トラックワールドカップがNHK BS1で11月18日に放送

トラックワールドカップ第1戦、第2戦の模様がNHK BS1で11月18日(月)19:00~19:50に放送される!再放送(予定)は11月26日(火)17:00~17:50。番組前半は第1戦のケイリン、後半は第2戦のスプリントを紹介。

ワールドカップ第2戦の男子スプリントで3位になった深谷知広 ©JCF

自転車トラックワールドカップ第1戦と第2戦。ルーキーの松井宏佑(まついこうゆう)が活躍しオリンピック代表候補へと名乗りを挙げた。第2戦では深谷知広が男子スプリントでメダルを獲得。【解説】中野浩一 【アナウンサー】永田実

自転車トラックワールドカップ第1戦と第2戦。第1戦にはルーキーの松井宏佑と小原佑太がこの大会に初参戦。松井が銅メダル獲得の大活躍。世界トップの実力を誇る日本の「ケイリン」種目、松井にとってはその中でのオリンピックの代表候補へと名乗りを挙げる結果となった。第2戦では男子スプリントで日本として実に14年ぶりのメダルを深谷知広が獲得。1対1の白熱の攻防と快挙の瞬間をお届けする。

放送は予定で、他の重大なニュースなどにより放送時間が変わる可能性もある。

松井宏佑がケイリン3位…トラックワールドカップ初戦

松井宏佑がベラルーシで開催されたワールドカップ初戦でケイリン3位 ©JCF

深谷知広がW杯スプリントで日本勢14年ぶりの3位に

●NHKの番組表より

深谷知広がW杯スプリントで日本勢14年ぶりの3位に

2019-2020UCIトラックワールドカップ第2戦が11月8日に英国のグラスゴーで開幕し、大会2日目となる9日に男子スプリントで深谷知広(競輪選手)が3位になった。大会は10日まで。

ワールドカップ第2戦の男子スプリントで3位になった深谷知広 ©JCF

トラックワールドカップ第2戦の2日目に男子スプリント決勝が行われ、日本から出場した深谷知広が3位決定戦でポーランドのマテウス・ルディクにストレート勝ちし、銅メダルを獲得。ワールドカップ男子スプリントでのメダル獲得は、競輪での深谷の師匠である金子貴志が2005年11月にモスクワ大会で獲得した銅メダル以来14年ぶり。

深谷知広がポーランドのマテウス・ルディクを制して3位に ©JCF
深谷知広(左) ©JCF

深谷知広のコメント
本当にうれしいです。いつもは反省点とかいろいろな悔しい気持ちがあるレースでしたが、今回は単純にうれしいです。予選の結果で勝ち上がりが有利になり、シード権が取れ、レースを有利に進められたのが大きかったと思います。自分でも今日は調子がいいなと思っていて、びっくりしました。今後はこれ以上のいいメダルを目指して頑張りたいと思います。

深谷知広(左) ©JCF

●レース結果(日本人参加種目のみ掲載)
男子スプリント
優勝:ハリー・ラブレイセン(オランダ)
2位:ジェフリー・ホーフラント(オランダ)
3位:深谷知広(日本)25位:小原佑太(日本)

男子スプリント優勝のハリー・ラブレイセン(オランダ)を中央に左が2位ジェフリー・ホーフラント(オランダ)、右が3位深谷知広

女子ケイリン
19位:太田りゆ(日本)

女子オムニアム
4位:梶原悠未(日本)110点

ワールドカップ第2戦の男子スプリントで3位になった深谷知広 ©JCF
男子スプリント世界チャンピオンのハリー・ラブレイセンを中央に左が欧州チャンピオンのジェフリー・ホーフラント、右が深谷知広 ©JCF

東京五輪出場枠をかけてトラック最終シーズン開幕へ

ワールドカップ第2戦(英国・グラスゴー)

松井宏佑がケイリン3位…トラックワールドカップ初戦

2020東京オリンピックの国別出場枠をかける戦い、2019-2020UCIトラックワールドカップ第1戦が11月1日にベラルーシのミンスクで開幕。大会2日目の2日に行われた男子ケイリンで松井宏佑が3位に入った。

松井宏佑がベラルーシで開催されたワールドカップ初戦でケイリン3位 ©JCF

東欧ベラルーシ・ミンスクで開催の2019-2020トラックワールドカップ第1戦で、11月2日に男子ケイリン決勝が行われ、日本勢は松井が3位に入って銅メダルを獲得した。世界の強豪が揃ったワールドカップのシーズン初戦ながら、ワールドカップデビュー戦の松井が見事な走りで日本のケイリン種目における層の厚さを見せつけた。

ベラルーシのミンスクで開催されたワールドカップ第1戦の男子ケイリン ©JCF

トラックワールドカップは今大会が2019-2020シーズンの初戦。2020年1月までに全6戦が行われ、世界選手権、東京オリンピックへ向けた最後の出場枠争いとなる。

ワールドカップ初戦の男子ケイリンはハリー・ラブレイセン(オランダ)が優勝、2位デニス・ドミトリエフ(ロシア) ©JCF
男子ケイリン優勝で3位に入った松井 ©JCF

松井宏佑のコメント
レース前は優勝を目指すと言っていましたが、まさか銅メダルを獲得できると思っていませんでした。僕は初めてのワールドカップなので、失うものはなにもなく、アピールできればと思って戦ったのがいい結果につながったのではないかと思います。

男子ケイリン優勝ハリー・ラブレイセン(オランダ)を中央に左が2位デニス・ドミトリエフ(ロシア)、右が3位松井 ©JCF

●レース結果
男子ケイリン

優勝:ハリー・ラブレイセン(オランダ)
2位:デニス・ドミトリエフ(ロシア)
3位:松井宏佑(日本)
9位:小原佑太(日本)

女子スプリント
23位:太田りゆ(日本)

男子ケイリン優勝で3位に入った松井 ©JCF
男子ケイリン優勝で3位に入った松井。左はジェイソン・ニブレット(短距離コーチ) ©JCF

東京五輪出場枠をかけてトラック最終シーズン開幕へ

ワールドカップ第1戦(ベラルーシ・ミンスク)のホームページ

NHK BS1でトラックワールドカップの再放送

2018-2019UCIトラックワールドカップ第5戦(1月18日〜20日、ニュージーランド・ケンブリッジ)、第6戦(1月24日〜27日、香港)の模様をNHK BS1が再放送する。

トラックワールドカップ第5戦を走る新田祐大 ©2019 JCF

■「ワールドカップ第5戦」3月25日(月)午後1時~1時50分
東京五輪実施種目の男子ケイリンで新田祐大が3位。女子オムニアムで梶原悠未が通算3回目のメダル獲得となる3位に。

トラックワールドカップ第5戦の女子オムニアムを制したアネット・エドモンドソン(オーストラリア)を中央に、左が2位アリソン・べバレッジ(カナダ)、右が3位梶原悠未 ©2019 JCF

■「ワールドカップ第6戦」3月26日(火)午後1時~1時49分
男子ケイリンで河端朋之が2位。太田りゆが女子ケイリンで2位になった。

トラックワールドカップ第6戦の男子ケイリンで優勝したテオ・ボス(右)。左は2位河端朋之 ©2019 JCF
トラックワールドカップ第6戦の女子ケイリンで残り1周を走る太田りゆ ©2019 JCF

ケイリンとチームスプリント2位のトラックW杯最終戦をNHKが放送

1月25日から27日まで香港で行われたトラックワールドカップ第6戦の模様がNHK BS1で2月15日(金)19時から同49分に放送される。緊急ニュースが生じた際は変更される可能性がある。

ラックワールドカップ第6戦の男子ケイリンで優勝したテオ・ボス(右)。左は2位河端朋之 ©2019 JCF

同大会では河端朋之がケイリンで2位に、雨谷一樹、新田祐大、深谷知広の3選手がメンバーとなったチームスプリントで2位になった。番組は両種目を中心に構成される。

トラックワールドカップ第6戦の男子チームスプリントで2位になった雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©2019 JCF

NHK BS1の詳細サイト

太田りゆがトラックワールドカップ最終戦女子ケイリンで2位

ガールズケイリンで活躍する太田りゆがUCIトラックワールドカップ第6戦の女子ケイリンで2位になった。

トラックワールドカップ第6戦の女子ケイリンで優勝したリー・ワイジー(香港)を中央に、左が2位太田りゆ、右が3位リーフーヤン・ジェシカ(香港) ©2019 JCF

全6戦で行われるUCIトラックワールドカップは、1月24日から27日にかけて、香港で第6戦が行われ、大会最終日の27日に女子ケイリンで太田りゆが銀メダルを獲得した。

女子ケイリンには今シーズン成長著しい小林優香と太田が出場。太田は決勝で地元香港の第一人者、リー・ワイジーの後方で素晴らしい伸びを見せて2位。ワールドカップのシーズン最終戦で悲願のメダル獲得となった。小林は準決勝で転倒・落車して決勝進出をのがした。

男子スプリントは深谷知広の11位が最高。女子オムニアム、女子スクラッチとともに上位へ入ることはできなかった。

トラックワールドカップ第6戦の女子ケイリンで残り1周を走る太田りゆ ©2019 JCF
トラックワールドカップ第6戦の女子ケイリン決勝 ©2019 JCF

太田りゆのコメント
すごく冷静に勝つことに集中して、なにがなんでもメダルが取りたいという気持ちで走った。今この時点で銀メダルが取れたことは素直に喜んでいいかなと思う。
ブノワコーチから「お前ならできる」と言われて始めた競技だが、何回も裏切るような結果しか出せていなかったので本当によかった。

男子スプリント
11 深谷知広(日本)
15 新田祐大(日本)
20 河端朋之(日本/JPC)

女子ケイリン
1 リー・ワイジー(香港)
2 太田りゆ(日本)
3 リーフーヤン・ジェシカ(香港/ジャイアント・マックスサクセススポーツプロサイクリング)
12 小林優香(日本/ドリームシーカー)※準決勝途中棄権、7-12位決定戦DNS

女子オムニアム
22 古山稀絵(日本)

女子スクラッチ
10 鈴木奈央(日本)