世界のサトミナがトラック世界選手権女子スプリントで3位

デンマーク・バレラップで開催されているUCIトラック世界選手権は大会3日目となる10月18日、女子スプリントが行われ、サトミナの愛称で知られる佐藤水菜が3位になった。梅川風子は前日の1回戦で敗退。

佐藤水菜が世界選手権女子スプリント3位 ©日本自転車競技連盟

女子スプリントでの3位は日本初の快挙

佐藤は1回戦、2回戦、準々決勝と勝ち上がり、この日は準決勝で英国のフィヌケーヌに2本を取られて3位決定戦に回った。同じ英国のケープウェルに対して佐藤は力の差を見せつけて2本選手。3位の表彰台に上った。

世界選手権女子スプリントに挑む佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟

佐藤はこれまで世界選手権の女子ケイリンで2位を2回獲得した実績があるが、女子スプリントでの3位は日本初。

世界選手権女子スプリントに挑む佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟
世界選手権女子スプリント3位で声援に応える佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟

サトミナが中距離種目に挑戦…全日本選手権で2位、3位

第93回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが、9月6日から9日まで静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催され、これまで短距離種目のエースだった佐藤水菜(TEAM RAKUTEN K DREAMS)が中距離種目にチャレンジ。

全日本選手権女子エリートエリミネーションで梶原悠未と競り合う佐藤水菜(左) ©日本自転車競技連盟

初日のエリミネーションでは梶原悠未(TEAM Yumi)と優勝を競り合って2位に。3日目のスクラッチでは垣田真穂(TEAM RAKUTEN K DREAMS/早稲田大)、内野艶和(TEAM RAKUTEN K DREAMS)に続いて3位になった。

佐藤は大会2日目の女子エリートスプリントにも出場し、優勝している。

佐藤水菜(左)が全日本選手権女子エリートスクラッチで3位に ©日本自転車競技連盟
全日本選手権女子エリートスプリント優勝の佐藤水菜(中央) ©日本自転車競技連盟

パリ五輪自転車競技トラック代表に男子7選手、女子6選手

第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)の自転車競技トラック種目日本代表選手が5月22日に日本自転車競技連盟から発表された。

パリ五輪トラック競技が行われるサンカンタン・アン・イブリーヌのベロドロームナシオナル ©Paris 2024
男子女子
今村 駿介池田 瑞紀
太田 海也内野 艶和
小原 佑太太田 りゆ
窪木 一茂垣田 真穂
長迫 吉拓梶原 悠未
中野 慎詞佐藤 水菜
橋本 英也
リザーブ(フランス同行)
松田 祥位梅川 風子
リザーブ(フランス同行なし)
山﨑 賢人

トラック中距離女子

内野艶和 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
垣田真穂 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
池田瑞紀 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
梶原悠未 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI

トラック短距離女子

佐藤水菜 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
太田りゆ ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI

トラック中距離男子

橋本英也 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
窪木一茂 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
今村駿介 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI

トラック短距離男子

小原佑太 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
中野慎詞 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
太田海也 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
長迫吉拓 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI

リザーブ(フランス同行)

梅川風子 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI
松田祥位 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI

リザーブ(フランス同行なし)

山崎賢人 ©公益財団法人日本自転車競技連盟/Shutaro MOCHIZUKI

佐藤水菜がトラックネイションズカップ女子ケイリンで優勝

佐藤水菜(楽天Kドリームス)が、オーストラリアのアデレードで開催されているトラックネイションズカップ第1戦の女子ケイリンで優勝した。大会は3日間の日程で、最終日となる2月4日に行われた。佐藤は前日の女子スプリントでも2位になった、

トラックネイションズカップ第1戦、女子競輪で優勝した佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟

日本からは梅川風子、太田りゆ、佐藤の3選手が参戦。1回戦は3選手とも突破できず、そろって敗者復活戦へ。1回戦敗者復活戦では梅川3位、太田3位でその時点で敗退。佐藤が1位になって2回戦に進出した。

トラックネイションズカップ第1戦、女子競輪で優勝した佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟

その2回戦で3位に滑り込んだ佐藤は、1-6位決定戦へ進出。決勝では残り1周で先頭に躍り出た佐藤がそのまま押し切って優勝した。

トラックネイションズカップ第1戦、女子ケイリン優勝の佐藤水菜、男子スプリント優勝の太田海也 ©日本自転車競技連盟

●大会公式ホームページ

佐藤水菜が世界女王を撃破してネーションズカップのスプリント2位

オーストラリアのアデレードで開催されているトラックネイションズカップ第1戦は、大会2日目の2月3日、佐藤水菜(楽天Kドリームス)が女子スプリントで2位になった。

トラックネイションズカップ第1戦、女子スプリントで佐藤水菜(左)が2位 ©日本自転車競技連盟

佐藤は準決勝でこの種目の世界チャンピオン、エルレス・アンドリュース(ニュージーランド)を破って決勝進出。決勝では2020年の世界チャンピオン、エマ・ヒンツェ(ドイツ)に対して1本目を先取。2本目を僅差で取られて、勝負の3本目に挑んだが、写真判定の接戦で敗北した。

トラックネイションズカップ第1戦 ©日本自転車競技連盟

女子スプリント1回戦では太田りゆ(ブリヂストンサイクリング)と梅川風子(楽天Kドリームス)の対戦となり、梅川が競り勝って2回戦へ。梅川は2回戦でヒンツェに敗れて敗退した。

トラックネイションズカップ第1戦、女子スプリントを戦う佐藤水菜(後方) ©日本自転車競技連盟
トラックネイションズカップ第1戦、女子スプリント1回戦で梅川風子が太田りゆを制した ©日本自転車競技連盟

男子ケイリンは中野慎詞2位、太田海也3位

男子ケイリンは中野慎詞(楽天Kドリームス)が2位、太田海也(楽天Kドリームス)が3位になった。優勝はマレーシアのアワン。

トラックネイションズカップ第1戦、男子ケイリンで中野慎詞が2位、太田海也3位 ©日本自転車競技連盟
トラックネイションズカップ第1戦、女子マディソンの池田瑞紀・垣田真穂ペア ©日本自転車競技連盟

女子マディソンに出場した池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)、垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)の日本は先頭と同一周回で健闘したが、全体の9位。

●大会公式ホームページ

佐藤水菜がスプリントとケイリンで2冠達成【アジア競技大会】

中国の杭州で開催されている第19回アジア競技大会は自転車競技のDAY-5となる9月29日、トラック女子スプリントが行われ、佐藤水菜(日本)が優勝した。女子ケイリンと合わせて2冠。太田りゆは3位。

2023アジア競技大会トラック女子スプリントで優勝した佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟

日本代表の佐藤は、準々決勝、準決勝と1本も落とすことなく決勝に駒を進め、その決勝もきっちりと2本先取して優勝、金メダルを獲得した。

2023アジア競技大会トラック女子スプリントの佐藤水菜(右) ©日本自転車競技連盟

同じく準々決勝に進出した太⽥は、その準々決勝を突破するしたものの準決勝で敗れて3-4位決定戦にまわり、最終的に3位の銅メダルを確保した。

佐藤水菜のコメント
「昨日の予選から、ジェイソンコーチと戦略的に戦って来たのがいい結果につながったと思います。中国の選手はとても強く、アジアの中でも一番警戒していました。その中国の選手に対して、しっかり自分の力を出して勝ち切ったことはすごく自信になりました。この大会を通して、自分の気持ちもすごく前向きになれて、自身の成長も感じられたので、とてもうれしいです」

2023アジア競技大会トラック女子スプリント優勝の佐藤水菜(左)と3位太田りゆ ©日本自転車競技連盟

太⽥りゆのコメント
「今大会は競技生活のなかでも本当に一番きつかったです。最後、勝ち切ることで今までよりも成長した自分になれると思って一生懸命走りました。きつい中でも踏ん張れたので、来年のオリンピックにつなげられるように頑張ります」

●アジア競技大会のホームページ(JOC)