ビンゲゴーがティレーノ~アドリアティコ第5ステージを制して首位に

イタリアで開催される7日間のステージレース、ティレーノ~アドリアティコは3月8日に第5ステージが行われ、ユンボ・リースアバイクのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)が独走で優勝。

2024ティレーノ~アドリアティコ第5ステージで優勝して首位に立ったビンゲゴー ©Gian Mattia D’Aberto/LaPresse

ビンゲゴーは大会初優勝。総合成績でリドル・トレックのジョナサン・ミラン(イタリア)を逆転して首位に立った。

2024ティレーノ~アドリアティコ第5ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

ツール・ド・フランスのイタリア区間を偵察する…ビンゲゴー

「ティレーノ〜アドリアティコの前に自分がなにをしたかは分かっていたし、自分の調子がいいことも分かっていた。個人タイムトライアルではパワーの数値がよかったので、自分のパフォーマンスをいいと受け止めた」とビンゲゴー。

ビンゲゴーがティレーノ~アドリアティコ第5ステージでアタック ©Fabio Ferrari/LaPresse

「常に自分とチームを信頼していたし、そうでなければ今日のようなことはできなかっただろう。僕らはトライしたかったし、チームは素晴らしかった。明日は大事な日だけど、今日もチャンスがあったし、チャンスがあるときにチャンスを掴まなければいけない。今はステージ優勝と総合成績でのリードを手にして、とても満足している。

ティレーノ〜アドリアティコの後は、イタリアを走るツール・ド・フランスのステージを偵察する。ツール・ド・フランスに派遣されるチームメンバーの一部は今、僕と一緒だけど、キアン・アイデブルックスとアッティラ・バルテルはジロ・デ・イタリアを走る。ジロでもツールでも僕たちは常に超強力なチームだ」

ティレーノ~アドリアティコのマリアアッズーラを着用したビンゲゴー ©LaPresse

ミランがティレーノ~アドリアティコ第4S優勝で一躍首位に

イタリアで開催される7日間のステージレース、ティレーノ~アドリアティコは3月7日に第4ステージが行われ、リドル・トレックのジョナサン・ミラン(イタリア)がゴール勝負を制して優勝。10秒のボーナスタイムを獲得し、総合成績でも首位に立った。

ミランがティレーノ~アドリアティコ第4ステージ優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse

ミランは大会初勝利。第1ステージで3位、第2ステージで2位に入っていた。この日、ステージ優勝だけでなく、総合成績・ポイント賞・新人賞の3つのリーダージャージを集中にした。

2024ティレーノ~アドリアティコ第4ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
ミランがティレーノ~アドリアティコ第4ステージで優勝し、総合成績でも首位に ©Gian Mattia D’Aberto/LaPresse

バウハウスがティレーノ~アドリアティコ3S優勝…アユソ首位堅持

イタリアで開催される7日間のステージレース、ティレーノ~アドリアティコは3月6日に第3ステージが行われ、バーレーン・ビクトリアスのフィル・バウハウス(ドイツ)がゴール勝負を制して優勝した。

バウハウスが2024ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

総合成績では初日に首位に立ったUAEエミレーツのフアン・アユソ(スペイン)がその座を守った。

バウハウスが2024ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
2024ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
アユソが2024ティレーノ~アドリアティコ第3ステージで首位を守る ©LaPresse

ティレーノ~アドリアティコが3月4日開幕…ビンゲゴー、ヒンドレー出場

第59回ティレーノ~アドリアティコが3月4日にイタリアで開幕。10日までの7日間にわたって熱戦が繰り広げられる。ビスマ・リースアバイクはヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)、ボーラ・ハンスグローエはジャイ・ヒンドレー(オーストラリア)が総合優勝をねらう。

フィリッポ・ガンナ、ティム・メルリエ、テイオ・ゲイガンハート、ヨナス・ビンゲゴー、ジャイ・ヒンドレー、リチャル・カラパス ©Fabio Ferrari/LaPresse

「2年前のティレーノ〜アドリアティコで2位になったので、今年は優勝争いができることを願っている。長い1週間レースにはライバルがたくさんいる。僕らはできる限りのことをするが、それが十分かどうか最後に見ることになるだろう」とビンゲゴー。

©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

「いつものようにここに来ることができてとてもうれしい。毎年このレースに戻ってくるのが大好きだ。常に超ハイレベルで、今年後半の大きな目標への足がかりにしたい。この1週間、とてもタフなレースになるだろう」とヒンドレー。

ヨナス・ビンゲゴー(左)とフィリッポ・ガンナ ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse
ジャイ・ヒンドレー ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

2024ジロ・デ・イタリアと姉妹レースが出場チーム発表

RCSスポルトが2024年のUCIワールドツアーレース、ジロ・デ・イタリア、ストラーデビアンケ、ティレーノ~アドリアティコ、ミラノ〜サンレモの出場チームを1月23日にミラノで発表した。

スロベニア国旗がログリッチを後押しする ©Marco Alpozzi/LaPresse

ジロ・デ・イタリア(5月4日〜26日)
18UCIワールドチーム、4UCIプロチーム(22チーム、8人編成)

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)

主催者推薦のUCIプロチーム
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)
VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)

ストラーデビアンケ(3月2日)
18UCIワールドチーム、7UCIプロチーム(25チーム、7人編成)

これぞ白い道、ストラーデビアンケ ©Fabio Ferrari/ LaPresse

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ロット・デスティニー(ベルギー)
ウノXモビリティ(ノルウェー)

主催者推薦のUCIプロチーム
コラテック・ビーニファンティーニ(イタリア)
Q36.5(スイス)
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)

ティレーノ~アドリアティコ(3月4日〜10日)
18UCIワールドチーム、7UCIプロチーム(25チーム、7人編成)

ログリッチがティレーノ~アドリアティコを制し、大会のトロフィーである三叉のヤリを手中にした ©LaPresse

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)

主催者推薦のUCIプロチーム
コラテック・ビーニファンティーニ(イタリア)
Q36.5(スイス)
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)
ウノXモビリティ(ノルウェー)
VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)

ミラノ〜サンレモ(3月16日)
18UCIワールドチーム、7UCIプロチーム(25チーム、7人編成)

ミラノ〜サンレモを初制覇したファンデルプール ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ロット・デスティニー(ベルギー)
ウノXモビリティ(ノルウェー)

主催者推薦のUCIプロチーム
コラテック・ビーニファンティーニ(イタリア)
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)
VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)

ログリッチがティレーノ~アドリアティコで4年ぶりの総合優勝

イタリア半島をはさむティレニア海とアドリア海を結ぶ7日間のステージレース、第58回ティレーノ〜アドリアティコは最終日となる3月12日、サンベネデット・デル・トロントを発着とする154kmで第7ステージが行われ、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が総合優勝した。

4年ぶりの総合優勝を遂げたログリッチ。左は総合2位アルメイダ、右は3位テイオ・ゲイガンハート ©LaPresse

ログリッチの総合優勝は2019年に続く2度目。ポイント賞、山岳賞でも1位になった。新人賞は18秒遅れで総合2位になったUAEエミレーツのジョアン・アルメイダ(ポルトガル)。最終日はアルペシン・ドゥクーニンクのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)がゴール勝負を制した。

ティレーノ~アドリアティコ第7ステージで勝ったヤスペル・フィリプセン ©LaPresse

2つのヤリは息子たちの武器になりそうな気がする

「怪我の手術から実戦に戻ってきて、チームが成し遂げたことをみるのは素晴らしい気分だ。ワウト・ファンアールトや他のチームメイトと素晴らしい一週間を過ごした」とログリッチ。

ログリッチがティレーノ~アドリアティコを制し、大会のトロフィーである三叉のヤリ「トライデント」を手中にした ©LaPresse

「レースに戻ってくるのをとても楽しんだ。初日のタイムトライアル以降は超ハードだった。バランスよく乗ることを心がけた。まずはレースのリズムに戻ることが重要だったからだ。それはジロ・デ・イタリアでも同じ。私はただ私のバイクで楽しみたい。

自宅に2つ目のトライデントを持ち帰ることになったので、ティレーノ〜アドリアティコのトロフィーは息子たちが戦うための道具になるかもしれない」

ログロッチはポイント賞のマリアチクラミーノを含めて3つのジャージを獲得した ©GianMattia D’Alberto/LaPresse
山岳賞ジャージを着るログリッチ ©GianMattia D’Alberto/LaPresse
ジョアン・アルメイダが新人賞 ©GianMattia D’Alberto/LaPresse