薬物疑惑のビーニザブKTMがジロ・デ・イタリア除外

5月8日に開幕するジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトは4月15日、ワイルドカードで選出されていたイタリアのビーニザブKTMの出場を停止。イタリアのアンドローニジョカトリ・シデルメクを代わりに出場させると発表した。

アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア) © Fabio Ferrari – LaPresse

ビーニザブKTMは世界的反ドーピング運動団体から、不正薬物に関する不透明さを再三にわたって指摘されていた。

ジロ・デ・イタリア出場23チーム

●開催期間=5月8〜30日
●出場数=8人編成の23チーム

2021ワールドツアーチーム(19)
AG2Rシトロエン(フランス)
アスタナ・プレミアテック(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
ドゥークニンク・クイックステップ(ベルギー)
EFエデュケーションNIPPO(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオス・グレナディアス(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
イスラエルスタートアップネーション(イスラエル)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
ロットスーダル(ベルギー)
モビスター(スペイン)
バイクエクスチェンジ(オーストラリア)
DSM(ドイツ)
ケベカアソス(南アフリカ)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

2020プロチームランキング1位(1)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)

ワイルドカード(3)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)

🇮🇹ジロ・デ・イタリア特集サイト
🇮🇹2021ジロ・デ・イタリア関連ニュース(まとめページ)
●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ロマン・バルデがジロ・デ・イタリア初出場…総合V目指す

ドイツのDSMが5月8日から30日まで行われるジロ・デ・イタリアに出場する8選手を発表した。総合成績の上位をねらうエースとして、フランスのAG2Rから引き抜いたロマン・バルデ(フランス)を起用する。バルデはツール・ド・フランス出場8回、ブエルタ・ア・エスパーニャ1回の実績があるが、ジロ・デ・イタリアは初出場。

ロマン・バルデ © Team DSM | Vincent Riemersma | Keep Challenging

2020ジロ・デ・イタリアで最終日前日に首位に立ち、最終的に総合2位に食い込んだオーストラリアの山岳スペシャリスト、ジャイ・ヒンドレーも参戦。バルデとともに上位を目指す。

DSMのジロ・デ・イタリア出場8選手
ニキアス・アルント(ドイツ)
ロマン・バルデ(フランス)
ニコ・デンツ(ドイツ)
クリス・ハミルトン(オーストラリア)
ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア)
マックス・カンター(ドイツ)
ニコラス・ロッシュ(アイルランド)
マイケル・ストーラー(オーストラリア)

ジロ・デ・イタリア公式サイト
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マリアローザ90歳の誕生日…オンライン博物館公開

ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトがマリアローザ90周年を記念して、マドンナ・デル・ギザッロ教会にあるサイクリング博物館とAcdB博物館と共同してバーチャル博物館を開催。インターネットでだれでも自由に訪問することができる。

1968年にエディ・メルクスが着用したマリアローザ

マリアローザは同大会で個人総合1位の選手が着用するピンク色のリーダージャージ。これまで254選手が着用している。

すでに2021年の第104大会のコースが発表されているが、バーチャル展覧会は5月8日の開幕までまでの9週間オンラインで開催される。

画像、未公開のビデオや記事だけでなく、過去数十年にわたってマリアローザ獲得者のエキサイティングな物語をあますことなく伝えるデジタルプロジェクトだ。ジロ・デ・イタリアのすべてのソーシャルメディアで楽しむことができるという。

また、世界中のファンが「最も好きなマリアローザ選手」を決める選挙区投票できるという企画も同時に行われる。

1951年のマリアローザ

ジロ・デ・イタリアは1909年に始まったが、主催紙ラ・ガゼッタデッロスポルトのスポーツジャーナリスト、アルマンド・コウネットが1931年に首位選手が着るリーダージャージとして企画した。ピンク色は新聞紙の色にちなんだものだ。

初めてマリアローザを着用したのはその年に世界チャンピオンとなるイタリアのリアルコ・グエッラで、1934年にはジロ・デ・イタリアで総合優勝した。

●ジロ・デ・イタリア90周年のバーチャル博物館

イタリア統一160周年の2021ジロ・デ・イタリアのコース

2021年5月8日から30日まで開催される第104回ジロ・デ・イタリアのコースが発表された。イタリア統一160周年となる2021年は、ピエモンテ州の古都トリノで開幕。30日にミラノにゴールする。

第15ステージ途中にスロベニア、第20ステージ途中にスイスを訪問するが、新型コロナウイルスが依然感染拡大する状況下で、奇抜なコース設定はせず、各ステージのスタートとゴールは全てイタリア国内となった。

初日と最終日に個人タイムライアルがある。最大の山岳ステージは第16ステージ。また第11ステージで未舗装のストラーデビアンケを走る。

©LaPresse – Claudio Furlan
全21ステージの高低表

2021ジロ・デ・イタリア日程

5月8日(土) 第1ステージ トリノ 9km(個人タイムトライアル)
5月9日(日) 第2ステージ ストゥピニージ〜ノバーラ 173km
5月10日(月) 第3ステージ ビエッラ〜カナーレ 187km★
5月11日(火) 第4ステージ ピアチェンツァ〜セストラ 186km★★
5月12日(水) 第5ステージ モデナ〜カットーリカ 171km
5月13日(木) 第6ステージ グロッテ・ディ・フラザッシ〜アスコリピチェーノ 150km★★★
5月14日(金) 第7ステージ ノタレスコ〜テルモリ 178km
5月15日(土) 第8ステージ フォッジャ〜グアルディアサンフラモンディ 173km★★★
5月16日(日) 第9ステージ カステル・ディ・サングロ〜カンポフェリーチェ 160km★★★
5月17日(月) 第10ステージ ラクイラ〜フォリーニョ 40km★
5月18日(火) 休養日
5月19日(水) 第11ステージ ペルージャ〜モンタルチーノ 163km★★
5月20日(木) 第12ステージ シエナ〜バーニョ・ディ・ロマーニャ 209km★★
5月21日(金) 第13ステージ ラベンナ〜ベローナ 197km★
5月22日(土) 第14ステージ チッタデッラ〜モンテゾンコラン 205km★★★
5月23日(日) 第15ステージ グラード〜ゴリツィア 145km★
5月24日(月) 第16ステージ サチーレ〜コルチナダンペッツォ 212km★★★
5月25日(火) 休養日
5月26日(水) 第17ステージ カナツェイ〜セーガディアーラ 193km★★★
5月27日(木) 第18ステージ ロベレート〜ストラデッラ 228km★
5月28日(金) 第19ステージ アッビアーテグラッソ〜アルペディメーラ 178km★★★
5月29日(土) 第20ステージ ベルバニア〜アルペモッタ 164km★★★
5月30日(日) 第21ステージ セナーゴ〜ミラノ 29.4km(個人タイムトライアル)

第16ステージ サチーレ〜コルチナダンペッツォ
©LaPresse – Claudio Furlan

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🇮🇹2021ジロ・デ・イタリア関連ニュース(まとめページ)
●ジロ・デ・イタリアのホームページ

J SPORTSがジロ・デ・イタリア含めグランツール生中継&LIVE配信

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツ(J SPORTS)は2021シーズン、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャにジロ・デ・イタリアを加えたグランツール全戦を全ステージ生中継する。またPC、スマホ、タブレットで見られる「J SPORTSオンデマンド」でもLIVE配信する。

J SPORTSは2021年1月に発表した放送・配信ラインナップにツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャと並んでグランツールの1つに数えられるジロ・デ・イタリアや、クラシックレースの中でも特に古い歴史があり、格式高くモニュメントと呼ばれるレース、ミラノ~サンレモ、イル・ロンバルディアなど7レースを新たに追加した。

新たなレースが追加されたことによりモニュメントは4レース、そして2016年以来5年振りとなるグランツール全戦、全ステージの生中継&LIVE配信が実現する。春はモニュメント3レースを含む春のクラシックレースや総合系の活躍が注目されるステージレースにグランツール初戦となるジロ・デ・イタリア、夏には世界最大にして最高峰のレース、ツール・ド・フランスにグランツール最終戦のブエルタ・ア・エスパーニャ、秋にはクライマーズクラシックと呼ばれるモニュメントレースのイル・ロンバルディアをはじめとするワンデーレースと世界トップレベルのレースを年間通して放送する。

J SPORTSサイクルロードレース中継 実況・解説陣コメント
「私たちも再びジロ・デ・イタリアを中継できることが、そして3大グランツールをすべて中継できることが非常にうれしく、またこれらのレースを解説、実況できることを光栄に思います。ジロ・デ・イタリアはグランツール最初のレースということで、各チームの3週間の走りを見ることのできるシーズンにおいて欠かせないレースです。私たちも5年振りにお届けするジロ・デ・イタリアを楽しみにしています。一緒にレースを盛り上げていきましょう」
<Cycle*2021 月チャリ~#jspocycle NEWS~【緊急編成】新シーズンのレース中継カレンダー予習SP!!!!!!!>より引用
●J SPORTSオンデマンドで無料見逃し配信中

3月の自転車ロードレース配信予定

ヨーロッパでサイクルロードレースシーズンが本格スタートする3月は5つのレースを放送。イタリア語で「白の道」という意を持つワンデーレース、ストラーデ・ビアンケはコースの約3割におよぶ未舗装路に獲得標高差は3000mを超える過酷なレース。シクロクロス巧者に有利と言われ、2021年のシクロクロス世界選手権で壮絶な優勝争いを繰り広げた現世界王者マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)と、昨シーズン怪我から復帰し大活躍をした元世界王者ワウト・ファンアールト(ユンボ・ビスマ)の因縁の対決から目が離せない。

フランスを駆け抜けるその様子から「ミニツール・ド・フランス」とも呼ばれるパリ~ニースはかつて多くのツール・ド・フランス王者を生み出してきた他、このレースでいい成績を修めた選手はその後のシーズンでも輝かしい成績を残すと言われており、これから始まるシーズンを占う上で見逃すことのできないレース。

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ワンデークラシックレースの中でも特に古い歴史と格式を誇る5つのモニュメントレースのうち最初に開催されるミラノ~サンレモ。名前の通りミラノからサンレモまでを走るレースの総距離はワンデーレースの中でも最長の約300km。過酷な耐久レースを舞台に繰り広げられる世界最高峰のパンチャーとスプリンターの決戦に注目。

グランツールを見すえた選手が集うティレーノ~アドリアティコ、ボルタ・ア・カタルーニャも見逃せない。J SPORTSでは全レース、全ステージを生中継&LIVE配信、またパリ~ニースとボルタ・ア・カタルーニャの第1ステージは無料でお届けする。

3月以降の自転車ロードレース配信予定

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ジロ・デ・イタリア主催者推薦枠はイタリアの3チーム

RCSスポルトは2月10日、ジロ・デ・イタリアストラーデビアンケティレーノ〜アドリアティコミラノ〜サンレモの出場全チームを発表した。ジロ・デ・イタリアはツール・ド・フランスと同様に1チーム増の23チームとなったが、ツール・ド・フランスが主催者推薦枠すべてをフランスチームにしたのに対し、ジロ・デ・イタリアはすべてイタリアチームを選出した。

ジロ・デ・イタリア ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

ジロ・デ・イタリア

●開催期間=5月8〜30日
●出場数=8人編成の23チーム

2021ワールドツアーチーム(19)
AG2Rシトロエン(フランス)
アスタナ・プレミアテック(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
ドゥークニンク・クイックステップ(ベルギー)
EFエデュケーションNIPPO(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオス・グレナディアス(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
イスラエルスタートアップネーション(イスラエル)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
ロットスーダル(ベルギー)
モビスター(スペイン)
バイクエクスチェンジ(オーストラリア)
DSM(ドイツ)
ケベカアソス(南アフリカ)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

2020プロチームランキング1位(1)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)

ワイルドカード(3)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
ビーニザブKTM(イタリア)


●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ストラーデビアンケ

イタリア語で「白い道」という意味のストラーデビアンケ ©LaPresse – Fabio Ferrari

●開催期間=3月6日
●出場数=7人編成の25チーム

2021ワールドツアーチーム(19)

2020プロチームランキング上位2チーム(2)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)

ワイルドカード(4)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
ビーニザブKTM(イタリア)

●ストラーデビアンケのホームページ


ティレーノ〜アドリアティコ

ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝のサイモン・イェーツ ©LaPresse – Marco Alpozzi

●開催期間=3月10〜16日
●出場数=7人編成の25チーム

2021ワールドツアーチーム(19)

2020プロチームランキング1位(1)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)

ワイルドカード(5)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
ガスプロム・ルスベロ(ロシア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
ビーニザブKTM(イタリア)

●ティレーノ〜アドリアティコのホームページ


ミラノ〜サンレモ

ミラノ〜サンレモの終盤は紺碧の地中海リビエラ海岸を走る ©LaPresse/Fabio Ferrari

●開催期間=3月20日
●出場数=7人編成の25チーム

2021ワールドツアーチーム(19)

2020プロチームランキング上位2チーム(2)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)

ワイルドカード(4)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
ノボノルディスク(米国)
トタル・ディレクトエネルジー(フランス)

●ミラノ〜サンレモのホームページ

2021ジロ・デ・イタリアはトリノで5月8日開幕

2021年の第104回ジロ・デ・イタリアがイタリア北西部のピエモント州都トリノで開幕することが2月4日にミラノで発表された。同州は最終週に行われる第19ステージと第20ステージが再訪する。

トリノが開幕地となるのは1961年、2011年に続いて3回目。大会は5月8日から30日まで。

5月8日の開幕日はトリノの繁華街で距離9.0kmの個人タイムトライアルが第1ステージとして開催される。第2ステージは市内のストゥピニジ公園からノバーラまでの173kmで、平たん区間となりスプリンターのゴール勝負が予想される。第3ステージはビエッラからカナーレまでの187km。コース後半は山岳地帯となり、山岳賞争いがスタートする。

トリノ ©Regione Piemonte

大会には2020年の覇者テイオ・ゲイガンハート(英国)とエガン・ベルナル(コロンビア)のイネオス・グレナディアス勢、グルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)、トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)などが参戦予定。

トリノを訪れた2011年のジロ・デ・イタリア

タイムトライアルの世界チャンピオンであるイタリアのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス)は「トリノの開幕日を楽しみにしている。前回のようにタイムトライアルでトップタイムを出してマリアローザを着ることを目指したい」と語った。

●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ジロ・デ・イタリアで活躍したアルメイダがバーチャルレース優勝

ドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が12月26日、RCSスポルトの主催による勝ち抜きバーチャルレース、チャレンジオブスターズのクライマー部門で優勝した。同選手は同じRCSスポルトが運営するジロ・デ・イタリアで15日間もマリアローザを着用して注目された。

「数カ月の間にリアルとバーチャルで2回もステルビオ峠を上るとは思わなかった。ジロ・デ・イタリアのその峠もきつかったが、バーチャルでも厳しかった」とアルメイダ。

「こういったバーチャルでは休みどころがないので、想像以上に過酷なんだ。それでも今年はいい感じで最後まで走ることができて、いいシーズンとなった。とりわけチームが献身的にサポートしてくれたことはありがたかった。この努力が来年に実を結ぶことを楽しみにしているよ」

同日にスプリンター部門も行われ、イネオス・グレナディアスのベン・スウィフト(英国)が決勝で、ジロ・デ・イタリアでポイント賞を獲得したグルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)を破って優勝した。

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