バーチャルジロにログリッチら…一般参加優勝者にリアルなマリアローザが

新型コロナウイルス感染拡大により延期となったジロ・デ・イタリアだが、主催するRCSスポルトは4月18日から5月10日までジロ・デ・イタリアバーチャルとして7ステージを開催。過去と現在のトップ選手と対戦する一般サイクリストの参加を募集している。

ユンボ・ビズマのロベルト・ヘーシンクもジロ・デ・イタリアバーチャルに向けて自宅練習

ミラノで4月16日に発表された詳細によると、開催されるのは男子の「ジロ・デ・イタリアバーチャル」と女子の「ピンクレース」。6つのブランドが主催するイベントとなり、イタリア赤十字社を支援するため7つの仮想ステージに週に2回スマートトレーナー上でバトルする。

男子は5つのUCIチームとイタリア代表チームが参戦。これにサイクリング愛好家が加わることができる。女子はUCI女子3チームと女子イタリア代表チームが出場。両レースの順位は、午後6時(日本時間深夜1時)から勝利者インタビューを含めたライブポストステージ放送でチェックできる。

イタリア代表チームはビビアーニら最強メンバーを招へい

「ジロ・デ・イタリアバーチャル」に出場するのは6つの男子チーム(アスタナ、バーレーン・マクラーレン、モビスター、ユンボ・ビズマ、バルディアーニCSFファイザネ、イタリア代表のプロと23歳未満のメンバー、そしてイバン・バッソ、ステファノ・ガルゼッリ、アレッサンドロ・バラン、クラウディオ・キャプーチ、アンドレア・タフィ、ステファノ・アロッキオ、アレッサンドロ・ベルトリーニ。

プリモシュ・ログリッチ、ヤコブ・フルサンもチームメンバーに加わっている。イタリア代表のダビデ・カッサーニ監督は、エリア・ビビアーニ、アルベルト・ベッティオール、ダビデ・フォルモロ、マッテオ・トレンティン、ディエゴ・ウリッシ、ソニー・コルブレッリなどイタリアで最も強いライダーを招へいしている。

ピンクレースは3つのプロ女子チーム(トレック・セガフレード、モビスター、アスタナ)と女子イタリア代表が出場。参加するライダーの中には、レティツィア・パテルノスター(23歳以下の欧州ロードチャンピオン)、エリサ・ロンゴボルギーニ(2017ストラーデビアンケ優勝)、リジー・デイニャン(2015年世界ロードチャンピオン)、エレン・ファンダイク(2014ツール・デ・フランドル優勝)が含まれる。

4月12日に開催されたレジェンドバーチャルレースの高低マップ

アマチュア選手にマリアローザとビアンカが用意される!

ジロ・デ・イタリアバーチャルは、男女のアマチュア選手の総合優勝者にマリアローザが、新人賞部門ではマリアビアンカが授与される。またガーミン賞も設定される。一方、男女のプロ選手は個人総合としてではなく、チーム成績を争う。

各ステージの結果とイベントの総合順位は毎週火曜日と金曜日にwww.giroditalia.itで発表されます。さらに、毎週土曜日、日曜日、水曜日、木曜日には、ジロ・デ・イタリアのソーシャルメディアプラットフォーム(YouTube、Instagram、Facebook)を通じてライブポストステージ放送が視聴でき、レースの勝者や活躍した選手のインタビューが行われる。

●ジロ・デ・イタリアのレジェンドがバーチャルレース参戦(関連ニュース)

ジロ・デ・イタリアバーチャルbyエネル
イタリア赤十字社への募金を目的としたジロ・デ・イタリアバーチャルは、メインスポンサーがイタリア電力会社のエネル、ガーミン・エッジ、タックスと共同で運営される。ウエアのカステリ、自転車メーカーのビアンキ、栄養補助食品のネームドスポーツが後援。

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バーチャルレースはGarminプラットフォームを介して登録

ジロ・デ・イタリアバーチャルの興奮を体験するには、www.garminvirtualride.com/itで無料でサインアップするために、ガーミンコネクトアカウントが必要。登録は無料。登録後、ジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージのGPXファイルをアップロードし、Garmin Edgeサイクルコンピュータにインストールする。使用できるGarmin Edgeはこちら。

自転車を搭載するスマートトレーナーは推奨されるTacx社製品でなくても、同様の機能を備えたインタラクティブなスマートトレーナーなら使用可能。

イベントにサインアップすると選手としてジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージすべてで競うことができる。登録は、それぞれ個人総合成績を争う「アマチュア」「レジェンド」「プロ」「女性」の4つのカテゴリーに分かれている。登録ポータルは4つの言語でアクセスでき、イベントの公式ルールブックは英語とイタリア語の両方で確認できる。

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト

Garmin

ジロ・デ・イタリアのレジェンドがバーチャルレース参戦

ジロ・デ・イタリアとイタリア自転車界のレジェンドが4月12日(日)、ガーミン社のサイクルコンピュータ「エッジ」と室内スマートトレーナーを使ったバーチャルレースを行う。さらに4月18日(土)からは全7ステージのレースを行い、これらの活動を通じて集まった寄付金をイタリア赤十字社に募金する。

2017ジロ・デ・イタリア © LaPresse – Fabio Ferrari

世界中のファンがチポッリーニらと一緒に走れる!

新型コロナウイルス感染拡大により延期を強いられたジロ・デ・イタリア主催者のプライドだ。4月12日には、本来なら5月17日(日)に開催されるはずだったジロ・デ・イタリア第9ステージ、ジョビナッツォ〜ビエステ間198kmの終盤部分、残り37.4kmでバーチャルレースを行なうというのだ。

さらに4月18日から、ジロ・デ・イタリア・バーチャルと銘打って全7ステージのレースが開催される。レースはジロ・デ・イタリア公式SNSで報じられ、ステージ終了後には「ライブポストステージ」を開催し、レジェンドたちと交流できる機会を設定した。

マリオ・チポッリーニ

●出場選手
マリオ・チポッリーニ、ジャンニ・ブーニョ、フランチェスコ・モゼール、ジュゼッペ・サロンニ、ステファノ・ガルゼッリ、イバン・バッソ、クラウディオ・キャプーチ

必要機材と環境をそろえれば、世界中のサイクリングファンがイベントに参加することができる。欧州中央時間17:00からはライブポストステージが企画され、SNSを介してレジェンドと対話できる機会まである。

4月18日に始まるジロ・デ・イタリア・バーチャルは、ファンがプロ選手と一緒に走れる7ステージをフィーチャー。

バーチャルレースの高低マップ

今回のイベントは2020年4月8日にミラノでRCSスポルトが発表した。このチャリティーイベントにより、新型コロナウイルスとの戦いのための資金を集める。ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト、ジロ・デ・イタリア最多区間勝利記録保持者マリオ・チポッリーニ、ジャンニ・ブーニョ(プロサイクリスト協会会長)が新型コロナウイルスと戦うためのチャリティー募金活動の組織を呼びかけた。わずか数日で、RCSスポルトとラ・ガゼッタ・デッロ・スポルトが協力に乗り出し、4月12日に行われるジロ・デ・イタリア・レジェンドと、4月18日に開幕するジロ・デ・イタリア・バーチャルを組織した。2つのイベントは、世界じゅうが新型コロナウイルス感染に集団的に立ち向かい続ける中で、ジロ・デ・イタリアの興奮を事実上体験する機会をファンに提供する。

4月12日はプロローグと位置づけられ、欧州中央時間11:00から18:00まで開催。日本時間はプラス7時間。バーチャルライドに参加するためにはガーミン社製のサイクルコンピュータ(Edge 520, Edge 530, Edge 820, Edge 830, Edge 1000, Edge 1030)、スマートトレーナーが必要。ガーミン社が提供する無料アプリをダウンロードする。

ガーミンエッジやスマートトレーナーがなくてもジロ・デ・イタリア公式SNSでバーチャルレース展開が分かり、その興奮が味わえたり、レジェンドに質問したりできる。

●ジロ・デ・イタリアの公式サイト
●ジロ・デ・イタリアのツイッター
ハッシュタグは #GIROLEGENDS

ジロ・デ・イタリア開催延期…開幕地ハンガリーでもコロナ蔓延で

イタリア最大の自転車レース、ジロ・デ・イタリアの主催者RCSスポルトが5月9日から31日まで開催予定だったジロ・デ・イタリアを延期することを発表した。

2020ジロ・デ・イタリアはハンガリーのブダペストで開幕する

新型コロナウイルスの蔓延を受けて、2020年のジロ・デ・イタリアがスタートするハンガリーでも政府が非常事態を宣言した。大規模なイベント開催を禁止したため、国際的なイベントを開催することが不可能になった。

それを受けて、ジロ・デ・イタリアのハンガリーステージ組織委員会は、2020年大会のスタートを当初の予定時刻にハンガリーで開催できないと判断した。すべての関係者は、ジロ・デ・イタリアが開催時期を遅らせることによりハンガリーから出発できるように協力する決意があることに合意しているという。

こういった状況からRCSスポルトは3月13日、国際的および国家的状況に留意し、2020年のジロ・デ・イタリアの日付が新型コロナウイルスの影響で延期されることを発表することになったという。

新しい日付は、2020年3月4日のD.P.C.M.(イタリア共和国閣僚理事会会長令)が終了する4月3日までに発表される。イタリア政府や地方、イタリア自転車競技連盟や国際的なスポーツ機関の代表者と協議して決定するという。

●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ミラノ〜サンレモなど新型肺炎懸念で開催中止を協議

イタリア北部でのコロナウイルスの流行により、イタリアのミラノ〜サンレモティレーノ〜アドリアティコが中止される可能性がある。

ミラノ〜サンレモの終盤は紺碧の地中海リビエラ海岸を走る ©LaPresse/Fabio Ferrari

「3つの春の自転車レース、ストラーデビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモのイベントの円滑な開催を実現するために懸命に調整している」と主催するRCSスポルトが2月24日に声明を発表した。

「開催に向けてRCSスポルトは当局と絶えず連絡を取っていて、彼らと協力してスポーツイベントを実施するための最も適切なすべての措置を講じていく」とした。

ラ・プリマヴェーラ(春のクラシック)と呼ばれるミラノ〜サンレモは3月21日(土)に開催予定だ。しかし、新型肺炎によりイタリア国内で4人が死亡し、150人以上の感染が確認された後、ロンバルディア州とヴェネト州の12以上の町や村が現在検疫中だという。

ミラノ〜サンレモ開催がキャンセルされた場合、世界大戦以来の事態となる。1907年に初開催された同大会は、第一次世界大戦途中の1916年、第二次世界大戦終わりの1944年と1945年のみ中止された。

ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

大会主催者はレースを行った場合のさまざまなリスクを懸念していて、「イタリアの状況は今のところ非常に複雑だ」と開催中止の可能性を示唆し、プランBとしての延期大会も念頭に置いていないという。3月11日から17日まで開催される予定のティレーノ〜アドリアティコについても中止を検討している。

イタリア政府がミラノ空港を閉鎖することになれば主催者はイベントを中止する義務があるという。ただし、5月9日から31日まで行われる予定のジロ・デ・イタリアは、流行のさらなる悪化が懸念される現状でも、中止を決定するには時期尚早であるとした。

●ミラノ〜サンレモのホームページ

ジロ・デ・イタリア第1ステージで鎖橋を渡るコース実現

ハンガリーのブダペストで開幕する2020ジロ・デ・イタリアは、同市と合意して第1ステージの個人タイムトライアルで、この首都のシンボルの一つである最も古い橋であるセーチェーニ鎖橋を通るコースに修正された。

セーチェーニ鎖橋をくぐる軽飛行機 © Armin Walcher / Red Bull Content Pool

鎖橋は当初、計画されていた改装工事のためにコースから除外されていた。その工事が延期されることになり、橋を渡る個人タイムトライアルのコースに変更することできたという。

コースはすでに発表されていた英雄広場から城郭地区までは変更なし。コースは変わったものの距離8.6kmもそのまま。

2020ジロ・デ・イタリア第1ステージのコースマップ
2020ジロ・デ・イタリア第1ステージのプロフィールマップ

第103回ジロ・デ・イタリアは2020年5月9日にハンガリーのブダペストで開幕する。

●ジロ・デ・イタリアのtwitter

eバイクでジロ・デ・イタリアのコースを走るジロE

電動アシストロードバイクでジロ・デ・イタリアのコースを走るジロEの全容が発表された。大会は5月12日から31日まで。本当のジロ・デ・イタリアは5月9日にハンガリーのブダペストで開幕するが、ハンガリーで行われる3日間をのぞくイタリア国内区間で開催される。

©LaPresse/Jennifer Lorenzini

●2020ジロ・デ・イタリアのコースはこちら

ジロE

ジロEはジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトが企画して2018年に始まった。2020年で3年目の開催となる。ピナレロ社製の電動アシストロードバイクを使用してレースをする。コースはジロ・デ・イタリアの各区間を短縮したスタイルで、基本的には同じゴール地点を目指す。

元世界チャンピオン、ジャンニ・ブーニョ
2019ジロEを視察したマリオ・チポッリーニ(左)とマッシミリアーノ・レッリ ©LaPresse/Jennifer Lorenzini

全18ステージ、うちタイムトライアル2回
総距離1431km
1区間の平均距離は79.5km
獲得標高は2万3900m
1区間の平均獲得標高は1328m

冠スポンサーはイタリアの電力会社エネルで、総合成績のリーダージャージはマルアビオーラ(紫色)。オフィシャルカーはトヨタ。男性用下着のインティミッシミウオモがマルアブル(青色)のスポンサー。公式旅行会社はナビガーレ。ネームドスポーツが栄養補助食品協賛。

2020年ジロEのコース図

●ジロEのfacebook