トンネルの出口が見えた…フルームがさいたまでレース復帰へ

ツール・ド・フランスで4度の総合優勝を誇るイネオスのクリストファー・フルーム(英国)が6月の大腿骨などの骨折からカムバックし、10月27日に開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで実戦復帰することが確実になった。

クリストファー・フルーム。2017ツール・ド・フランス

フルームは6月12日、フランスで開催されたクリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージのための試走時に落車して大腿骨などを骨折。大会最多タイの5勝目に挑むはずだったツール・ド・フランスへの欠場を余儀なくされた。

9月30日には自身のツイッターに、「トンネルの終わりの明かりが見えた」と書き込んだ。2020年のツール・ド・フランス参戦に意欲を示し、すでに出場表明しているツール・ド・フランスさいたまクリテリウムでの実戦復帰を目指してトレーニングを再開した。

ベルナルやフルームと最接近できる帯同プラン募集開始

ツール・ド・フランスで活躍した選手たちが来日する10月27日開催のツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで、2019年から企画が始まった「チーム帯同プラン」の第一弾、イネオス帯同プランの募集が10月1日に始まった。募集は10月2日の12時まで。1人50万円で2人限定。

「海外チームに帯同できるスペシャルな体験!」をコンセプトに、世界で活躍するスーパースターとともに時間を過ごせる夢のような2日間を大会が考案した。

レース前日は、ロードバイクを調整するマビックバイクストレージの見学や「前夜祭」への招待。また、レース当日は選手たちと同じバスで会場へ移動、レース前に選手と一緒にコースを走行できるオープニングイベント「オープニング走行」、選手ピットエリアでの交流、スタート・フィニッシュエリアでのレース観戦など、これまでにない体験型特典が用意される。

●チーム帯同プランの詳細記事

2013年にツール・ド・フランス総合優勝のフルームらが相撲に挑戦したとき、右端の顧問のとなりでほほえましく見つめるのが現貴景勝 © Yuzuru SUNADA

10月26日(土)のスケジュール

10:00 マビックバイクストレージ見学
翌日のレースで選手たちが乗るバイクが目の前に!

13:15 ツール・ド・フランス2020ルートプレゼンテーション観覧
ゲスト解説を聞きながらツール・ド・フランス2020のコースをチェック

14:30 チームプレゼンテーション観覧
メインレースに出場する各チームのチームプレゼンテーションを選手と一緒に観覧

16:00 市内交流会観覧
選手と一緒にさいたま市内交流会を観覧

18:00 A.S.O. QAコーナー
ツール・ド・フランスの主催者であるA.S.O.(Amaury Sport Organisation)の担当者にツール・ド・フランスの裏側、選手についての質問を直接質問できます!

19:30 前夜祭参加
選手たちが全員参加する前夜祭に参加。飲食あり

21:00 宿泊
選手たちと同じホテルに宿泊できます!

2017ツール・ド・フランスさいたまで日本のファンと交流するマーク・カベンディッシュ ©Yuzuru SUNADA

10月27日(日)のスケジュール

9:00 朝食
選手たちと同じ会場での朝食

11:45 さいたまスーパーアリーナへ移動
選手たちと同じバスに乗車し、会場まで移動

12:00 オープニング走行記念撮影
選手ピットエリア付近で記念撮影帯同(購入された)チームと一緒にオープニング走行にも参加できます! ※希望者のみ

13:00 選手ピットエリアツアー
選手ピットエリアでスプリントレース、タイムトライアルレースに出場していない選手を中心に、サインや記念撮影、会話など、ご自由にお楽しみください

14:40頃 スタート・フィニッシュ付近に移動

14:55 メインレース観戦
スタート・フィニッシュ付近でクリテリウムメインレース観戦! 迫力のゴール前スプリントがあなたの目の前で繰り広げられる!

16:20頃 さいたまスーパーアリーナに移動

16:30 表彰式観覧
表彰式を観覧

●オフィシャルサポーターズ「チーム帯同プラン」

さいたまオンラインショップで人気のTシャツやタオル

「J:COM presents 2019 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のオフィシャルオンラインショップを10月1日(火)にオ ープンし、グッズ第二弾の販売が始まった。

第1弾商品一覧。クリックすると拡大します

オフィシャルグッズ第二弾には、毎年好評の4賞カラーをイメージした商品として、2019年はTシャツやフェイスタオル、ユニフォームベアが登場する。また、応援グッズとしても普段使いとしても使えるマフラータオルやキャップなども販売する。

オフィシャルグッズ第一弾・第二弾 販売概要

■取扱い場所/販売開始日
<オフィシャルオンラインショップ>
ホームページ
◎販売開始日:2019 年 10 月 1 日(火) 10:00~
◎取扱い商品:第一弾商品の一部、第二弾商品
<J:COM Saitama Studio>
◎場所:さいたま市浦和区高砂 1-16-12 アトレ浦和 North Area 2F(地上階)
◎営業時間 10:00~19:00
◎定休日:無休(アトレ浦和の定休日に準じる)
◎取扱い商品:第一弾商品のみ

第2弾商品一覧。クリックすると拡大します

オフィシャルオンラインショップ購入者特典

オフィシャルオンラインショップからグッズを購入された方には、オリジナルステッカー(非売品)をプレゼント! ※予定数に達し次第、終了いたします。

選手と同じホテル、同じバス…さいたまで親密プラン発売

「J:COM presents 2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」(10月27日、さいたま新都心駅周辺で開催)を盛り上げてもらう「オフィシャルサポーターズ」の新たなプランとして「チーム帯同プラン」を新設し、募集することが決定した。

ツール・ド・フランスさいたまの前日恒例イベント、来日選手の日本文化体験。©Yuzuru SUNADA

「チーム帯同プラン」は、「海外チームに帯同できるスペシャルな体験!」をコンセプトに、世界で活躍するスーパースターとともに時間を過ごせる夢のような2日間を提供する。

レース前日は、ロードバイクを調整するMavicバイクストレージの見学や「前夜祭」に招待。宿泊は選手と同じホテル。また、レース当日は選手たちと同じバスで会場へ移動、レース前に選手と一緒にコースを走行できるオープニングイベント「オープニング走行」、選手ピットエリアでの交流、スタート・フィニッシュエリアでのレース観戦などこれまでにない体験型特典が用意された。

募集は海外1チームにつき2人。価格は50万円(税込み)。オフィシャルサポーターズ「チーム帯同プラン」で、他では味わえない夢の時間を楽しもう。

●出場選手リスト

クリックすると拡大します
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オフィシャルサポーターズ「チーム帯同プラン」 概要

◼応募日程
①イネオス
10 月 1 日(火)12:00 ~ 10 月 2 日(水)12:00
②モビスター、AG2Rラモンディアル
10 月 3 日(木)12:00 ~ 10 月 4 日(金)12:00
③アスタナ、トタルディレクトエネルジー
10 月 7 日(月)12:00 ~ 10 月 8 日(火)12:00
④ミッチェルトン・スコット/ツール・ド・フランスジャパンライダー(新城幸也)
10 月 9 日(水)12:00 ~ 10 月 10 日(木)12:00

※複数の申し込みがあった場合、抽選で当選者を決定
※申し込みが無なかったチームについては、日程終了後再販売を行う場合も

販売口数=限定 2 口/1 チームあたり
販売価格=50万円(税込)/1 口

申込方法
(1) お申込み方法
メールのみの受付とさせていただきます。電話、FAX などメール以外でのお申込みはできません。
以下の必要事項を入力し、事務局「info@criterium.jp」にメールを送信してください。【必要事項】
・ 氏名
・ 読み仮名
・ ご住所
・ 電話番号
・ 帯同希望チーム名
・ 申込口数(お一人様 2 口まで)

(2) 当選または落選のご案内
募集締切日の 14:00~17:00 頃、運営事務局より当選者様のみメールにてご案内をさせていただきます。

支払方法
(1) お支払い方法は銀行振込のみとなります。
(2) お支払い期限は当選通知の 3 営業日後となります。(ただし、振込期限が土日の場合は翌営業日)
(3) お支払い後、領収証が必要な方は別途事務局までご連絡ください。

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

マルセル・キッテルがさいたまクリテリウム大会アンバサダーとして来日

ツール・ド・フランス区間通算14勝をはじめとした多くの戦績を残し、2019年に現役を引退した元プロロードレーサーのマルセル・キッテル氏の来日が決定した。

ツール・ド・フランスさいたまで大人気だった現役時代のマルセル・キッテル © Yuzuru SUNADA

キッテル氏は、ツール・ド・フランスをはじめ、世界トップクラスのスプリンターとして数々のレースで活躍。また、これまでに、さいたまクリテリウムには通算5回参加し、観客を魅了する迫力のある走りでレースを盛り上げ、輝かしい戦績を残してきた。

キッテル氏は10月27日(日)に開催される「J:COM presents 2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の大会アンバサダーとして参加し、大会を盛り上げる。

●マルセル・キッテル氏のコメント
「ツール・ド・フランスさいたまにまた戻ってこられることを発表でき、とてもうれしいです。今回は大会アンバサダーとして参加します。みなさんにお目にかかれるのを楽しみにしています。日本でお会いしましょう!」

ビンチェンツォ・ニーバリ、マルセル・キッテル、マッテオ・トレンティンが和太鼓にチャレンジ © Yuzuru SUNADA

●エガン・ベルナルらが参戦
●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

エガン・ベルナルがツール・ド・フランスさいたま参戦

10月27日に開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの出場選手が9月27日に発表され、2019ツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス)が初参戦することが明らかになった。また大会アンバサダーとしてドイツのマルセル・キッテルが来日することが発表された。

2019ツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2019

山岳賞を獲得したロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)、リオデジャネイロ五輪のロードレースで銀メダルを獲得したヤコブ・フルサング(アスタナ)、2018年のさいたまクリテリウムで優勝を果たした、2018年世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、2018年のヨーロッパチャンピオンであり、2019年もツール・ド・フランスでステージ優勝したマッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)、ツール・ド・フランスでステージ優勝の経験もあるリリアン・カルメジャーヌ(トタル・ディレクトエネルジー)など豪華メンバーがさいたまに集結する。

また、国内参加選手として、全日本選手権ロードレースで優勝した入部正太朗(シマノレーシング)をはじめ国内トップクラスの選手が出場。さらに女子、男子ジュニア、パラサイクリング、そして予選会を勝ち上がったアマチュア選手など幅広いカテゴリーの選手が一堂に集い、大会を盛り上げる。

海外招聘選手は6チーム25名、国内参加選手は7チーム27名、女子選手・男子ジュニア選手は7名、パラサイクリング選手は7組8名、アマチュア選手4名、総勢71名の出場となる。

2013年にツール・ド・フランス総合優勝のフルームらが相撲に挑戦したとき、右端の顧問のとなりでほほえましく見つめるのが現貴景勝 © Yuzuru SUNADA

●イネオス(英国)
エガン・ベルナル(コロンビア)
クリストファー・フルーム(英国)
ヨナタン・カストロビエホ(スペイン)
イバン・ソーサ(コロンビア)

2019ツール・ド・フランスで山岳賞を獲得したロマン・バルデ ©A.S.O. Pauline BALLET

●モビスター(スペイン)
アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
マルク・ソレル(スペイン)
イマノル・エルビティ(スペイン)
アントニオ・ペドレロ(スペイン)

2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを制したアレハンドロ・バルベルデを中央に、左が2位ゲラント・トーマス、右が3位新城幸也 © letour.fr

●AG2Rラモンディアル(フランス)
ロマン・バルデ(フランス)
オリベル・ナーゼン(ベルギー)
ミカエル・シュレル(フランス)
ブノワ・コズネフロワ(フランス)

2017クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合優勝したヤコブ・フルサング(アスタナ)

●アスタナ(カザフスタン)
ヤコブ・フルサング(デンマーク)
ヤン・ヒルト(チェコ)
オマール・フライレ(スペイン)
マヌエレ・ボアーロ(イタリア)

マッテオ・トレンティンが第17ステージを制した ©ASO Alex BROADWAY

●ミッチェルトン・スコット(オースラトリア)
マッテオ・トレンティン(イタリア)
ダリル・インピー(南アフリカ)
ルカ・メズゲッツ(スロベニア)
ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)

リリアン・カルメジャーヌ ©A.S.O. Pauline BALLET

●トタル・ディレクトエネルジー(フランス)
リリアン・カルメジャーヌ(フランス)
レイン・タラマエ(エストニア)
アントニー・テュルジス(フランス)
ジェローム・クザン(フランス)

新城幸也が鷹匠に挑戦 © Yuzuru SUNADA

●バーレーン・メリダ
新城幸也(日本)

●スペシャルチームジャパン for さいたま
前田公平
ほか3選手は調整中

●チーム右京
畑中勇介
小石祐馬
横塚浩平
武山晃輔

●宇都宮ブリッツェン
鈴木譲
阿部嵩之
堀孝明
小野寺玲

●シマノレーシング
入部正太朗
木村圭佑
黒枝咲哉
中井唯晶

●ブリヂストンサイクリング
窪木一茂
近谷涼
橋本英也
沢田桂太郎

●愛三工業レーシングチーム
住吉宏太
岡本隼
大前翔
早川朋宏

●マトリックスパワータグ
アイラン・フェルナンデス(スペイン)
佐野淳哉
安原大貴

女子選手・男子ジュニア選手7名

女子選手は、全日本選手権の女子U17+ジュニアロードレース個人タイムトライアルで優勝をした岩元杏奈が初出場。男子ジュニア選手は、全日本選手権の男子ジュニアロードレースで優勝をした津田悠義が2年連続で出場。ほか5選手は調整中。

岩元杏奈(日本体育大)
津田悠義(愛知・三好高 / EQADS準所属)

パラサイクリング選手7組8名

全日本女子パラサイクリングで2種目制覇した杉浦佳子(右)。左が藤井美穂 ©2019 JCF

パラサイクリング選手は、2019 パラサイクリング世界選手権の女子ロード個人タイムトライアルロードレースで準優勝した杉浦佳子、リオデジャネイロパラ五輪で銀メダルを獲得した藤田征樹、2020東京でパラ五輪の初出場を目指す藤井美穂らが出場。

杉浦佳子
藤井美穂
藤田征樹
川本翔大
福井万葉=トライシクル
松本亘=ハンドサイクル
木村和平=タンデム。パイロットは倉林巧和

アマチュア選手4名

ツール・ド・フランスさいたま出場権を獲得した(右から)松崎琢仁、福原大、佐藤伊織、廣瀬博子

予選会を勝ち上がった4選手が出場権を獲得。さいたま市を拠点に活動しているサイタマサイクルプロジェクトに所属する松﨑琢仁、新たなカテゴリー「男子オーバー40」で出場権を獲得し、サイタマサイクルプロジェクトで監督を務める福原大、全日本選手権個人タイムトライアル男子ジュニアで22位となった高校生の佐藤伊織、年代別のレースで数々の優勝実績を持つ廣瀬博子が出場。

松﨑琢仁(サイタマサイクルプロジェクト)
福原大(サイタマサイクルプロジェクト)
佐藤伊織(プロジェクトアスリーチャー)
廣瀬博子(ペダリスト)

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ