カンパニョーロから最高峰のエアロダイナミクスを備えるBORA WTOシリーズ発売

風の名前から名付けられたBORAがこれまでのスタンダードをさらに引き上げる新しいBORAとして登場。カンパニョーロがBORA WTO 77とBORA WTO 60を発売した。WTOはウィンド・トンネル・オプティマイズドの略で、多くの時間を風洞実験に費やしたのでWTOと名付けられた。

BORA WTO 60 BrightLabel

BORA WTO 60
チューブレスこそ最もタイヤの転がり抵抗を低減できるというカンパニョーロの研究に基づき、クリンチャー/チューブレス対応の2-WAY-FITプロファイルを採用。リムフックの形状はチューブレスタイヤに最適化されており、リムにスポークホールも空いていないためリムテープも不要。新設計のリムはさまざまなヨー角の風に対し空気抵抗を極限まで抑え込む独自の形状でワイドタイヤに対応するC19リムプロファイルを採用。ハブ、スポークともに新設計でワイドフランジのアルミハブはシンプルながら大きくくぼんだ中央部を持ちエアロダイナミクスを最適化。スポークも特別な菱形断面形状を備えた製品を組み合わせている。

BORA WTO 60 Dark Label

エアロダイナミクスを向上させる新設計のハブボディ。BORA WTO 60はUSBベアリングを採用
スポークは特殊なひし形断面形状のストレートプルスポークを採用

BORA WTO 60(F+R)ブライトラベル、ダークラベル
■リムタイプ:フルカーボン、クリンチャー(2-Way Fit)、高さ60mm、19C
■スポーク:ステンレス、フロント18本、リヤ21本-G3パターン
■ハブ:アルミボディ、アルミオーバーサイズフランジ、USBセラミック・ボールベアリング
■重量:1550g(フロント670g+リヤ880g)
価格:カンパニョーロボディ/30万円、HGボディ/30万1000円(税別)

BORA WTO 70

BORA WTO 70
最高峰のエアロダイナミクスと究極の回転性能を併せ持つフロントホイール。タイムトライアルやトライアスロンといった特別な用途のために作られ、重量は驚くべき軽さの755g。BORA ULTRA TTとの組み合わせで最高の性能を発揮する、ハイパフォーマンスエアロカーボンホイールでCULTセラミックベアリングを搭載し、最も優れたソリューションが採用されている。
よりシリアスレーサー向けのBORA WTO 77にはCULTセラミックベアリングを採用

BORA WTO 70(フロントのみ)
リム:フルカーボン、クリンチャー(2-Way Fit)、高さ77mm、19C
スポーク:ステンレス、フロント16本
ハブ:アルミボディ、CULTセラミック・ボールベアリング
重量:755g(フロント)
※カンパニョーロ用、シマノ用2種類のブレーキパッドが付属
価格:27万8000円(税別)

小林優香がトラックワールドカップ第3戦の女子ケイリンで3位

小林優香(ドリームシーカー)が11月30日から12月2日までドイツのベルリンで開催された2018-2019UCIトラックワールドカップ第3戦の女子ケイリンで3位になった。レースは最終日の2日に行われた。

ワールドカップ第3戦の女子ケイリンを走る小林優香 ©2018 JCF

●女子ケイリンレース結果
1 ロリーヌ・ファンリーセン/van RIESSEN Laurine ビートサイクリングクラブ・オランダ
2 エマ・ハインツ/HINZE Emma ドイツ +0.071
3 小林優香/KOBAYASHI Yuka ドリームシーカー・日本 +0.128
7 太田りゆ/OHTA Riyu 日本

ワールドカップ第3戦女子ケイリンはロリーヌ・ファンリーセンが優勝。左が2位エマ・ハインツ、右が3位小林優香 ©2018 JCF

UCIトラックワールドカップ第3戦(全6戦)がドイツのベルリンで行われ、大会最終日に女子ケイリンで小林が自己最高の3位に入り銅メダルを獲得した。日本からはワールドカップで善戦を見せている小林と太田りゆ(日本ナショナルチーム)が出場。太田も7位に入り2020東京オリンピックの出場枠獲得へ向けた大きなポイントを得て大会を終えた。

2018-2019シーズンUCIトラックワールドカップは全6戦で争われ、各国上位3つの結果がオリンピックポイントに反映される。次戦は12月14日より英ロンドンにて実施予定。

小林優香のコメント
メダルを取れたことが素直にうれしい。去年は悔しい思いをし、今年の2戦目までも悔いの残るレースだった。ここできっかけがつかめて良かった。

小林優香がワールドカップ第3戦で銅メダル ©2018 JCF

●本大会の日本選手団

チクリッシモ「第2回プロチーム&選手総選挙」ファン投票は12月31日まで

欧米のサイクルロードレース情報をメインにお届けしている「チクリッシモ」が、2019年春刊行予定の“プロチームガイド&選手名鑑号”(No.59)で自転車ロードレースファンの投票で決定する、選手&チームの人気ランキング記事を掲載。そのファン投票の締め切り12月31日が迫りつつある。

「第2回プロチーム&選手総選挙」。2018シーズンを終えて前回の順位はどのように変動するのか? ディフェンディングチャンプを凌ぐ“ゲコクジョーヌ”は現れるのか? ファンによる人気投票が次号の誌面を決める!

●投票サイト

投票の対象は、全ワールドチームと全プロフェッショナルコンチネンタルチーム・所属選手(今季をもって引退する選手を除く)。どのチーム、どの選手に投票すればいいか悩んだら、2018年のチクリッシモの“選手名鑑号”を参照のこと(2018年3月2日発売のNo.56)。

投票期間は2018年11月1日(木)〜12月31日(月)。

投票した人のなかから、抽選で豪華賞品を進呈。
●豪華賞品の紹介ページ

PRESSPORTSはおかげさまで1周年…年間アクセスランキング10は?

スポーツコンテンツを集めたPRESSPORTS(プレスポーツ)は2018年12月1日、おかげさまで1周年を迎えました。これからもさまざまな分野でのホットな情報をお送りしていきます。

年間アクセスランキングのベスト10

1 てっとりばやく体脂肪率を下げるなら有酸素運動じゃなくて筋トレ


2 東京オリンピック自転車競技ロードレース(男子)コース詳細


3 脂肪が一番燃える心拍数…40歳で安静時60なら144、50歳なら137


4 ガーミンデバイス、FENIX 5 SAPPHIREのすぐに役立つ5機能を紹介


5 ジャンプ台をかけ上るヒルクライムスプリントレースRed Bull 400参加者募集開始


6 伊豆大島は自転車パラダイス…ただし特殊な事情で対策が必要


7 JAL専用飛行機輪行箱…課題山積で現行ルール改正が必要


8 TOUR DE FRANCE 2018特集サイト


9 GPSデバイスはあえてセカンドグレードを選んだ、これだけの理由


10 GPSデバイスで困ったときはこう切り抜ける…覚えておくと便利な5つのテク

スカイの2019ジャージはマリンブルー&ブラック…海洋生物救済活動を継続

クリストファー・フルームやゲラント・トーマスらを擁する英国のスカイが2018年11月30日にチームのSNSで2019年に着用するチームジャージを発表した。白が基調だった2018シーズンからイメージが一変し、海をイメージする深みのある青とこれまでも使用していた黒のグラデーション。

チームスカイの2019ジャージ。左からゲラント・トーマス、クリストファー・フルーム、エガン・ベルナル

活動10年目となる2019年は、始動時のブラックカラーを復活。プラスチック包装容器の使用を削減し、世界中の海に流出するマイクロプラスチックをなくして海洋生物を守ろうという「オーシャンレスキュー」がチームをバックアップすることからマリンブルーが初めてイメージカラーとして採用された。

製作はイタリアのカステリ。チームの公式オンラインストアで受注開始。


●スカイの公式オンラインストア

自転車を始めてロングライドしたいならこれ…ブリヂストンアンカーRL3に限定モデル

エントリー向けロングライド用ロードバイク「BRIDGESTONE ANCHOR RL3(ブリヂストンアンカーRL3)」の限定モデルをブリヂストンサイクルが全国のアンカー販売店で2018年12月から発売。数量は450台限定。

ブリヂストンアンカーRL3(ドロップモデル)ネオンライム

2018年モデルからカラーオーダーに追加された新色の中で好評だった「カーキ」と「ネオンイエロー」をベースに、限定モデルは「ストロングカーキ」と「ネオンライム」の対照的な2色で展開し、両色ともにツヤ消し塗装を施した。

スプロケットは通常の13-25Tではなく、11-32Tのワイドレシオのスプロケットを採用。より軽いギヤがあることで、坂道が登りやすく、これからスポーツ自転車を始めたい人にもおすすめ。

RL3 DROP EX 限定モデル 10万5000円(税別)
上位モデルのロングライドバイク「RL6」の性能をベースに、素材や加工を選びなおしたことで、手の届きやすい価格を実現した。確かな性能のシマノ・SORAコンポにドロップハンドルを採用し、気軽なフィットネスから本格的なロングライドにも対応できる性能を持っている。RLシリーズの快適な乗り心地を、より多くの人に体感してもらえるモデル。ロングライドの楽しみを知る第一歩としても最適。

ブリヂストンアンカーRL3(ドロップモデル)ストロングカーキ

ブリヂストンアンカーRL3(フラットモデル)ネオンライム

RL3 FLAT EX 限定モデル 9万3000円(税別)
確かな操作性のシマノ・SORAコンポに加え、直感的に操作できるフラットハンドルを備えたモデル。クロスバイクのように気軽なライドもでき、より万能な使い勝手のいいモデルとなっている。長距離ライドにおける快適性はRL6譲りで、価格こそエントリーレベルだが、その作りこみはブリヂストンアンカーが培ってきた経験と知恵の集大成とも言え、本格的なスポーツライドは初めてという人に最適。
ブリヂストンアンカーRL3(フラットモデル)ストロングカーキ

健康志向や環境意識への高まりから、スポーツバイクへの需要が年々高まっていて、競技志向の愛好家だけでなく、手軽に非日常を体験できる手段としてロングライドを楽しむユーザーが増えている。そうした市場背景を受け、ロングライドの魅力をさらに多くの人に知ってもらおうと、エントリー向けロングライド用ロードバイク「BRIDGESTONE ANCHOR RL3(ブリヂストンアンカーRL3)」の限定モデルが発売された。

今回のRL3シリーズは休日のフィットネスから本格的なロングライドまで対応する、快適性を高めたスポーツバイク。

フレーム開発技術「PROFORMAT(推進力最大化解析技術)」を活用して設計されていて、上位モデルの特性を受け継いだ、優れたコストパフォーマンスのモデル。自転車は移動手段として使用されるだけではなく、ライフスタイルをより豊かにするためのツールへと変容してきている。同社のスポーツ車「ブリヂストンアンカー」ブランドは、すべての乗り手が適切に乗れる車体作りを設計指針としながら、スポーツ車のさらなる普及を目指しているという。

●PROFORMAT(推進力最大化解析技術)とは
「人と自転車が前に進む力を最大に」。これをテーマにブリヂストンの研究開発部門であるブリヂストン中央研究所と共同で開発した、最新の“進む”フレーム開発技術。自転車の推進力、すなわちペダルを漕いだ時のエネルギー効率を最大に高めるため、フレームの各部にかかる細かな変化や変形を数値データとして拾い上げる。そこから生まれた設計理論を、実際のフレーム設計へフィードバックしていく。PROFORMATとは、この解析プロセスすべてを総称する、同社のフレーム開発技術。