2020ジロ・デ・イタリアのコース発表は10月24日

2020年5月9日にハンガリーのブダペストで開幕する第103回ジロ・デ・イタリアのコースは、10月24日16時50分(ヨーロッパ中央時間)にイタリアのミラノにあるテレビ局Raiスタジオで発表される。

2020ジロ・デ・イタリアはハンガリーのブダペストで開幕する

開幕地はすでにブダペストであることが発表されていて、今回はハンガリーで開催される3ステージ以降のすべてのコースが明らかになる。

2020年6月27日にフランスのニースで開幕する第107回ツール・ド・フランスのコース全容は10月15日11時30分(ヨーロッパ中央時間)にパリで発表される。

●2020年のグランツールと東京五輪の開催日程
5月9日〜31日 ジロ・デ・イタリア(ハンガリー・ブダペスト開幕)
6月27日〜7月19日 ツール・ド・フランス(ニース開幕)
7月24日〜8月9日 東京五輪
8月14日〜9月6日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(オランダ・ユトレヒト開幕)

2019ジロ・デ・イタリア総合優勝のリカルド・カラパス ©Fabio Ferrari / LaPresse

ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの開催日程が1週間も縮まったことで、有力選手の戦略もこれまでのシーズンとは異なるものになるはず。ワンデーレースとして開催される東京五輪での参戦もふまえてさまざまなプランが検討されるのでは。

🇮🇹GIRO D’ITALIA特集
●ジロ・デ・イタリアの公式サイト

ジロ・デ・イタリアを特集したチクリッシモNo.60発売

「ciclissimo(チクリッシモ)No.60」がCYCLE SPORTS 2019年8月号臨時増刊として6月25日(火)に八重洲出版から発売される。定価1400円(税込み)。第102回ジロ・デ・イタリアを特集する。

チクリッシモのジロ・デ・イタリア特集号(No.60)

レースの本場欧米に軸足を置き、取材現場直送のコンテンツを届ける国内唯一無二の自転車ロードレース専門誌チクリッシモ。6月25日発売のNo.60の特集は第102回ジロ・デ・イタリアの内幕。有力選手たちの駆け引きや肉声、21日間にわたる熱闘のなかで繰り広げられたプロチーム・スタッフの有機的な動きなど、外側からはわからない舞台裏を詳しく伝える。

砂田弓弦監修 自転車ロードレース・マガジン
ciclissimo(チクリッシモ)2019 No.60
■発売日:2019年6月25日(火) ■定価:1400円【税込】
■A4ワイド判 ■全116ページ ■発行元:八重洲出版

■主な内容:
●特集 ジロ・デ・イタリア2019の内幕
☆NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ密着取材 “プロチーム大解剖”
☆第102回ジロ・デ・イタリア全21ステージ詳報&総括
☆注目選手インタビュー パスカル・アッカマン
☆我が道を行く男 ヒュー・カーシー物語
☆初めてのグランツール“初山 翔 かく闘えり” etc.

●自転車とワインの意外な関係〜プロライダーゆかりのワイナリー探訪記
●チーム イネオス専属マッサーコラム「旅の空から」

●八重洲出版のホームページ

SNS280万アクセス、92.1%リサイクル…数字で読むジロ・デ・イタリア

第102回ジロ・デ・イタリアが5月11日から6月2日まで開催され、モビスターのリカルド・カラパスがエクアドル選手として初めて総合優勝した。中盤で首位に立った伏兵が最後まで逃げ切ったのは予想外だったが、大会主催者がこの大会で記録した数々の数字を発表した。

2019ジロ・デ・イタリア ©LaPresse

1 エクアドル選手によるジロ・デ・イタリア総合優勝
3 総合優勝者リカルド・カラパスのビブナンバー
39.291 2019ジロ・デ・イタリアの平均時速
59 ジャージ、ランキング、広告キャラバン、スタートとゴールの町や村を含むジロ・デ・イタ協賛企業
142 2019ジロ・デ・イタリア完走者数
147 広告キャラバンがレース中に立ち寄ったした場所
198 ライブ中継した国の数

ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

533 ジロ・デ・イタリアと同じ日、同じコースを先行して開催した電動アシスト自転車イベント、ジロEの参加者
1500 ジロ・デ・イタリアの最終週にエクアドルで出版、web紹介されたメディア数
1735 国内外から取材に訪れたメディア人数
3537.6 総走行距離
9775 グランドフィナーレとなったベローナアレーナ観客数(最大容量)
5万 教育プロジェクトBICISCUOLAに参加した子どもたち

エステバン・チャベスが復活のステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

73078.68 ジロ・デ・イタリア開催中の廃棄物キログラム。リサイクル運動のライドグリーンプロジェクトにより全体の92.1%をリサイクル
280万 ソーシャルメディアの稼働数
370万 第20ステージのゴール時におけるイタリアの全国テレビチャンネルRAIの視聴者
8000万 期間中の giroditalia.it のページビュー

モビスターのカラパスがエクアドル勢としてジロ・デ・イタリア初優勝

第102回ジロ・デ・イタリアは6月2日に23日間の日程を終え、ベローナの古代円形劇場にゴール。モビスターのリカルド・カラパスがエクアドル勢として初めての総合優勝を遂げた。南米出身選手の優勝は2014年のナイロ・キンタナ(コロンビア)に続く2度目。どちらもモビスターに所属。

ベローナのアレーナでトロフィーを掲げるカラパス ©Fabio Ferrari / LaPresse

近年のジロ・デ・イタリアでは2012年のカナダ(ライダー・ヘシェダール)、2014年のコロンビア(キンタナ)、2017年のオランダ(トム・デュムラン)、2018年の英国(クリストファー・フルーム)とこれまで総合優勝していなかった国が栄冠を手中にしている。

総合2位は1分05秒遅れで、バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)。グランツールでのポディウム(総合成績でのトップ3)は11回目の登壇となり、フルームに並んだ。歴代最多はジャック・アンクティル(フランス)の13。それに続くのがフェリーチェ・ジモンディ(イタリア)、エディ・メルクス(ベルギー)、ベルナール・イノー(フランス)の12。

総合3位は2分30秒遅れで、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)。スロベニア選手としてグランツールで初めてポディウムに登壇した。ログリッチェのこれまでの最高位は2018ツール・ド・フランスの総合4位。

第21ステージの個人タイムトライアルを制したチャド・ハガ(サンウェブ) ©Fabio Ferrari / LaPresse

第21ステージは17kmの個人タイムトライアルで、サンウェブのチャド・ハガ(米国)がトップタイムをマーク。ハガはグランツールで初のステージ優勝で、2013年以来のプロ2勝目。

2019ジロ・デ・イタリア総合優勝のカラパスを中央に左が2位ニーバリ、右が3位ログリッチェ ©Fabio Ferrari / LaPresse
ジロ・デ・イタリア総合優勝のリカルド・カラパス ©Fabio Ferrari / LaPresse
エクアドル国旗がベローナのローマ遺跡でうち振られる ©Massimo Paolone / LaPresse

カラパスは第4ステージで2年連続の区間勝利を挙げると、第14ステージで独走勝利して一躍首位に。モビスターチームは当初ミケル・ランダ(スペイン)がエースだったが、第9ステージの個人タイムトライアルの成績がよくなく、カラパスとのツートップ態勢に変更した。

カラパスは山岳ステージでもモビスターチームのアシスト陣に援護されてマリアローザを死守。最終ステージの個人タイムトライアルで総合2位ニーバリに1分54秒差から同05秒差まで詰め寄られたが、山岳ステージで稼いだ貯金を利して逃げ切った。大会前半は絶好調だったログリッチェが後半に胃痛から調子を落としたこともあり、まさかの伏兵が逃げ切った。

「この勝利はここに来ている妻と2人の子どもたちと喜びたい。両親には電話をするよ。こんな栄冠を手中にできてとても誇り高い。グランツールで総合優勝するのが夢だったからね。子どものころに抱いた夢は絶対に忘れちゃいけないんだ。それは決意を込めて努力すれば現実になる」とカラパス。

「すでに4年間、欧州ロードレースに身を投じているが、夢をつかみにいかなければダメだと気づいた。第15ステージで30秒のタイムを稼いだことがすべて。ニーバリとログリッチェがけん制し合っていた隙だった。今年のジロ・デ・イタリアはそこで決まったと思う。ボクにとってこれはスタートだ。ボクたちチームはさらにその上の目標に挑んでいきたい」

2019ジロ・デ・イタリア ©LaPresse
最終日の個人タイムトライアルを走るカラパス ©Fabio Ferrari / LaPresse

NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネの初山翔は6時間05分56秒遅れ、最下位の142位ながら、2区間でアタックを決めるなど果敢な走りを見せ、日本勢として6人目の完走を果たした。

ガッツポーズでカラパスがゴール ©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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カラパスがジロ・デ・イタリア総合優勝に前進。第20S

第102回ジロ・デ・イタリアは6月1日、フェルトレ〜クローチェダウーネ・モンテアベーナ間の194kmで第20ステージが行われ、総合1位のマリアローザを着用するリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)が同2位ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)を封じ込め、タイム差なしでゴール。初優勝に大きく前進した。

ニーバリをマークするマリアローザのカラパスとランダ ©Fabio Ferrari / LaPresse

この日カラパスは総合4位の位置にいて、アシストとして貢献してくれている本来のエース、ミケル・ランダ(スペイン)の区間優勝をために最後の上り坂で見事な走りを見せた。ライバルのニーバリを抑えるとともに、総合3位の位置にいたプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を脱落させた。

ステージ優勝はアスタナのペリョ・ビルバオ(スペイン)が第7ステージに続く2勝目を挙げ、ランダは2着に終わったが、総合成績ではログリッチェを逆転して3位に浮上。モビスターチームは最終日の表彰台で2選手が登壇する位置につけた。

「ランダを優勝させるのはわずかの差だったが、今日の結果には満足している。ゴール後にニーバリが祝福のハグをしてくれた。彼はとても強かったが、アシストをしてくれたボクのチームも、ボク自身だって強い。このタイム差は十分だと思うが、個人タイムトライアルではなにがあるか分からない」とカラパス。

ジロ・デ・イタリア第20ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

最終日は距離17kmの個人タイムトライアルで、カラパスはニーバリに対して1分54秒の貯金をもって、エクアドル選手として初めての総合優勝を目指す。

マリアローザのカラパスとアシスト役のランダ。ジロ・デ・イタリア第20ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
ステージ2勝目を挙げたビルバオ ©Marco Alpozzi/ LaPresse
エクアドル勢初の総合優勝に王手をかけたカラパス ©Massimo Paolone / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第20ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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チャベスが復活の独走勝利…カラパス首位死守【ジロ・デ・イタリア第19S】

第102回ジロ・デ・イタリアは5月31日、トレビーゾ〜サンマルティーノディカストロッツァ間の151kmで第19ステージが行われ、ミッチェルトン・スコットのエステバン・チャベス(コロンビア)が峠の頂上に設定されたゴールに独走で飛び込んで優勝。総合成績ではリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)がライバルの先行を許さずマリアローザを守った。大会は残り2日。

エステバン・チャベスが復活のステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

2016、2018年に続く区間3勝目を挙げたチャベス。この日はスタート直後に形成された11人の第1集団に加わっていた。コロンビア勢がグランツールを制したのはこれで80回目。ジロ・デ・イタリア29、ツール・ド・フランス19、ブエルタ・ア・エスパーニャ32という内訳だ。ジロ・デ・イタリアでは3つの年で3勝を挙げたのは、コロンビア選手としては初めてという。

2016年に最終日の2日前に首位に位置していた実力者。最終的にはビンチェンツォ・ニーバリに逆転され、総合2位でフィニッシュした。グランツールの総合優勝も期待されたが、チャベスにとってはそれからが試練の日々だった。

「あの後ボクは体調不良になり、苦しい日々を過ごしてきた。でもあきらめなかった。ゴールまでの上りはその辛さを考えれば楽だった。支えてくれたすべての人に感謝したい」とチャベス。ゴール地点にはコロンビアから駆けつけた両親がいて、笑顔で抱き合った。

ジロ・デ・イタリア第19ステージ、チャベスが先頭集団からアタック ©Fabio Ferrari / LaPresse
ゴール地点にはエステバン・チャベスの両親が待ち構えていた ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

首位カラパスはモビスターチームの援護を得てライバルの先行を許さずマリアローザを守った。

「いまベローナに着いたよという日がもうすぐ来る。今日はミゲルアンヘル・ロペスがアタックすることが予想されていたけど、チームメートのミケル・ランダがボクのために動いてくれた。最後までマリアローザを守る自信はある」とカラパス。

ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージ、ログリッチェがアタックするがライバル選手が反応 ©Fabio Ferrari / LaPresse
ログリッチェの先行を許さずゴールするマイヨジョーヌのカラパスら ©Massimo Paolone / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Marco Alpozzi / LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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