ベルナルが新生イネオスのエース…ジロ・デ・イタリア5月11日開幕

5月11日から6月2日まで行われる第102回ジロ・デ・イタリア。総合優勝をねらう有力選手を、主催する RCS/ラ・ガゼッタデッロスポルトがピックアップ。バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、サンウェブのトム・デュムラン(オランダ)、ユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)、ミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ(英国)、アスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)、そしてイネオスのエガン・ベルナル(コロンビア)の6選手だ。

ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)

バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ ©LaPresse

2013、2016ジロ・デ・イタリア総合優勝。2017年に総合3位となって以来、2年ぶりに参戦。2010ブエルタ・ア・エスパーニャ、2014ツール・ド・フランスと合わせて今大会唯一の三大大会覇者。34歳にして総合優勝の有力候補。ツアー・オブ・アルプスで総合3位になり、カナリア諸島でのトレーニングをこなして万全の態勢で乗り込んでくる。

「ジロ・デ・イタリアに向けた調整はいつもの通り。標高の高いところでトレーニングを積み、ツアー・オブ・アルプスで実戦に突入。そしてリエージュ〜バストーニュ〜リエージュに出場。コンディションはいい感じで高まっている。短いタイムトライアルで始まる今年の大会は、総合優勝を争う有力選手にとってそれがキーとなってくる。

序盤戦は標高の高い山岳がないとはいえ、コースがとても難しいので過小評価するべきではない。だれもが第1週目から強さを見せつけたいという野望を持っているから、有力チームのキャプテンは驚くような動きをするかも知れない」(ニーバリ)

トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)

トム・デュムラン © LaPresse -Gian Mattia D’Alberto

2017年の第100回ジロ・デ・イタリアで総合優勝した28歳。2016年大会が故郷とも言えるアペルドールン(オランダ)で開幕したのがきっかけで、ジロ・デ・イタリアとマリアローザの魅力に心を奪われたという。2018年はクリストファー・フルームと激闘して総合2位。今回は4年連続出場となる。

ニーバリとともに大会の優勝経験者として臨むが、これまでのマリアローザ着用日数は17日間で、ニーバリの記録にわずか3日少ないだけ。UAEツアーで6位、ティレーノ〜アドリアティコで4位。高地トレーニングキャンプをこなし、トップフォームで乗り込んでくる。

「常にジロ・デ・イタリアを念頭に置いてシーズンを戦っている。今回も偉大なレースであり、スゴいコースだ。激しい戦いになることが予想されるけど、そのための準備はできている。開幕地ボローニャにいい感じで乗り込むことができそうだ」(デュムラン)

プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)

ティレーノ〜アドリアティコで総合優勝したプリモシュ・ログリッチェ ©LaPresse/Fabio Ferrari

スロベニア出身の29歳。その名前が初めて知れ渡ったのは3年前のジロ・デ・イタリア大会初日。オランダのアペルドールンで行われた個人タイムトライアルでトップタイムのトム・デュムランに100分の1秒のタイム差で2位になったときだ。ドイツ登録のサンウェブも事実上のオランダチームで、ログリッチェが所属するユンボ・ヴィスマとはライバル心がある。今回も両者が得意とするタイムトライアルの成績で3週間にわたるグランツールの戦い方が変わりそうだ。

今回の初日はボローニャのサンルーカ聖堂にゴールするヒルクライムタイムトライアル。ツール・ド・ロマンディーの前に参加した2レース、UAEツアーとティレーノ〜アドリアティコでログリッチェはだれにも負けていない。ジロ・デ・イタリア総合優勝は2019シーズン最大の目標と表明している。

「このジロ・デ・イタリアには素晴らしい選手が出そろった。マリアローザを獲得することがチーム最大の目標だ。タフなレースになるだろう。ボクに向いたコースだと報じられるけど、調子がよければだれにでもチャンスがあるコースだと思う。絶好調ならどんな山岳も行けるからね。個人タイムトライアルが3回あるのは、勝てるチャンスがある要因だ。山岳の要素も極めて多いのもボクは好きだ」(ログリッチェ)

サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)

サイモン・イェーツがジロ・デ・イタリア第6ステージでマリアローザ © Massimo Paolone – LaPresse

2018年に13日間マリアローザを守り続けた26歳は、それをきっかけに選手として新たな可能性を見出した。トム・デュムランやクリストファー・フルームには個人タイムトライアルでかなわないが、最大限の犠牲をもって1秒でも攻撃の手を緩めなかったことで、歴史に残るバトルに加わった。

しかしアルプスで陥落し、最終的に総合21位に。グランツール制覇に失敗したことを経験値とし、半月後にはブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝。今回のジロ・デ・イタリアで1年前のリベンジを期す。

「特別なことはせず、他のレースと同様にジロ・デ・イタリアに乗り込む。どんなレースでも勝つために挑戦するのが大好きだし、プロとして普通のビジネスだ。昨年のジロ・デ・イタリアとやり方はほぼ同じ。事前に走ったレース数もほぼ変わらない。アグレッシブに走りたいが、最終週はとても厳しいものになることが想定できるので、それを見越してシェイプしていきたい」(イェーツ)

ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

ミゲルアンヘル・ロペスが地元コロンビアで総合優勝 ©Maximiliano Blanco/Getty Images

2018年はジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位の表彰台に乗った25歳のコロンビア選手。シーズン序盤のステージレース2大会で総合優勝したのはログリッチェと同じ。ツアーコロンビアとボルタカタローニャだ。4月にはコロンビアに帰って高地トレーニングを積んだだけでなく、第一子の誕生を迎えた。2019シーズンは絶好調のアスタナチームにあって、押しも押されぬエースにまで成長した。山岳での走りが注目されている。

「ジロ・デ・イタリアの開幕を心待ちにしていた。昨年の成績は高いモチベーションとなったので、今年も同じくらいかそれ以上に活躍したい。少なくともチームは記憶に残るような成績を修めることが目標だ」(ロペス)

エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス)

イネオスのエガン・ベルナル ©Team INEOS

前年の覇者フルームが欠場し、22歳のルーキーがエースとしてジロ・デ・イタリア初参戦。2018シーズンはアシスト役としてフルームのジロ・デ・イタリア、ゲラント・トーマスのツール・ド・フランス総合優勝に大きく貢献していて、エースとして走るジロ・デ・イタリアでは最も注目されている。

イタリアとの縁は深い。ジュニア選手時代にイタリアのアンドローニジョカットーリ・シデルメックに所属してMTBレースを走っているからだ。2019シーズンはパリ〜ニースで総合優勝し、チーム名称を変更したディフェンディングチャンピオンチームのエースとしてボローニャ入りする。

【5月5日に追加されたニュース】エガン・ベルナルが鎖国骨折でジロ・デ・イタリア欠場へ

他の有力候補はボブ・ユンゲルス(ドゥークニンク・クイックステップ)、ミケル・ランダ(モビスター)、ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)ら。

🇮🇹第102回ジロ・デ・イタリアの特集サイト

ビンチェンツォ・ニーバリが2018ブエルタ・ア・エスパーニャのナンバーカード1番

ブエルタ・ア・エスパーニャは開幕まであと5日と迫った8月20日、2018年の第73回大会におけるナンバーカード1番をバーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)に与えると発表した。慣例では前年の覇者に割り振られるが、スカイのクリストファー・フルーム(英国)が欠場するため。ニーバリは前年の総合2位。

2017ブエルタ・ア・エスパーニャ。ニックネームの「サメ」をイメージしたポーズでゴールするビンチェンツォ・ニーバリ

第73回大会は前年の覇者が欠場したものの、2009年のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)、2010年のニーバリ、2015年のファビオ・アルー(イタリア、UAEエミレーツ)、2016年のナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)と歴代優勝者4人が参戦する。

ニーバリは7月のツール・ド・フランスにおいてラルプデュエズにゴールする山岳ステージで観客と接触。落車により頚椎損傷のケガを負い、グランツール19回目の出場にして初めてのリタイアを余儀なくされた。今回のブエルタ・ア・エスパーニャ出場に際しては医師の判断を得て出場に至ったという。

🇪🇸ブエルタ・ア・エスパーニャの特集サイト
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新城幸也は8回目のツール・ド・フランス出場を逃す

バーレーン・メリダが2018ツール・ド・フランスの出場メンバーを6月27日に発表し、出場8選手のなかに新城幸也が加わっていなかった。新城は2009年にツール・ド・フランスに初出場し、2010年、2012〜2014年、2016年、2017年と出場。すべて完走を果たしていた。3年連続8回目の出場が期待されていた。

2017ツール・ド・フランスの新城幸也 © ASO

バーレーン・メリダは自国のジロ・デ・イタリアを欠場したビンツェンツォ・ニーバリが2014年以来の総合優勝をねらい、上りに強いスペインのイサギレ兄弟らをアシストとして起用する布陣を選択した。

●バーレーン・メリダのツール・ド・フランス出場メンバー
ビンツェンツォ・ニーバリ(イタリア)、ソニー・コルブレッリ(イタリア)、ホン・イサギレ(スペイン)、ゴルカ・イサギレ(スペイン)、ドメニコ・ポッツォビーボ(イタリア)、ハインリッヒ・ ハウッスラー(オーストラリア)、フランコ・ペリツォッティ(イタリア)、クリスティアン・コレン(スロベニア)

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「地獄のレースになる」…ニーバリが世界選手権コースを試走

イタリアのビンチェンツォ・ニーバリが3月23日、2018世界選手権ロードが開催されるオーストリアのインスブルックを訪れ、エリート男子ロードのコースを試走した。3月17日にミラノ〜サンレモを制したばかりのイタリアのエースだが、小雪の舞う気象条件の中で、「最後の登りはMTBエンデュランスのように見えた」と驚きを隠せなかった。

世界選手権のコースを試走するビンチェンツォ・ニーバリらイタリア勢

ロードコースは序盤のコースを走行後、チロル地方の厳しい峠を7回上る周回コースに突入。さらに最終周回は「地獄」と呼ばれる別の峠が出現する。ニーバリはイタリアナショナルチームのアレッサンドロ・デマルキとフランコ・ペッリツォッティとともに、この2つのサーキットを実走し、最後の地獄坂を2回上った。

「こんなに厳しいコースとは思わなかった」とビンチェンツォ・ニーバリ

「これはハードだ。エネルギー補給の計算から、機材の選択、もちろんナショナルチームのセレクションまで重要になってくる」とニーバリ。
「地図でも厳しいとは分かっていたが、実際に走ってみるとまったく別物の厳しさが体感できた。ほかの選手も初めてここを走ってみれば、きょうのボクのような驚きを持つだろう」

ナショナルチームのダビデ・カッサーニ監督はチームカーを運転しながら、「私はすでにコースを知っていたけれど、実際に選手たちとこのルートを確認すると感動するものがある。8kmの上り坂が7回も繰り返され、最後は最大28%という壁を上る。ハードなレースになりそうだ」

© EXPA/ Jakob Gruber

デマルキは、「地図を見ただけでも、これが最も困難な世界選手権のコースの一つだと思った。大会の数カ月前にここにきたのはいいことだと思った。9月の開催に向けて最善の方法を見つけたい。この美しいチロル地方のコース脇がたくさんの人で埋まることを期待している」とコメント。

ペッリツォッティは、「この世界選手権は非常に困難である。コースは長くてしんどい。ここで好成績を修めるためには、精神面とフィジカルの両方でいい状態で乗り込むことが重要で、直前まで開催されているブエルタ・ア・エスパーニャがキーを握る」と語った。

2018年の世界選手権ロードは9月22日から30日までインスブルックで開催される。エリート男子ロードは最終日の30日で、距離259.5km(スタート後のニュートラル区間を含めると265km)、獲得標高4670mで争われる。

世界選手権エリート男子ロードのコース

2018世界選手権ロード(インスブルック)

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ビンチェンツォ・ニーバリがミラノ〜サンレモで逃げ切り優勝

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ビンチェンツォ・ニーバリがミラノ〜サンレモで逃げ切り優勝

バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)が3月17日に行われた第109回ミラノ〜サンレモで独走優勝した。

ミラノ〜サンレモを逃げ切ったビンチェンツォ・ニーバリ © LaPress – Marco Alpozzi

距離300kmの最長レース。序盤に初山翔(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)を含む9選手がアタック。雨の中を260kmにわたって逃げ続けたが、雨雲を突き抜けた残り30kmで捕まった。この時点で優勝候補、前年の覇者ミハウ・クビアトコウスキー(スカイ)やペテル・サガン(ボーラ・ハンスゴローエ)は絶好に位置にいて、有力スプリンターも相当の数が残っていた。

ビンチェンツォ・ニーバリがアタック © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari

残り6.5kmでニーバリがアタック。ポッジオの上りを15秒先行して通過すると、スプリント勝負に持ち込みたいチームのアシスト陣が執拗に追撃を試みたが、ニーバリがゴールまで逃げ切った。

ミラノ〜サンレモでビンチェンツォ・ニーバリが優勝 © LaPress – Marco Alpozzi

「チームの完ぺきなアシストに感謝したい。集団の中で周囲に注意を払いながら、風を受けないようにしていた」とニーバリ。
「ポッジオでアタックして、監督から20秒差があると無線で情報を受けたときは驚きだった。さらにアタックを強めた。これまでで最高の勝利だとは言い切れないが、肩越しに後続集団を振り返ったとき、スプリンターたちに追いつかれないことを確信したシーンは壮観だった」

初山は150位で初出場のミラノ〜サンレモを完走した。

第109回ミラノ〜サンレモ © LaPresse/Fabio Ferrari

出発地のミラノは雨だったが、地中海に出ると晴れに ©
LaPresse/Fabio Ferrari

ビンチェンツォ・ニーバリがアタックして単独でゴールを目指す © LaPresse/Fabio Ferrari

単独でサンレモのゴールを目指すビンチェンツォ・ニーバリ © LaPresse/Fabio Ferrari

春を告げるレース、ミラノ〜サンレモ © LaPresse/Fabio Ferrari

ビンチェンツォ・ニーバリ © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari

春のリビエラ海岸 © LaPresse/Fabio Ferrari

ビンチェンツォ・ニーバリ © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari

ビンチェンツォ・ニーバリがポッジオの上りでアタック © Luca Bettini/BettiniPhoto

ビンチェンツォ・ニーバリ © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari

ゴール前の直線路、ロード通りで必死に走るビンチェンツォ・ニーバリ © Luca Bettini/BettiniPhoto

ビンチェンツォ・ニーバリと後続の大集団はタイム差なしだった © LaPresse/Spada

ミラノ〜サンレモ優勝のビンチェンツォ・ニーバリ © LaPress – Marco Alpozzi

左から2位のカレブ・ユワン、ビンチェンツォ・ニーバリ、3位のアルノー・ドマール © LaPress – Marco Alpozzi

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初山翔がシーズン最初の重要レース、ミラノ〜サンレモに初出場

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ティレーノ〜アドリアティコにフルーム、ニーバリ、サガンらが参戦

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコが3月7日に開幕。スカイのクリストファー・フルーム(英国)、バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、UAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア)、サンウェブのトム・デュムラン(オランダ)、ボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)ら強豪選手が参戦する。

ティレーノ〜アドリアッティコに挑む(左から)デュムラン、アルー、フルーム、ニーバリ、サガン ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

イタリア半島の西側に位置するティレニア海から東側のアドリア海へとイタリアを横断するシーズン序盤の重要なステージレース。第1ステージはチームタイムトライアル、第2ステージ、第6ステージは平坦、第4ステージは標高1335mのサルナノにフィニッシュする山頂フィニッシュ、第7ステージは個人タイムトライアルなどバリエーションに富んだコース設定。グランツールで活躍する世界トップクラスのオールラウンダーやヒルクライマーの活躍が期待されている。

スカイのクリストファー・フルーム(英国) ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

スカイのクリストファー・フルーム(英国)
「過去数年と違ってツール・ド・フランスに向けての調整方法を変更した。ティレーノ〜アドリアティコへの参戦もそれによるものだった。2013年にビンチェンツォ・ニーバリに続いて総合2位になって以来のレースだ。プロデビューがバルロワールドなので、イタリアのレースに戻ってきた意義を感じる。強いチームなので初日のチームタイムトライアルから全力で臨み、総合優勝を目指して最終日まで走りたい」

バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)
「シーズン序盤のコンディションは不確かで、日に日に調子を上げていきたい。チームはドメニコ・ポッツォビーボをエースにしてできる限りのアシストを全員でこなしていきたい」

UAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア) ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

UAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア)
「ジロ・デ・イタリアをねらうにあたってこのレースはボクにとってとても重要なものだ。初挑戦した昨年は体調不良で、設定した目標には遠かった。でもチームを変えて、再び挑戦できることに喜びを感じる。先週はジロ・デ・イタリアのコースとなっているシチリア島で乗り込みを続けてきた」

サンウェブのトム・デュムラン(オランダ) ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

サンウェブのトム・デュムラン(オランダ)
「カゼをひいてしまって調子はよくない。この大会には3回出場しているが、2017年は総合6位と最もいい成績を修めたことで、そのシーズンの実績を高めることができた。数日調子を見て、なにができるかを探していきたい」

ボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)
「これまではカタールやオマーン、アルゼンチンなどでレースインしてから挑んできたが、今年のティレーノ〜アドリアティコはシーズン初レースとなる。過去4年で4回ポイント賞を獲得しているので、今回はそれとは異なるジャージをねらっていきたい。このレースで勝ってミラノ〜サンレモにいい感じで臨みたい」

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第53回ティレーノ〜アドリアティコのコースマップ


http://pressports.com/2018/03/06/初山翔がティレーノ〜アドリアッティコに参戦7/

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