平塚競輪場を走る湘南バイシクル・フェスは最後の開催へ

湘南ベルマーレスポーツクラブは、JKAより「競輪公益資金」の補助を受けて2019年3月9日(土)に平塚競輪場(神奈川県平塚市)で複合型自転車イベント「湘南バイシクル・フェスFINAL」を開催する。

自転車試乗会イベントの草分け的な存在として過去12 回・延べ6万人を超える全国のサイクリストや湘南地域の市民が来場した。1年にこの日だけ湘南バンクを走ることができる自転車展示・試乗会を中心に開催してきたが、現状のかたちでの開催は今回が最後となるという。

イベントではホームタウンの地域住民の健康づくりを「自転車」をキーワードにさまざまな視点から提案。FINAL となる今回も環境問題の改善やエコ活動にもつながる「自転車活用」のきっかけとなるよう、スポーツ自転車の展示・試乗会、ステージイベントなど各種イベントを開催する。

また、さまざまなグルメが集結する「グルメ・フェス」や、子ども連れで楽しめるコーナーなどもある。また前回同様、同日開催イベントとして「日本でいちばん楽しい自転車教室・ウィーラースクール」も開催する。

自転車に乗れる子ども対象の「みるみるうまくなる自転車教室」
地域住民の健康づくりを「自転車」をキーワードに提案

湘南バイシクル・フェスFINAL
主催:NPO 法人湘南ベルマーレスポーツクラブ
後援(予定): 経済産業省、JKA、平塚市、平塚市まちづくり財団、湘南ベルマーレ
開催日:2019年3 月9日(土) 9:00~16:30(雨天決行)※当日の天候により一部イベント内容の中止、変更をする場合も
会場:平塚競輪場(平塚市久領堤5番1号)
入場料:無料 (一部のイベントは事前申し込み制で参加費が必要)
出店者:自転車メーカー・自転車ショップ・フードブース
公式サイト

スポーツ自転車の展示・試乗会

【イベント内容】
湘南バンク・大展示試乗会
※試乗には受付時に免許証などの身分証明書の提示が必要
国内外の自転車メーカー各社による、2019年モデルの展示試乗会を開催。試乗コースは平塚競輪場バンク(1周400m)を開放。国内外の人気モデルに無料で試乗ができるほか、サイクルウェアやアクセサリー類の販売も。

自転車トラック競技・デモンストレーション
プロの競輪選手などによる、迫力満点の自転車トラック競技各種のデモンストレーション(模擬レース)をバンクで実施。

迫力満点の自転車トラック競技のデモンストレーション

ステージイベント
ゲストによるトークショー、自転車関連グッズがもらえるプレゼント抽選会などを予定。ゲストとして、お笑い芸人の「ザ☆健康ボーイズ(サバンナ八木・なかやまきんに君)」が来場、お笑いステージの実施が決定した。また元自転車ロードレース選手(北京オリンピック日本代表)で現在はリオモ・ベルマーレ・レーシングチームの監督を務める宮澤崇史さんも参加。

リオモ・ベルマーレレーシング

場内クイズラリー
無料で楽しめる場内クイズラリーを実施。全問正解の人には抽選で豪華賞品を提供。

キッズゾーン
ウィンディ君ふわふわ、縁日コーナー、プッシュバイク(ペダルのない未就学児童用自転車)コーナーなど、お子さんが楽しめるコーナーが登場。

グルメ・フェス
湘南バンクにさまざまなグルメが集結! バラエティに富んだメニューが並び、来場者の投票で「グルメ・キング」を決定。

“日本でいちばん楽しい自転車教室”ウィーラースクール
*同日開催イベント:平塚市まちづくり財団主催
自転車に乗れない子ども対象の「“はじめての”自転車乗り方教室」と、自転車に乗れる子ども対象の「“みるみるうまくなる”自転車教室」の二本立てで実施し。※事前申込制(現在申し込み受付中) 参加無料。詳細はWEB サイト参照

キナンのツール・ド・熊野自転車安全教室に528人の小学生が参加

和歌山県唯一のプロスポーツチームであるキナンサイクリングが地域貢献活動「ツール・ド・熊野 自転車安全教室」を11月16日に開催。選手・スタッフが新宮市立神倉小学校を訪問し、6年生を対象に安全な自転車の乗り方や楽しみを共有する機会を設けた。

©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

15日から始まった自転車安全教室では、エコで健康的な乗り物である自転車に親しむとともに、児童にとって地元で開催されるビッグイベントであるツール・ド・熊野の意義、そしてプロスポーツチームとして活動するキナンを身近に感じてもらうことを目的として行っている。同日は新宮市の熊野川小学校と三輪崎小学校に赴いた。

続く16日は、前日同様に加藤康則ゼネラルマネージャー(GM)を筆頭に、石田哲也監督、椿大志、中西健児、山本大喜、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の6選手が神倉小学校へ。6年生96人を前に、安全指導を実施した。

加藤GMが進行役を務めた座学では、基本的な交通ルールを確認。車道を通行することが法律で定められている自転車だが、小学生年代(13歳未満)であれば歩道通行が可能であることなど、スライドを用いて説明。また、交差点の写真を例に加藤GMが自転車走行時の注意点を児童に問うと、多くの手が挙がり、次々と意見が発表された。なかには、具体的な理由を添えて自らの考えを発言する児童の姿も見られ、「さすが6年生」とばかりに選手や教員から感嘆の声が上がっていた。

実技では、参加児童全員が自転車にまたがり、長さ10mのレール上を走る「一本橋」や数メートルおきに置かれたコーンをジグザグにすり抜けていく「スラローム」に挑戦。しっかり前方を目視しながら走ることや、ブレーキをして止まること、左右に体重移動で進路をコントロールすることなどを念頭に、自転車走行のスキルアップを図った。

そして、この日も代表児童と教員による「おそ乗り競争」がプログラムのハイライトに。クラスを代表して挑んだ仲間を勝たせるべく、みんなで全力応援。声援と歓声が体育館に響いた。

選手・スタッフによる自転車安全教室は、3校合計500人を超える児童の参加に恵まれた。自転車を通じた地域貢献活動には、チームメンバー一様に好感触を得ており、早くも今後の取り組みに向けた課題のほか、新たな試みを実践したいとの声も挙がっている。より有益なものとなるようチーム内外での意見交換を行いながら、この先の活動につなげていくことになる。

KINAN Cycling Team presents ツール・ド・熊野 自転車安全教室 参加児童データ
新宮市立熊野川小学校 全校児童43人
新宮市立三輪崎小学校 全校児童389人
新宮市立神倉小学校 6年生96人
計 528人