第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月20日、オランダのゼルトゲンボスからユトレヒトまでの175.1kmで第2ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのサム・ベネット(アイルランド)がゴール勝負を制して優勝。2020年以来の4回目の勝利。
総合成績では、この日の4位に入ったユンボ・ビスマのマイク・テウニッセン(オランダ)が首位になった。テウニッセンは他のチームメート5選手と同タイムで並んだが、総合成績がタイム差なしの場合はそれまでのステージ順位の合計が最も少ない選手が上位となるルールがあり、チームメートで同じオランダのロベルト・ヘーシンクに代わって首位になった。
母国でリーダージャージ獲得。マイヨジョーヌよりもうれしい…テウニッセン
「正直に言うと、計画したことではなかった」とマイヨロホを獲得することになったテウニッセン。
ベルギーのブリュッセルをスタートした2019年のツール・ド・フランス第1ステージで、ゴール勝負を制してステージ優勝するとともに、マイヨジョーヌをその後の2日間着用した実績を持つ。
「プリモシュのアシストをするためにここにいると何日も前から言ってきたが、今日もそれがメインのチーム指示だった。でも実際には今朝になって、みんながボクのことを気にかけてくれることを察知していた。
すべてが計画通りに進み、プリモシュが最後の3km地点を通過したら、ボクができるだけ上位でフィニッシュラインを通過するかのお膳立てが整えられていた。チームと関係者全員に感謝したい。
マイヨジョーヌも特別だったが、今回のマイヨロホはさらに特別かもしれない。多くの人が応援している母国でそれを獲得できるなんて。みんなにとっても本当に素晴らしいことだ。もっと上の目標を目指していくけど、素晴らしい1日だった。明日が楽しみだ」
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
●マイヨルナレス(山岳賞)ジュリアス・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)
□マイヨブランコ(新人賞)イーサン・ヘイター(英国、イネオスグレナディアーズ)
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