JSPORTSがツール・ド・フランス独占生中継…無料視聴も2区間で

スポーツテレビ局のジェイ・スポーツ(J SPORTS)が7月5日に開幕する第112回ツール・ド・フランスの全21ステージを独占生中継する。また、パソコン、スマホ、タブレットで見られる 「J SPORTSオンデマンド」でも全21ステージをLIVE配信。さらに今回は世界最大の自転車レースであるツール・ド・フランスの興奮をより多くの人に楽しんでもらうために無料視聴の機会がある。

アルプスを舞台とした2024ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

毎日最初の1時間と5日・11日はフルで無料LIVE配信

J SPORTS サイクルロードレースYouTube公式チャンネルで全21ステージ毎日最初の1時間を無料LIVE配信。さらに7月5日の第1ステージ、 7月11日の第7ステージは番組開始から最後まで無料LIVE配信。

第112回ツール・ド・フランスは7月5日にリールで開幕し、7月27日にパリ・シャンゼリゼでフィニッシュを迎える。フランス国内で完結するのが今大会の特徴で、総走行距離3320kmで争われる。2025年も厳しい山岳ステージが最終週まで続くので、最後までレース展開が見逃せない。

2025ツール・ド・フランスのコース

注目は2024年の優勝者でもあり、春のクラシックシーズンを席巻したタデイ・ポガチャル、王座奪還を狙うヨナス・ヴィンゲゴー、タイムトライアル世界王者であるレムコ・エヴェネプール、2024年に移籍してブエルタ・ア・エスパーニャで4度目の優勝を果たしたプリモシュ・ログリッチのBig4を軸として混戦が期待される。

●JSPORTSの詳細ページ

2025ツール・ド・フランスの記念ボトルをコレクションしよう

7月5日に北フランスのリールをスタートするツール・ド・フランス2025の開催を記念する限定デザインのFLYボトルがエリート社より発売される。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。

FLY ツール・ド・フランス 550ml(アイコニックイエロー)

毎年コレクターズアイテムとしても人気のボトルで、ツール・ド・フランス個人総合トップの選手に提供されるリーダージャージ、マイヨジョーヌを表した「アイコニックイエロー」と、全行程のルートマップがあしらわれた「ブラックマップ」、山岳賞トップの選手が着用する赤い水玉模様のジャージを模した「ポルカドット」、そして女子ツール・ド・フランスの「TDF ファム」の4デザイン+クラシックなTDFロゴがあしらわれた750mlボトルがラインナップされている。

FLY ツール・ド・フランス 550ml

FLY ツール・ド・フランス 550ml(ポルカドット)

容量:550ml
重量:約51g
直径:74mm
カラー:アイコニックイエロー、ブラックマップ、ポルカドット、TDFフェム
※充填ドリンクの最大温度40℃まで
※BPAフリー
税込定価:1450円

FLY ツール・ド・フランス 550ml(ブラックマップ)
FLY ツール・ド・フランス 550ml(TDFファム)

FLY ツール・ド・フランス 750ml

FLY ツール・ド・フランス 750ml(ブラック)

容量:750ml
重量:約57g
直径:74mm
カラー:ブラック
※充填ドリンクの最大温度40℃まで
※BPAフリー
税込定価:1600円

尾道のU2にツール・ド・フランス公認カフェ…大阪のシマノや東京でも

ツール・ド・フランス公認カフェ「Tour de France CAFE 」が東京だけでなく、大阪と広島の尾道に期間限定でオープンする。店内のスクリーンでレースを観戦しながら、ツール・ド・フランスにちなんだ各店舗オリジナルの限定メニューが味わえる。

Tour de France CAFE@ONOMICHI

各店舗では、ツール・ド・フランスの開催地で販売されている公式グッズや日本オリジナルの公式グッズを2024年よりもパワーアップした品揃えで用意。これらのグッズは、J SPORTSオンラインショップでも販売している。

東京
名称:Tour de France CAFE@TOKYO
場所:サイクルカフェ&ダイニング TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT
〒150-0002  東京都渋谷区渋谷3丁目21-3 渋谷ストリーム4階
期間:6月23日(月)~7月31日(木)
定休日:無休
営業時間:午前11:00~午後10:00(ラストオーダー FOOD ・ DRINK 午後9:00 /グッズ販売 午後10:00まで)
大阪
名称:Tour de France CAFE@OSAKA
場所:SHIMANO SQUARE
〒530-0011  大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル4階
期間:7月1日(火)~7月27日(日)
定休日:月曜(月曜日が祝日の場合はその翌日)
営業時間:午前11:00~午後7:00(ラストオーダー FOOD 午後6:00 / DRINK・グッズ販売 午後6:30まで)
Tour de France CAFE@OSAKA
尾道(広島)
名称:Tour de France CAFE@ONOMICHI
場所:ONOMICHI U2 内各ショップ
〒722-0037  広島県尾道市西御所町5-11
期間:7月1日(火)~7月27日(日)
定休日:無休
営業時間:午前9:30~午後6:30
(FOOD・DRINK)Butti Bakery / Yard Cafe 午前9:30~午後6:30
The RESTAURANT  ※ランチ営業時間のみ 平日午前11:30~午後2:30 L.O 土日祝午前11:30~午後3:00 L.O
(グッズ販売)SHIMA SHOP 午前10:00~午後6:00
ランチョンマット(ツールカフェ限定商品):各770円

●ツール・ド・フランス公認カフェのホームページ


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感想(1件)

ブロンプトンがツール・ド・フランス仕様の折りたたみ2モデル

英国ロンドン生まれの折りたたみ自転車ブランド、ブロンプトンが世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」との初の公式コラボレーションモデルとして、それぞれデザインとスペックの異なる特別仕様の2モデル「Brompton x Tour de France C Line」「Brompton x Tour de France P Line」を発表した。

Brompton x Tour de France C Line

メインフレームにレース写真を用いたプリント配置

レース写真の第一人者であるポーリーヌ・バレ(Pauline Ballet)とチャーリー・ロペス(Charly Lopez)の作品を、ブロンプトン独自のプリント技術でメインフレームに転写。デザインは専用フィルムに高精細で印刷され、真空成型の専用ヒーターにより熱転写されることで、雨や紫外線、汚れにも強い耐久性の高い仕上がりを実現。都市を走るたびにツール・ド・フランスの記憶がよみがえる、まさに都市を走るすべてのサイクリストへ贈る「走るキャンバス」だ。

2025年6月4日よりブロンプトン直営店と全国の正規取扱店で先行予約を受け付け、6月下旬より順次販売。

Brompton x Tour de France C Line

Brompton x Tour de France C Line
重量:11.8kg
ギア:6スピード
シートポスト:スタンダード
ハンドルバー:Mid
マッドガードフラップ :カスタム(Tour de Franceロゴ入り)
サドル:Selle Royal (Tour de Franceロゴ入り)
グリップ:ブロンプトン エルゴグリップ Tour de France Yellow
メインフレーム:真空熱転写プリント
プリント写真提供:Pauline Ballet
付属品: ブロンプトンツールキット、専用バイクボックス
価格:¥346,500 (税込)
Selle Royal (Tour de Franceロゴ入り)

Brompton x Tour de France P Line

Brompton x Tour de France P Line
重量:10.5kg
ギア:12スピード
シートポスト:スタンダード
ハンドルバー:Low
マッドガードフラップ :カスタム(Tour de Franceロゴ入り)
サドル:Selle Royal(カスタム)- ポカドットプリント
グリップ:ブロンプトン エルゴグリップTour de France Yellow
ベル:グレー
ローラーホイール:カスタム-シルバー
メインフレーム:真空熱転写プリント
プリント写真提供:Charly Lopez
付属品:専用マルチツール & パンクポーチ、専用バイクボックス
価格:¥ 599,500 (税込)
パウダーコーティングと昇華転写加工
Selle Royal(カスタム)- ポカドットプリント

●Brompton Tokyoのホームページ

ヴィスマがツール・ド・フランスで着用するジャージに名前を載せよう

ヨナス・ヴィンゲゴー、マッテオ・ジョーゲンソン、ワウト・ファンアールトとともにツール・ド・フランスを戦うことができる。4月30日までにヴィスマ・リースアバイクのチームジャージ(85ユーロ)を注文すると、自分の名前が小さく掲載されることになった。発送は7月上旬頃。

ツール・ド・フランスを走るジャージに自分の名前が載る

2025ツール・ド・フランスとツール・ド・フランスファムでヴィスマ・リースアバイクが着用する「The Swarm」ジャージ。このチームジャージに名前が掲載できる。厳密には黒字に黄色い文字を載せ、書体の太さでトーンをつけるデザインだ。ジャージの枠には限りがあるので、早めに申し込む必要があるという。

メンズとレディースでシルエットが異なる。レディースはツール・ド・フランスファムでポーリーヌ・フェランプレヴォが着用する。

●ヴィスマ・リースアバイクの詳細ページ

フランスの町の看板が逆さまに設置されていたのにはわけがある

フランスのどんな町でもそこに入ったところに看板が設置されているが、それがなぜか逆!? しかもそんな町がいたるところに出没した。だれがいったいなんの理由で? そして犯人は法律で罰せられないの?

フランス政府の農業政策が正反対だと抗議する村は、集落に入ったところに設置される看板を逆にして意思表示する

国の農業政策はやるべきことと逆に行われている

ツール・ド・フランス取材30年で初めて目撃した不思議な光景に出会った。フランスではそれぞれの町に入ったところに、白地に赤枠で町の名前を記した看板が必ず掲げられている。そしてその町を出るところには斜めの赤い線が追記された看板が必ずある。

2024年の滞在中に数カ所でその看板が上下逆に掲げられていた。そんなのはこれまで見たこともなかった。不思議に思って聞いてみると、第一次産業を主体とする地方の若手の農業従事者が、「国の政策はやるべきことと逆に行われている」という抗議の意思を示すためのものだという。

2024ツール・ド・フランス第6ステージはブルゴーニュ地方を走る ©A.S.O. Charly Lopez

SNSで逆さま看板は全国に一気に拡大していった

発端は2023年10月、フランス南西部の町の農業組合と若手農業家が抗議運動を始め、その後フランス全土とベルギーとスイスに広まった。フランス政府が農業分野において規制することが過剰なこと、その基準が適用されない海外生産物の不当競争、欧州の農業支援の支払い遅れ、牛肉と豚肉の輸入量を非難した。

農業界に影響を与えている政府の政策の矛した命令を描写するために、「私たちは逆立ちしている」というスローガンを掲げた。これらの行動を伝えるために町の看板を逆さまにした。ソーシャルネットワーク上ですぐにそれが広まった。

チーズが食べ放題

法律ではだれかを危険にさらすことはないのでセーフ

政府による過剰な規制と農業の将来に対する真のビジョンの欠如を非難する農民たちの「うんざり」した感情を明確に表したものだ。「特に町の入口の標識だけを逆にしているだけで、安全にかかわる標識には手を加えていないので、危険はない」と抗議行動者の代表。

刑法では罰金1500ユーロから7万5000ユーロ、最長5年の懲役を含め、刑法のいくつかの条文が、これらの抗議行動に適用される可能性がある。ただし法律では他人の財産を破壊、損傷、危険にさらす行為を罰するもので、看板を逆さまにすることは該当しないようだ。

ブルゴーニュのチーズ

フランスの大統領選挙は2027年4月までに行われる予定。マクロン大統領は任期満了となり、初当選を狙う人たちの激しい争いが2025年から徐々に動き出す。観光大国でありつつ、第一次産業の従事者が多いフランスにあって、坂出しした若手労働者の心をどうとらえていくかもポイントとなる。

2024ツール・ド・フランス第13ステージ ©A.S.O. Charly Lopez