ティソがジロ、ツール、ブエルタバージョンの腕時計を発売

ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルタイムキーパーを務めるティソがTサイクリングシリーズを発売した。アンバサダーのプリモシュ・ログリッチがインスピレーションの一部となったスポーツウォッチ。

TISSOTジロ・デ・イタリア

世界のサイクリストをインスパイアするエリートライダーに敬意を表してデザインされた特別なティソが登場した。クラシックな雰囲気とウォッチ全体に散りばめられた自転車パーツとのリンクに惹きつけられる、ロードレースファン必見のアイテム。

「時間がすべて」とログリッチ

ブエルタ・ア・エスパーニャで3度の優勝を果たし、オリンピックチャンピオンでもあるプリモシュ・ログリッチは語っている。「私はレースに全力が出せるように努力をする。そしてレースのすべての瞬間を楽しむために、なにもかもを捧げる」

TISSOTのアンバサダーでもあるログリッチ

偉大なチャンピオン、そして唯一無二のウォッチは、こうした正確さと情熱によって作られる。だからこそ、2020年のツール・ド・フランス総合2位であるログリッチがティソのアンバサダーであり、新しいティソ Tレース サイクリングシリーズのインスピレーションの一部であることは驚くにあたらない。 

TISSOTジロ・デ・イタリア

世界中のサイクリストをインスパイアするエリートライダー、プロトンのヒーローたちに敬意を表してつくられた新世代のティソ Tレース サイクリングは、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの3つのスペシャルエディションで登場。1853年以来、感動の時を刻んできたティソは、この伝説的なレースのすべてにおいてオフィシャルタイムキーパーを務めている。 

TISSOTジロ・デ・イタリア

ティソ Tレースサイクリングの2022年エディションは、スポーツに軸足を置きつつ、以前にも増してクラシックなルックスと自転車を彷彿させるパーツデザインを融合させた。

プッシュボタンはブレーキレバーを、針はスポークをイメージ。レーシングバイクのフレームの軽さを表現したラグ、カセットを連想させるリューズとケースバック、さらにウォッチケースのミドルリングはカーボンで作られている。またラバーブレスレットには、ツールバイクのハンドルグリップをイメージしたパンチングレザーが追加された。 

TISSOTツール・ド・フランス

ケースバックにはレースロゴが刻印され、各大会のカラー(ジロはピンク、ツール・ド・フランスは黄色、ブエルタは赤)が秒針とリューズに施されている。

TISSOTブエルタ・ア・エスパーニャ

ジロ・デ・イタリア 
T135.417.37.051.01
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
近日入荷予定

TISSOTジロ・デ・イタリア

ツール・ド・フランス 
T135.417.37.051.00
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
7月以降入荷予定

TISSOTツール・ド・フランス

ブエルタ・ア・エスパーニャ 
T135.417.37.051.02
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
8月下旬以降入荷予定

TISSOTブエルタ・ア・エスパーニャ

カベンディッシュ通算16勝目【ジロ・デ・イタリア第3S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月8日、ハンガリーのカポシュバール〜バラトンフュレド間の201kmで第3ステージが行われ、マーク・カベンディッシュ(英国、クイックステップ・アルファビニル)がゴール勝負を制して優勝。首位のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)はその座を守った。

2022ジロ・デ・イタリア第3ステージを制したカベンディッシュ ©LaPresse

9年ぶりの出場でグランツール通算53勝、歴代3位

9年ぶりにジロ・デ・イタリアに出場したカベンディッシュ。大会通算16勝目であると同時に、グランツールでは通算53勝目。これはエディ・メルクスの65勝、マリオ・チポッリーニの57勝に続く歴代3位の記録となる。

ジロ・デ・イタリアでカベンディッシュが初勝利してから、13年と360日という歳月が流れた。ジーノ・バルタリの持つ15年と9日には及ばないが、これは1935年から1950年と第二次世界大戦をはさんでのものだ。

また36歳と11カ月17日という年齢での勝利は、2011年に37歳で勝ったアレッサンドロ・ペタッキに次ぐもの。

ハンガリー最終日となる第3ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

強力アシストがいるから言い訳はできない

「この感覚はジロ・デ・イタリアで初勝利したときと同じだ。このレースが大好きで、この成績に満足している。ジロ・デ・イタリアは今でもボクにとってかけがえのないものだ」とカベンディッシュ。

「間違いなく、ボクのチームは自分に自信を与えてくれている。最高のアシスト陣を持っているから、言い訳はできない。マチュー・ファンデルプールが行くのを感じたので、早めに行かなくてはならなくて、とても長いスプリントだった」

「ハンガリーでのジロ・デ・イタリアは素晴らしかった。群衆は驚異的だった。ボクは自転車に乗っている多くの人々、多くの自転車ルートを見ることができた。人々はグランデパルテンツァ(開幕地)を愛していた。ボクにとってここにいることは特権だったし、ここで優勝できたことは特別な意味がある」

カベンディッシュを先頭にゴールラインを目指す ©Marco Alpozzi/LaPresse
2022ジロ・デ・イタリア第3ステージを制したカベンディッシュ ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
マリアアッズーラ(山岳賞)リック・ツァベル(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)
□マリアビアンカ(新人賞) マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)

第3ステージでもマリアローザを守ったファンデルプール ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

第2ステージにもどる≪≪   ≫≫第4ステージにすすむ

ファンデルプール首位死守、S・イェーツV【ジロ・デ・イタリア第2S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月7日、ハンガリーの首都ブダペストで第2ステージとして9.2km個人タイムトライアルが行われ、サイモン・イェーツ(英国、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)がトップタイムで優勝。首位のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)は3秒遅れの区間2位の好タイムで首位を守った。

ブダペスト中心街を走る個人タイムトライアル ©Marco Alpozzi/LaPresse

イェーツは総合成績で11秒遅れの2位に浮上。トム・デュムラン(オランダ、ユンボビスマ)がこの日5秒遅れの区間3位になり、総合成績で16秒遅れの3位となった。

「ハンガリーの人が楽しんでくれてうれしい」イェーツ

サイモン・イェーツが2022ジロ・デ・イタリア第2ステージの個人タイムトライアルで優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse

イェーツは2019パリ〜ニースの第5ステージに続く個人タイムトライアル2勝目。ジロ・デ・イタリアでは2018年に区間3勝、2021年に1勝していて、通算5勝目。

「個人タイムトライアルはいいときもあれば悪いときもある。今日はこれまでで最高の走りだった」とイェーツ。

チーム一丸となってスペシャル機材とコンディショニング調整をして臨んだ。その成果が発揮されたという。

「ファンデルポールがとても速かったことに驚きはない。前日に彼が見せた仕上がりを確認しているからね。今日はタイムを稼ぐことができたが、個人的には今日のタイムはあまり関係ないだろうと思う。これからは全く違うレースになる。今日は、たくさんのハンガリーの人がサイクリングを楽しんでいるのに驚いた。とてもうれしい」

2022ジロ・デ・イタリア第2ステージの個人タイムトライアルで3位に入ったトム・デュムラン(オランダ、ユンボビスマ) ©Fabio Ferrari/LaPresse
ブダペストの子どもたちがジロ・デ・イタリアを観戦 ©LaPresse

「明日はスプリンターのヤコブ・マレツコをアシスト」ファンデルプール

「マリアローザを守るために個人タイムトライアルに挑んだ。それが第一の目標だったが、こんなにトップタイムに近づいたことは、予想以上だった」とファンデルプール。

「まだレース序盤だということもあるが、今日のコースはボクに合っていた。昨日も今日もたくさんのファンに会った。ここの綺麗さにびっくりした。集団スタートのステージでマリアローザを着られるのがうれしい。明日はスプリンターのヤコブ・マツレコのリードアウトをする。大会がイタリアに入り、エトナまでマリアローザを守るのは可能だけど、そこで失うと思う」

2022ジロ・デ・イタリア第2ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザを守ったファンデルプール ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
マリアアッズーラ(山岳賞)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
□マリアビアンカ(新人賞) マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)

マリアローザを守ったファンデルプール ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

第1ステージにもどる≪≪   ≫≫第3ステージにすすむ

ファンデルプールがジロ・デ・イタリア初日を制してマリアローザ

第105回ジロ・デ・イタリアは2022年5月6日、ハンガリーの首都ブダペストで開幕。同地からビシェグラードまでの195kmで第1ステージが行われ、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)がゴール勝負を制して優勝。総合成績で首位になり、マリアローザを着用した。

最後に抜け出したファンデルプール。カレブ・ユアンは落車した ©LaPresse

開幕から3日間はハンガリーで行われ、大会4日目が移動日。全21ステージと休息2日を加えると、例年よりも1増の24日間。29日にベローナで終幕する。

2022ジロ・デ・イタリアは大会史上初めてハンガリーで開幕した ©Fabio Ferrari/LaPresse

ハンガリーの大地を走った第1ステージは、平坦ながらゴール前が上り坂になっていて、ダッシュ力のある選手らが区間勝利と、そして同時についてくるマリアローザを争った。ジロ・デ・イタリア初出場となるファンデルプールとビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)の争いとなり、ファンデルプールが先着した。

2022ジロ・デ・イタリア第1ステージのゴール勝負。右端がファンデルプール ©Marco Alpozzi/LaPresse

「ガッツポーズできないほど全力を出した」

「スプリントは予想通りだったが、もしもう一度やるなら、違ったポジションで挑みたかった。今日は理想的ではなく、ボックスに封じ込まれたので、そこから抜け出すために迂回しなければならなかった」とファンデルプール。

「でも落ち着いて、スプリントのタイミングを完璧に合わせた。両手を空中に掲げるエネルギーは残っていなかった。優勝できて本当にうれしい」

パワーを使い果たして倒れ込んだファンデルプールをチームメートが祝福 ©Fabio Ferrari/LaPresse

ファンデルプールは優勝候補の筆頭にいることに慣れているので、レース前はかなりリラックスしていたという。

「今日はボクにとって、マリアローザを手に入れるまたとない機会だった。数カ月前、ジロ・デ・イタリアに行こうと決めたのは、第1ステージが自分に本当に合うものだったからだ。第2ステージの個人タイムトライアルでリードを維持するのは難しいだろう。やってみるけど、今日やったことにはすでに満足している」

マリアローザを着用したファンデルプール ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
マリアアッズーラ(山岳賞)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
□マリアビアンカ(新人賞) ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)

≫≫第2ステージにすすむ

ジロ・デ・イタリア公式ボトルはエリートのフライ・ジロ

2022シーズン最初のグランツール、第105回ジロ・デ・イタリアが5月6日にハンガリーのブダペストからスタートし、5月29日にベローナのアリーナに到着する。そんな過酷なグランツールを支えるエリートの「FLYボトル」。多くのチームに採用され、選手から信頼されているまさにプロ仕様のウォーターボトルだ。

FLY Giro(フライ・ジロ)

ジロ・デ・イタリア公式のウォーターボトルでもある。従来製品に対し圧倒的に軽量で、柔らかく握りやすいボトル。新型の吸い口を採用し従来製品に比べ流量がアップ。ドリンクを注ぎやすく、洗いやすい広口のボディが特徴。

カラーはピンクとブラックの2色。限定品で5月中旬頃入荷予定。価格は税込み1150円。

フライ・ジロ
容量:550ml
重量:約54g
サイズ:φ74mm
BPA不使用

●カワジマサイクルサプライのホームページ

J SPORTSがグランツール全戦生中継…まずはジロ・デ・イタリア

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツ(J SPORTS)が5月6日に開幕する第105回ジロ・デ・イタリアの全21ステージと、休息日に前週のレースを振り返る休息日TVを生中継する。

2021ジロ・デ・イタリア第11ステージ ©LaPresse

PC、スマホ、タブレットで見られる 「J SPORTSオンデマンド」では全21ステージのLIVE配信に加え、現地実況・解説(英語)で全ステージの全行程をスタートからフィニッシュまでLIVE配信。第1ステージはJ:COMと一部のケーブルテレビ局、スカパー!で無料放送、J SPORTSオンデマンドで無料LIVE配信する。

2022年もJ SPORTSはグランツール全戦を生中継

フランスのツール・ド・フランス、スペインのブエルタ・ア・エスパーニャと並び世界三大自転車レース「グランツール」の1つに数えられ、その初戦を飾るのがジロ・デ・イタリア。第105回大会はハンガリーのブダペストで5月6日に開幕を迎える。初夏のイタリアを駆け抜ける「最も美しく、最も過酷なレース」と言われる同レースだが、2022年のコースは総獲得標高が5万1000mを超えるなど近年のグランツールの中でも特に過酷な設定。

山岳比重の高いコースながらも、第2ステージと最終第21ステージに2度設定された個人タイムトライアルが総合優勝の証、マリアローザ争いにおいて重要な役割を果たす。

2021ジロ・デ・イタリア第15ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

大会には18のワールドチームにプロチーム4つを加えた22チームが出場。2019年総合優勝のリチャル・カラパス(イネオスグレナディアーズ)、 2017年総合優勝のトム・デュムラン(ユンボ・ビスマ)、2013・2016年総合優勝ビンツェンツォ・ニバリ(アスタナカザクスタン)など複数の総合優勝経験者をはじめ、サイモン・イェーツ(イクエクスチェンジ・ジェイコ)やジョアン・アルメイダ(クイックステップ・アルファビニル)など注目選手が多数参戦を予定。イタリア中がピンクに染まる3週間の戦いから目が離せない。

2022年もJ SPORTSはグランツール全戦を生中継。初戦となるジロ・デ・イタリアからツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャまで世界最高峰のロードレースが楽しめる。

サイクル誰クル?の特賞は1日プロデューサー権利

J SPORTSはジロ・デ・イタリアの開幕に合わせて、レース観戦をより楽しめるツールとして優勝予想ができる新サービス「サイクルロードレース優勝予想~サイクル誰クル?~」を開始。「サイクル誰クル?」ではその日の優勝予想に加えてステージレースでは総合優勝、さらにグランツールでは山岳賞、ポイント賞、新人賞など特別賞の予想投票ができ、実際のレース結果に応じたポイントが加算され、ランキングが更新される。

注目選手や好調な選手に投票する、好きな選手や応援している選手に投票する、コース設定や選手の特徴・脚質を研究してランキング上位を目指すなど楽しみ方はさまざま。

サービス開始を記念して、ジロ・デ・イタリアのポイントランキング1位の人にはJ SPORTSのツール・ド・フランス中継の制作現場を体験できる「ツール・ド・フランス 1日プロデューサー権」をプレゼント。ジロ・デ・イタリア以降もツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャなどJ SPORTSで生中継するレースを対象にシーズンを通して予想投票できるので、J SPORTSのサイクルロードレース特集サイトの注目選手情報や、レース詳細ページをチェックしながら優勝予想に挑戦してみよう。

5月5日(木・祝)にお届けする「月チャリ~#jspocycle NEWS~ ジロ・デ・イタリア開幕直前SP」番組内では「サイクル誰クル?」の楽しみ方も紹介。

サイクルロードレース優勝予想~サイクル誰クル?~
サービス開始:  5月2日(月) 午後0:00~
●サイクル誰クル?の詳細ページ

Cycle*2022 ジロ・デ・イタリア 放送・配信スケジュール