フランスのコフィディスが2020シーズンからの3年間、プロチームの最高カテゴリーであるUCIワールドツアーチームに加わる。国際自転車競技連合が2019年12月10日に発表した。フランス勢のワールドツアーチームはAG2RラモンディアルとグルパマFDJに加えて3チームとなった。
コフィディスの2020シーズンからの3年間のトップチーム入りが決まった。欧州北部を拠点とするチーム数は全体的バランスから増加することが望ましいとされ、その昇格は予想通りだった。
コフィディスはこれまでツール・ド・フランスなどの重要レースには主催者推薦を得て出場していたが、2020年からの3年間は自動的に出場することができ、スポンサーや選手獲得などの運営面で大きなアドバンテージを得たことになる。
チームは1997年にフランスに発足し、当時から電話信販会社のコフィディスがスポンサーとなった。2005年にUCIプロツアーシステムが始まるとトップチームに位置づけられたが、2010年に第2クラスのプロコンチネンタルチームに降格していた。
「コフィディスはワールドツアーに参加するに値する。チームは単なる経験ではなく、長い間そこにあるように作られた。ワールドツアーに参加することはオーストラリアから中国まで、シーズンの初めから終わりまで、常にトップレベルにいることを意味する。もちろん、すべての大きなレースに向けて熱意を持って準備するが、他のレースよりも簡単な戦いではない」とコフィディスに移籍してくる欧州チャンピオンのエリア・ビビアーニ(イタリア)。
「メンタリティが変わる。出場するすべてのレースは権威があり、チームは栄冠を目指して躍動していくと思う」
チームマネージャーのセドリック・バスールは、「ワールドツアーへの昇格はスポーツの基準に沿った決定だ。過去3シーズンにわたってチームは結果を残してきた。私たちにとってこれは新しい始まりだ」と喜びを明かした。
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