杉浦佳子がパラ世界選手権トラックの女子C3個人パシュートで2位

ブラジルのリオデジャネイロで行われているパラサイクリングトラック世界選手権は大会3日目となる3月22日、女子C3個人パシュートが距離3kmで行われ、杉浦佳子が2位になった。予選を2位で通過した杉浦は1-2位決定戦で中国に敗れた。

パラサイクリング トラック世界選手権の女子C3個人パシュートで2位になった杉浦佳子 ©日本自転車競技連盟

男子C3個人パシュートでは藤田征樹が自身の持つの日本記録3分36秒164を2秒近く更新する3分34秒468で9位になった。

●パラサイクリングトラック世界選手権のホームページ

川本翔大と藤⽥征樹がアジアパラ競技大会個人パシュートで金

第4回アジアパラ競技大会(中国・杭州)は10月25日、男子個人パシュートC2クラスで川本翔大が、同C3クラスで藤⽥征樹がともに金メダルを獲得した。

藤⽥征樹(日本)(左)と川本翔大がアジアパラ大会トラックで金メダルを獲得 ©日本自転車競技連盟

【男子個人パシュート(C2)1-2位決定戦】距離:3000m

予選をトップタイムで通過した日本の川本は、1-2決定戦でも圧倒的なスピードの違いをみせ、レース中盤の6周回目にウズベキスタン選手を追い抜き、見事に優勝、金メダルを獲得した。

川本翔大のコメント
「予選は自己ベストを目標にしていましたが、あまりコンディションがよくないので、今出せる力を出し切って走ったのですが、いいタイムが出ませんでした。決勝は気持ちを切り替えて、しっかり勝つことだけを意識して走って、それが金メダルにつながってよかったと思います。明日からのロードは、タイムトライアルは少し難しい戦いになると思いますが、ロードレースはチャンスがあると思いますので、しっかりやっていきたいと思います」

【男子個人パシュート(C3)1-2位決定戦】距離:3000m

予選では大会記録を更新して、トップタイム通過をした日本の藤⽥は、1-2決定戦でも周回ごとに徐々に相手とのタイム差を広げて完勝。金メダルを獲得した。

藤⽥征樹のコメント
「金メダルを獲れてホッとしています、一番いい色のメダルと獲るという自分の役割を果たせてよかったです。チームスタッフやここまで支えてくれた人たち、この会場で私たちの競技を支えていただいている人たち全てに感謝したいと思います。明日からのロード種目ですが、自分としてはロードレースが一生懸命やってきた種目ですので、それに向けてしっかり頑張りたいと思います」

杉浦佳子と川本翔大がアジアパラ競技大会トラックで銅メダル

第4回アジアパラ競技大会(中国・杭州)は10月24日、男子1kmタイムトライアル(C1-C3)で川本翔大が、女子 500m タイムトライアル(C1-C3)で杉浦佳子がともに銅メダルを獲得した。

杉浦佳子(左)と川本翔大がアジアパラ大会トラックで銅メダルを獲得 ©日本自転車競技連盟

【男子1kmタイムトライアル(C1-C3)】距離1000m

C1-C3クラスの選手で争われた男子1kmタイムトライアル。日本の川本は予選を3位で通過。決勝では、予選のタイムを2秒近く上回る走りを見せたが、3位になった。

川本翔大のコメント
「予選では思ったようなタイムが出なかったので、決勝では思い切り走った結果、自己ベストまではいかなかったですが、今のコンディションなりにいい走りができたと思います。明日の個人パシュートでは、予選からいいタイムが出せるように頑張ります」

【女子500mタイムトライアル(C1-C3)】距離500m

C1-C3クラスの選手で争われた女子500mタイムトライアル。日本の杉浦はC3クラスの大会記録で予選を3位で通過。決勝ではさらにC3クラスの大会記録を更新するが、全体の3位で銅メダル。

杉浦佳子のコメント
「慣れないバンクで、ハンドル操作もなかなかうまくいかなかったのですが、辛うじて3位銅メダルを獲得できてホッとしています。トラック種目は終わりましたが、残るロードも今ある力を全て出し切りたいと思います」

パラリンピックのアジア版で杉浦佳子が個人パシュート銀メダル

第4回アジアパラ競技大会が中国・杭州で2023年10月22日に開幕し、28日までの熱戦が始まった。自転車競技は23日に始まり、女子個人パシュート(C1-C3)で杉浦佳子が銀メダルを獲得した。

杉浦佳子が個人パシュートで2位 ©日本自転車競技連盟

C1-C3クラスの選手で争われた女子個人パシュート。日本の杉浦は予選を2位で通過して1-2位決定戦に進出。1-2位決定戦では、予選よりもタイムを落としてしまい銀メダルとなった。

杉浦佳子のコメント
「パシュートの予選では、前半突っ込み過ぎて後半垂れてしまいましたが、なんとか1-2位決定戦に進めました。1-2位決定戦では、最初の入りはよかったのですが、午前中の疲労が抜けなかったのか、ここでも後半に垂れてしまいタイムを落としてしまいました。

混合チームスプリントは杉浦佳子、藤⽥征樹、川本翔大で出場

混合チームスプリントで日本(杉浦佳子、藤⽥征樹、川本翔大)は、銅メダルをかけて3-4位決定戦でインドネシアと対戦。第一走者の杉浦がリードを奪ったものの後半に逆転され、僅差で4位になった。

混合チームスプリント。右から杉浦佳子、藤⽥征樹、川本翔大 ©日本自転車競技連盟

杉浦佳子のコメント
「混合チームスプリントは、個人パシュートの予選と決勝の間に行われたので、なかなかスプリントの方に集中できず、思ったようなタイムが出せずに非常に残念です。あと少しでメダルが獲れたと思うと悔しいです」

川本翔大のコメント
「今日は、初めてのメンバーで初めての順番で走りました。1本目は自分のミスもありうまくかみ合わなかったのですが、2本目はしっかり修正していい位置で走れたと思います。しかし結果的に4位ということですごく悔しいです」

藤田征樹のコメント
「急編成のチームで、メダルまでもう少しのところまで行けたのはよかったですが、やはり悔しいです。1走目の杉浦選手と3走目の川本選手が頑張ってくれましたが、自分がもう少しうまく繋ぐことができたらと思うと課題が残りました。しかし、今できることはやれたと思います」

杉浦佳子がトラック種目で初の世界チャンピオンに…スーパー世界選手権開幕

自転車競技史上空前のメガイベントとして、夏季五輪の前年、4年ごとに開催されることになった13種目開催の世界選手権が英国のグラスゴーで8月3日に開幕した。日本勢は初日にパラサイクリング・トラック女子個人パシュートで杉浦佳子が優勝。世界チャンピオンになった。

パラサイクリング世界選手権トラック女子個人パシュートで杉浦佳子が優勝 ©日本自転車競技連盟

1-2位決定戦に臨んだ杉浦は、中盤まで先行を許す展開となったが、後半に逆転して世界タイトルを獲得した。東京パラリンピック・ロード2冠の杉浦は、トラック種目において自身初の世界チャンピオンジャージ、アルカンシエルを獲得した。

「もう最高です! まだ実感がないです。今夜寝て、明日起きた時に夢でないことを確認してから喜びたいと思います。ありがとうございました」と杉浦。

トラック男子スクラッチでは窪⽊⼀茂が2年連続で2位

男子スクラッチ決勝15km(250mx60周)は24選手で争われた。優勝の行方は最後のスプリント勝負に持ち込まれ、窪木がこの種目2年連続で2位になった。

世界選手権トラック男子スクラッチで窪⽊⼀茂が2年連続の2位 ©日本自転車競技連盟

「2年連続の銀メダルで、昨年よりも悔しいですが、まず応援してくれた家族、チームメイト、関係者、日本のみなさんには本当に感謝しています。今回の目標はチームパシュートとマディソンで結果を残すことなので、それに向けてみんなの士気をあげられたと思うのでよかった」と窪木。

川本翔大がパラサイクリング・トラック個人パシュートで3位

男子C2個人パシュート3-4位決定戦は3km(250mx12周)で行われ、川本翔大が5周回目に入ったところで相手選手を追い抜き3位が決定した。

パラサイクリング世界選手権男子個人パシュートで川本翔大は3位 ©日本自転車競技連盟

「狙っていた順位と違ってしまいましたが、銅メダルを獲れたことはよかったと思います。明日からもまだレースがあるので、ひとつひとつベストを出せるように頑張ります」と川本。

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杉浦佳子が1位通過…13種目一挙開催の世界選手権が3日開幕へ

UCI自転車世界選手権・英国グラスゴー大会が8月3日から13日まで開催される。開幕に先駆けて2日(日本時間3日未明)に行われたトラックパラサイクリング予選で、2020東京パラリンピック2冠の杉浦佳子が、自身が持つ日本記録を更新して全体の1位で予選を通過。3日の1-2位決定戦に進出した。

2023世界選手権パラサイクリング英国グラスゴー大会の予選でトップ通過した杉浦佳子 ©日本自転車競技連盟

女子C3個人パシュート予選は3km(250mx12周)で、杉浦は2位に6秒近い差をつけて予選1位。1-2位決定戦に進出したことで2位以上が確定した。

今までやってきたことが今日花開いた…杉浦佳子

「今までで一番いいペーシングができて、たれることなく最後までとても気持ちよく走ることができた」と杉浦。

「正直、まだ信じられません。ラップタイムを告げてくれるコーチの声も、聞き間違いかと思っていて、このままだと凄いタイムが出ると思って走っていました。今までやってきたことが、今日花開いた感じで本当に感謝しています」

パラサイクリング・トラック、ロード、ロードTT代表の杉浦佳⼦ ©Japan Cycling Federation

4年に一度の世界選手権は自転車競技史上空前のメガイベント

UCI(国際自転車競技連合)世界選手権は2023年8月3日から13日まで、英国北部スコットランドのグラスゴーとその周辺で開催される。11日間の日程で13種目が行われる。

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