第109回ツール・ド・フランスは2022年7月1日、デンマークの首都コペンハーゲンで開幕。初日の第1ステージは距離13.2kmの個人タイムトライアルで、クイックステップアルファビニルのイブ・ランパールト(ベルギー)が15分17秒のトップタイムで初優勝。総合成績でも首位に立った。
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「ボクはベルギーの農民だから、こんなことができるなんて夢にも思わなかった」と勝利が決まって涙ぐんだランパールト。
「その勝利が初日だったからボクは少なくとも1日はマイヨジョーヌに袖を通すことができる。実感がわくのは大会が終わってからだと思う」
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ユンボ・ビスマはエース3人がトップ8入りの好スタート
3連覇を狙うタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)は7秒遅れの3位。エース3人を起用したユンボ・ビスマ勢はワウト・ファンアールトが5秒遅れの2位、ジョナス・ビンゲゴーが7位、プリモシュ・ログリッチが8位。雨中戦となったが有力選手はまずまずのスタートを切った。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)イブ・ランパールト(ベルギー、クイックステップアルファビニル)
■マイヨベール(ポイント賞)イブ・ランパールト(ベルギー、クイックステップアルファビニル)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)第1ステージは設定なし
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
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3年ぶりのツール・ド・フランス現地取材は不安いっぱいで…
1997年から全日程を単独で追い続けてきたツール・ド・フランスですが、コロナ禍で2年間の現場入り断念。3年ぶりとなる渡欧は不安いっぱいです。ロシア上空を回避するために飛行時間が伸び、いきなりコペンハーゲンへの乗り継ぎ便が間に合わなくなったり、復路はエールフランスから4回に渡ってフライトキャンセルの通知などもあり…。
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そしてコロナ禍により現地の人たちの生活環境や文化はどんな影響が生じているのか。ツール・ド・フランスという伝統の変貌ぶりも心配なところでした。
出国の朝、5時に家を出てから、パリ経由でコペンハーゲンに飛び、空港から歩いていけるホテルで力尽きたのは日本時間の翌朝7時でした。デンマークは初めての上陸となりますが円安&物価高が予想され、リッチな旅は期待できません。
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ところで、エールフランスから円滑に旅するためにワクチン証明などフォーマットにダウンロードせよとか何度も案内されて、ボクはきちんと対応しましたが、そんなことしていなそうな人もすんなり入国していました。機内でのマスク着用は努力義務で、しなくてもいいけど、する場合は鼻まで上げろと。街中はマスク着用者ほぼいません。
首都なのに新鮮な空気と泳げるほどの運河にビックリ
翌朝は大会前日。猛暑の日本から来ただけに、コペンハーゲンは快適そのもの。朝までぐっすり眠れたので時差ボケはありません。取材パスをどこにもらいに行けばいいのか、今回はまったく案内がないので、検索したらその記述のある民間サイトで分かった次第。それでいいのか、ツール・ド・フランスという感じです。
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デンマークの足となるのはレンタカー会社のシュコダ。乗り込むときにさっそく iPhoneを落として画面を割って意気消沈です。今回は不安な気持ちが強く、なにかをなくしたりとか壊したりしないかを用心していましたが、やっておきました。開幕前日にいちばん大事なものを壊したので、これ以上の悲劇はないはずです。(1週間後に割れたのは保護用ガラスだったことが判明)
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プレスセンターは空港からすぐのところにあって、まずは地元の人に観光的見どころをリサーチ。世界三大ガッカリと言われるリトルマーメイド像があるところを教えてもらったり、世界のサイクルシティが誇る自転車ブリッジがあることを聞きました。
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さっそくその日の夕方にジョギングをしてリトルマーメイド像へ。そのすぐ横がタイムトライアルのコースのようで、沿道のバリケードの用意がありました。
そしてさすが世界のサイクルシティ。10分歩けばその理由がわかりました。
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開幕日は、個人タイムトライアルの第1スタートが午後4時と遅いので、スウェーデンのルンドへ。次女が1年間、留学していた街を一度見ておきたかったんです。
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レース後の夜は、ピザとサラダバーが2000円で食べ放題、カウンターで都度ドリンクというカジュアルで楽しそうなお店を見つけたんですが、ピザ1切れをもらうのに長蛇の列なのを見てやめました。アラブ系の食料品店で買い出し。まだレストラン行ってません。そして今後も行けそうにありません。
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