新型デュラエース発表とともに各社から搭載モデル

創業100周年を迎えたシマノが9月1日に新型デュラエースとアルテグラを発表。同日にジャイアント、ピナレロ、ブリヂストンが新型パーツ搭載の完成車を続々と発表した。

ジャイアント・TCR ADVANCED SL0 DISC DA

ジャイアントTCR ADVANCED SL 0 DISC

待望のフルモデルチェンジを遂げたシマノのロードコンポーネント、DURA-ACEとULTEGRA。ジャイアントはその新型R9200系DURA-ACE Di2とR8100系 ULTEGRA Di2を搭載したロードバイク3種を2022モデルとして発表した。

新型DURA-ACE Di2
新型ULTEGRA Di2

TCR ADVANCED SL 0 DISCは137万5000円。TCR ADVANCED PRO 0 DISC ULTEGRA Di2は69万3000円。

ジャイアント・TCR ADVANCED PRO0 DISC ULTEGRA Di2

ピナレロ・ドグマF DuraAce Di2 12S ディスクは181万5000円

ピナレロ社からは新型シマノ・デュラエース Di2 12S ディスクを搭載したDOGMA F DISK 完成車が同時リリースされた。メインコンポーネントはR9200デュラエース Di2ディスクで、ホイールにはフルクラム SPEED 40 LITEを標準スペックとして装着している。タイヤにはピレリの新製品「P ZERO RACE」を履いて、まさにフルレーシングスペックといったアッセンブルになっている。

DOGMA F12 DuraAce Di2 Disc

メリダのSCULTURA Vも価格未公表ながら発表

軽量化、空気抵抗の低減、そして快適性の向上。同時に実現できないと思われるこれらすべて を具現化したバイク、それが新型 SCULTURA Vだ。SCULTURA V は、軽量ロードバイクとしてのこれまでの伝統を受け継ぎながら、空気抵抗を徹底的に減らし、快適性を新たなレベルまで高め、さらに重量を極限まで削減。ワールドツアーをはじめ、レースに勝てる万能な武器となる。

メリダ・SCULTURA V

最新デュラエース搭載のブリヂストンアンカーRP9は121万円

レーシングブラック
100周年シマノの黒歴史…エアロの失敗があってこそ世界最強に

新城幸也、増田成幸オンライントークショー…だれでも視聴可

東京五輪代表の新城幸也(バーレーン・マクラーレン)と増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のオンライントークショーをメリダジャパンが12月13日(日)に開催する。国内外のロードレースをメリダバイクで駆ける2選手の話が自宅などで視聴できる。

今回はMERIDA CYCLING ACADEMYの特別プログラム。特別ゲストとして新城と増田を迎え、コロナ禍で揺れた激動の今シーズンの振り返りや、オフシー ズンの過ごし方、来シーズンの意気込みなど、ここでしか聞けないエピソードを交えた1時間のトークショーを行う。

トークショーはMERIDA X BASE YouTubeチャンネルで無料オンライン配信されるので、自宅でも楽しめる。

【オンライントークイベント概要】
日時 2020 年 12 月 13 日 15:00~16:00
●MERIDA X BASE YouTube チャンネル

事前に質問を募集

●質問はこちらで応募。 ※全て紹介できない場合がある

※録音、録画は禁止
※インターネット接続環境が必要
※通信にかかる費用は各自の負担
※通信環境により画像・音声が乱れる場合もある

【特別ゲスト】

新城幸也
沖縄県石垣島出身のサイクルロードレース選手
TEAM BAHRAIN McLAREN 所属。2009年には日本選手として13年ぶりにツール・ド・フランスに出場し、日本人で初めて近代ツール・ド・フランスを完走した選手の一人となった。
2012年のツール・ド・フランスでは第4ステージにおいて敢闘賞を獲得。日本人で初めてグランツールの表彰台に上がった選手。
2020年はジロ・デ・イタリアに唯一の日本人選手として出場。

新城幸也 ©Yuzuru SUNADA

増田成幸
2006-2007 ミヤタ・スバル~チームミヤタ
2008-2009 エキップアサダ~EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
2010 チーム NIPPO
2011-2012 宇都宮ブリッツェン
2013 キャノンデール・プロサイクリングチーム
2014- 宇都宮ブリッツェン
2019 年全日本自転車競技選手権 個人タイムトライアル男子エリート優勝

増田成幸

レースからトレイルライドまで…フルサスMTB「NINETY-SIX」

メリダジャパンはXC(クロスカントリ ー)、マラソンなどのレースからトレイルライドまで幅広く活躍するモデル「NINETY-SIX」シリーズを2021年ラインナップからフルモデルチェンジをして新発売した。

NINETY-SIX RC 9000

2008年に初登場し、ワールドカップと世界選手権で優勝したフルサスペンションレースバイクNINETY-SIX は、この10年で大幅な変更や改良が施されてきたが、最新モデルは過去のモデルからもっとも顕著に進化した。

現代のXC、マラソン、ステージレースだけでなく、軽量なショートトラベルバイクでのトレイルライドへのメリダなりの答え、それがトレイルからレースコースまでを全開で楽しめる NINETY-SIXだった。

下りでのハンドリングを向上させるヘッドアングル

過去にはMultivan-MERIDA Bikingチームに所属していたガンリタ・ダール・フレシャ、ホセ・アントニオ・ ヘルミダ、ラルフ・ナフ、オンドレイ・チンクが乗り、国際的なマウンテンバイクレースの最高峰で輝かしい成績を残してきた。しかし近年のより過酷なレースコースが設定される傾向や、超高性能の軽量ショートトラベル フルサスペンションバイクを求めるライダーの増加から、MERIDAのR&DチームはNINETY-SIXのデザインを一から見直し、まったく新しいバイクを作り上げた。

P-FLEX システム搭載のリヤ

新たなNINETY-SIXで次の10年を戦うべく、チームは今までとは別物となるフレームを造り上げ、数々の特徴を最新ジオメトリーや改良したサスペンションプラットフォームと組み合わせた。新型NINETY-SIXでは、2種類のグレードのカーボンフレームが用意され、最上級グレードのRC CF5のフレームは重量がわずか1695g、RC CF4 /Mサイズのフレーム重量が1845gとなっている。

その昔、XCやマラソン競技用レースマシンは、登坂性能に主な焦点を当てていた。しかし現在はコースの登り以上に下りで技量が問われるようになったため、下りの性能がますます重要となっている。そこで下りの性能と荒れたセクションでのハンドリング性を向上させるべく、ヘッドアングルを1.5度寝かせ、リーチを伸ばし(Lサイズで449mmから473mmへ)、BBハイトとスタンドオーバーハイトを下げる形でジオメトリーを変更した。この変更からバイクの安定性がより高まり、バイクを操作する際のポジションにさらなるゆとりが生まれるようになった。

また、NINETY-SIXではバイクとの一体感が高まって、トレイルやコースが荒れ出したときにバイクを確実に操作できる。

トレイルとレースコースを全開で楽しめる、NINETY-SIX史上最速の1台

しかし、現代の仕様に進化したのは、下りの性能だけではない。 シートアングルを1.5度(サイズによっては2度)立たせ、ペダルにより多くの力を簡単にかけられるようになっているため、効率性と反応性により優れた登坂性能も備えた。

しかし、優れたジオメトリーも、完璧に機能するサスペンションプラットフォームがあってこそのこと。 新型NINETY-SIXのレバー比は、旧世代のものよりプログレッシブになっている。その割合は7%以上で、これは 現在のクロスカントリー用ショックの小さなエアチャンバーと完璧にマッチしている。トラベル初期での高めのレバー比が、サスペンションを小さな衝撃に対して敏感に反応させ、トラベル中間域になると優れたサポ ート性を発揮する。

より立てたシートアングルでペダル効率を向上。2カ所のボトル台座も

加えて、今回からP-FLEXシステムも新たに導入した。この新しいシステムは、シートステーとチェーンステーにピボットを持たない。そのため、フレームの軽量化と剛性の向上という好影響をもたらした。フレーム素材の特性や板バネのようなフレームデザインにより、耐久性を損なうことなく、十分なしなりを生み出した。新しいサスペンション構造から、NINETY-SIXは下りや荒れたセクションで衝撃吸収性が驚くほど高いだ けでなく、走行距離をどんどん稼ぎ、過酷な登りでさえ挑めるようにする優れたペダリング効率を発揮する。

ワイヤーポートヘッドセット

その他にも「ワイヤーポート」ヘッドセットを介した新たなケーブルインテグレーションや2 カ所のウォーターボトル台座、専用チェーンガイド、トレイルマウントなどさまざまなスペックを備えている。

ジオメトリーとサスペンションはどちらも軽さを併せ持ち、互いに完璧に作用しあい、トレイルとレースコースを 全開で楽しめるよう、最も高性能でサポート性に優れ、NINETY-SIX史上最速の1台となった。

●メリダのホームページ

快適さとスピードのエンデュランスロード…メリダ・スカルチューラ

メリダジャパンは、日本国内での独占販売権を有するMERIDA(メリダ)から、エンデュランスライドで活躍する新モデル「SCULTURA ENDURANCE」シリーズを2021年ラインナップから新発売する。

路面状況を気にせず、快適さとスピードを高い次元で両立する。これは実現が常に望まれていたロー ドライドの理想の形だった。そこでMERIDAでは高い人気と評価を持つSCULTURAラインをベースにロードライドにおける理想の機能を持たせたSCULTURA ENDURANCEを開発した。

ラインナップに新たに追加されたSCULTURA ENDURANCEは、オフロード向けのMISSION CXやSILEXと、レース向けモデルのREACTOやSCULTURAとの間に位置するモデル。より気楽に走りたいサイクリストに向けた、MERIDAのロードラインにおける高性能で楽しい1台だ。

新しいSCULTURA ENDURANCEには数々の特徴があるが、注目すべきポイントは快適さに優れたフレーム、そしてさまざまな用途に使えるところだ。

新デザインのSCULTURA ENDURANCEフレームは、長距離を快適に走りたいライダーのニーズに応えたジオメトリーを採用した。長めのヘッドチューブで上半身を立たせた走行姿勢や、最大35mmのスリックタイヤを取り付けられるクリアランスにより、このバイクはより快適に走れるだけでなく、路面が荒れ出してからも車体を確実に操作できる。

寝かせ気味のヘッドアングルとやや長めのホイールベースは太いタイヤと相まって、高速域でも優れた安定性を発揮し、ライダーに安心感を与える。加えて、チェーンステーおよびシートステーの特定部位は板バネのように作用し、フレーム素材本来のしなやかさを増強させている。これがリアエンドの快適さをさらに高めるだけでなく、振動を軽減させる。

また、新たにデザインされたワイヤーポートヘッドセットや隠されたシートポストクランプなど、空力性能の向上に焦点を当てたバイクに採用されている特徴も持ち合わせている。なお、前者はフロ ント周りのケーブル類をすっきりと取りまとめ、後者はフレームラインの連続性を保って空気抵抗を軽減させ、この重要な部位での乱流の発生を抑える。

SCULTURA ENDURANCEは快適さを重視したエンデュランスライド以外に、冬場のトレーニングや、ロードユーザーのハイペースな通勤シーンにも最適。どのモデルもマッドガードマウントが付属していて、トレーニングや通勤での利便性を高められる。シートステーブリッジは着脱式でマッドガードを取り付けられるので、見た目をすっきりさせ、またタイヤクリアランスを広げたい場合には、ブリッジごとマッドガードを取り外せる。

●メリダのホームページ

メリダがオンラインで注文できるECサイトが新たに開設

ミヤタサイクルは、日本国内での独占販売権を有するMERIDA(メリダ)のバイクを直接ユーザーがオンラインサイトで注文し、MERIDA GLOBAL DEALER店で受け取ることのできるオンライン販売システム「MERIDA ECサイト」を新たに開設した。

「MERIDA ECサイト」では国内取扱全車種が注文でき、ECサイト内のMERIDA GLOBAL DEALER店から近くの店舗を指定して、受け取りができるというシステム。

『ネット購入を検討しているけど、安心のおけるメーカーサイトで注文したい』 『ショップへ何度も見に行く時間は取れないが、使い方や乗り方が不安なので、最終的にショップで受け取 りたい』 『ネットで購入したいけど、配送料が高い』 などといったユーザーの要望に応えた。

注文時には、スタッフによる電話確認も行い、受け取りの連絡まで同社スタッフが一貫して、担当する。

自転車の受け取りはECサイト内の対象店舗のみ。購入者の自宅等への配送はできない。

MERIDA ECサイト
開始日:4月27日~
購入可能車種:国内取り扱い全車種
対応決済方法:クレジットカード(VISA、MASTER)

●MERIDA ECサイト

杏寿沙さんと行く伊豆の茶摘み体験と歴史探訪ツアー

元宇都宮ブリッツェンフェアリーの杏寿沙さんといっしょに伊豆の国市の名所を巡るeバイクファンライドが2020年4月25日(土) に開催される。主催はミヤタサイクル

杏寿沙さんと行く歴史探訪サイクリング

ミヤタサイクルは日本国内での独占販売権を有するMERIDA(メリダ)のレンタル・展示施設 『MERIDA X BASE(メリダ・エックス・ベース)』(静岡県伊豆の国市)で『MERIDA CYCLING ACADMY(メリダ・サイクリング・アカデミー)』を開設。地域へのスポーツ自転車文化の浸透と発展を促進するプログラムを定期的に開催している。

今回はMERIDA X BASEをスタートし、伊豆の歴史、伊豆の国市内の国指定重要文化財、史跡を豆知識など、杏寿沙さんが一緒に巡りながら解説。また静岡の名産品のお茶をかすり着物を着用しお茶摘みを体験。摘んだお茶はお土産に持ち帰れる。お昼ご飯は伊豆の名産品として有名な鯵の干物などの網焼き、お茶の葉天ぷらを味わう。1日で静岡・伊豆の「歴史」、「伝統」、「食」を満喫できる約25kmのコースをeバイクで巡る。

傾斜地にある茶畑は絶景も楽しめる

参加予約は3月19日(木)よりMERIDA X BASE公式HPの予約ページで開始。

静岡の名産であるお茶の摘み取り体験

【立ち寄り処】
江川邸(国指定重要文化財)
1958年に国の重要文化財に指定された江川家の住宅。民家として国の重要文化財に指定されたのは初めて。36代目当主である江川英龍は幕末時代に活躍した代官で、動乱の時代に国防の必要性を感じ、幕府に対する沿岸防備の建議や農兵制度、西洋砲術の研究と訓練、銃砲鋳造のための反射炉の計画と実行などを行った人物。4月12日に日本で初めてパンを焼いたと言われ、現在はパンの日にもなっている。江川邸の主屋の屋根裏とパン窯が見どころ。

北江間横穴郡(国指定史跡)
伊豆半島ジオパークに認定されている北江間横穴群は、海底にたまった火山灰の地層に掘られた遺跡。伊豆半島北部の田方平野周辺では7世紀ころから横穴墓がつくられるようになり、数多くの横穴墓が現存している。横穴群の分布や、そこで見られる地層を観察することで、大地の成り立ちとそこで暮らしてきた人々の歴史の一端を垣間見ることができる。

韮山反射炉(世界遺産)
2015年に世界遺産に登録された反射炉。幕末期の代官江川英龍(坦庵)が手がけ、後を継いだその子英敏が完成させた。反射炉とは、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉。実際に稼働した反射炉として国内で唯一現存するもの。

世界遺産の韮山反射炉

茶摘み体験
静岡の名産であるお茶の摘み取り体験。かすりの着物を着用し新茶摘みという貴重な体験。韮山反射炉と富士山という2つの世界遺産を見ながらの茶摘み体験は記憶に残ること間違いなし。

韮山反射炉と 富士山という2つの世界遺産を見ながらの茶摘み体験

願成就院
1189年北条時政が建立した寺院。運慶作の阿弥陀如来坐像・毘沙門天立像・不動明王・矜羯羅童子像・制吒迦童子像(こんがらどうじぞう・せいからどうじぞう)とその胎内銘札の5体が2013年に国宝に指定。

【講座概要】
2020年4月25日(土)10:00~16:00
受講料1万円 (昼食、お茶摘み体験料、お土産、バイクレンタル込み)
※江川邸、韮山反射炉、願成就院の入場料は含まれず。
参加申し込み締め切り 2020年4月20日(月)
定員10名 (最少催行人員5名)
講座の詳細・申し込みは、MERIDA X BASE公式サイトを確認。
現地までの往復交通費、宿泊費は各自負担

ガイドライダーは杏寿沙さん

かすりの着物を着用して新茶摘みをする杏寿沙さん

2015年~2016年に宇都宮ブリッツェンフェアリー自転車競技部所属。現在はラジオパーソナリティ、栃木県内のイベントMC、スポーツジムでのインドアバイクトレー ナー、JプロツアーイベントMC、自転車イベントのゲストライダーなど自転車を中心 に幅広く活動中。心拍計POLARアンバサダー。

※開催の5日前(4月20日)の天気予報で開催判断。当日はeバイクの無料貸し出しを利用可。MERIDA X BASEでロッカー利用可。備品無料=ヘルメット/グローブ/フロントライト/テールライト/ボトルケージ。eバイクはフラットペダル。昼食代はプランに含まれるが、小銭などを携帯することを推奨。ウィンドブレーカーなどの防寒着の携帯を推奨。アレルギーがある人は事前に通知。中学生以下は必ず保護者の同伴が必要