第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月28日、ビリャビシオサ〜レ・プラエレス間の171.4kmで第9ステージが行われ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオのルイス・メインチェス(南アフリカ)が初優勝。南アフリカ出身選手の区間勝利は2人目、3勝目。
総合成績では首位のレムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)がライバルに差をつけて区間4位でゴール。総合2位エンリク・マス(スペイン、モビスター)と同3位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)との差を広げた。
キャリアを終える前の最高の栄冠になった…メインチェス
「これはスペシャルだ。ワールドツアーのレースで、チーム賞以外で表彰台に上ったことがないので、キャリアを止める前の主な目標の 1 つだった」とメインチェス。南アフリカ勢としてはロバート・ハンターに続く2人目のブエルタ・ア・エスパーニャ区間優勝者となった。
「ここ数日の山岳フィニッシュで総合優勝を争っている選手らに着いていけなかった。そんなときのベストは逃げに乗ることだ。チームはスタートからコントロールし、1回だけアタックする必要があった。
かなりハードな1日でしたが、逃げ集団の選手らは積極的に走ってくれ、ボクは比較的体力を温存できた。フィニッシュはハードな登りだとわかっていたので、タイムトライアルをするようにアタックに出た」
2年前の経験がボクを強くさせた…エベネプール
「もうパワーがすべてだった。最後のフィニッシュは傾斜がきつすぎるため、前の選手についてドラフティングを期待するなんてなかった」とエベネプール。
2018年の世界選手権ではジュニアクラスで個人ロードレースと個人タイムトライアルの2冠。しかし2020年のイル・ロンバルディアでコーナーから逸脱して重傷。ケガを克服しての復活だった。
「無線でライバルたちが1分離れていると聞いたとき、想像を絶するほどのモチベーションを与えてくれた。人生ですでに多くのことを経験してきた。だからボクは戦い、苦しみ続けることができる。2年前に私が経験したことすべてが、私を本当に新しい人にした。
リードを広げるためにタイムトライアルのような走りをするとは本当に思っていなかった。いい意味で感心している。もう言葉がない」
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
■マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
●マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
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