スペシャライズドがオンラインストアで自宅配送サービス開始

米国カリフォルニア州に本社を置くスポーツ自転車ブランド、スペシャライズド・ジャパンは、3月31日から公式オンラインストアでバイク、 ホイールを直接ライダーの自宅まで配送するShip to Homeサービスを開始した。

対象は全フレームセット、全ホイールセット、一部のバイク完成車で、完成車はスペシャライズドの新倉庫で検品、組み立てをして発送され、ライダーはスペシャライズドWebサイトに掲載される動画を見て最終調整を行う。

対象のバイクは今後徐々に追加され、2022年6月中にはすべてのバイクで自宅配送が選択できるようになる予定だという。

これまで店頭受け取り(クリック&コレクト)のみだったオンラインでのバイク、ホイールの購入方法に、直接ライダーの元へ配送する自宅配送(Ship to Home)を加えることで、スペシャライズドはさらにライダーのニーズに寄り添った購入体験を実現。ライダーは店頭受け取りか自宅配送を自由に選ぶことができる。 

●スペシャライズドの詳細ページ

スペシャライズドが銀座三越でeバイクTURBOシリーズのポップアップストア

米国カリフォルニア発のプレミアムスポーツバイクブランド「スペシャライズド」は、2022年2月16日(水)から3月1日(火)までの期間、銀座三越の美とフィットネスのイベント「TOTAL BODY STUDIO GINZA」の一環として、eバイク「TURBO」シリーズのポップアップストアを出店した。

TOTAL BODY STUDIO GINZA

2021年の銀座三越、2022年1月の伊勢丹立川店の期間限定出店に続いてのポップアップストア出店。購入したバイクは自宅まで有料配送のサービスがある。

期間:2022年2月16日(水)~28日(月)
[最終日午後6時終了] 
スペシャライズド展示のみ2022年2月16日(水)~3月1日(火)まで
場所:銀座三越新館7階催物会場(バイクのメイン展示は6階ギンザステージ )
●ポップアップストアの詳細ページ

シンプルで軽快な走りを実現するVADO SL 4.0
クラス最上位モデルVADO SL 5.0

スペシャライズドのeバイク「TURBO SL」シリーズとは

商品名につくSLとは「Super Light」、つまり超軽量の意味で、平均的なeバイクより40%軽量。カリフォルニアでデザインされ、スイスで設計されたSuper Lightシステムは、eバイクに理想的な超軽量で高性能のモーターを搭載。一目見ただけではeバイクとわからないような洗練されたデザインを可能にした。

VADO SL 4.0
ギヤが内装され、お手入れも楽なCOMO SL 5.0
eロードバイクCREO SL E5 COMP

試乗はTURBOのフラグシップストア「スペシャライズド銀座」で可能。
●スペシャライズド銀座のホームページ

スペシャライズドからS-Works Tarmac SL7ぺテル・サガン限定モデル

スペシャライズドが、ぺテル・サガンの輝かしいキャリアの新たな章を象徴したSagan 2022 Race Day LTD S-Works Tarmac SL7フレームセットを発売する。抽選受け付け期間は2月9日(水)午前10時~2月21日(月)午前10時。サガンのプロとしての勝利数に合わせて全世界限定119セット、日本では10セットの抽選販売。

S-Works Tarmac SL7フレームセットのぺテル・サガン限定モデル

「気品さと荒々しさの両方があふれるペテルは、1960~70年代のアメリカンマッスルカーが自動車業界をガラリと変えたように、今後もレース界に新たな風を吹き込むでしょう。全体としては洗練されつつ、荒削りな面も残した個性的な外観はまさにマッスルカーが当時漂わせていた雰囲気そのもの。もちろん、ペテルのしたたかさも忘れずに描かれています」とリードコンセプトデザイナーのKayla Clarot。

ペテル・サガンとSワークスバイク。販売品のシートポストは黒色となる

サガンのプロ生活の勝利数に合わせ、フレームセットには119個のシリアルナンバーが入り、1セットずつ製造される予定。各フレームには、数々の受賞歴のあるサイクリングフォトグラファーJames Starttにより撮影されたサガンのサイン入り写真が付属する。購入者は個別のシリアルナンバーに紐づいたサガンの歴代のレースでの勝利に思いをはせるはず。

Sagan 2022 Race Day LTD S-Works Tarmac SL7フレームセット
【価格】86万9000円(税込)
【サイズ】49、 52、 54、 56
●製品ページ
●抽選購入申し込みページ
【抽選受付期間】2月9日(水)午前10時~2月21日(月)午前10時

フレームセットには119個のシリアルナンバーが入る

スペシャライズドが伊勢丹立川店に期間限定ポップアップストア

米国カルフォルニア発のスポーツバイクブランド、スペシャライズドが2021年度の銀座三越への期間限定出店に続き、 1月19日(水)~1月25日(火)の期間に伊勢丹立川店にポップアップストアを出店する。

世界的に人気が高まっているeバイクを中心に、世界トップレベルのレースで数々の勝利を修めたロードバイクも試乗可能。展示しているヘルメットなどのアクセサリーはもちろん、展示がないオンラインストア内の商品の自宅直送ショッピングも可能。 

ギヤが内装され、手入れも楽なCOMO SL5.0

また、充実したサイクリングに欠かせない「Bicycle Coffee Tokyo」のサスティナブルコーヒーも販売(1月19日~1月23日)。生産者・自然環境に配慮された農園で栽培され、ダイレクトトレードによって取り引きされた最高品質のコーヒーをお届けする。 

さらに、週末には昭和記念公園でのモーニングライドイベントも実施する。 

クロスバイクタイプのVADO SL

スタイリッシュで超軽量なeバイクSLシリーズを中心に展示、試乗も可能

商品名につくSLとはSuper Light、つまり超軽量の意味で、平均的なeバイクより40%軽量。カリフォルニアでデザインされ、スイスで設計されたSuper Lightシステムは、eバイクに理想的な超軽量で高性能のモーターを搭載。一目見ただけではeバイクとわからないような洗練されたデザインを可能にした。 

軽量eロードバイクCREO SL

この機会にプレミアムeバイクや業界最高峰のロードバイクを試乗しよう。

スペシャライズド・伊勢丹立川店ポップアップストア
期間:2022年1月19日(水)~2022年1月25日(火)
会場:伊勢丹立川店 2階 ギャラリースクエア
営業時間:午前10時~午後7時30分(施設に準ずる)

モーニングライドイベント

□1月22日(土)・23日(日) 各日午前9時30分~10時30分
□集合場所:国営昭和記念公園 A2立川口
□参加費:450円
□定員:各日8名さま
□ご予約:1月12日(水) 午前10時から
□電話:042-548-2150 (直通)
※お支払いは現金のみとさせていただきます。 

eMTBの機動力で小田原のオンオフを実力以上に満喫してみた

ペダルを軽く回すだけで、これまで押して上っていた激坂を電動パワーで進んでいけるeMTB。本格コースや山の中で乗るものというイメージが強いが、フルサスペンション仕様で街を走るのは乗り心地がよくて、都会でSUV車を操っているような感覚。そんな知られざる魅力を体験するため、スペシャライズドの最新モデル、リーボ(Levo)SLに乗って神奈川県小田原市でサイクリングしてみた。

今回使用した自転車はリーボSLコンプカーボン。85万8000円

海も近いが山も近いのが西湘・小田原の魅力

都内から在来線で1時間半ほどの小田原駅を発着として、おいしいものや山中ライドを楽しみ、温泉で疲れをいやそうという1日。中心部にある小田原城から漁港まで、海から山まですべてがフィールドとして楽しめるのが魅力だ。これまでに米国スペシャライズド社が開発したeMTBの戦闘力を紹介したが、今回は神奈川県厚木市に本社を置くスペシャライズド・ジャパンの社員らが勝手知ったる小田原近郊を案内してくれた。

小田原かまぼこ通りの鱗吉(うろこき)で自然薯棒を食べる小田島さん

女性社員の小田島梨絵さんは北京・ロンドン五輪のMTBクロスカントリー日本代表。元モーニング娘。の吉澤ひとみの自転車コーチとして活躍してくれた実績もある。

「今日はアシストお願いしますね」と記者が声をかけると、「大丈夫です。アシストは自転車に付いてますから」と笑顔満面で返してくれる。

早川港。ここからeMTBで20分走れば山間部を訪れることができる

駅近くに1日料金で入退場できる温泉施設「万葉の湯」があるので、ここでウエアに着替えて荷物をロッカーに入れておけばドロだらけになっても万全だ。まずは「小田原かまぼこ通り」で食べ歩き用の揚げかまぼこをほおばる。そして海岸線から1つ内陸側を走る路地を使って早川港に行くと、海産物を味わえる食事どころが軒を並べている。ここからは舗装路を2km上るヒルクライムだ。勾配は10%もあるので、超軽量ロードバイクでも足を着くような激坂だが、eMTBのアシストパワーを3段階の「強」にすれば、ペダルを踏み込む力の2倍のアシスト力でグイグイ進んでいける。

舗装路で山の上を目指すときも電動パワーで息も切れずに進んでいける

周囲をながめる余裕もあり、振り返ればミカンの木の向こうに太平洋が見える。海から一気に標高を稼げるのが小田原ならではの魅力だ。上りきったところが小田原一夜城。ここには鎧塚俊彦パティシエが経営するヨロイヅカファームがあり、スイーツを食べながら海を望むことができる。

帰路は石垣で囲まれた田舎道をダウンヒル。狭い道でかなりの下り勾配だが、eMTBそのものの安定感とディクスブレーキのコントロール性能があって、慣れない人でも怖さを感じることはない。

制動力のあるディスクブレーキなので初級者も舗装路の高速下りを楽しめる

また、別ルートで山の中腹にある常設MTBコースにも寄ってみたが、アシスト力のおかげでそこにたどり着くまでに体力を使うこともなく、本格的な山間部走行に集中できる。最新機材の恩恵で、慣れないMTBライドでも転倒することなく、ウエアもそれほど汚れなかったが、小田原城の外観を見ながら楽しいばかりのサイクリングを終了し、温泉でさっぱりして帰路へ。アシストパワーで体力的にもの足りないなんてことはなく、自分の実力以上に活発な走りが楽しめたことに大満足だ。

大自然のトレイルをインストラクターに続いて軽快に走る
夕暮れ前に小田原城へ。機動力がグッと増し、サイクリングがまる1日楽しめた
前後サスペンションが路面の衝撃を吸収し、テクニック不足を補ってくれる

フォレストバイクは都心部から一番近いMTB常設コース

eMTBを借りてその走りを体験してみたいのなら「フォレストバイク」がいい。小田原駅から4kmほどの舗装路を上っていくとレベルに応じたMTBトレイルコースを持つ施設が小田原の大自然の中にある。リーボSLのレンタルと初級者講習で7500円、所要3時間。インストラクターが乗り方だけでなく、楽しみ方まで教えてくれる。
●フォレストバイクのホームページ

フォレストバイクのインストラクターが乗り方の初級者講習をしてくれた
フォレストバイクでeMTBの乗り方や楽しみ方を教えてもらう

スペシャライズドの最新eMTB、リーボSLを試してみた

電動アシスト機能を搭載したスポーツ系自転車をeバイクと呼ぶことが定着したが、山の中を走るMTBに取り付けたのがeMTBだ。その進化が止まらない。山に向かう舗装路を汗もかかずに上っていけて、林間部で豪快なダウンヒルを楽しむ。これまで押して上った激坂だってアシストパワーで進んでいける。スペシャライズドの最新eMTB、リーボ(Levo)SLを実際に試してみた。

前後サスペンションが路面の衝撃を吸収し、テクニック不足を補ってくれる

安定感と軽快感、そしてなによりも漕ぐ力の2倍の電動パワー

リーボSLは軽さを重視して、俊敏で軽快な走りのなかにスゴいパワーを組み入れた最新モデル。これまで味わえなかった次元のオフロード遊びを体感するのに十分な機能がそろっている。トレイルと呼ばれる林間部の走行に慣れない人は1回走るのがやっとだったが、何回でも走れるようになるほどだ。

今回使用したモデルはリーボSLのコンプカーボンというグレードで、価格は85万8000円

eMTBが登場して10年ほどになるが、リーボSLはかなり進化している。モーターやバッテリーといった重い部品は車体下部に配置されていて、それが安定感を高めている。前後のサスペンションは乗っている人の体重や走り方に応じて沈み込み量や元の位置に戻る時間が自在に設定できる。それに加えて29インチという大きな径の車輪を装着しているので、木の根や岩といった障害物もクリアしやすい。全体として乗っている人のテクニック不足を補ってくれる性能が備えられているのだ。

舗装路で山の上を目指すときも電動パワーで息も切れずに進んでいける

電動アシスト自転車のデメリットは電池残量がなくなるととたんに重い金属の塊になってしまうこと。スペシャライズドはこの問題をクリアするために、スマホアプリと連動させ、残り距離に応じて消費電力を制御する機能を開発した。もっとたくさん走りたければ、走行可能距離を50%伸ばすレンジエクステンダーを購入すればいい。今回の試乗では激坂2つを含む30km㌔を走ったが、走り終わってのバッテリー残量は半分以上あった。

フォレストバイクでeMTBの乗り方や楽しみ方を教えてもらう

サドルの高さがハンドルについたレバー操作で走りながら変えることができるのもいい。上りはペダルが回しやすいようにサドルは高めにしたいが、下りでは腰を沈めて安定感を確保するためにサドルを低くしたい。かつては、そういったケースではいったん停車して、工具でサドルを上げ下げしていたが、それが走りながらできるというのが画期的だ。聞けばこのあたりは、今では常識の機能なのだという。

五輪MTBクロスカントリー種目に2大会出場した小田島梨絵さんも現在はeMTBで楽しく走る

変速ギアは最近のトレンドとして前側が1枚、後ろが12枚。コースのアップダウンに応じてハンドルの右側に付いた変速レバーを操作するというシンプルさは、走りに集中できるのでとてもいい。

制動力のあるディスクブレーキなので初級者も舗装路の高速下りを楽しめる

注目の電動アシスト力は極めてパワフルだ。日本では時速24kmを超えるとアシスト力がゼロになるように制御されているが、トレイルの上りでそんなスピードは出ない。だからeMTBこそ電動アシストの恩恵が感じられる。力任せにペダルをグッと踏み込まず、軽くペダルを回すだけでモーターが稼動してグググッと激坂を上ることができる。パワーは3段階に調節できて、舗装路のアプローチも難なく上れる。試しにスイッチをオフにしてみると急に重い塊になるから、電動の恩恵は相当なものだ。

最新モデルを解説してくれたスペシャライズド・ジャパンの(左から)益田大貴さん、小田島さん、板垣響さん、板垣奏男さん

そんな最先端の戦闘力を備えたeMTBだが、実際にどんなサイクリングが楽しめるのか。都内からのアクセスもいい小田原で、次回はeMTBを使った1日サイクリングを紹介。

早川漁港にて