別府史之と新城幸也が出場…全日本選手権ロード

第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレースが2019年6月27日から30日まで、静岡県の富士スピードウェイで開催される。オリンピック前年の大会だけに、男子エリートでは海外で活躍する新城幸也(バーレーン・メリダ)や別府史之(トレック・セガフレード)が参戦する。

全日本選手権ロードのコースマップ(クリックすると拡大します)

U23では近年力を伸ばしてきている若手選手の石上優大(AVCエクサンプロバンス=タイムトライアルは欠場)や松田祥位(エカーズ)の走りに注目。女子では、2016年から3連覇中の与那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)にベテランの唐見実世子(弱虫ペダルサイクリング)とトラックで活躍する梶原悠未(筑波大)が挑む。

全日本自転車競技選手権ロードレース、個人タイムトライアルは日本一を決める大会。日本人だけで行われるロードレースでは唯一国際自転車競技連合(UCI)ポイントが付与される。また、それぞれのカテゴリーの個人タイムトライアルおよびロードレースで優勝すると、次大会までの一年間にわたって日本ナショナルチャンピオンジャージを着ることが義務付けられる。

今回のコースは2020東京五輪ロードレースのフィニッシュ会場、2020東京パラリンピックのロードレースでのスタート・フィニッシュ会場の富士スピードウェイの敷地を利用した特設周回コースで行われる。

ライブ配信情報
【オンデマンド限定】第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレース 個人ロードレース 男子エリート
配信期間 : 2019年6月30日午後0:00 ~ 2019年6月30日午後3:30
https://jod.jsports.co.jp/p/cycle/japan_cycle/19612-14L

●個人タイムトライアル
​・6月26日(水曜日)
16:00-17:15 試走(個人TT)
​・6月27日(木曜日)​
08:00 バイクチェック(ピットビルB)
09:00 WJ+WU17 14.0km(1周)
     MU17+MU15 14.0km(1周)
     MJ 14.0km(1周)
        WE+WU23 28.0km(2周)
        パラ・タンデム 28.0km(2周)
12:05 パラサイクリング 14.0KM(1周)
          表彰式
          MU23 28.0km(2周)
      ME WAVE 1  42.0km(3周)
16:20 ME WAVE 2  42.0km(3周)
    表彰式

全日本選手権タイムトライアルのコースマップ(クリックすると拡大します)

●男子ロードレース
・6月27日(木曜日)​
16:30-17:15 試走  MJ, MU17+MU15​
・6月28日(金曜日)​
10:05 MU17+MU15 64.8km(10.8kmX6周)
        表彰式
12:10 MJ  119.0km(10.8kmX11周)
        表彰式  
16:30-17:15 試走 MU23​
・6月29日(土曜日)​
08:00 MU23  162.0km(10.8kmX15周) 
​18:00-18:45 試走 ME​
・6月30日(日曜日)
​09:00 ME  227.0km(10.8kmX21周)

●女子ロードレース
・6月27日(木曜日)​
16:30-17:15 試走 WJ+WU17 
・6月28日(金曜日)​
​08:00  WJ+WU17  54.0km(10.8kmX5周)
16:30-17:15 試走 WE+WU23​
・6月29日(土曜日)​
13:15 WE+WU23  140.0km(10.8kmX13周)

●日本自転車競技連盟のホームページ

別府史之が男子個人タイムトライアルで3位…アジア競技大会

ジャカルタ・アジア競技大会は7日目となる8月24日、自転車競技の男子個人タイムトライアルが行われ、別府史之(トレック・セガフレード)が銅メダルを獲得。走行タイムは56分19秒20で、優勝したカザフスタンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)と1分42秒07差。男子個人タイムトライアルは女子と同じスバンからカガクまでのコースだが、前半に平坦区間が加わった43kmで争われた。別府はロードレースで銀メダルを獲得していて、2つ目のメダル獲得となった。

アジア競技大会自転車男子タイムトライアルの別府史之 ©2018 JCF

別府史之のコメント
昨日に引き続きのメダル獲得をうれしく思う。自分のリズムを大事にし、ラスト5kmはなにも考えずただ踏み続けた。自分のベストを尽くして走り、メダルを獲得できてすがすがしい気持ち。今回のアジア大会の結果に満足している。もちろん金メダルを獲得できなかったことは残念だが、チームとして次につながるレースができたと思う。

アジア競技大会自転車男子タイムトライアルで3位になった別府史之(右) ©2018 JCF

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悔しさはあるが素晴らしいチームワーク…アジア大会で銀の別府史之

アジア競技大会は6日目の8月23日、自転車男子ロードレースで別府史之(トレック・セガフレード)が銀メダルを獲得。走行タイムは優勝したカザフスタンのアレクセイ・ルツェンコと同じ3時間25分25秒。中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)は5位。男子ロードレースはスバンからカガクまでの145.5kmで開催され、最後は3選手によるゴールスプリントとなった。別府は24日に開催される個人タイムトライアルにも出場する。

アジア競技大会男子ロードレース、別府史之はわずかにルツェンコ(左)にかわされた ©2018 JCF

コースは前日の女子のコースに40kmの平坦区間を加えた145.5kmのコースで、女子と同じくラスト15kmからの登り区間が勝負どころとなる。多くの有力国が4名参加の中で、アジア大会は日本選手団の総数に限りがあり、自転車競技全体でより多くのメダルを獲得するためにロード男子の参加選手は2名となった。日本チームからは別府と新城幸也が出場する予定だったが、新城が大会直前のレースでの落車の怪我により参加を見合わせ、急きょ中根が参加することとなった。有力選手はカザフスタンのルツェンコとエフゲニー・ジディッチ、イランのミルサマド・プルセエディらで、特にルツェンコが登りもスプリントも強力であり、最終局面ではルツェンコとの勝負になることが予想された。

スタートして数kmでアタックがかかり、中国、韓国、ベトナムの3名の逃げが決まる。乗り損ねた他の数カ国も追走をかけるが成功はせず、集団はカザフスタンのアシスト選手が2分弱のタイム差でコントロールをする。日本チームは他国に比べ少人数のためこの展開はありがたく、追走のアタックに気をつけながら後半に備える。85km地点を超えて先頭3名とのタイム差が1分ほどに縮まったところでイランのアタックを皮切りに集団から追走アタックがかかり、6名ほどが抜け出したが、別府と中根はメンバーだけをチェックして動かず最後の勝負どころまでカザフスタンのコントロールに任せる。

アジア競技大会男子ロードレースに出場する中根英登(左)と別府史之 ©2018 JCF

最初のアタックの3名から唯一残って独走を続けていた韓国のヤンから2分差で集団はラスト15kmの登りに入る。最初の1km強の登り区間で20名弱まで絞られ、そこからカザフスタンはエースのルツェンコが先頭を牽き集団を小さくしていく。ラスト5kmあたりで別府、中根、カザフスタンのルツェンコ、タイの2名という5名の先頭集団となる。中根が強さを見せて別府を強力にサポートする。中根のサポートを得て別府がスプリント力もあるルツェンコを相手にいいタイミングでスプリントをしたが、ゴール直前でかわされて2位。銀メダルを獲得した。

アジア競技大会男子ロードレースを走る別府史之 ©2018 JCF

別府史之のコメント
ラスト5kmは平坦基調なのでスプリントでねらったほうがいいと考え、登り区間で中根選手にアシストしてもらい、最後は万全の体制でスプリントに挑んだが、あと少しの差で勝つことができなかった。金メダルをねらっていたので悔しさはあるが、銀メダルという結果を残すことがよかったと思う。ここまで戦えたのはナショナルチームのおかげ。素晴らしいチームワークがいい結果につながった。中根選手とも同部屋でずっとレースについて話していた。どういう展開になるかわからないのがレースだが、うまくコミニュケーションが取れ、いいチームワークを発揮できたと思う。

中根英登のコメント
ラスト15kmの登り区間では集団前方で危険なアタックをチェックし、ラスト5、6kmの急勾配区間で再びアタックがあったため、その動きに対応しながら、自分も登りきる前に様子見のアタックを仕掛けた。しかし、苦しそうにしながらも他の選手たちが付いてきたので、そこからは自分が集団を引ききって別府選手のスプリントで勝ちに行く作戦に切り替え、ラスト300mまで集団を引き、最後は別府選手にスプリントをまかせた。別府選手と一緒に走るのは初めてだったにもかかわらず、数的不利な状況、無線もないなかでたくさんコミュニケーションを取れたこともあり、初めて走ったとは思えないチームワークを発揮できた。お互いが自分の持ち味を発揮できる動きができ、その結果でメダルが取れたと思う。

アジア競技大会男子ロードレースに優勝したルツェンコ(中央)。左が2位の別府史之 ©2018 JCF

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ルツェンコ金、別府史之が銀…アジア競技大会男子ロードレース

インドネシアで開催されているアジア競技大会は6日目となる8月23日、自転車男子ロードレースが行われ、カザフスタンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)がゴール勝負で先行した別府史之(トレック・セガフレード)をわずかに制して金メダルを獲得した。最後は5人の争いになり、中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)が先頭をけん引して、別府をアシスト。

アスタナのアレクセイ・ルツェンコ © Luca Bettini/BettiniPhoto

25歳のルツェンコは2012年にU23世界チャンピオンになった逸材。2017ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ1勝。2018ツアー・オブ・オマーン総合優勝。カザフスタンのアスリートオブザイヤー受賞者。

画像と詳細はのちほど掲載。

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別府史之がアジア選手権ロードで2位…新城幸也5位、畑中勇介16位、小野寺玲26位

ミャンマー・ネピドーで開催されている第38回アジア自転車競技選手権、第25回アジア・ジュニア自転車競技選手権はロード競技の最終日となる2月12日、男子エリート(176km)が行われ、UAEのミルザアルハマディがゴール勝負で別府史之(トレック・セガフレード)を制して優勝。3位はイランのメヒディ・ソフラビ。

アジア選手権エリート男子ロード。ゴール勝負で別府史之が2着 ©Kenji NAKAMURA/JCF

アジア選手権エリート男子ロードはスタート ©Kenji NAKAMURA/JCF

新城幸也(バーレーン・メリダ)は5位、畑中勇介(チーム右京)は16位、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)は26位。

アジア選手権エリート男子ロードの日本代表。左から別府史之、新城幸也、小野寺玲、畑中勇介 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの小野寺玲 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードを走る別府史之 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの畑中勇介(手前)と別府史之 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの別府史之 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロード ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの新城幸也 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの新城幸也 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの小野寺玲 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの畑中勇介 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードの別府史之(中央手前)。その向こうに新城幸也 ©Kenji NAKAMURA/JCF
アジア選手権エリート男子ロードで2位になった別府史之(左) ©Kenji NAKAMURA/JCF

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アジア選手権エリート男子TTで別府史之4位…優勝は張敬楽

ミャンマーのネピドーで開催されている第38回アジア自転車競技選手権、第25回アジア・ジュニア自転車競技選手権は大会3日目となる2月10日、男子エリート個人タイムトライアル(42km)が行われ、日本代表の別府史之(トレック・セガフレード)は51分19秒358で4位になった。

アジア選手権エリート男子タイムトライアルで4位の別府史之

優勝はホンコンチャイナの張敬楽で、タイムは49分53秒649。

アジア選手権エリート男子タイムトライアルで4位の別府史之

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