連盟(JCF)が4月8日、新型コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から事態収束までの間、連盟主催大会については中止することを決定し、また連盟公認競技大会の実施を自粛すべきと判断した

公認競技大会の開催を予定している大会主催者に対し、中止もしくは大幅な延期を強く要請した。

今後の社会情勢の変化により期間を延長する可能性もあるという。

●日本自転車競技連盟のホームページ
●新型コロナウイルス関連ニュース

ツール・ド・フランスは1カ月遅れのプランB開催が有力に

2020年のツール・ド・フランスが1カ月遅れの日程で開催される方向で調整に入ったことが複数のメディアで伝えられ始めた。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、当初の予定であった6月27日から7月19日という日程を返上し、7月25日から8月16日までとなる可能性がある。

2019ツール・ド・フランス第14ステージ ©ASO Alex BROADWAY

フランスの日刊紙「ル・パリジャン」は、主催者ASOが各ステージをホストする自治体の首長に7月25日開幕のスケジュールで打診を始めたと伝えている。同紙はASOのメディアグループに属しているだけに、その信憑性は極めて高い。パリにゴールするのは8月16日だと報じている。

本来なら1カ月遅れの開催となると、スポーツのビッグイベントである2020東京五輪と日程重複するが、すでに東京五輪が1年後の開催となることが決まっていて、国際的にも無難な解決策となる。ニースで開幕し、その後のコースも変更はないとされる。

フランスでの新型コロナウイルス死者数は1万人を超えていて、3月のパリ〜ニース最終日前日以来、レースは開催されていないという状況が続く。ツール・ド・フランスの前哨戦といわれるクリテリウム・デュ・ドーフィネも延期。同じく前哨戦と位置づけられる隣国スイスのツール・ド・スイスは室内トレーナーを使ったVRレースで開催すると決定した。

2019ツール・ド・フランス第21ステージ ©ASO Alex BROADWAY

5月15日までに結論を出す方向に

フランスの威信にかけてツール・ド・フランス開催は譲れないものがあったのだ。議論の中では日程の短縮、無観客レース、さらにはジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャとの合併開催という案もあったようだ。

しかしレースディレクターのクリスティアン・プリュドムは、「観光と経済的利益は替えがたいものがあるとして無観客レースでの実施を真っ向から否定した。

コース上の地方自治体も1カ月遅れの開催案を支持し、「それまでにフランス全土が健全な状態に戻れば問題はない」とした。観客なしで開催するよりも掛け値なしにいいとする意見が占めた。

現在は参加チームへの打診が行われていると推測されている。また、ASOが運営するブエルタ・ア・エスパーニャとの日程調整も課題となる。ただし1カ月遅れで本当に開催するのか、それとも別の決断を迫られるのか。レース主催者ASOからの最終決定は、5月15日までに行われるようだ。

●ル・パリジャンのホームページ
🇫🇷ツール・ド・フランス関連ニュース一覧
🇫🇷ツール・ド・フランス2020の特集サイト

チームイネオスとズイフトでバーチャルライドしよう

チームイネオスの選手が4月12日(日)と13日(月)にZWIFT eRace / eRideにゲスト参加する。選手たちは3つのグループライドをホストし、どのグループにも自分のレベルに合わせたカテゴリーで参加可能。

4月12日(日)のスペシャルイベントはWatopiaでのeRide / グループライド。グループライドの後にはイネオスの選手たちが、あのAlpe du Zwiftに挑戦するeRaceが開催され、その様子はZWIFT YouTubeチャンネルで生配信される。

イネオスの選手たちはこのeRaceが始まる前に、Watopiaのフラットコースを2周してウォーミングアップする。このウォーミングアップをeRide / グループライドとして、世界中のサイクリストと一緒に走るという。

どのカテゴリーでイネオスのだれがリーダーかはヒミツ!

3つのカテゴリーでイネオスの選手がライドリーダーを務める。しかし、ライドがスタートするまでどの選手がライドリーダーを務めてくれるかは秘密にされ、走り始めるまでわからない。

このグループライドでは、イネオスの選手たちは、実際のレースと同じようにCASTELLIのチームジャージを着用し、バイクはチームカラーのPINARELLO DOGMA F12に乗る。

以下のリンクにある3つのグループライドのいずれかにサインアップしてから、カテゴリーの横にあるイベント説明の+記号をクリックして希望されるペースに合わせる。各グループのライドは約40分~1時間を予定している。

TEAM INEOS eRideは、4月12日(日)23:00(日本時間)から、すべてのカテゴリーの方が参加できる。グループライドは、23:00、23:30、翌0:00スタートの3グループに分けられ、イネオスの選手たちは各グループの各カテゴリーに参加する。

グループライドの後には4月13日(月)1:00(日本時間)からTEAM INEOSのeRaceがZwift YouTubeチャンネルで生配信される予定。

TEAM INEOS eRide:4月12日(日)23:00(日本時間)から
Zwift // Team INEOS eRace 4月13日(月) 1:00配信開始