伊豆大島往復が半額以下の3980円…大型客船で行くサイクルキップ発売

首都圏から気軽に行ける自転車パラダイスとして人気の伊豆大島に、期間限定で大きくディスカウントされた大型客船キップが東海汽船から販売される。実施期間は2019年5月6日(月)夜発から2019年7月12日(金)帰着のうち指定された期日。おとな往復2等料金は通常8780円(5月)だが、該当日は3980円・こども1980円(税込み)。

伊豆大島の最北端に近い野田浜

前回は対象外となる日を除いた期間中で特別料金が適用されたが、今回は期間中の特定の日しか特別料金とならない。下記チラシの「利用便時刻表」を要確認。自転車は輪行袋に入れれば手荷物料金なし。片道1500円で自転車をそのまま持ち込めるサービスもある。

伊豆大島往復の大型客船は毎日出港。東京の竹芝客船ターミナルを、この時期は冬場よりも1時間遅い23時に出航し、大島には冬よりも1時間早い翌日午前5時に到着(ただし5月の特定日は冬のスケジュールと同じ)。午後1時30分に帰路の便が大島を出航し、平日午後5時・土日午後5時45分に竹芝に到着(5月特定日は到着時間が変わる)。土日は途中で横浜港の大桟橋にも着岸するので、ここで下船することも可能。伊豆大島の滞在時間は8時間ほどで、大島一周46.6kmを走っても、温泉で汗を流し、食事をする余裕がある。

夜行の大型客船となるが、2等リクライニングシート限定となる。夜行となる往路は貸し毛布無料の特典付き。要予約で電話で簡単に申し込める。また宿泊希望者は大島温泉ホテルを1泊2食付き9870円=2名以上の場合=で利用できる。

クルマに自転車を積んで竹芝桟橋に行く場合は、隣接駐車場の料金割り引きがあるので、東海汽船ホームページを参照のこと。

伊豆大島(イメージ画像)

●伊豆大島は自転車パラダイス…ただし特殊な事情で対策が必要

GoogleMapを自転車ナビとして使うときの3つのポイント

GPS搭載の高額な自転車ナビを購入しなくても、手持ちのスマホがあればサイクリングの道案内してくれる。地図アプリをダウンロードしなくてもGoogleMapを賢く使う。それだけでルートをミスすることはほとんどなくなる。ちょっとコツがいるので、今回はそのあたりをご紹介。

スマホをハンドルに取りつけるアタッチメントパーツは、所有する自転車のハンドルやその周辺パーツとの互換性を確認して購入する必要がある

日本でGoogleMapの自転車モードは非アクティブ

専用のカーナビを使わず、自分のスマホをダッシュボードに固定して一時的な車載ナビとしている人が多くなった。電車や徒歩で目的地までの行き方を検索し、スマホ画面を見ながら歩く人もいる。専用ナビアプリに頼らなくても、この程度ならだったらスマホに標準搭載されているGoogleMapで十分。それではそれを自転車でも使えないだろうか?

試しに荒川河川敷を通行するような発着点を設定したが、日本では「自転車モード」が利用できないので「徒歩モード」を選択。通称「荒川サイクリングロード」は歩行者や災害時緊急車両が通る道路なので、自転車専用道と認識されないからだ

GoogleMapには移動手段を選択するボタンがあって、これまでは自動車、電車、徒歩などだったが、最近になって自転車が追加されたのだ。これは使わねばなるまい!と目的地を設定して、自転車マークを押してみると「使用できません」という表示が出現。おかしいなと思って調べてみると、どうやら日本では自転車を使用したルート案内はできないらしい。海外では一般的に敷設される自転車専用道路がコース案内の対象となるようで、日本には専用道がないので稼動しないというオチだ。

そのため残念ながら自動車か徒歩を選択して道案内してもらうことになる。自動車モードは自転車通行不可の道路をナビされることが想定されるので、徒歩のほうが無難。当然、歩道橋などを案内されたときは自転車を降りて担いで進むか、そのポイントを交通ルールにそってクリアすれば、ルートから外れてもリルートされるのであまり問題ではない。

今回用意したのはライドケース(左)=iPhoneの機種ごとにサイズが用意される。3500〜6000円。センターマウント(中)=ライドケースをワンタッチでハンドルに装着できるパーツ。4400円。カーマウント(右)=2200円(すべて税別)
手持ちのスマホが自転車ナビに。ただし画面を確認するときは安全のため、停車したほうがいい

乗車時にナビしてくれるスマホをいちいちポケットから取り出すのは面倒なので、ハンドルにスマホを装着するパーツを購入すると便利。ただし走行中にスマホ画面を見るのは危険なので、必ず停車して確認する必要がある。いずれにしてもカーナビのように「次の角を左に曲がって…」などと厳密に従うというよりは、目的地の方向をおおざっぱに把握し、大きなミスコースを回避するためのサポートアイテムとして使用するのがいい。

かつてのサイクリングと言ったら、フロントバッグの上に地図をくくりつけて走ったものだ。残り距離を指で計ったり、等高線から上り坂の厳しさを推測したりするのがベテランのノウハウだった。それがいまやスマホ! 道には迷いにくくなったはずだが、額から汗をしたたらせながらペダルをこぐのだけは変わらないですよね。

Googleナビは音声案内をオンにしておくと耳でナビ情報をキャッチできる
接続部が同じ構造なので、スマホを自転車のハンドルから外してそのまま車内に取りつけるとカーナビに変身する

バッテリー消耗と通信料に注意

バッテリー消耗を考慮して予備充電池を携行する。日本一周をするような長距離サイクリストはソーラー発電機を併載する人もいる。

GPS付きウォッチでもナビできる
ガーミン社などのGPSデバイスも中級以上の機種(価格帯で5万円以上)なら腕時計の中にナビ機能が搭載されている。ただし画面が小さいので、こちらも要所での確認用として使うのが正解。GPSで位置情報を収集しているので、「出発地に戻る」などの便利機能もあって、海外旅行で滞在ホテルが分からなくなってしまったときなどにありがたい。

ハンドルに取りつけるアタッチメントは必需品

トピークのライドケース iPhone XS Max用、iPhone XR用は、iPhone Xの特徴を活かしつつ、屋外で自転車に装着しての使用を想定した、ルックス,実用性を両立した、スタイリッシュなスマートフォンケース。

ライドケース本体は、耐衝撃性に優れたエンジニアリングプラスチックとラバーを巧みに組み合わせ、万一の落下時の衝撃を軽減するコーナー部のバンパーや、縦置き、横置きが可能なフリップスタンドを装備している。

本体裏にはライドケースマウントへの装着マウントを設け、ライドケースセットに付属のライドケースマウントの他、各種の別売りライドケースマウントを活用し、バイクライディング時だけでなく幅広い場面で活用が可能。ワイヤレス充電にも対応している。

セットに付属のアルミ製ライドケースマウントは、バイクのステムキャップやステム胴に取り付け、無段階の角度調節と90度ずつの回転が可能で、ライダーの好みに応じたセッティングができる。

トピークのライドケース iPhone XS Max用、iPhone XR用

ライドケース セット(iPhone XS Max用)
ライドケースマウント付属。5500円(税別)

ライドケース 単体(iPhone XS Max用)
エンジニアリングプラスチック/ラバー(本体)、アルミ/エンジニアリングプラスチック(ライドケースマウント) 、162x83x14.7㎜(ケース)、43g(ケース) 。3500円(税別)

ライドケース セット(iPhone XR用)
ライドケースマウント付属。5500円(税別)

ライドケース 単体(iPhone XR用)
エンジニアリングプラスチック/ラバー(本体)、アルミ/エンジニアリングプラスチック(ライドケースマウント) 、155x82x15.3㎜(ケース) 、43g(ケース)。3500円(税別)

トピーク ライドケース (iPhone 7用) 単体

価格:3,024円
(2019/3/23 10:09時点)
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茶の都しずおかを走る、参加費無料の50kmサイクリング…五輪選手がご案内

リンケージサイクリングは、5月10日(金)に開催される世界お茶まつり2019×スルガ銀行「茶の都しずおか」グループサイクリング50kmを運営する。会場はふじのくに茶の都ミュージアム(静岡県島田市金谷)。コース監修とライドリーダーはJCA公認サイクリングガイドでアテネオリンピックロードレースプレイヤーである同社の田代恭崇が努める。

東京ドーム1000個以上もの広大な茶畑が広がる牧之原台地を自転車でいく

第7回世界お茶まつりが5月10日(金)~12(日)に、ふじのくに茶の都ミュージアムで開催される。プログラムの一つであるグループサイクリングは同実行委員会と、サイクリングで地域社会へ貢献する「スルガ銀行」(本店静岡県沼津市)の共同で開催するもの。東京ドーム1000個以上もの広大な茶畑が広がる牧之原台地を自転車で巡り、「茶の都しずおか」を体感し、同時に牧之原台地開拓150年の歴史に触れるコースとなっている。

名所巡りも楽しい

イベント詳細とエントリーはリンケージサイクリングHPとスルガ銀行サイクリングプロジェクトのSNSアカウントで案内している。
スルガ銀行サイクリングプロジェクトfacebook
スルガ銀行サイクリングプロジェクトTwitter

募集開始は3月18日(月)9:00から。

「スルガ銀行サイクリングプロジェクトfacebook」

世界お茶まつり2019×スルガ銀行「茶の都しずおか」グループサイクリング50km

世界お茶まつり2019×スルガ銀行「茶の都しずおか」グループサイクリング50km
[日時]:2019年5月10日(金) 8:00-16:30
[会場]:ふじのくに茶の都ミュージアム  〒428-0034 静岡県島田市金谷富士見町3053-2
[参加費]:無料
[定員]:7名(18歳以上で、公道で安全に自転車を乗れる方) ※先着申し込み順で定員になり次第募集を締切り。
[内容]:お茶スポットを中心にグループで走る距離50kmのサイクリング
[要項]:リンケージサイクリングHP
[主催]:スルガ銀行
[共催]:第7回世界お茶まつり実行委員会
[後援]:静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議
[運営]:リンケージサイクリング
[問い合わわせ]:リンケージサイクリング事務局 TEL: 0466-51-8497

アテネ五輪代表の田代恭崇(左)やスルガ銀行スタッフがご案内

オトクな伊豆大島サイクルキップの情報を見逃さない方法

首都圏から気軽に行ける自転車パラダイスとして人気の伊豆大島だが、東海汽船から期間限定で6割前後にディスカウントされた大型客船キップが断続的に販売されている。ところが大きくPRされるわけでもなく、公式サイトの奥深くにチラシが掲出されるほど。それを見つけに行く道順は難解。

伊豆大島の最北端に近い野田浜

「伊豆大島サイクルキップ」はこれまで断続的に販売されている。
2018年1月3日〜4月8日まで。2900円(税込み)
2018年5月11日〜7月14日まで。4000円(税込み)
2018年10月3日〜2019年1月26日まで。4000円(税込み)
2019年1月27日〜4月7日まで。3980円(税込み)

おとな往復2等料金で、こどもはほぼその半額。輪行袋に入れれば手荷物料金なし。片道1500円で自転車をそのまま持ち込めるサービスもある。

伊豆大島往復の大型客船は毎日出港。東京の竹芝客船ターミナルを22時に出航し、大島に翌日午前6時に到着。午後2時30分に帰路の便が大島を出航し、平日午後7時・土日午後7時45分に竹芝に到着する。(シーズンによって若干変更されるので要確認)。伊豆大島の滞在時間は8時間ほどで、大島一周46.6kmを走っても、温泉で汗を流し、食事をする余裕がある。

大型客船は早朝に伊豆大島に着岸。午後2時過ぎの東京行きまで存分に走り回れる

公式サイトからチラシのありかを探し出す道順

東海汽船のホームページ → 最上段メニューの「ツアーで行く」をクリック → 「ツアーパンフレット」をクリック → プルダウンして「伊豆大島往復キップ」を探してクリック → 「伊豆大島サイクルキップ」を探す。ここに掲載されていない場合はその期間は設定なし。

夜行の大型客船となり、2等リクライニングシート限定となるが、週末でも比較的空いているのでリラックスして過ごせる。また船内にはコイン式のシャワーがあるので利用価値あり。アルコールの自動販売機は成人であることを確認するために運転免許証が必要。

●関連コラム
伊豆大島は自転車パラダイス…ただし特殊な事情で対策が必要

島ガール復活! 女性限定、伊豆大島椿まつりの手ぶらde自転車旅

女性20人限定の手ぶらde自転車旅が2019年3月20日(水)~21日(木・祝)の日程で、船中1泊夜行日帰りとして催行される。走るのは伊豆大島。レンタルサイクルはMTBの予定。自転車持ち込みも可。主催は東京諸島観光連盟。

予定走行距離は27km。自転車の知識がない。初めてで不安という人も安心。自転車のスペシャリストがツアー期間中同行して、トラブルでもすぐに対応してくれる。

ツアー料金は1万9300円。往路は大型客船特2等、復路はジェット船利用。島内バス代、施設入場料、レンタルサイクル代、昼食、保険料などがツアー料金に含まれる。

●詳細と申し込みサイト

富士山1周サイクリングが6月30日開催…3月5日募集開始

「富士山1周サイクリング」が2019年6月30日(日)に初開催される。富士山樹空の森(静岡県御殿場市)を発着として、富士山の周りを1周するサイクリングイベント。走行距離は約120kmで、コース途中にはエイドステーション(休憩所)を設け、富士山各地の特産品や補給物を提供し、参加者をサポート。3月5日10時よりエントリー開始。申し込み期限は6月13日(木)。

静岡県御殿場市を発着として富士山をぐるっと1周する約120km のコース

同イベントはルーツ・スポーツ・ジャパンが主催する自転車イベントシリーズ「ツール・ド・ニッポン」の4thステージとして実施。静岡県を中心にロードバイクプロジェクトを進めるスルガ銀行の特別協力をもって開催される。

富士山1周サイクリング (ツール・ド・ニッポン2019 4thステージ)
開催日:2019年6月30日(日)
申込期間:2019年3月5日(火)~6月13日(木)
会場:富士山樹空の森(静岡県御殿場市)
コース:約120km
定員:2000名
主催:ルーツ・スポーツ・ジャパン
共催:御殿場市
特別協力:スルガ銀行
後援(予定):静岡県、富士宮市、富士市、裾野市、小山町、富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢町、山中湖村

●Web サイト

事務局:ツール・ド・ニッポン事務局
〒160-0011 東京都新宿区若葉1-4 四谷弘研ビル1F
TEL:03-3354-2300/FAX:03-3354-3901

1人では勇気が出ない人もみんなと一緒なら大丈夫
富士山を1周するサイクリング大会

富士山1周サイクリングのオススメポイント

約20kmごとにあるエイドステーションでは富士山各所の名産や補給物を提供

Point1:走行距離約120km!富士山をぐるっと1周
静岡県御殿場市を発着として、富士山をぐるっと1周する約120kmのコース。なかなか1人ではチャレンジできない人もこれを機にチャレンジしてみませんか? 見事完走された人には完走オリジナルグッズを贈呈!

コース上には誘導員もいるのでコース間違いの心配も少ない

Point2:さまざまな完走サポートで目指せ全員完走!
走行管理ライダーやメカニック、回収車などコース上には参加者の走りをサポートする部隊が常に帯同して走行をサポート。またコース上には誘導員もいるのでコース間違いの心配も少ない。全員で助け合いながらゴールを目指しましょう!

コース途中のエイドステーションで休憩
富士山各地の特産品を味わえる

Point3:各エイドステーションでの栄養補給!
完走するためには栄養補給も必須。約20kmごとに設置するエイドステーションでは、富士山各所の名産や、走るためには不可欠な補給物を提供。ぜひエイドステーションでのひと時の休憩も楽しもう。

コースは約120km
富士五湖も満喫