ログリッチ、フルーム…ブエルタ・ア・エスパーニャ10月20日開幕

10月20日に開幕する第75回ブエルタ・ア・エスパーニャ記念大会に、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が前年のチャンピオンとしてナンバーカード1番を背負って出場する見込みとなった。チームメートにはトム・デュムラン(オランダ)。イネオス・グレナディアスのクリストファー・フルーム(英国)も3度目の総合優勝をねらってエントリーしてきた。

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャの暫定リスト。ログリッチはナンバーカード1として主催者が発表している
ログリッチェが2019ブエルタ・ア・エスパーニャを制した ©Photogómez Sport

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アラフィリップ痛恨…ログリッチに差された上に降格処分

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月4日にベルギーで開催されたリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝した。世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用したドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)は5選手によるゴール勝負で勝利を確信して両手を広げたが、ログリッチが先着。さらにゴール前の走路妨害で5位に降格となった。

アラフィリップが両手を広げたが、左のログリッチが先着。アラフィリップはさらに降格となり、2位がマルク・ヒルシ、3位がタデイ・ポガチャルに ©A.S.O. Gautier Demouveaux

現在まで開催されている自転車ロードレースで最古の歴史を誇る大会は、ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)、世界選手権3位のマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)らが優勝を争って激しいゴール勝負を展開。

世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用して登場したジュリアン・アラフィリップ ©A.S.O. Gautier Demouveaux

アラフィリップがゴールスプリントで突き放してトップフィニッシュを確信したが、最後までスピードをゆるめなかったログリッチにかわされた。ログリッチは大会初優勝。アラフィリップは5人の集団の最下位に降格となり、表彰台には2位ヒルシ、3位ポガチャルが立った。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが2020年はコロナ禍により10月4日に開催された ©A.S.O. Gautier Demouveaux
世界チャンピオンのアラフィリップ。左はマルク・ヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
ツール・ド・フランスと世界選手権の雪辱を果たしたログリッチ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
アラフィリップの降格処分を受けて表彰台下で顔を合わせたポガチャル(左)とヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
雨模様のスタートとなり、世界チャンピオンのアンナ・ファンデルブレッゲンもアルカンシエルの上にレインウエアを着用 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュは男子と同日に距離135kmで行われた ©A.S.O. Thomas Maheux
女子はエリザベス・デイニャンが独走勝利 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子優勝はトレック・セガフレードのエリザベス・デイニャン。左が2位グレース・ブラウン、右が3位エレン・バンダイク ©A.S.O. Thomas Maheux

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのホームページ

ポガチャルがツール・ド・フランスで初の総合優勝

第107回ツール・ド・フランスは最終日となる9月20日、マントラジョリ〜パリ・シャンゼリゼ間の122kmで第21ステージが行われ、タデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)がスロベニア選手としてツール・ド・フランスで初優勝した。

2020ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

大会中盤から同郷のプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ビスマ)を追いかける展開となったが、最終日前日の個人タイムトライアルで逆転した。ポガチャルは山岳賞と新人賞も獲得。

最終21ステージの区間勝利はポイント賞を初受賞したドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)で今大会2勝目。

マイヨジョーヌのポガチャル(右)は「ログリッチには申し訳ないことをした」と気遣う発言も ©A.S.O. Alex Broadway
ルーブル美術館。2020ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
マイヨジョーヌのポガチャル。コルナゴがツール・ド・フランスを制したのは初めてとなる ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
サム・ベネットは最終日のパリ・シャンゼリゼを制しただけでなくポイント賞も初受賞 ©A.S.O. Alex Broadway
ポガチャルがスロベニア選手として初めてツール・ド・フランス総合優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet
スロベニアのログリッチが2020ツール・ド・フランスを盛り上げた ©A.S.O. Pauline Ballet
総合優勝のポガチャルを中央に左が2位ログリッチ、右が3位リッチー・ポート ©A.S.O. Pauline Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

マイヨジョーヌのポガチャルとポイント賞のサム・ベネット。ポガチャルは山岳賞と新人賞も獲得した ©A.S.O. Pauline Ballet

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21歳のタデイ・ポガチャルがツール・ド・フランス逆転優勝へ

第107回ツール・ド・フランスは9月19日、リュール〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユまでの36.2kmで第20ステージとして個人タイムトライアルが行われ、57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)がトップタイム。総合1位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)は1分56秒遅れの区間5位。

ポガチャルが2020ツール・ド・フランス第20ステージで首位に ©A.S.O. Pauline-Ballet

厳しい上り坂にゴールする大会唯一の個人タイムトライアルの結果、総合成績でポガチャルがログリッチに59秒差をつけて首位に。パリにゴールする最終日で総合成績が大きく変動することはなく、ポガチャルの逆転優勝が確実になった。

2020ツール・ド・フランス唯一の個人タイムトライアル ©A.S.O. Alex Broadway
フランスチャンピオンのレミ・カバニャ(ドゥークニンク・クイックステップ) ©A.S.O. Alex Broadway
タデイ・ポガチャルがゴール ©A.S.O. Alex Broadway
フィニッシュ後にログリッチのタイムを待つポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
ログリッチは区間5位のタイムで座り込む ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第20ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
総合1位のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
山岳賞のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
新人賞のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

ポイント賞のサム・ベネット ©A.S.O. Pauline-Ballet

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クラー2勝目、ログリッチは首位を堅持…ツール・ド・フランス19S

第107回ツール・ド・フランスは9月18日、ブールアンブレス〜シャンパニョール間の166.5kmで第19ステージが行われ、サンウェブのショーレン・クラー(デンマーク)が区間勝利を目指す精鋭の中からゴール前で抜け出すことに成功し、第14ステージに続く今大会2勝目を飾った。

2019ツール・ド・フランス第19ステージに挑む山岳賞のリチャル・カラパスとマイヨジョーヌのプリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet

総合1位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)、57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)は同タイムでゴール。翌20ステージは厳しい上り坂にゴールする大会唯一の個人タイムトライアルで、総合成績がほぼ確定する。

2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
プリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet
クリスツ・ニーランズ(ラトビア) ©A.S.O. Pauline-Ballet
アレッサンドロ・デマルキ(イタリア) ©A.S.O. Pauline-Ballet
マイヨジョーヌのプリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet
残り20km地点の先頭集団。2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
ショーレン・クラー(デンマーク)がゴールまで単独で逃げる ©A.S.O. Pauline-Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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ポガチャル2勝目、ベルナル脱落…ツール・ド・フランス第15S

第107回ツール・ド・フランスは9月13日、リヨン〜グランコロンビエール間の174.5kmで第15ステージが行われ、44秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が首位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を振り切って今大会2勝目を挙げた。

マイヨジョーヌのログリッチとアシスト陣。2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

ポガチャルがボーナスタイム10秒、ログリッチが6秒を獲得し、タイム差は40秒となった。

エガン・ベルナルが第15ステージで苦戦 ©A.S.O. Pauline Ballet

前年の総合優勝者エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)は7分20秒遅れで、総合優勝争いから一気に脱落した。

2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
NTTのミヒャエル・ゴグル(オーストリア)とB&Bホテルズ・ビタルコンセプトのピエール・ロラン(フランス)が抜け出す ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Alex-Broadway
メイン集団を引っ張るユンボ・ビスマのトニー・マルティン。2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Alex-Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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