中井飛馬と早川優衣が優勝…JBMXF大東建託シリーズ開幕戦

一般社団法人全日本BMX連盟(JBMXF)が主催する日本自転車競技連盟(JCF)公認大会の 2020-2021JBMXF大東建託シリーズが、岡山県笠岡市の「かさおか太陽の広場BMX自転車競技場」で開幕。チャンピオンシップは中井飛馬と早川優衣が優勝した。

チャンピオンシップ女子 3はレース合計で争われるフォーマットで、すべてトップでフィニッシュした早川優衣(#203)が優勝した

本来であれば2020年シリーズは4月に開幕する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響によりこの大会での開幕となった。2020年に実施のJBMXF大東建託シリーズが1戦のみとなったことで、2021年とシーズンを統合し、2020-2021JBMXF大東建託シリーズとしての開催としている。

チャンピオンシップは中井飛馬と早川優衣が優勝

最高峰カテゴリーでエリートとジュニアの混走となるチャンピオンシップ男女。チャンピオンシップ男子は2019年の全日本王者である中井飛馬がスタートからリードを保ち、トップでフィニッシュして優勝。2位に増田優一、3位にジュニア の中林凌大が入った。

チャンピオンシップ男子決勝。中井飛馬(#223)がスタートからトップに立つと、後続を寄せ付けない走りで優勝した

3レースの合計で争われたチャンピオンシップ女子は、笠岡のコースをホームとする早川優衣がすべてのレースをトップでフィニッシュする安定感のある走りで優勝した。2位にはジュニアの野村凪沙、3位には瀬古遥加が入った。

チャンピオンシップ男子優勝、中井飛馬のコメント
インコースからスタートで先行してリードを保ったままフィニッシュできた。2位に増田選手がいるのはわかっていたが、笠岡はタイトなコースで抜きどころも少ないため、最終ストレートでの失敗にだけ気をつけたレース運びを心がけた。BMXコースで乗るのが先月の全日本選手権以来だったため、不安もあるなかで臨んだレースだったが優勝できてうれしい。

チャンピオンシップ男子表彰式

チャンピオンシップ女子優勝、早川優衣のコメント
今年から大学進学で大阪に拠点を移したため、地元岡山でのレースを楽しみにしていた。全日本選手権で不本意な結果に終わり、自分がトップを走る展開が久しぶりだったので、気持ちよく走ることができた。3レースの合計でも安定したタイムで走れて、課題となるスタートもうまくいったので、いいレースができたと思う。この状況下でレースを開催していただけたことに感謝しているし、来年へとつながるレースになったと思う。

チャンピオンシップ女子表彰式

表彰プレゼンターはオフィシャルパートナーの大東建託株式会社施工管理部長の山口修司氏(表彰式写真右)が務め、各賞のメダルとともに優勝者に大東建託の公式キャラクター「だいとくん」のぬいぐるみが贈られた。

32名エントリーで激戦のボーイズ9-10歳クラスは平栗嶺が優勝

大会で最もエントリー数が多かったのがボーイズ9-10歳クラス。平栗嶺が3回行われる予選と、準決勝、決勝のすべてでトップフィニッシュする完全優勝を達成した。平栗はワールドチャレンジ大会(年齢別世界選手権)で6位入賞 した経験をもつライダー。2位には中盤から追い上げた高崎成琉、3位には佐藤龍之介が入った。

激戦のボーイズ 9-10歳クラスは平栗嶺(#20)が優勝した

●大東建託未来のアスリート支援プロジェクトのホームページ

中井飛馬と丹野夏波が全日本BMX選手権で優勝

日本自転車競技連盟の第36回全日本BMX選手権大会が7月6日と7日に広島県安芸高田市の土師ダムBMXトラックで開催された。男子エリートは中井飛馬、女子エリートは丹野夏波が優勝。中井、丹野ともに2018年の全日本BMX選手権のジュニアカテゴリーで優勝したライダーで、今季エリートに昇格して初の全日本タイトルを獲得。

男子エリート優勝の中井飛馬(先頭)

男子エリートは中井がリードを保って1位

予選から準決勝までを勝ち残った選手による決勝レース。スタートから飛び出したのは、2018年の全日本選手権で2位に入った池田大暉で、2018年王者の松下巽が続く展開。第1コーナーで仕掛けたのはイン側スタートの中井で、第2コーナー手前ま でにトップに立った。池田や松下らが第2コーナーで転倒する波乱もあり、中井がリードを保ってトップでフィニッシュし、 エリートとして初の全日本タイトルを獲得した。2位に深川匠、3位に古野哲也が入った。

男子エリート表彰式。左より深川匠(2位)、中井飛馬(優勝)、古野哲也(3位)
男子エリート優勝の中井飛馬

中井飛馬のコメント
スタートを失敗して出遅れたが状況を冷静に判断して、第1コーナーで内側からトップに立つことができた。エリート1年目で優勝することができてうれしい。この後もワールドカップが4戦控えている。引き続きトレーニングを続けていい結果 残していきたい。

女子エリート&ジュニアは丹野が完全優勝

エリートとジュニアの混走となったレースをすべてトップでフィニッシュした丹野夏波(先頭)
女子エリート表彰式。左より瀬古遥加(2位)、丹野夏波(優勝)、朝比奈綾香(3位)

丹野夏波のコメント
3本ともトップでゴールするという目標も達成できて、いいレース展開ができたと思う。初めてのエリートでのタイトルを獲得できてうれしい。

女子エリート優勝の丹野夏波

出場人数が規定に満たなかったため、エリートとジュニアの混走で3ヒートの合計順位で争われた女子のレース。すべてのヒートをトップでゴールしたのが、2018年のジュニア王者でアジア選手権も優勝の丹野。落ち着いたレース展開で酒井亜樹らジュニア勢の追撃を許さずエリートで初めての全日本タイトルを獲得した。表彰はエリートとジュニアで別に行われ、ジュニアのタイトルは酒井が獲得した。

男女エリートの優勝者には、副賞として Red Bull Pump Track World Final 2019 ラストチャンスクオリファイヤーへの出場権が与えられた。

男子エリート
優勝: 中井 飛馬 新潟県 / 新潟県 BMX 協会 日本体育大学
2位: 深川 匠 埼玉県 / 秩父 BMX 協会
3位: 古野 哲也 新潟県 / 新潟県 BMX 協会 team western river
4位: 長谷川 湧斗 茨城県 / 茨城県 BMX 協会 (株) 関彰商事
5位: 高山 一成 埼玉県 / 秩父 BMX 協会 モトクロスインターナショナル
6位: 吉井 康平 東京都 / 秩父 BMX 協会 フォスター電気株式会社
7位: 松下 巽 神奈川県 / 神奈川県 BMX 協会 全日空商事株式会社
8位: 池田 大暉 新潟県 /Rockstar Rift Tangent

女子エリート
優勝:丹野 夏波 神奈川県 / 神奈川県 BMX 協会 早稲田大学
2位: 瀬古 遥加 三重県 / 中部 BMX 協会 IRC TIRE
3位:朝比奈 綾香 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟

男子ジュニア
優勝: 増田 優一 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟 Formula International Factory
2位: 橋本 颯馬 茨城県 / 茨城県 BMX 協会
3位:中尾 海斗 佐賀県 / 九州 BMX 協会 佐賀学園高等学校

男子ジュニアは増田優一が優勝した(先頭)
男子ジュニア表彰式。左より橋本颯馬(2位)、増田優一(優勝)、中尾海斗(3位)

女子ジュニア
優勝:酒井 亜樹 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟 DEUX ROUES ELITE TEAM
2位:籔田 寿衣 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟 モトクロスインターナショナル SE レーシング
3位:早川 優衣 岡山県 / 岡山県 BMX 協会

女子ジュニア表彰式。左より籔田寿衣(2位)、酒井亜樹(優勝)、早川優衣(3位)

ペダルをこがない自転車レース「パンプトラック」の世界選手権代表が決定

ペダルをこがない自転車レース「パンプトラック」の世界選手権代表選手を選考する国内予選会、レッドブル・パンプトラック⽇本予選が8月5日、北海道の赤井川村で開催され、榊原爽(さや)や中井飛馬(あすま)ら男女各4選手が出場権を獲得した。

レッドブル・パンプトラック世界選手権の出場権を獲得した榊原爽 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

レッドブル・パンプトラック日本予選を制した中井飛馬 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

東日本で唯一の舗装路常設パンプトラック © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

女子の結果と世界選手権出場権を獲得した選手
1位 榊原 爽(サカキバラ サヤ、18歳、オーストラリア、プロBMXライダー)
2位 丹野 夏波(タンノ カナミ、18歳、神奈川県、学生)
3位 藪田 寿衣(ヤブタ ジュイ、16歳、大阪府、学生)
4位 中村 加奈子(ナカムラ カナコ、47歳、東京都、プロスノーボーダー)

男子の結果と世界選手権出場権を獲得した選手
1位 中井 飛馬(ナカイ アスマ、18歳、新潟県、プロBMXライダー)
2位 吉井 康平(ヨシイ コウヘイ、23歳、東京都、プロBMXライダー)
3位 増田 優一(マスダ ユウイチ、17歳、大阪府、学生)
4位 大霜 優馬(オオシモ ユウマ、16歳、神奈川県、プロBMXライダー)

初開催となる世界選手権は10月13日に米国アーカンソー州で行われる。

大会の動画 提供:北海道動新聞

北海道の赤井川で開催されたレッドブル・パンプトラック日本予選 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

MTBダウンヒラーの永田隼也も参戦 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

300人の観衆は初開催のパンプトラックに興味津々

レッドブル・パンプトラック日本予選で2位になったジュニアの丹野夏波

左から2位の吉井康平、優勝の中井、3位の増田優一、4位の大霜優馬© Suguru Saito / Red Bull Content Pool

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松下巽が全日本BMX選手権優勝。丹野夏波がジュニア女子を制す

第35回全日本BMX選手権が茨城県の国営ひたち海浜公園BMXトラックで開催され、男子エリート決勝で松下巽(全日空商事)が優勝した。池田大暉(Rockstar Rift Tangent)がスタートから抜け出して、松下が追う展開でレースが進み、最終ストレートのゴールライン手前で池田の前に出た松下が全日本BMX選手権初優勝を飾った。

男子エリート決勝。松下巽がゴール前で池田を逆転

松下巽のコメント
今日は所属先の同期社員や上司など、たくさんの方が観戦に来てくれたレースだった。そのなかで期待に応えることができてうれしい。最終ストレートで逆転したのはレースの途中で考えていた展開で、しっかり脚を温存して前に出ることができた。全日本選手権で優勝するのは、ジュニア時代なども含めて初めてだった。9月からオリンピックのためのポイント加算がはじまるので、それに向けて戦っていきたい。

男子エリート決勝。池田大暉を追う松下巽

男子エリート表彰式。中央が松下巽

男子ジュニアは中井飛馬(WESTERN RIVER)が2年連続のタイトルを獲得。女子はエリートとジュニアの混走となり、ジュニアの丹野夏波(神奈川・白鵬女子高)がトップでゴール。エリートとジュニアを別に表彰する規定により、女子エリートは瀬古遥加(IRC TIRE)、女子ジュニアの優勝が丹野となった。

男子ジュニア優勝の中井飛馬

男子ジュニア表彰式。中央が中井飛馬

女子エリート、ジュニア混走のレース。トップでゴールしたのは丹野夏波(#202)

女子ジュニア表彰式。中央が丹野夏波

大会結果
優勝 松下巽(神奈川県 / 全日空商事)
2位 池田大暉(新潟県 / Rockstar Rift Tangent)
3位 吉井康平(東京都 / フォスター電機)

女子エリート)
優勝 瀬古遥加(三重県JPN Mie / IRC TIRE)
2位 朝比奈綾香(大阪府)

男子ジュニア)
優勝 中井飛馬(新潟県 / WESTERN RIVER)
2位 増田優一(大阪府 / 大阪偕星学園高等学校)
3位 島田遼(広島県 / GAN TRIGGER AIC OSHU)

女子ジュニア)
優勝 丹野夏波(神奈川県 / 白鵬女子高等学校)
2位 永禮美瑠(愛知県 / KUWAHARA BIKE WORKS)
3位 早川優衣(岡山県)

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吉村樹希敢、畠山紗英ら日本勢は決勝進出ならず…BMX世界選手権

アゼルバイジャンのバクーで開催されている2018年UCI BMX世界選手権は大会4日目のチャンピオンシップカテゴリーのレースが悪天候でキャンセルとなり、6月9日にすべてのレースが行われた。日本チームは女子エリートの畠山紗英(はたけやまさえ=神奈川・日本体育大)、男子ジュニアの中井飛馬(なかいあすま=新潟県・日本体育大荏原高)、女子ジュニアの丹野夏波(たんのかなみ=神奈川・白鵬女子高)が、それぞれ転倒して決勝進出ならず。最終結果は畠山が15位、中井と丹野がそれぞれ16位だった。

BMX世界選手権女子ジュニアの丹野夏波(ゼッケン152)

BMX世界選手権女子エリートの畠山紗英(中央)

男子エリートの吉村樹希敢 (よしむらじゅきあ=大阪・Gan Trigger)は、予選を突破して1/8決勝に進出したが、準々決勝に駒を進めることはできずに37位でレースを終えた。

BMX世界選手権男子ジュニアの中井飛馬(ゼッケン239)

BMX世界選手権男子エリートの吉村樹希敢(右)

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