ブリヂストンサイクリングの2020年体制、機材サポート選手

ブリヂストンサイクルは、自転車競技チーム「ブリヂストンサイクリング」の2020年体制と機材サポート選手を発表した。

ブリヂストンサイクリング所属選手

2020年体制では、新たに自転車トラック競技で日本代表として活躍する脇本雄太をチームに迎え、2020年に向けさらなる体制の強化を図るとともに、引き続き自転車競技アスリート、トライアスリート、パラトライアスリートへの幅広いサポートを行っていくという。

ブリヂストンサイクリング
自転車競技・トラック/ロードレース

橋本英也・窪木一茂・近谷涼・太田りゆ・脇本雄太・ 今村駿介・沢田桂太郎・石橋学・黒枝士揮・徳田優・ 孫崎大樹・沢田時(MTB兼務)(計12名)
自転車競技・MTB クロスカントリー
平野星矢・沢田時(計2名)

機材サポート選手
トライアスロン

上田藍・ゴードンベンソン(計2名)
パラトライアスロン
谷真海・秦由加子(計2名)
自転車競技・トラック/ロードレース
梶原悠未・小林優香(計2名)

機材サポート選手

ブリヂストンサイクリングは、1964年の東京オリンピックが開催された同年にブリヂストンサイクル自転車競技部として設立した、同社が保有する自転車競技チーム(旧ブリヂストン・アンカーサイクリングチーム)。さまざまな困難を乗り越えながら夢に向かって挑戦し続けるすべての人の挑戦・旅(Journey)を支えていくという同社の思いを表現した「CHASE YOUR DREAM」を体現するべく、「ブリヂストン・アスリート・アンバサダー」を中心に、それぞれの競技で表彰台を目指し挑戦するアスリートが所属している。

また、同社では2020年に向けたチーム体制強化の一環として、2017年よりブリヂストンサイクリングの活動拠点を静岡県三島市に新設している。その伊豆地域において、自転車競技を紹介する講演会や保育園、こども園の園児を対象としたランニングバイク出前教室などの地域イベントに参加し、自転車を楽しむ文化を「レガシ ー」として根付かせる活動にも取り組んでいる。

●ブリヂストンサイクリングのホームページ

平塚吉光引退…リスクを負い続ける恐怖心が生まれてしまった

2019シーズンはブリヂストンサイクリングの中心的存在だった平塚吉光が現役引退することが発表された。地元である静岡県東部地域で開催される東京オリンピックシーズンに向けた契約を済ませ、2020年も同チームで活動を続ける予定だったが、突然の引退発表となった。

平塚吉光

「オフシーズンに入り自分の中で違和感を加速的に感じ始め、このまま選手を続けていいのかどうかと悩み始めてしまいました」とチーム公式サイトに心境がつづられている。

また自身のSNSには、「リスクを選手として負い続ける恐怖が生まれてしまった」とつづっている。「自分の迷いで大事故を起こしてしまう可能性がある競技だということも自分で線引きをしようと思った1つ」だという。今後のことはなにも決まっていないと言うが、方向性が見え次第発表するとしている。

●ブリヂストンサイクリングのホームページ

大阪のサイクルルート調査アンケート…抽選で豪華景品

NPO自転車活用推進研究会が、大阪府・広域サイクルルート連携事業のためのアンケート調査をじっしする。主に関西方面に在住またはよく訪問する人の協力を募っている。アンケートに答えた人の中から抽選で豪華景品が提供される。

詳細ホームページはこちらから

回答者には抽選で四国オレンジフェリー(東予〜大阪)デラックスシングル+マイバイクステイサービス(片道乗船券ペア1組)、チョコとナッツが奏でる美味しい旋律「サクッとショコラのカルテット」(5名)、みるく饅頭「月化粧」(10個入)(10名)、天保山大観覧車乗車券(ペア5組)、かねふくの明太子がたっぷり入った食べるラー油(20名)、さきしまコスモタワー展望台入場券(ペア5組)、「アクアライナー」大阪城・中之島めぐり乗車券(ペア2組)、梅田スカイビル空中庭園展望台入場券(ペア3組)、メイタン・サイクルチャージ詰合せ(6個入り)(10名)などが提供される。

詳細ホームページはこちらから

●大阪府・広域サイクルルート連携事業のためのアンケート調査

ブエルタ・ア・エスパーニャ史上最多の4カ国歴訪…第75回記念大会

2020年に開催される第75回ブエルタ・ア・エスパーニャのコースプレゼンテーションが12月17日にスペインの首都マドリードで行われ、24日間の全容が明らかになった。8月14日金曜日にオランダのユトレヒトで開幕し、スペイン北部へ。フランス、ポルトガルまで脚を伸ばし、9月6日にマドリードにゴールする。

2020年の第75回ブエルタ・ア・エスパーニャのコース

1935年に始まったブエルタ・ア・エスパーニャはその後の内乱などもあって、85年後の2020年に第75回大会が開催される。これを記念大会と位置づけ、ユニークなコース設定にした。開幕は異例の金曜日となり、4日目をスペインまでの移動日としたことで全日程は1日増の24日間。21ステージで争われる。

開幕地は自転車王国オランダ。ユトレヒトのチームタイムトライアルで戦いの幕が落とされ、ゼルトゲンボス、ブレーダと3ステージを行う。その後にスペインに移動するが同国北部に集中するのが特徴。まずはピレネー山脈に近いバスク地方での戦い。第9ステージでは国境を越えてフランスのツールマレー峠にゴールする。

第15ステージがアングリル峠での攻防。3回目の休息・移動日を過ごした翌日の第16ステージが個人タイムトライアル。終盤にポルトガルを訪問し、マドリードにゴールする。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ日程

8月14日(金) 第1ステージ ユトレヒト〜ユトレヒト(オランダ) 23.3km(チームタイムトライアル)
8月15日(土) 第2ステージ ゼルトゲンボス(オランダ)〜ユトレヒト 181.6km
8月16日(日) 第3ステージ ブレーダ(オランダ)〜ブレーダ 193.2km
8月17日(月) 休息日
8月18日(火) 第4ステージ イルン〜アラーテ 169.5km★★
8月19日(水) 第5ステージ パンプローナ〜レクンベリ 151km★★★
8月20日(木) 第6ステージ ロドサ〜ラグナレグナ・デ・ビヌエサ 163.8km★★★
8月21日(金) 第7ステージ ガライ〜エヘアデロスカバレロス 190km
8月22日(土) 第8ステージ ウエスカ〜サビニャニーゴ 185.5km★
8月23日(日) 第9ステージ ビエスカス〜ツールマレー峠(フランス) 135.6km★★★
8月24日(月) 休養日
8月25日(火) 第10ステージ ビクトリアガステイズ〜ビジャヌエバ・デ・バルデゴビア 160.4km★
8月26日(水) 第11ステージ ログロニョ〜アルトデモンカルビリョ 164.5km★★★
8月27日(木) 第12ステージ カンペアドール〜アグイラルデカンポ 163.6km
8月28日(金) 第13ステージ カストロウルディアレス〜スアンセス 187.4km
8月29日(土) 第14ステージ ビジャビシオサ〜アルトデラファラポナ 170.2km★★★
8月30日(日) 第15ステージ ラポララビアナ〜アングリル 109.2km★★★
8月31日(月) 休養日
9月1日(火)  第16ステージ ミュロス〜ミラドルデエザロ 33.5km (個人タイムトライアル)
9月2日(水) 第17ステージ ルーゴ〜オウレンセ 205.8km★
9月3日(木) 第18ステージ モス〜ポルト(ポルトガル)178km
9月4日(金) 第19ステージ ビセウ(ポルトガル)〜シウダーロドリゴ 177.7km
9月5日(土) 第20ステージ セクエロス〜アルトデラコバチラ 175.8km★★★
9月6日(日) 第21ステージ ザルツエラ〜マドリード 125.4km
★は難易度

●ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ

国内1勝と地域文化振興に貢献したい…さいたまディレーブ所属選手意気込み

さいたま市を拠点とする地域密着型サイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」が発足し、12月17日にさいたま市内で所属8選手がそれぞれの意気込みを語った。

左から長沼隆行監督、安彦統賀、藤田涼平、阿部航大、小野康太郎、宇田川陽平、高木三千成、半田子竜、渡邉慶太
宇田川陽平

宇田川陽平(うだがわようへい=38)
「Jプロツアーのシリーズ総合成績でトップテンに入ることが初年度の目標です。若い選手がいるし、プロツアーで実績を持っている選手もいます。各レースで確実に上位に食い込む走りを目指し、ランキング上位のチームに勝てるように頑張っていきたい」

高木三千成

高木三千成(たかぎみちなり=26)
「自転車競技を始めたのは浦和北高時代。ツール・ド・フランスさいたまに出場したことがレーサーとして活動を始めたきっかけ。チームとしてはまず1勝、チームとしてのトップテン。地元さいたまのために頑張っていきたい」

阿部航大

阿部航大(あべこうだい=23)
「埼玉県内にある大学に通っているので、さいたまレディーブで走れることをうれしく思っています。積極的な走りをして、チームに貢献できるように。埼玉県内の自転車の振興に少しでも力になれればと思っています」

小野康太郎

小野康太郎(おのこうたろう=22)
「東京都練馬区出身で、埼玉の地は昔から練習に使っていました。高校を卒業してから4年間、イタリアのアマチュアチームで走っていましたがプロチームに入る夢は実現できませんでした。失敗に終わりましたが、その経験を生かして、ディレーブの選手として、さいたまの地域振興につなげるように活動していきたいです」

藤田涼平

藤田涼平(ふじたりょうへい=22)
「地元出身なので埼玉への思いは人一倍強いです。競技を始めて2020年で4年目になります。最初の2年間はサイタマサイクルプロジェクトで走り、ツール・ド・フランスさいたまの予選会を突破してアマチュアの代表として本戦に出場したことがきっかけに。プロチームに所属することができたので、次は本戦に出ることを目標に、走りで頑張っていきたい」

半田子竜

半田子竜(はんだしりゅう=21)
「チームには若いスピードマンが多いので、クリテリウムではシングルの成績、優勝の可能性もあると思います。優勝を目指して頑張ります」

渡邉慶太

渡邉慶太(わたなべけいた=21)
「出身地さいたま市を拠点とするチームに所属して、Jプロツアーを走ることを楽しみにしています」

安彦統賀

安彦統賀(あびこむねよし=20)
「川越工業高で自転車を始め、埼玉県に育ててもらったという思いがあります。大学の勉強と両立させ、Jプロツアーでチームがまず1勝できるように貢献したいです」

チーム発表会に先立ってさいたま市の清水勇人市長を表敬訪問
チームの使用する自転車はビアンキ。ウエアはサンボルト

●さいたまディレーブのホームページ

さいたまディレーブ発進…目標はツール・ド・フランスさいたま

さいたま市を拠点とする地域密着型サイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」のチーム体制が12月17日、さいたま市内で行われ、活動初年度となる2020シーズンに所属する10選手のうち9選手が発表された。監督は宇都宮ブリッツェンなどで活躍した長沼隆行。

左から長沼隆行監督、安彦統賀、藤田涼平、阿部航大、小野康太郎、宇田川陽平、高木三千成、半田子竜、渡邉慶太

チームの使用する自転車はビアンキ。ウエアはサンボルト。

参入1年目の2020シーズンは国内実業団のシリーズ大会を中心に活動する予定で、緒戦は現在のところ4月18日の東日本ロードクラシック群馬大会。国際登録が完了すれば3月20日に開幕する3日間のステージレース、ツール・ド・栃木が緒戦となる。

さいたまディレーブの長沼隆行監督

「若手のなかにベテランを融合させたチーム編成。はやりの言葉で言うとワンチームで、チーム全員、応援してくれるみなさまの力を借りながら頑張っていきたい」と長沼監督。

「主力は若手なので未知数ですが、元気でアグレッシブな橋路をしていければ。その中でJプロツアーでチームとして1勝を速く勝ち取りたいです。若い選手が勝ち癖がつくとどんどんいい走りができるようになるのでそれを期待したい。

チーム発表会に先立ってさいたま市の清水勇人市長を表敬訪問
チームの使用する自転車はビアンキ。ウエアはサンボルト

大きな目標は地元で開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。すでに高木三千成と渡邉慶太が地域代表チームとして、藤田涼平が予選会突破のアマチュア選手として出場しているが、大観衆が見守るメインレースをチームとして参戦したいという。

チーム名はドラゴンと夢から

埼玉県に残る、竜伝承に基づくドラゴンのDとフランス語で「夢」を意味するRAVE(レーブ)を組み合わせた造語。
●ホームタウン=埼玉県さいたま市
●コンセプトカラー=彩(彩の国である埼玉の多彩な魅力を意味する)。 メインカラー=グリーン/ブラック。セカンドカラー=ゴールド

所属選手は個別練習がベースとなるが、月に一度以上はミニ合宿を行い、埼玉県西部の秩父の山々などを使って1日100〜200kmほどのミニ合宿を行い、月間走行距離2400〜2500kmをこなしていきたいという。

宇都宮ブリッツェンなどで活躍した長沼隆行がジェネラルマネージャーに就任した

●2020さいたまディレーブ所属選手
宇田川陽平(うだがわようへい=38)キャプテン
高木三千成(たかぎみちなり=26)
岸崇仁(きしたかひと=25)
阿部航大(あべこうだい=23)
小野康太郎(おのこうたろう=22)
藤田涼平(ふじたりょうへい=22)
半田子竜(はんだしりゅう=21)
渡邉慶太(わたなべけいた=21)
安彦統賀(あびこむねよし=20)
ほか1選手は12月末に発表

埼玉ポーズで集合写真

●さいたまディレーブのホームページ