デマール4勝目でポイント賞をリード…ジロ・デ・イタリア第11S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月14日、ポルトサンテルピディオ〜リミーニ間の182kmで第11ステージが行われ、グルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)が第4ステージ第6ステージ第7ステージに続く今大会4勝目、大会通算5勝目を挙げた。

第11ステージは専用列車が運行し、スタートからゴールまで優勝トロフィーを運んだ ©Fabio Ferrari/LaPresse

個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也はトップと同タイムの区間50位。総合成績では1時間17分56秒遅れの85位。

ステージ4勝目を挙げたデマール ©Fabio Ferrari/LaPresse
自らのステージ勝利を伝える新聞を読むサガン ©Massimo Paolone/LaPresse
2020ジロ・デ・イタリア第11ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
ポイント賞の紫ジャージを着るデマールがサガン(その右)を制した ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

アルメイダがマリアローザを守った ©Massimo Paolone/LaPresse

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サガンが独走で初勝利…ジロ・デ・イタリア第10ステージ

第103回ジロ・デ・イタリアは10月13日、ランチャーノ〜トルトレート間の177kmで第10ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)が独走で優勝。大会初出場のサガンにとって初勝利となった。

ペテル・サガン ©Fabio Ferrari/LaPresse

サガンのプロキャリアの中で優勝から遠ざかっていた最長期間は1年3カ月と3日(461日)。サガンの最後の優勝は、2019年7月10日のツール・ド・フランス第5ステージだった。今回はそれ以来の勝利となる。それ以前の未勝利日数は277日で、2011年2月22日にジロ・デ・サルデーニャ第1ステージに優勝してから、2010年5月21日のツアー・オブ・カリフォルニア第6ステージで優勝するまでの期間。

ジロ・デ・イタリア第10ステージのスタート地点 ©Massimo Paolone/LaPresse
2020ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse

「ジロ・デ・イタリアで初優勝を決め、とてもうれしい。最後に優勝してからほんとうに久しぶりだ」とサガン。

「きょうは自分のスタイルで勝った。多くのライダーはオレがエスケープことを望んでいなかったので、今日は追いかけられることが多くて逃げるのが難しかった。フィニッシュに近づいてからステージ勝利するためにアタックした。最後はとてもいい日になった。シチリア島でのスタート以来、ジロ・デ・イタリアは美しい場所を走り続けてきた。このイタリアを舞台としたレースをして、それに勝つのが好きだ」

第103回ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

第3ステージで首位に立ったホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)はこの日、区間3位でゴール。ボーナスタイム4秒を獲得し、総合2位ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、サンウェブ)との差を30秒から34秒に広げた。

マリアローザを守り抜いたアルメイダは「マリアローザのために毎日戦い続けていて、タイムボーナスをつかむ機会が今日あることに気がついた」とコメント。

「ボクが丘の上で加速したのは(総合3位にいる)ペリョ・ビルバオのアタックに反応するためだった。その後、ポッツォビーボも攻撃したが、素晴らしいチームメイトの働きでついていくことができた。彼らに感謝したい」

第103回ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
先行するサガンと、それをマークする英国チャンピオンのベン・スウィフト ©Fabio Ferrari/LaPresse
ジロ・デ・イタリアで初優勝したペテル・サガン ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

マリアローザを着用して8区間を過ごすアルメイダ ©Massimo Paolone/LaPresse
ジロ・デ・イタリアでサンウェブとユンボ・ビスマの選手が陽性

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ジロ・デ・イタリアでサンウェブとユンボ・ビスマの選手が陽性

ジロ・デ・イタリアの主催者RCSスポルトはUCI(国際自転車競技連合)の規定する健康プロトコルに従って、出場全選手とチームスタッフ、合計571人を10月11日と12日にPCR検査を行い、その結果を発表した。

2020ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

サンウェブとユンボ・ビスマからそれぞれ1選手、合計2選手が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、各チームの医師に委託されて隔離措置を行うことになった。

ミッチェルトン・スコットから4人のスタッフ、AG2Rラモンディアールとイネオス・グレナディアスからそれぞれ1人のスタッフがCovid-19の陽性反応を示し、各チームの医師に委託されて隔離措置を行うことになった。

第1報では選手やスタッフ名は未発表。感染した選手は隔離措置を余儀なくされるので、ジロ・デ・イタリアはリタイアとなる。

複数の感染者を出したミッチェルトン・スコットはチーム全体がジロ・デ・イタリアから除外された。

ジロ・デ・イタリア第10ステージのスタート地点 ©Massimo Paolone/LaPresse

【続報】感染選手はクライスバイクとマイケル・マシューズ

ステフェン・クライスバイク(ユンボ・ビスマ)とマイケル・マシューズ(サンウェブ)が新型コロナウイルス感染でジロ・デ・イタリアから排除と、フランスのレキップ電子版が速報。

さらにユンボ・ビスマチームは他の7選手も休息日明けの第10ステージをスタートぜず、チームとして大会をあとにする決断をした。

2020ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse

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ゲレイロV、アルメイダがマリアローザ死守…ジロ・デ・イタリア第9S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月11日、サンサルボ〜ロッカラーゾ間の280kmで第9ステージが行われ、EFのルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)が初優勝した。個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)がジロ・デ・イタリア第9ステージを制した ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

ゲレイロはワールドツアー初優勝。ポルトガル勢がジロ・デ・イタリアでステージ優勝したのは、1985年から1989年までに区間5勝したアカシオ・ダシルバ以来2人目。さらにゲレイロは山岳賞でもトップに立った。

ポルトガル勢が活躍。ルーベン・ゲレイロ(左)が山岳賞、アルメイダがマリアローザ ©Marco Alpozzi/LaPresse

首位のアルメイダはこの日18秒遅れたが、マリアローザを守った。グランツールでリーダージャージを着用した日数は7となり、ポルトガル勢としてはツール・ド・フランスで4日、ジロ・デ・イタリアで2日リーダージャージを着用したダシルバを抜いた。

第9ステージは雨模様のレースになった ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

その差を詰められたもののマリアローザを死守したアルメイダ ©Massimo Paolone/LaPresse

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ドーセットがラインレースで初勝利…ジロ・デ・イタリア第8S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月10日、ジョビナッツォ〜ビエステ間の200kmで第8ステージが行われ、イスラエルスタートアップネーションのアレックス・ドーセット(英国)が独走で優勝した。同選手はタイムトライアルのスペシャリスト。2013年の第8ステージ以来の大会通算2勝目となるが、集団スタートのラインレースでは初勝利。

アレックス・ドーセットが6人の第1集団からアタック ©Fabio Ferrari/LaPresse

個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也は13分56秒遅れの区間95位。総合成績では48分11秒遅れの100位。

2020ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

「イスラエルスタートアップネーションがワールドツアーチームにステップアップして以来、チームはこの勝利のために戦ってきた」とドーセット。

6人の第1集団に加わり、その中からアタックを決めて独走を果たした。

タイムトライアルのスペシャリストであるドーセットが単独でゴールを目指す ©Fabio Ferrari/LaPresse

「今日、チームはアタックする計画を立てた。マティアス・ブランドルか私のどちらかが勝者だったかもしれない。これまで経験したことのないような信じられないことで、大きな救いとなった。ボクはまだ来年の契約を結びつけていないからね」

「まだ自転車レーサーとしての活動を続けていきたい。仕事ではなく、私がやりたいことであり、私が得意なことだからだ。もうすぐ初めての赤ちゃんが誕生する。心配だけどお父さんになることを楽しみにしている。今日のステージで勝つのと同じくらい感動すると思う」

ラインレースとしては初勝利を挙げたドーセット ©Jennifer Lorenzini/LaPresse
マリアローザの上に新人賞ジャージを重ね着するアルメイダ ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

2020ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

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時速51.234km、大会史上最速でデマール3勝目…ジロ第7S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月9日、マテーラ〜ブリンディージ間の143kmで第7ステージが行われ、グルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)が第4ステージ第6ステージに続く今大会3勝目、大会通算4勝目を挙げた。

2020ジロ・デ・イタリア第7ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

この日の平均時速51.234kmは大会史上最速。これまでの記録は2012年にアンドレア・グアルディーニが優勝した第18ステージの49.439km。

個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也はトップと同タイムの区間67位。総合成績では48分11秒遅れの102位。

マテーラ〜ブリンディージ間の距離143kmは開幕がブダペストで実現できなかったことで急きょ採用されたステージだった ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザのアルメイダを引っ張るドゥークニンク・クイックステップ勢 ©Fabio Ferrari/LaPresse
スタートの町、マテーラ ©Marco Alpozzi/LaPresse
ジロ・デ・イタリア史上最速レースを制したデマール ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
今大会3勝目、ポイント賞ジャージを着るデマール ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

5日間マリアローザを着用するアルメイダ ©Massimo Paolone/LaPresse

第6ステージにもどる≪≪   ≫≫第8ステージにすすむ

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