パリ〜ニース第2ステージはカンターV…ランパーティが首位守る

2026パリ〜ニースは3月9日にポンヌ〜モンタルジ間の187kmで第2ステージが行なわれ、ゴール勝負でXDS・アスタナ チームのマックス・カンター(ドイツ)が優勝。初日に首位に立ったEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)がその座を守った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

壮観なスプリントフィニッシュで知られる第2ステージのゴール地点モンタルジだが、カンターが勝利した。ドイツ人スプリンターはここまで2位ばかりだったが、これまでで最大の勝利を収めた。デカトロン・CMA CGM チームのダーン・ホーレ(オランダ)は残り21kmで大胆なアタックを仕掛けたが、最後の1kmで追いつかれた。

ランパーティはステージ5位に入り、僅差でイエローとホワイトのリーダージャージを守った。ロット・アンテルマルシェのフィト・ブラーツ(ベルギー)は中間スプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎ、総合成績で同タイムの2位となった。第3ステージはチームタイムトライアルが行なわれ、順位が一変することが想定される。

XDS・アスタナ チームのマックス・カンターが2026パリ〜ニース第2ステージ優勝 ©A.S.O. / Billy Ceusters

トゥーニッセンの牽引でカンターが自身最大の勝利

187kmの第2ステージは標高差1270m、カテゴリー3級の上り坂を3つ、そして集団スプリントの可能性もある平坦な区間が続く。この地域は風が強いことが多いが、天気予報では風速約10kmの穏やかな風が予想されていた。

前日に山岳賞ジャージを手中にしたスーダル・クイックステップのカスパー・ピーダスン(デンマーク)がこの日も先行して山岳ポイントを通過。山岳賞の1位を守った。 

ランパーティのEFエデュケーション・イージーポストとビニアム・ギルマイ(エリトリア)のNSNサイクリングチームはメイン集団の先頭でペースメーク。集団スプリント勝負に持ち込んだ。

デカトロン・CMA CGM チームはスプリンターのケース・ボル(オランダ)が終盤の落車で遅れてしまい、本来はリード役を務めるホーレが残り21kmでアタック。30秒差をつけたが最後の1km手前で捕まった。XDSアスタナはマイク・トゥーニッセン(オランダ)が力強くトップに立ち、カンターをリード。カンターが自身最大の勝利を飾った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

「こんなに権威のあるレースで優勝できたのは夢のようだ。パリ〜ニースは世界最大級のレースの一つ。長い間、この勝利のために戦い続けてきた。ワールドツアーでの初優勝は信じられない気持ち」とカンター。

ここ数週間は最高の状態ではなく、自信があまりなかったという。それでも最後の200mで全力を尽くした。チーム力で最高の位置でスプリントできた。

「フィナーレをコントロールするのは非常に難しかった。タイミングを見極めることが全てだった。トゥーニッセンと私は、できる限り一緒に走ろうと努めた。残り2kmの時点ではベストポジションではなかったが、彼は最後のラウンドアバウトに向けて信じられないほどの加速を見せ、その後も素晴らしいリードアウトを見せてくれた。

今朝、バスの中では、このステージを完走できるかどうかさえ自信がなかった。ここ数日、バイクの調子が本当に悪かったからだ。でも、今、勝てた!」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

チームタイムトライアルの最後にスタアートするのがうれし

「今日は本当に特別な1日だった。0km地点からずっと楽しめた。こんなジャージを着られる機会は滅多にない。私にとっては初めての経験だ。本当に本当に楽しかった」と首位を守ったランパーティ。

「ブラーツが中間スプリントでトップになり、総合順位は同タイムになっていた。フィニッシュの前にそのことは分かっていたが、とにかくステージ優勝を目指して走った。チームメートには普通に走るだけだ、彼に勝とうとは思っていない、自分たちになにができるかを見極めると伝えていた。

最後はカスパー・アスグリーンが一緒にいてポジションを上げてくれたが、結局完全には攻めきれなかった。スプリントではもう少し力を発揮したかったが、明日のためにジャージをキープできたのはうれしい。チームタイムトライアルで最後尾のスタートするのは本当にうれしいし、きっとまた楽しめると思う」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージでEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)が首位を守った ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

米国のランパーティが2026パリ〜ニース第1ステージ優勝で首位に

2026パリ〜ニースが3月8日にフランス北部で開幕。第1ステージはゴール勝負でEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)が優勝し、首位に立った。

ルーク・ランパーティが2026パリ〜ニース第1ステージ優勝 ©A.S.O. / Billy Ceusters

2025年に続いて米国選手がパリ〜ニースで活躍

2025年に続いて2026年もパリ〜ニースは米国勢が制覇。2025年にマッテオ・ジョーゲンソンとマグナス・シェフィールドがニースのプロムナード・デ・ザングレで優勝を果たしたのに続き、第84回大会の第1ステージのフィナーレでスプリントを制したのはランパーティだった。米国の若手選手はスプリント勝負で圧倒し、自身最大の勝利を飾った。一方、NSNサイクリングチームのビニアム・ギルマイ(エリトリア)は5位に終わった。

ランパーティは総合成績でも1位となり、第2ステージで黄色に白のワンポイントが入ったリーダージャージを着ることになる。

2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

6選手がルート・オ・ソレイユ(太陽の道)でアタック

154選手がスタート。明るい日差しに恵まれ、数回のアタックとカウンターアタックが行われ、7km地点でカスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ)、チーム ジェイコ・アルウラーのルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)とパトリック・ガンパー(オーストリア)、マックス・ウォーカー(英国、EFエデュケーション・イージーポスト)、マティス・ルベール(フランス、チーム トタルエネルジー)、セバスティアン・グリニャール(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)の6選手が先行。

この日の優勝候補ギルマイ率いるNSNサイクリングチームとカスペル・ファンウーデン(オランダ)率いるチーム ピクニック・ポストNLがメイン集団を牽引し、差を縮めようとする。第1集団のリードは中間地点でも1分45秒を超えることはなかった。その後、多くのチームが4つのカテゴリー3の登坂を含む丘陵地帯とテクニカルな終盤戦を警戒し、集団はペースを上げていった。

2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

カスパー・ピーダスンは山岳ジャージをねらう

ピーダスンは、コート・ド・ガルジャンヴィル(残り63.4km)のこの日最初の登りを制覇。続いてコート・ド・ヴォーシュルセーヌ(46.8km)ではルベールのアタックを制し、山岳賞ポイントをさらに3ポイント獲得。コート・ド・シャントルーレヴィーニュ(1.1km、勾配8.3%)でもトップに立ち、水玉模様のジャージをほぼ確実に手にした。

2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

レースが終盤になってその差は1分15秒。メイン集団の先頭ではさらに多くのチームが連携し、その差は45秒、30秒と縮まっていく。ヴィズマ・リース・ア・バイクのブリュノ・アルミライユ(フランス)が猛追して残り5kmで差は25秒まで縮まり、逃げ続けた勢は残り2km手前でついに追いつかれる。

EFエデュケーション・イージーポストは残り1kmでトップ争いを展開。そして、ランパーティは自身最大の快挙を成し遂げた。

ルーク・ランパーティが2026パリ〜ニース第1ステージで首位に ©A.S.O. / Billy Ceusters

「私にとって大きな意味がある。本当に特別な勝利だ。間違いなく、これまでのキャリアの中で最大の勝利。このジャージを着て、表彰台に立つことがどれほどうれしいか、言葉では言い表せない」とランパーティ。

「初めてのパリ〜ニース。マッテオ(ジョーゲンソン)はここ数年優勝していて、(マグナス)シェフィールドもステージ優勝しているので、米国人にとっては幸運と言えるかもしれないね! パリ〜ニースは大きなレースなので、ここで勝利を収めることができて本当にうれしい。

ランパーティは純粋なスプリンターではない。どちらかというとクラシックライダーだが、この日はフィニッシュ前の上りが非常に厳しく、スプリンターの数も少なかった。最終コーナー前は少し慌ただしく、かなり長い距離を走らなければならず、チームメートのマライン・ファンデンベルフ(オランダ)に絶妙のリードアウトを受けた。

「ファンデンベルフと私はよく似ている。彼の信念と全力のコミットメントは本当に素晴らしかった。自転車競技で勝つには多くの要素が必要で、すべてがうまくいかなければならない。今日はまさにその通りだった。

リーダージャージを持っているからそれを守りたい。明日も、私にとっては計画的にはかなりいいステージだ。ジャージを守り、3日目のチームタイムトライアルに向けて強いグループを作りたい。難しいけれどね」

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

NSNサイクリングチームのギルマイ。2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
コフィディス。2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

パリ〜ニース開幕…ヴィンゲゴー、アユソが総合優勝を目指す

84回目の開催となるパリ~ニースが3月8日から15日まで全8ステージで行われる。初めて訪問するアシェールをスタートし、第3ステージがチームタイムトライアル。ニースの市議会選挙と重なるため、伝統的ゴール地点のプロムナード・デ・ザングレは第7ステージのスタート地点。最終日はリヴィエラ・スタジアムにゴールする。

2025パリ〜ニース第7ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

「太陽へのレース」という愛称を持つ大会スプリント、横風、丘陵地帯、そして大きな登坂が待ち構える春の中規模ステージレースだ。

前年の覇者はチーム ヴィスマ・リースアバイクのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)だが、今回は欠場し、ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)がエースとして総合優勝を目指す。リドル・トレックに移籍したフアン・アユソ(スペイン)が対抗馬。

2025パリ〜ニース第4ステージでヴィンゲゴーがジョーゲンソンからリーダージャージを譲り受ける ©A.S.O. Billy Ceusters

主な出場選手

ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)
オスカー・オンリー(英国、イネオス・グレナディアーズ)
ケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)
ブランドン・マクナルティ(米国、UAEチームエミレーツ・XRG)
レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)
ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)
ニコラ・プロドム(フランス、デカトロン・CMA CGM チーム)
アロルド・テハダ(コロンビア、XDS・アスタナ チーム)
ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・FDJユナイテッド)

2025パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルはヴィスマ・リースアバイクが優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

2025パリ〜ニース第4ステージはみぞれも一時降る悪天候に ©A.S.O. Billy Ceusters

●パリ〜ニースの公式サイト

ジョーゲンソンがパリ〜ニース2連覇…負傷リタイアのヴィンゲゴーの不運を晴らす

第83回パリ〜ニースは最終日となる3月16日、ニースを発着とする119.9kmで第8ステージが行われ、チームヴィスマ・リースアバイクのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)が総合優勝した。ジョーゲンソンは第3ステージのチームタイムトライアルの結果で首位に。第4ステージでチームメートのヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)に首位を譲ったが、第5ステージでヴィンゲゴーが負傷して再び首位に。チームの組織力を活かして最後までその座を守った。

左からポイント賞ピーダスン、総合優勝ジョーゲンソン、新人賞リポヴィッツ、山岳賞ガシニャール ©A.S.O. Billy Ceusters

総合2位は1分15秒遅れでフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)。リポヴィッツは新人賞も獲得。最終ステージの優勝者はイネオス・グレナディアーズのマグナス・シェフィールド(米国)。

左から新人賞リポヴィッツ、ポイント賞ピーダスン、総合優勝ジョーゲンソン、山岳賞ガシニャール ©A.S.O. Billy Ceusters

ジュニアのチームメート、シェフィールドと戦えてよかった

「「私はとりわけ安堵している。かなりストレスが軽減された。今週のことを3カ月間考えていた。ここにやってきて全力を尽くしてそれがうまくいってよかった。コントロールできてよかった。本当にチームを祝福しなければならない」とジョーゲンソン。

「今週は信じられないほど素晴らしいサポートを受けた。今日はヨナス・ヴィンゲゴーがいないことで孤立してしまうことは分かっていたが、それ以外のステージは非常に強いチームだった。初日から全員がパワーを出した」

「本当に、本当に気持ちいい。このチームに所属できてとてもうれしい。パリ〜ニースで2年連続優勝したと言えるのは信じられない! マグナス・シェフィールドと戦えて本当によかった。私たちは同じジュニアチーム、ホットチューブサイクリングに所属していた。私は本当に彼を捕まえようと努力したけど、彼が勝つのを見てうれしく思った。彼はそれに値する。超クールだね。パリ〜ニースは米国のレースになりつつある!」

「昨日、ラ・ロジュ・デガルドで選手生活で初めて本当に寒さに苦しんだ。たぶん痩せすぎているのかもしれない。決して楽な1週間ではなかった。それぞれのステップにはそれなりの課題が伴った。毎日を1日のレースとして捉え、完走できてうれしい。 2024年よりも私が強くなっているかどうかは見ている人に判断してもらう」

パリ〜ニース第8ステージはマグナス・シェフィールドが優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters
ジョーゲンソンが単独2位でゴールしてパリ〜ニース2連覇 ©A.S.O. Billy Ceusters
ジョーゲンソンがパリ〜ニース2連覇 ©A.S.O. Billy Ceusters

第83回パリ〜ニース日程
3月9日 第1ステージ ル・ペレ・アンイヴリーヌ〜ル・ペレ・アンイヴリーヌ 156.1km
3月10日 第2ステージ モンテソン〜ベルガルド 183.9km
3月11日 第3ステージ シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニクール〜ヌヴェール 28.4km)チームタイムトライアル)
3月12日 第4ステージ ヴィシ〜ラ・ロジュ・デ・ガルド 163.4km
3月13日 第5ステージ サンジュスト・アンシュヴァレ〜ラ・コートサンタンドレ 203.3km
3月14日 第6ステージ サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン 209.8km
3月15日 第7ステージ ニース〜オロン 109.5km
3月16日 第8ステージ ニース〜ニース 119.9km
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距離短縮の第7ステージでジョーゲンソン首位死守【パリ〜ニース】

第83回パリ〜ニースは3月15日、悪天候で距離短縮の109.5kmに変更されたニース〜オロン間で第7ステージが行われ、チューダープロサイクリングチームのマイケル・ストーラー(オーストラリア)が優勝。チームヴィスマ・リースアバイクのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)が首位の座を守った。

マイヨジョーヌ・エ・ブランを守ったジョーゲンソン ©A.S.O. Billy Ceusters

距離が短縮されたパリ〜ニース第7ステージは、15人の逃げ集団が最大3分10秒の差をつけた。2021年に同様の状況でブエルタ・ア・エスパーニャでステージ2勝を挙げているストーラーは、チームメイトのジュリアン・アラフィリップにサポートされ、パリ〜ニースで初優勝を果たした。

マイヨジョーヌ・エ・ブランを着用するジョーゲンソン ©A.S.O. Billy Ceusters

優勝候補のグループが1分遅れでゴールしたことにより、ストーラーは総合順位で13位から4位に順位を上げた。首位を守ったジョーゲンソンは総合2位フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)に37秒のアドバンテージをもって最終ステージに挑むことになった。

2025パリ〜ニース第7ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

チームメートのアラフィリップに感謝している

「勝ててよかった! とても寒かったけど、素晴らしい1日となった。2度の世界チャンピオン(チームメートのアラフィリップ)が逃げ集団で走るなんて、毎日あることではない。本当に感謝している」とストーラー。

「当初の計画では、実はジュリアンが逃げ切る予定だった。私としては、直感に従って行動し、マルコ・ハラーとともに、適切なタイミングで適切な場所にいた。私たちは堅実なグループで先頭に立っていた。そして、その溝を埋めるためにジュリアンがそこにいてくれたのは素晴らしいことだった。今日は無線を持っていなかったが、彼は稀に見る知性を持った選手だ。彼はチャンスを察知し、我々の勝利の鍵となった。この作品を完結することができて本当にうれしい。総合順位が上がったのもうれしいボーナスだが、ステージ優勝は本当に素晴らしい」

2025パリ〜ニース第7ステージを走るジョーゲンソン ©A.S.O. Billy Ceusters

最終ステージは緊張するが、すでに昨年経験している

「パリ〜ニースは決して終わらないということを私たちはよく知っている。最終日が終わるまでは! 今日のような日はいつもストレスがたまり、簡単ではない。昨日とはなんの関係もなかったとしても、状況は厳しかった」とジョーゲンソン。

「しかし、すべてはうまくいき、我々の知る限り、状況は制御下にあった。このリードは明日の勝利に十分だと思うが、同時に最終ステージがいかに緊張するものかも分かっている。同時に、この最後の段階をすでに経験していることは私にとって有利なことであり、私はこのことを自覚した上で自分自身を表現したい。そして自信がある」

2025パリ〜ニース第7ステージを走るマイケル・ストーラー ©A.S.O. Billy Ceusters
マイケル・ストーラーが2025パリ〜ニース第7ステージ優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters

第83回パリ〜ニース日程
3月9日 第1ステージ ル・ペレ・アンイヴリーヌ〜ル・ペレ・アンイヴリーヌ 156.1km
3月10日 第2ステージ モンテソン〜ベルガルド 183.9km
3月11日 第3ステージ シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニクール〜ヌヴェール 28.4km)チームタイムトライアル)
3月12日 第4ステージ ヴィシ〜ラ・ロジュ・デ・ガルド 163.4km
3月13日 第5ステージ サンジュスト・アンシュヴァレ〜ラ・コートサンタンドレ 203.3km
3月14日 第6ステージ サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン 209.8km
3月15日 第7ステージ ニース〜オロン 109.5km
3月16日 第8ステージ ニース〜ニース 119.9km
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前日負傷のヴィンゲゴーはスタートせず…ピーダスンがパリ〜ニース第6ステージ優勝

第83回パリ〜ニースは3月14日、サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン間の209.8kmで第6ステージが行われ、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)が集団スプリントを制して優勝。

ピーダスン(左)が2025パリ〜ニース第6ステージ優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters

前日に落車で負傷したヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チームヴィスマ・リースアバイク)はこの日出走せず。それでもチームメートのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)が首位の座を守った。

新人賞のフロリアン・リポヴィッツはこの日終わると総合2位になる ©A.S.O. Billy Ceusters

ヴィスマ・リースアバイクが難敵アルメイダらを脱落させる

ヴィスマ・リースアバイクは総合2位のヴィンゲゴーを失うスタートとなったが、この暗い天候を巧みに利用した。ジョーゲンソンのチームメイトは下り坂で集団を粉砕。単独で逃げていたグルパマFDJのレミ・カヴァニャ(フランス)を吸収しただけでなく、40秒遅れのジョアン・アルメイダ(ポルトガル)と1分05秒遅れのブランドン・マクナルティ(米国、ともにUAEチームエミレーツ・XRG)、55秒遅れのレニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)といった総合順位の上位選手をふるい落とした。

ステージ終盤の4分の1をリードした17選手がゴール勝負に挑んだが、すでにスーダル・クイックステップのティム・メルリールは脱落していて、ピーダスンがゴール勝負を制した。総合成績ではジョーゲンソンが首位を守り、新人賞ジャージを着るレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)が40秒遅れの総合2位に浮上した。

2025パリ〜ニース第6ステージ、冷たい雨の中でのレースとなった ©A.S.O. Billy Ceusters

周到な作戦を立ててそれを実行できたことがうれしい

「今朝、チームで立てた計画を忠実に実行したという事実に感銘を受けた。ルートを調べて戦略を決めた。我々がこのような状況に最適なチームを持っていることは分かっていた。それを最大限に活用して、天候的には非常に暗い1日を、少なくとも結果的には素晴らしい経験に変えることができてうれしい」とジョーゲンソン。

「ダウンヒルのときに十分な風があるかどうかを確認した。何度か振り返って後続との差を見つけたので、そこからゴールまでは全力でペダルをこぐだけだった。週末に向けていい位置にいる。明日のステージを全速力で攻めて、この黄色いジャージをニースに持ち帰らなければならない」

2025パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

難しいことは多いが表彰台に残りたい(リポヴィッツ)

「チームは常に先頭に立って素晴らしい仕事をした。私たちがこの小さなグループの中にいるのを見つけることができてうれしかった。本当に本当に大変な1日だった。とても寒かった。週末は多くの大きな課題があり、非常に厳しいものになる。いろいろなことが起こると思うが、表彰台に残り続けたいと思っている」とリポヴィッツ。

2025パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters
2025パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

第83回パリ〜ニース日程
3月9日 第1ステージ ル・ペレ・アンイヴリーヌ〜ル・ペレ・アンイヴリーヌ 156.1km
3月10日 第2ステージ モンテソン〜ベルガルド 183.9km
3月11日 第3ステージ シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニクール〜ヌヴェール 28.4km)チームタイムトライアル)
3月12日 第4ステージ ヴィシ〜ラ・ロジュ・デ・ガルド 163.4km
3月13日 第5ステージ サンジュスト・アンシュヴァレ〜ラ・コートサンタンドレ 203.3km
3月14日 第6ステージ サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン 209.8km
3月15日 第7ステージ ニース〜オロン 147.8km
3月16日 第8ステージ ニース〜ニース 119.9km
(クリックすると各ステージのレポートに飛びます)